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コーダブルーム、820gのフレーム重量を達成したロードバイクフレーム STRAUSS PRO RACE2登場

埼玉県越谷市に本社を置く自転車メーカー、ホダカ株式会社のスポーツバイクブランド「KhodaaBloom (コーダーブルーム)」は、新フラッグシップモデル「STRAUSS PRO RACE2(ストラウス プロ レース 2)」を発表し、2023年7月7日から販売を開始した。

新たに発表されたSTRAUSS PRO RACE2は、特に「峠」や「山」を重視したレーシングバイクとして開発され、軽量性を追求している。前フラッグシップモデル「STRAUSS PRO DISC」で追求された「高次元のバランス」を継承しながらも、フレーム重量を250g削減し、KhodaaBloom のディスクブレーキモデル史上最軽量となるフレーム重量 820gを実現した。

STRAUSS PRO RACE2は、剛性と快適性を両立したのを売りにしており、ニュートラルな乗り心地を実現し、力強いペダリングが可能であり、ライダーの入力に素早く反応すると共に、レースやヒルクライムの終盤でも快適性を保つとのこと。

この新モデルは、空力を追求したコクピット周辺のデザインや、所有欲を満たすパール塗装とホログラムロゴ、UCI認証デカールを備える。また、左右非対称のボトムブラケットとチェーンステーを採用しており、ライダーの力を効率よく受け止め、推進力に変えることを可能にしている。また、成型に必要な樹脂が少量で済むEPS製法を採用し、「軽量かつ高剛性」を実現している。

フレームサイズは日本人の体型を考慮し、4種類のサイズを展開。また、全国のディーラーでフレームセットの販売を行い、KhodaaBloom直営店では主要パーツを一体化したキット形式での販売も実施する。

STRAUSS PRO RACE2フレームセットの希望小売価格は385,000円(税込)。サイズは450(155~165cm)/ 470(160~170cm) / 490(165~175cm) / 520(170~180cm)の4種類を揃えている。

さらに、KhodaaBloom直営店限定で「STRAUSS PRO RACE2 BikeKit」も販売される。これはフレームセットに加えて主要部品を含んだキットで、購入者が部品選定を気にすることなく、スピーディに組み立てて短納期で完成車を手に入れることが可能となる。価格は、R9200 With R9270 C50ホイールが990,000円、R8100 with R8170 C50ホイールが770,000円など、組み合わせにより異なる。

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話題の後付電動アシスト自転車「SmaChari」搭載車に試乗! 特徴などを解説

ホンダが2023年3月に発表した既製の自転車を電動化・コネクテッド化するシステム「Smachari」。今回、「SmaChari」を搭載した電動アシスト自転車「KhodaaBloom RAIL ACTIVE-e」に試乗することができた。

「SmaChari」は、高校生の通学課題の解決と、移動の喜びを提供することを目指し、Hondaの新事業創出プログラム「IGNITION」より考案され、構想から4年をかけて開発された。

RAIL ACTIVE-eは、KhodaaBloomのクロスバイク「RAIL ACTIVE」を基にした電動アシスト自転車。車体はRAIL700と同じで、耐久性と極限までの薄さを備えたトリプルパテッド加工の超軽量アルミフレームを採用している。これにより、車体重量は電動アシストシステムを搭載しながらも15キロと、20万円台のEバイクでは軽量となっている。スポーツサイクル専門店「ワイズロード」が販売を予定しており、2023年10月に発売する予定だ。

Smachariのモーターは既存品だが、それぞれ4段階で出力とレスポンスを調整することができるのに加えて、乗り手のペダリング状況や走行状況に応じて自然なアシスト感が得られるようAiモードを搭載するなど、Honda独自の機能を搭載やチューニングを行っている。

今回の試乗コースは、晴海大橋を渡る短いコースを往復するが、緩やかな上り坂が特徴。試乗コースは短かったため、バッテリーの消費などはわからなかった。

アシストの音に関しては、ほぼ無音。恐らく元のモーター自体が街乗り向けのモーターなので、ギアの素材がプラスチック系を採用しているのもあるだろう。電動アシスト自転車のモーターの歯車にプラスチック系素材を使うのは、コストや静音化を実現するためで、街乗り向けのモーターなら特に問題はない。

今回試乗したコースは上り坂がメインとなっている。アシストは4段階で出力とレスポンスを調整することが可能だが、今回は出力、レスポンス両方共に最大で試乗した。

アシストの感覚としては、Smachariモーターのチューニングは、高回転でパワーが出る本格的Eバイク用モーターと、低回転で強力なトルクが出る国産電動アシスト自転車用モーターの中間から、ややEバイク寄りといった感じだ。

ボッシュ アクティブラインプラス、シマノ STEPS E5080、ヤマハ PW-TE・PW-SEなど、本格的なEバイク用モーターと比較すると、坂道で普通に漕いでいる状態でさらに高回転、高トルクで漕ぐと、アシストが少し物足りなく感じる。これはパワーが無いというよりは、意図的に制御したという感覚に近い。逆に、坂道で普通に漕いでいたほうが、いい塩梅にアシスト力が出る特性で、坂道ではそのように走行したほうが楽しいと感じた。元々、Smachariモーターのコンセプトが本格的なサイクリングを楽しむのよりは、自転車通学など街乗り向けで初心者を重視しているのもあるだろう。

