マンスリーアーカイブ 6月, 2018

東京23区や京都で稼働中のシェアサイクル「PIPPA」について紹介

町中のあらゆるところに駐輪場を設置し、どこでも貸出や返却できるシェアサイクルは、新しい都市の移動手段として認知されつつある。ヨーロッパや中国で流行しており、日本でもドコモやメルカリなど参入している。今回紹介するシェアサイクルは、株式会社オーシャンブルースマートが展開するシェアサイクルサービス「PIPPA」だ。2018年1月にサービス開始したPIPPAはどのような特徴なのか紹介する。 PIPPAの稼働エリアや利用傾向について(2018年6月2日現在) PIPPAの稼働エリアは、東京都6区(板橋区・北区・豊島区・練馬区・中野区・新宿区)でスタートし、2018年6月1日に京都府京都市でも稼働開始した。また、2018年7月24日に宮崎県宮崎市で稼働予定。PIPPAのポートは4分歩くと見つかる密度に設定し、将来的には2~3分にまで縮めるようだ。主な使い方は1回30分以内の運用が多く、公共交通機関の乗り継ぎが不便な場所で使われるとのこと。 PIPPAに使われている自転車 PIPPAに使われている自転車は、シェアサイクルのために開発された専用の自転車。アルミ製フレームにLEDライト、ノーパンクタイヤを装備。鍵は3G+GPS付きスマートキーを採用。自転車は地域ごとに特色を出すことが売りで、宮崎県で展開予定のモデルは、クランク内にシリコンが内蔵されたアシストクランク「FREEPOWER」を採用した。 https://www.cyclorider.com/archives/21807 PIPPAの利用方法、料金について PIPPAを使う場合、事前にスマートフォン(Android 4.1以上、もしくはiOS8.0以上)にアプリをダウンロードし会員登録を行う必要がある。駐輪場を探しレンタルする自転車を見つけたら、PiPPAアプリを起動。スマートフォンでQRコードをスキャンしスマートキーを開錠して利用する。返却する場合は、最寄りのPiPPA専用駐輪ポートで、スマートキーを手動で施錠すれば自動的に精算される。精算時はスマートフォンの電源が入っていない場合でも返却可能。 料金は年会費1,000円。一時利用は30分/100円。月額プレミアム会員料金(1ヶ月1,500円・6ヶ月6,000円・12ヶ月10,000円)に入ると、30分以内の利用は無料になる。(30分超過の利用は30分/100円が必要)支払い方法はクレジットカード(VISA, マスターズカード, JCB,アメックス, ダイナーズクラブ)、モバイルSuica、ドコモケータイ払い、ソフトバンクまとめて支払い、ワイモバイルまとめて支払いが選べる。 PiPPA ピッパ | 自転車シェアサービス

通勤向け街乗り自転車 サイクルベース あさひ オフィスプレスシリーズまとめ

サイクルベースあさひのオフィスプレスは、通勤や街乗りをメインで使う人に向けた自転車だ。この自転車はカゴや泥除けがついた街乗り用自転車で、スポーツ自転車のイメージは欲しいが実用性も求めたい人に向いている。 出展:6/1(金)10時からクーポン利用で最大1200円OFFオフィスプレストレッキングBAA-J2 クロスバイク 通勤・通学にイチオシのクロスバイク オフィスプレスシリーズには、低価格で街乗り向けのオフィスプレストレッキングと軽量でスポーティなオフィスプレススポーツの2種類がある。(折りたたみ自転車のオフィスプレスモバブルは、2018年6月2日現在サイクルベースあさひネットショップに表示なし。)ここでは、オフィスプレストレッキングとオフィスプレススポーツを紹介する。 オフィスプレストレッキング:税込み29,980円 フレーム:スチール フロントフォーク:スチール 重量:20.0kg ブレーキ(前/後ろ):デュアルピボットキャリパーブレーキ/ローラーブレーキ ギア(前/後):42T/シマノ MF-TZ21 7S 14-28T タイヤ/ホイールサイズ:700×32C その他特記事項:カゴ・泥除け・スタンド・リング錠・LEDブロックダイナモライト(リモコンレバー仕様)を標準装備。後輪は13番の太いスポークを採用。現行モデルはBAA対応。 サイクルベースあさひの自転車の中でも街中でよく見る通勤自転車がオフィスプレス。スポーツサイクル風のダイアモンドフレームを採用しているが、スポーツサイクルではない街乗り用自転車として見るのが良い。スポーツサイクルのように軽快に走れる自転車が欲しいのなら、ウイークエンドバイクスやプレシジョンシリーズをえらぶのがいいだろう。 https://www.cyclorider.com/archives/21401 https://www.cyclorider.com/archives/22035 この自転車の利点は、スポーツサイクル風のデザインを持ちつつ、一般的な軽快車の使い勝手の良さを継承していること。ブリーフケースが入るワイドバスケット、LEDダイナモライト、服が汚れない前後泥除け、簡単に鍵をかけることができ盗難されにくい頑丈なリング錠を装備している。 ブレーキは前は一般車用のデュアルピボットキャリパーブレーキ。後ろはローラーブレーキを採用している。どちらもブレーキをかけた時のキーキーとした音鳴りがしにくい物として知られており、街乗り程度なら不満は無いと思う。フレームは鉄フレームを採用して重量は20kgとスポーツサイクルとして見てはいけない。 オフィスプレストレッキングは車体サイズが3種類ある。一般車では窮屈に感じる大柄なひとにとっては、サイズが豊富なのは有り難い。スポークも荷重がかかりやすい後輪に13番という太めのスポークを装着している。現行モデルはLEDダイナモライトにリモコンレバーが付き運転中にライトの点灯が可能になり、BAAにも対応した。 オフィスプレススポーツ:税込み44,980円 フレーム:アルミ フロントフォーク:スチール 重量:16.6kg ブレーキ(前/後ろ):Vブレーキ/Vブレーキ ギア(前/後):48-38-28T/シマノ MF-TZ21 7S 14-28T タイヤ/ホイールサイズ:700×35C その他特記事項:カゴ・泥除け・スタンド・リング錠・LEDオートライトを標準装備。 オフィスプレススポーツはオフィスプレストレッキングの上級モデルだが実際に比較すると全てが違う自転車。オフィスプレストレッキングがスポーツ自転車風の一般車なのに対し、オフィスプレススポーツはスポーツサイクルに通勤用装備を付けた自転車で、より軽快に走る通勤自転車が欲しい人に向いている。 フレーム素材は軽量なアルミ素材を採用し、車体重量は16キロ台と一気に軽量化。ギアも前3段・後ろ7段と増えて軽快に走ることができるだろう。オフィスプレスで標準装備のカゴ、リング錠、ライトもあり、ライトについては暗くなると自動で点灯するオートライトが標準装備。車体サイズは1種類しかないのが欠点だ。