マンスリーアーカイブ 6月, 2018

首が痛くならないアップライトに乗れるロードバイクの作り方とは?

ネットやメディアではロードバイクに乗ると首が痛くなる話をよく見る。その理由は乗車姿勢。前傾姿勢で長時間走るので首に負担がかかるからだ。首に違和感が出るのならまだ良いが、首が痛くなりまともに走れなくなる人もいるとのこと。レーサーなら鍛えて解決すると思うが、通勤・通学、休日のサイクリングがメインの一般ライダーからすると由々しき事態だ。今回はアップライトに乗れるロードバイクの作り方を紹介する。 フレーム(車体)から選んで首が痛くならないロードバイクを作る アップライトに乗れるロードバイクを作る場合、一番重要なのはフレーム(車体)。アップライトに乗れるロードバイクは、ハンドルの位置は高く、アップライトな乗車姿勢でも後輪に過大な荷重がかからないために、長いチェーンステーを採用し、前傾姿勢で乗るレース用ロードバイクとは様々な部分が異なっている。 🦁RIVENDELL ROADINI🦁クロモリのロードフレームって意外と無いんですよね。特にフェンダーやラックダボが充分にある現行品となるとピンとくるものがトンとない。そんな中で珍しくラインナップしてくれるのは、我らがカリフォルニアの大先輩、RIVENDELL。年配の方が昔慣れ親しんだこのスタイルを楽しむのも歓迎だけど、若い人にこそ、感性が豊かな人にこそ、こんな創造力を掻き立てられるバイクに乗って欲しいなーと思います。とても丈夫でとても汎用性が高くて決して色褪せないスタイルだから、本当に長く楽しめて、実に自分色に染まってくれる。増えるキズ跡も剥がれかけのお気に入りステッカーも全てがこのバイクの魅力になり、自分の愛着になる。10年以上は軽く乗って楽しんでほしいバイクです。 BLUE LUG bike shopさん(@bluelug)がシェアした投稿 - 2018年 3月月4日午後11時47分PST 海外モデルで挙げるとすればRivendell・Roadini。一般的なロードバイクよりも長いヘッドチューブやチェーンステーは、一般的なクロモリロードバイクとは違うスタイリングだ。荷台・泥除けが装着できるので通勤・通学やツーリングも行える。 出典:https://www.rivbike.com/products/roadini Rivendell Roadiniがランドナーやスポルティーフと呼ばれる古典的なツーリング用自転車と明確に違うのはハンドルの高さ。一般的なランドナーやスポルティーフは、ハンドルとサドルの位置が平行な自転車が殆どだが、Rivendell Roadiniは、サドル高よりもハンドル高を上げた状態にセッティングすることができる。このようなセッティングは競技用ロードバイクやランドナー・スポルティーフは想定していない。 Roadiniのようなクラシックデザインではなく現代的なモデルで選ぶなら、GIANT ANYROADやFELT VRなどのグラベルロード、GIANT DEFYといったエンデュランスロードを選ぶのが良い。通常の競技用ロードバイクよりもハンドルの位置が高いため、幾分か楽に乗れるはずだ。 Week #28 - 2547 miles down 703 to go (4099 / 1132 km.) New bike this week. No suspension and drop bars take a little getting used to, but I can now ride farther and keep...

量販店向け自転車と専門店向け自転車の大きな違いとは?

安売りスーパーに行くと、ペヨングソースやきそばというカップ焼きそばを見るだろう。ペヤングソースやきそばよりも安いのでコピー商品に見えるが、ペヤング・ペヨング両方とも製造元はまるか食品だ。ペヤングソースやきそばを製造するまるか食品が、低価格のペヨングを製造する狙いは、ペヤングソース焼きそばの安売りを防止して、ブランドイメージを落とさず、最終的にはペヤングの購入につなげていく戦略とのことだ。 売り切れ続出…ペヤングの「偽物風」ペヨング販売、密かな狙いは?「共食い」の危険も(Business Journal) 自転車の場合はどうなのか? 自転車には量販店向け自転車と専門店向け自転車の2種類がある。基本的に量販店向け自転車は価格を抑えるために、細部の部品の品質を落としている。有名なのがブリヂストン・アルベルトライトという量販店向け自転車。通常のアルベルトよりも部品の品質を落としており、多くの自転車店から批判されている。 https://www.cyclorider.com/archives/11934 量販店や安売り店のスポーツサイクルは、ルック車とも言われている。ルック車とはスポーツサイクル風のデザインを採用した1~2万円台の激安自転車だ。この手のルック車の問題は重い・進まない・直すのが大変なこと。舗装路しか走れないクロスバイクなのに重量13~15kg(オフロード走行できる6万円クラスのマウンテンバイクは13~14Kg)と重く、加速は5万円の折り畳み自転車にも負ける。直すにしても、価格を抑えるためにグリス(潤滑油)が少なかったり、変な部品を採用しているため、整備に時間がかかる。 https://www.cyclorider.com/archives/18451 https://www.cyclorider.com/archives/11270 専門店向け自転車を量販店に卸さない理由 電動アシスト自転車では、量販店にも卸しているブランドでも自転車専門店向けの特別仕様がある。パナソニックサイクルテックは、自転車専門店向け電動アシスト自転車「ビビPX」がある。これは、カタログに載っていない知る人ぞ知るお買い得モデルだ。 セオサイクルのブログ(2017年) スポーツサイクルの場合、本格的なモデルを製造するブランドの殆どは、自転車専門店にしか卸さない。これは技術面とブランド面の両方が考えられる。とある自転車ブランドは、量販店向けと専門店向けにラインナップを分けており、専門店向けのモデルはコストパフォーマンスが高いため、量販店向けでも専門店向けモデルを卸してほしいとの要望がある。しかし、専門店向けモデルを卸す場合はレース用自転車や部品を整備できる能力が必要で、さらに誓約書が必要だと語っていた。 ブランド面に関しては、安売り防止によるブランドイメージ向上が考えられる。近年、スポーツサイクルの世界では販売店を絞り、安売り防止を行ってブランドイメージを重視する動きがある。これは、自転車専門店向けの自転車の欠点とも言える部分で、身近な店舗で購入できなくなりつつある。      

スニークルロングシェアに最新型ロードバイクに乗れるテストライドプランが登場

定額制自転車レンタルで知られているスニークルロングシェアにテストライドプランが登場した。これは、最新バイクを1か月実際のシチュエーションで試すことができるプラン。7日間乗車すると乗り換えが可能となり、期間中最大4台まで試すことができるとのこと。価格は5,000円(税込)で、新車購入時に全国のワイズロードで使える5000円クーポンを貰える。 スニークルロングシェアは、2年契約で途中解約すると違約金が30,000円かかるため、筆者の評価は高くない(これが1年契約ならまた違う評価になる)が、5,000円で最新モデルを試乗できるのなら悪くない。1ヶ月5,000円なら、通常のスニークルロングシェアでもショートプランとして採用しても良い価格だ。 2018年6月時点はロードバイクのみのラインナップ。ブランドはピナレロ、コルナゴ、キャノンデール、ビアンキがある。取り扱い店舗は東京都目黒区にあるスニークル東京のみなのが残念だ。今後の展開に期待したい。 http://www.sneecle.me