逆に国産電動アシスト自転車用モーターと比較すると、SmachariモーターのほうがEバイク特有のスポーティなアシスト感が出ている。国産電動アシスト自転車用モーターは発進時のトルクが強大で楽に走行するのは良いが、Eバイクのように高回転でスポーティに漕ぐのは不向き。国産電動アシスト自転車用モーターを搭載したスポーツ風電動アシスト自転車とSmachariモーターなら、SmachariモーターのほうがEバイク感を感じる。

平地のアシスト感に関しては、長時間走行したわけではないため不明だが、RAIL ACTIVE-eの車体重量が15キロと軽く、モーターのチューニングも良くできているのか、20万円台のEバイクなら、平地のアシスト感は一番伸びると感じた。

Smachariの特徴とも言えるコネクテッド機能は、ホンダ車のカーナビゲーションシステムなどから収集した交通データを参考に、自動車の急ブレーキが多い場所に近づくとアラート音が鳴る機能や、走行データ管理や位置情報の共有などを搭載している。20万円台の電動アシスト自転車やEバイクで、このようなコネクテッド機能が搭載されているのはSmachariモーターぐらいだろう。

RAIL ACTIVE-eは後付モーターを使用した量産Eバイクという珍しい車種だ。後付けモーターは通常のEバイク専用モーターと比較すると限界があるが、RAIL ACTIVE-eは、モーターやバッテリーは、信頼と実績があるものをベースとして使うだけでなく、街乗りやポタリングを中心とした構成やスマートフォンを使用したコネクテッド機能を見ると、上手く勘所を抑えているだろう。

RAIL ACTIVE-eは予定価格220,000円(税込)で、発売日は2023年10月下旬を予定。受注開始は2023年7月21日で、全国のワイズロード24店舗で試乗も開始される。

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電動キックボードは坂道を上れない!? 急坂が上れない理由を考える

特定小型原付の登場により、様々な所で注目されている電動キックボード。ここ最近SNS上で注目されているのは上り坂を上ることができない車種がある事だろう。電動キックボードは坂道に弱いという噂が出ているが、なぜ、このようなことが起こったのだろうか。

一定の法律を守れば免許無しで運転できる特定小型原動機付き自転車の出力は法律で規定されており、最大定格出力が600Wと定められている。ただし、定格出力というのは安定して出力し続けることができるという値で、実際には瞬間的には定格出力以上の出力を出しても問題ない。例えば、原付ミニカーの「コムス」は、定格出力600Wだが最大出力は4000Wとなっており、実際には定格出力以上の出力を出すことができる。

しかし、電動キックボードのモーターは、最大出力も期待できないだろう。それはインホイールモーターの特性が絡んでいる。

モーターは基本的に大きければ大きいほど、モーターの出力やトルクが大きくすることができる。これは、モーター内部に歯車を複数搭載することで高パワーや高トルクを実現することができるため。しかし、インホイールモーターの場合は、モーターサイズの制約が大きいため高パワーや高トルクを出すことができない。

インホイールモーターを搭載した市販電動モビリティは、舗装路や街乗り向け電動アシスト自転車や、低価格の街乗り向け電動スクーターといった高出力や高トルクを必要としない用途の車種に搭載されている。

BESV JF1(リアインホイールモーター)

電動アシスト自転車やEバイクは、小型のインホイールモーターを搭載している。これは「Eバイク事始め」でも書いたが、電動アシスト自転車やEバイクのモーターというのはあくまでも補助で、人間の脚力とモーターパワーを合わせて走行するため、出力やトルクが少ない小型モーターでも問題ない。さらに多くの電動アシスト自転車やEバイクは変速機を搭載しているため、坂道など大出力や大トルクを発揮する場面では、軽いギアに入れることで失速することもなく走行することができる。

一方で、電動キックボードの場合は、電動アシスト自転車やEバイクよりも更に小型のインホイールモーターを搭載し、基本的に人力による補助なしの自走で移動する。また、殆どの電動キックボードは、ギアが搭載されていないため、坂道でも平地と同じギア比で走行することとなる。

電動キックボードは新しいモビリティとして注目されているが、現時点では車体の使用方法や特性などに限界があるため、坂道が多い場所で快適に使うことは厳しいだろう。

文:松本健多朗

ライトバックパッカー向けアウトドアブランド「ZEROGRAM」 バックパックとサコッシュを発売

ZEROGRAM(ゼログラム)株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役社長 スコットキム)は、新ギア「YAKIシリーズ」は、登山から日常生活まで様々なシーンで利用可能なバックパックとサコッシュを発表した。

新ギア「YAKIシリーズ」は、強度・耐摩耗性・撥水性を兼ね備えたSpectra Codura Nylon素材を使用したバックシリーズ。シリーズには、「YAKI Backpack 20L」という軽登山からタウンユースまで幅広く使えるロールトップ型バックパックと、「YAKI Sacoche」という口形状が広い巾着型サコッシュが含まれている。

「YAKI Backpack 20L」は、止水ジッパーと取り外し可能なレインカバー付きで悪天候でも安心して使用でき、ハーネス形状のショルダーベルトで荷物が多い時や走る時も安定して利用できる。また、止水ダブルジッパーにより、ロールトップは開閉しやすく、最大限まで荷物をパッキングできる。さらに、サイドにある大きな止水ジッパーは、ワンショルダーの状態でも開け閉めしやすく、外側には5カ所のストレッチ性のメッシュポケットがあり、様々な物を柔軟に取り付け可能だ。

一方、「YAKI Sacoche」は、ボルダリングのチョークバックをイメージした巾着型で、手が入れやすい形状になっている。さらに、本体、前後の大きなポケットとの3室構造で、整理して物を収めることが可能だ。

「YAKI Backpack 20L」は、販売予定価格が2万3,100円(税込)で、重量は683g(レインカバー49gを除く)、容量は20~25L、サイズは52x26x20cmで、色はGRAYとTANが予定されている。「YAKI Sacoche」の販売予定価格は7,370円(税込)、重量は114g、容量は1.5L、サイズは21x16x4.5cmで、こちらもGRAYとTANの2色が用意されている。

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自転車パーツブランド「GORIX」 Amazonプライムデーで「最大49%OFF」のセールを開催

大阪市東淀川区に拠点を置く自転車パーツの開発・製造・販売を行うGORIX株式会社は、自転車パーツブランド「GORIX」のAmazonストアにて、2023年7月9日0時0分から7月12日23時59分までの期間、「最大49%OFF」となる大セールを開催することを発表した。

この4日間限定の大セールでは、サドル、スタンド、グリップなど、GORIXブランドの人気自転車用品やスポーツ用品が年に一度の特別価格で提供される。対象商品は700点以上に及び、その中から特に人気の高い商品が公開された。

人気商品の一つ「GORIX 自転車サドル GX-C19」をはじめ、多機能な「GORIX 縦置き/横置きスタンド GX-013D」、「GORIX 自転車サドル A6-1」、「GORIX 自転車グリップ GX-D2」、「GORIX 自転車スタンド KW-30」、「GORIX 自転車バーテープ GX-097BD」などがセールの対象となる。

このセールはAmazonプライムデーに合わせて開催され、先行セール期間を含む。先行セール期間は7月9日0:00から7月10日23:59まで、そしてAmazonプライムデーは7月11日0:00から7月12日23:59までとなっている。

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商船三井フェリー 自転車の運賃を無料にするなどの期間限定キャンペーンを実施

商船三井フェリー株式会社は、8月から9月の行楽シーズンに向けて、大洗から苫小牧までの旅客運賃を割引し、自転車の運賃も無料とする3つのキャンペーンを展開します。

商船三井フェリー株式会社は、大型旅客フェリーと内航RORO船を合わせて計9隻運航し、首都圏と北海道・九州を結ぶ航路網を展開しています。商船三井フェリーは商船三井グループの一部であり、旅客フェリーでは首都圏と北海道を結ぶ唯一のフェリー航路として、気軽に楽しめる船旅を提供しています。また、2023年10月には株式会社フェリーさんふらわあと合併し、「株式会社商船三井さんふらわあ」として営業を開始する予定です。

これらのキャンペーンは、「インターネット予約限定 さんふらわあWEB秋割」「インターネット予約限定 深夜便バイクライダー割」「インターネット予約限定 ハッピーサイクリストキャンペーン」という3種類です。いずれのキャンペーンも、インターネット予約サイトからの申し込みが割引の対象となります。キャンペーン期間は2023年8月21日から2023年9月30日までとなっています。

「インターネット予約限定 さんふらわあWEB秋割」では、旅客運賃が10%割引されます。また、乗用自動車の運賃も5%割引されますが、適用されるのはA期間とB期間のみです。ただし、小児旅客運賃や船室貸切料などは割引の対象外であり、他の割引との重複適用はできません(ただし、「インターネット予約限定 ハッピーサイクリストキャンペーン」と「満喫ひとり船旅シングルキャンペーン」は重複適用が可能です)。予約はウェブ予約のみで行うことができます。

「インターネット予約限定 深夜便バイクライダー割」では、バイク(トライクやサイドカーを含む)1台につき1名の旅客運賃(深夜便カジュアルルーム)が15%割引されます。ただし、小児旅客運賃や特殊手荷物(バイクや自転車)は割引の対象外であり、他の割引との重複適用はできません。予約はウェブ予約のみで行うことができます。

「インターネット予約限定 ハッピーサイクリストキャンペーン」では、旅客1名につき自転車1台が無料となります。ただし、受託手荷物としての自転車(輪行袋に入るものなど)は適用対象外です。他の割引との重複適用は可能です。予約はウェブ予約のみで行うことができます。

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ホンダの「SmaChari」システムを搭載した 電動アシスト自転車「RAIL ACTIVE-e」  7月21日に予約受付と試乗を開始

株式会社ワイ・インターナショナルは、後付け電動アシストユニットとスマートフォンアプリを使用して、既製の自転車を電動化およびコネクテッド化する最初のシステム「SmaChari®」を採用した電動アシスト自転車「RAIL ACTIVE-e」の予約受け付けを7月21日(金)から始めると発表しました。また、同日からは全国24のワイズロード店舗で試乗も開始する予定です。

RAIL ACTIVE-eは、Hondaとのパートナーシップを通じて開発された最初の「SmaChari」搭載自転車で、高校生の通学の課題を解決し、移動の喜びを提供する目的でHondaの新事業創出プログラム「IGNITION」から生まれました。

「RAIL ACTIVE-e」は、日本のスポーツバイクブランド「KhodaaBloom」が企画開発したクロスバイク「RAIL 700」をベースとして採用。車体は耐久性を保ちつつ、極限まで厚みを抑えたトリプルパテッド加工を施した超軽量アルミフレームを採用し、電動アシストシステムを搭載しながらも車体重量は15キロを実現しました。

アシストユニットは、4段階でアシスト出力とアシストレスポンスの調整が可能で、乗り手の好みに合わせたセッティングが可能。また、AIモードを搭載しており、乗り手のペダリング状態や走行状況に応じて自然なアシスト感が得られるとともに、予期せぬ急発進を抑制する出力制御が施されています。

他にも、電動アシストシステムの状態を常にモニターし、故障やエラーを自動検知しユーザーに通知するため、適切な整備を促す機能を持つのに加え、電動アシスト機能の利用にはスマートフォンが必要となり、盗難防止にも役立ちます。

RAIL ACTIVE-eは予定価格220,000円(税込)で、発売日は2023年10月下旬を予定。受注開始は2023年7月21日で、全国のワイズロード24店舗で試乗も開始されます。

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アルティ ハイエース用ベッドキットがリニューアル

自動車用室内キャリアシステムを製造・販売する株式会社アルティは、トヨタ ハイエース向けのベッドキットを2023年7月10日に発売すると発表した。

アルティは、室内キャリアシステム「アルティキャリア」の製造を主力としており、その中でも「フリップベッド」が特に評価されている。アルミ製フレームを採用したこの商品は、マット部分の収納問題を解消するだけでなく、木製ベースのベッドキットには実現不可能なレイアウトを提供している。

新商品のコンセプトは「拡張性<汎用性」で、ベースフレームをシンプルにすることで、マットの収納以外にもキャンプ用品や工具箱、ポータブル電源などの収納スペースを確保することに成功した。さらに、従来のフリップ機構を引き続き採用し、ワンタッチでマットを収納することが可能。その結果、耐荷重は200kgと高い。

この新型ベッドキットは、重量を従来の15kgから9kgへと大幅に軽減し、組み立て時間も約半分の1.5時間へと短縮された。また、マットカラーとパイピング加工部分はそれぞれ20色から選べるカラーオーダーシステムを採用している。

アルティは今後、200系ハイエースS-GL標準ボディ用のベッドキットの他、ワイドボディ用、DX用も近日中に発売を目指して開発を進めるとのこと。新商品は全面タイプ2種類とシングルタイプ1種類をラインナップし、販売価格は170,000円からとなっている。

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NAVITIME フェリーの時刻表を考慮した「カーフェリールート」を提供開始

ナビタイムジャパンは2023年7月4日から、フェリーの時刻表を考慮した「カーフェリールート」の提供を開始すると発表した。新たなサービスは、Web版の旅行プランニング&予約「NAVITIME Travel」と貸切バス対応の行程表作成Webサービス「行程表クラウド」で利用できる。

「カーフェリールート」は、車とフェリーの移動を組み合わせ、フェリーの時刻表を考慮した経路を提案する機能だ。フェリーの時刻表に合わせた出発/到着時間の検索が可能となる。さらに、フェリーを利用せず車のみで移動する方が便利な場合や、フェリーが運行していない日・時間帯は、車のみのルートを提示する。

「行程表クラウド」の「行程表作成機能」では、フェリーを利用したい区間を選択できるようになる。既存機能の「大型バスルート」では、離島などの検索時にフェリーを使用したルートが提示されていたが、時刻表を考慮することはできなかった。今後は、利用可能なフェリーがある場合、時刻表を考慮した経路が表示されるようになる。

「NAVITIME Travel」の「プランニング機能」でも同様に、フェリーを利用したい区間を選択できるようになり、時刻表を考慮した経路が表示される。

これまでのフェリーを使用したルート検索では、「車+フェリー」の場合、時刻表を考慮せずにルートを表示していたため、その時間にフェリーに乗れる保証はなかった。ユーザーからは、「車をフェリーに積んで離島に向かうルートを検索したい」という要望が多く寄せられていた。

ナビタイムジャパンは、車ルートで使っている航路情報のフェリー部分から最適な航路と港を特定し、特定した港の時刻表を考慮する対応を行った。これにより、「車+フェリー」のルート検索が可能となり、車の経路と公共交通の経路を提供しているナビタイムジャパンならではの技術により、2つの移動手段を組み合わせて最適な経路を提案できる。

今回の対応により、貸切バス事業者や旅行会社の担当者はフェリーを利用したルート検索が「行程表クラウド」一つで簡単に可能になり、個人利用者は「NAVITIME Travel」にて車旅のプランを作成する際にフェリーを利用する新たなルートにリーチすることが可能となる。

ナビタイムジャパンは、2022年12月15日に全国のフェリーデータに100%対応し、フェリーの利用促進や離島等の地域活性化に貢献してきた。今後も、航路の拡大や料金情報など、フェリーに関する情報拡充に努めることで、移動の選択肢を充実させ、快適な移動をサポートするとしている。

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キャノンデール夏のプレゼントキャンペーンを開始  ニューエラとのコラボアイテムなど非売品グッズが当たる

キャノンデール・ジャパン株式会社は7月1日、5万円以上のバイクを手にする消費者を対象にしたプレゼントキャンペーンを立ち上げました。

キャンペーンの一環として、非売品のキャノンデールグッズが提供されます。ニューエラとのコラボによるサイクリングキャップや、キャノンデールのロゴが入ったTシャツなど、これらのアイテムはサイクリングを始める予定の人から、すでにバイクを持っていて二台目を検討している経験者まで、広範な消費者に対する魅力的なプレゼントとなっています。

このキャンペーンは2023年7月1日から7月16日までの間に開催されます。賞品の数は、ニューエラ製のサイクリングキャップが10個、キャノンデールロゴのTシャツが10枚となっており、これらの賞品は合計20名の当選者に贈られます。

応募方法は、購入証明(レシート等)、必要事項、希望するアイテムを記入し、オンラインフォームに登録するという手順を踏む必要があります。また、応募の条件として、キャンペーン期間中に50,000円(税込)以上のバイクを購入したことが確認できる証明が必要です。

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Jackery(ジャクリ)、ポータブル電源とソーラーパネルが最大40%OFFのAmazonプライムデーセールを発表


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ポータブル電源とソーラーパネルで有名なJackeryの日本法人、株式会社Jackery Japanは、今年の「Amazonプライムデー」において、人気のポータブル電源とソーラーパネルを最大40%オフで提供する特別割引セールを開催する予定です。

Amazonのプライムデーは、一年に一度の大規模なセールイベントで、数百万点以上の商品を特別価格で提供します。今回のプライムデーでは、日用品から高級商品まで幅広く取り揃えられています。

このセールは2023年7月11日0時から12日23時59分までの48時間行われます。また、その前後にも先行セールやポイントアップセールなどを行う予定です。

さらに、Jackery Japanは公式Twitterアカウントを通じて、今年6月にリリースした新製品のPlusシリーズをプレゼントするキャンペーンも同時に行います。参加方法はJackery JapanのTwitterアカウントをフォローし、キャンペーン投稿をリツイートするだけで、7月1日から16日まで応募できます。

今回のセールでは、新製品「Jackery ポータブル電源 1000 Plus」がTwitterキャンペーンでプレゼントされます。また、「Jackery ポータブル電源 708」は35%オフ、「Jackery ポータブル電源 1000 Pro」は30%オフ、「Jackery Solar Generator 708」は35%オフ、「Jackery Solar Generator 1000」は最大40%オフと、大幅な値引きが適用されます。これらの製品はすべてJackery公式Amazon店で販売されます。

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NESTOのクロスバイク「VACANZE 2」に、ピクセルアートをテーマにした特別仕様車を発売

自転車メーカーであるホダカ株式会社は、スポーツバイクブランド「NESTO(ネスト)」のクロスバイクシリーズ「VACANZE(バカンゼ)」の一部、「VACANZE 2」に特別デザインを施したデザイナーズエディションを発売します。

「NESTO」は、「NEXT STANDARD」をコンセプトに、日常生活を豊かにするスポーツバイクブランドです。競技用スポーツバイクを起点として、競技のエッセンスを受け継ぐ「プレミアムモデル」と、フィットネスや街乗りに焦点を当てた「スタンダードモデル」を展開しています。

この度特別デザインを発売する「VACANZE 2」は、「VACANZE」シリーズの中で、サイクリングなどのアクティビティに対応しながらも街乗りに特化したモデルです。上位モデルと共通のフレームを使用し、フロントシングルギアを採用することで軽量化を達成しています。

今回のデザイナーズエディションでは、「ピクセルアート」をテーマに車体デザインを一新しました。「ピクセルアート」は日本では「ドット絵」とも称され、ピクセルで描かれた絵を指します。古くはテレビゲームで使用され、今日では若者の間で「レトロな魅力」が再評価され、人気を博しています。このモデルは昭和や平成を懐かしむ現代に向けて送るスペシャルデザインとなっています。

このデザイナーズエディションは200台限定での提供となります。購入はNESTOのディーラーを通じて行えます。「VACANZE2 デザイナーズエディション ピクセルアート」の価格は税込みで5万9,950円です。

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NESTO – ネスト (nestobikes.com)

Ca Go CS 積載力と機敏さを兼ね備えたドイツの都市型カーゴEバイク

欧州では、荷物をたくさん積むことができるカーゴバイクが注目されています。カーゴバイクと言えば、たくさんの荷物を積むのができる大型モデルが主流でしたが、最近では一般ユーザーでも扱いやすいコンパクトなモデルが登場しています。その中でもピックアップするのがCa Go CSです。

Ca Goは、代替的で排出ガスのないマイクロモビリティのビジョンを実現するために2018年に設立された企業。現在の製品ラインアップには、E-カーゴバイクのFS200 Life、FS200 Vario、CSの3つのモデルがあり、全てがドイツのコブレンツにある同社の拠点で開発・製造されています。

CSにはTriple Load Space(3つの荷物スペース)コンセプトという特徴があり、最大許容総重量180kgのうち75kgを、重心を最適化して簡単に積載できます。フロントラックには18kg、センターラックには30kg、リアラックには27kgを配置することができます。全3つの積載エリアは、荷物を安全に固定するための多彩な固定オプションを提供します。また、フロントラックとリアラックには、さまざまなパニアシステムを簡単に取り付けるためのMIKインターフェースも備えています。従来のカーゴバイクは一つの大きな荷室スペースを使用する方式が多くみられますが、Ca Go CSは、複数の細かなスペースを用意しており、多種多様な荷物の積載に対応しています。

Ca Go CSの中心にあるセンターラックは、日常生活に最適化されており、寸法は400x330mmです。これにより、ユーロボックスや飲み物のケースなどの一般的な荷物ををたっぷりと収納できるスペースを提供します。それに加えてホイール間の低い重心に、自転車のラックへのアクセスを容易にし、カートのような感覚で安定したが機敏な操作を可能にします。

Ca Go CSの二重ケーブルステアリングは直感的な制御を提供し、小回りがきくため容易に操作ができ、高速でも良好なコーナリングが可能です。安全性を考慮して初めから選択された二重ケーブルステアリングシステムは、耐摩耗性があり、メンテナンスも少なくて済むと謳っています。また、アルミニウム製のフレームも安全性に寄与しており、補強されたシートチューブサポート、形状と大容量のチューブプロファイル、組み込み式のキックスタンドマウントなどを採用しています。

Ca Go CSの車体サイズは、長さ2.04m、幅480mmと、カーゴバイクで主流のロングジョンモデルよりもずっとコンパクトです。また、シート角度と個々に調整可能なステムを備えたエルゴノミックな可変ジオメトリにより、身長1.65mから2.00mのほぼ全ての人々に乗ってもらうことが可能だと謳っています。

Ca Go CSは標準でBosch Cargo Line Smart Systemを搭載しています。これは、Drive Unit、PowerPack 545 Whバッテリー、LEDリモコン、そしてeBike Flowアプリから成り立っています時速25キロを超えると、モーターとトランスミッションが切り離されるため、ペダル抵抗は最小限で、モーターアシストなしでもスムーズな走行が可能です。また、Ca GoはPowerPack 545Whバッテリーを、ボタン一つで容易に取り外して再充電できるように組み込んでいます。バッテリー充電インジケーターは、いつでも簡単に読み取れるように常に視界に入るように配置されています。Bosch PowerPack 725 Whバッテリー、Bosch Kiox 300ディスプレイ、Boschスマートフォングリップ、Bosch Connectモジュールなどのオプションもリクエストに応じて利用可能です。

Ca Go CSは、それぞれがライダーに適したギアを備えた3つの異なるバージョンを用意。

CS100はMicroshift 9速ディレイラーを備えています。これは、スポーティな乗り心地と低重量、高効率、高性能を重視する人に適しています。利用可能な色はアクティブミントブルーとブラックグレーです。希望小売価格は5,590(日本円で約88万円)ユーロです。

CS150は手動のEnvioloギアとCVPトレッキングハブ、チェーンドライブを装備しています。これは、本質に焦点を当て、連続可変ギアの簡便さと快適さを重視する人に適しています。利用可能な色はアクティブミントブルーとブラックグレーです。希望小売価格は5,990ユーロ(日本円で約94万3,000円)です。

CS200は手動のEnvioloシフト、CVハブ、Gatesベルトを特徴とします。さらに、Ca GoカスタムリアラックにMIK-HDインターフェース、ABUS Amparo XLロック、Bosch Kiox 300ディスプレイが付属しています。これは、最大の快適さと耐久性、静かでクリーンなシフトを求める人に最適です。利用可能な色はブラックグレーとシルクグレーです。希望小売価格は6,490ユーロ(約102万円)です。

Ca Go CSシリーズの日本での展開は不明です。

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E-Lastenrad für dein wertvollstes Cargo | Ca Go Bike

3輪立ち乗りモビリティで有名なストリーモが、特定小型原動機付自転車モデル「ストリーモS01JT」を発表

株式会社ストリーモは、立乗り三輪モビリティの新モデル「ストリーモS01JT」を2023年6月28日に発表しました。7月初旬から同社のホームページにて、一般消費者向けの2次抽選販売(価格は300,000円から)の申し込みが開始されます。

新たに発表された「ストリーモS01JT」は特定小型原動機付自転車で、令和4年の国土交通省告示第1294号により通知された性能等確認制度において、2023年6月6日に「適合」の認定を受けました。

ストリーモの大きな特徴は、歩行から自転車のスピードまで、自分のペースで移動できる点です。また、停止時でも自立が可能で、極低速から快適な速度まで安定した走行を実現します。さらに特定小型原動機付自転車の適合を得た上で、特例特定小型原動機付自転車として許可された歩道での走行が可能となるため、幅広い年齢層の人々が安心して利用できます。

ストリーモS01JTの製品特徴には、独自の「バランスアシストシステム」(特許取得済み)があり、これにより停止時でも自立が可能で、極低速から快適な速度までの安定した走行を可能にします。荷物を20kgまで乗せた場合でもバランスを保持して走行できます。また、石畳や轍、傾斜でも進路や姿勢が乱されにくく、走行時に容易にバランスを取ることができます。さらに、低速でもふらつきにくく、足をつくことなく停止できるため、車道の走行速度だけでなく、歩行速度での移動でも歩行者・他の車両とも安心して走行できます。

特定小型原動機付自転車モデルのストリーモS01JTと、原動機付自転車タイプのストリーモS01JGは、7月初旬より合計300台を対象に、国内一般消費者様向けの2次抽選予約を受付します。製品は2023年9月以降に順次販売する予定です。

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トレック カスタムオーダーバイクの購入者を対象に、アクセサリーを5万円分割引する「Project Oneキャンペーン」開催

トレック・ジャパン株式会社は6月30日、カスタムオーダーバイクの購入者を対象に、アクセサリーやパーツを5万円分割引にする「Project Oneキャンペーン」を発表。全国のトレック取扱店で2023年8月6日まで開催します。

Project Oneというのは、トレックのロードバイクからお気に入りのモデル、カラー、パーツを選び、世界に一台しかないカスタムバイクを作成できるプログラムです。キャンペーン期間中にProject Oneを通じてバイクを購入すると、ヘルメット、ライト、アパレルなどの必要なアクセサリーやパーツを5万円分割引価格で手に入れることができます。

キャンペーンは2023年6月30日から8月6日まで行われ、全国のトレック取扱販売店が対象店舗となります。対象モデルにはMadone SLR、Emonda SLR、Domane SLR、Checkpoint SLR、Speed Conceptなど、完成車で組まれているSLRモデルも含まれます。

ただし、フレームセットはキャンペーンの対象外であり、50,000円以上の商品を購入する場合は差額を支払う必要があります。また、キャンペーン期間内に注文が完了すれば対象となりますが、購入金額が税込50,000円以下の場合は差額の返金等は行われません。さらに、トレックやボントレガー以外の製品はキャンペーンの対象外となります。

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相模原市、スマホで見られるWeb版サイクリングガイドマップが登場

相模原市緑区はサイクリングガイドマップ「Slowly Cycling Field SAGAMIHARA-Midoriku」が、この度スマートフォンでも手軽に見られるようになったと発表しました。

東京2020オリンピック自転車ロードレースやツアー・オブ・ジャパン相模原ステージの開催をきっかけに、市内での自転車利用が増加。現在では日帰りサイクリングフィールドとして多くのサイクリストに利用されています。特に週末には競技コースを巡るツーリングが行われ、大勢のサイクリストで賑わっています。

サイクリスト向けに作成された「Slowly Cycling Field SAGAMIHARA-Midoriku」では、相模原市の魅力が満載。途中で立ち寄りたいおしゃれなカフェや古民家をリノベーションした宿泊施設などを紹介するのに加えて、東京2020オリンピック自転車ロードレースのコースを含む「オリンピックコース」、アート作品が多数点在する「藤野・相模湖コース」、湖を一望できる「宮ヶ瀬湖・津久井湖コース」の3つのコースを紹介しています。

Web版の「Slowly Cycling Field SAGAMIHARA-Midoriku」は、スマートフォンからでも手軽にアクセス可能で、ツーリングの合間や外出先でも相模原市のサイクリング情報を確認できます。

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奈良県下北山村のアウトドア複合施設Angler’s Base SHIMOKITAYAMAに宿泊施設が登場

株式会社ラインシステムが運営するアウトドア複合施設「Angler’s Base SHIMOKITAYAMA」は、2023年夏に新たな宿泊施設「フィッシングロッジ&グランピングロッジ」を奈良県下北山村にオープンします。

2022年8月にオープンしたAngler’s Base SHIMOKITAYAMAは、アウトドアショップとカフェ&ダイニングが併設された複合店舗で、オリジナルグッズや釣具、キャンプ用品、地域物産などを取り扱っています。カフェ&ダイニングでは、アングラーズベースの名物である大ぶりのチキンレッグやゴボウ揚げが入ったスープカレーやナポリピッツァやおしゃれなサンドウィッチ等を提供しています。

新宿泊施設は、北米の世界観をイメージしたウッドロッジで、全棟の前には桜並木と川遊びができる清流が流れています。「フィッシングロッジ」は「釣り人の基地」をコンセプトにしており、バスフィッシングの本場北米の雰囲気を基調としたデザインで、内装にはヴィンテージの釣具や釣り雑貨を多数展示しています。また、登山やハイキングのベースキャンプとしての利用も想定しています。

「グランピングロッジ」は、Aフレームと呼ばれる特殊な形状のウッドロッジで、正面の壁面が全て窓になっているため、部屋の中から大自然を十分に味わうことができます。さらに、宿泊者専用のプライベートBBQデッキとプライベートジャグジーを併設しており、自然を満喫しながらリラックスできる環境を提供します。予約開始は7月末を予定しているとのことです。

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特定小型原付で注目の電動キックボードは安全ではない? ドイツのテスト調査の衝撃の結果

ここ近年、電動キックボードが新たなモビリティとして注目されています。特に2023年7月1日からは、道路交通法の一部を改正する法律(令和4年法律第32号)のうち、特定小型原動機付自転車(いわゆる電動キックボード等)の交通方法等に関する規定が施行され、性能上の最高速度が自転車と同程度であるなどの一定の要件を満たす電動キックボード等は、特定小型原動機付自転車として、走行場所が自転車と同様となるなどの新たな交通ルールが適用されました。

非常に注目されている電動キックボードですが、様々な所で安全性に関する問題点を挙げている声が数多くあります。ヨーロッパ最大の応用研究機関であるドイツのフラウンホーファーは、2022年10月に電動キックボードの安全テストを実施しました。

ドイツ連邦統計局のデータによると、2020年には、ドイツで2,155件の電動キックボード関連の事故が発生し、その結果5人が死亡し、386人が重傷を負いました。これらの事故の75%は、電動キックボードの運転手が原因で、運転手が車両の制御を失う事故が特に多く、スピード違反や逆走が主な原因でした。また、酒気帯び運転も一因となっていたとのことです。

フライブルクのフラウンホーファー高速力学研究所(EMI)とフラウンホーファー材料力学研究所(IWM)の研究者たちは、HUMAD(ヒューマン・アクシデント・ダイナミクス)プロジェクトの一部として、電動キックボードの衝突安全性についての研究を実施。その目的は、典型的な事故シナリオを研究し、それに伴う負傷リスクを特定するとともに、ヘルメットや膝プロテクターなどの保護具の適性を評価するとのことです。

「自動車業界で行われる衝突試験のように、衝突試験用のダミーを使用した。ダミーを電動キックボードのレプリカモデルに乗せ、60°と90°の角度で、時速10km、20km、30kmで縁石に衝突させました」とボルジェンは説明します。

高速カメラで撮影したテスト中の映像では、身体が宙に舞い上がり、ハンドルバーを飛び越え、衝撃速度に応じて数メートル飛ばされた後、地面に激突する様子が捉えられています。衝突テストでは、特に頭部が重傷を負う可能性があることが全てのシナリオで示されました。「分析中のビデオを見ているだけでも苦痛でした」とボルジェンは言います。また、膝にも傷害のリスクがあるとされました。

衝突テストと並行して、ボルジェンとそのチームは有限要素シミュレーションを使用して事故シナリオを分析。電動キックボードとドライバーをデジタル化し、運動量、質量、エネルギー保存則、車両と人体モデルの材料特性を定義しました。この解析では、シミュレーションソフトが頭部と膝にどのような加速度が作用するかを示しており、専門家たちはこれらのデータを使用して、特定の部位に損傷が生じる確率を計算しました。

Der Moment kurz nach dem Aufprall in der Simulation. Das Menschmodell wird über den Lenker in die Luft katapultiert.

それによれば、一見遅く見える時速10キロでの衝突でも、角度が90度であれば、体には170Gという大きな加速度が加わるとのことです。

このため、ヘルメットや防具の着用が強く推奨されています。しかし、ボルジェン氏は「どんなヘルメットでも、直接的な衝突による頭部への加速度を完全に防ぐことはできません。厳密に言うと、ヘルメットを着用していても脳への外傷リスクは常に存在します」と警告しています。

専門家は、シミュレーションで測定した頭部への衝撃速度が、自転車用ヘルメットの安全基準DIN EN 1078で定められた最高衝撃速度5.4m/sを超えていることを発見しました。従来の自転車用ヘルメットは、衝撃を軽減することはできますが、硬い物体との衝突から完全に保護することはできないとのことです。

このような課題に対して、フラウンホーファーIWMの研究者は、実験室のテストで、バイオニクスから着想し昆虫のキチン質外骨格などで知られている、TPMS(三周期極小表面)構造を持つ素材が、運動エネルギーに対して優れた保護効果を示すことが確認され、そのような素材を使用したヘルメットやプロテクターを提唱しています。

このような例を見て、電動キックボードは安全な乗り物とは言えないでしょう。車輪が小さいため安定性が悪いだけでなく立ち乗りにすることで重心が高くなり、不安定さを助長します。また、転倒時のシミュレーション上で、低速でも大きな衝撃がかかり、自転車用ヘルメットを着用しても安全ではないというのを示しています。

電動キックボードで安全に運転する場合は、頑丈なヘルメットやプロテクターを着用する、非常に倒れにくい3輪タイプのキックボードや安定性が高い特殊な車種を使用する、自動車のように外装や衝撃吸収素材を採用した内装を装着したクローズドボディを採用するのを考えたほうがいいでしょう。

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