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OX Bike Pecoに分割折りたたみ式ハンドル仕様が登場か

縦折れ式折りたたみ自転車として有名なOX Bike Peco。サイクルモード2017で展示されていたモデルを見ると、分割折りたたみハンドルを採用したモデルが展示されていた。

ホンダモンキーのような折りたたみハンドルは、従来モデルPecoよりも、折りたたみ時にハンドルの出っ張りが少なくなり、高さ方向も低くなる利点がある。

欠点は、このような分割式折りたたみハンドルは、他の会社で採用されている事例が非常に少ないので、ハンドルの入手は難しいこと。フラットバーやドロップバーに変更するのなら、ハンドルユニット一式交換になるだろう。

プロムナードハンドル・トレッキングハンドルのススメ 利点と欠点・お薦めハンドルを紹介

自転車で長距離を走る時重要なのは変速機のグレードよりもハンドルの形状が遥かに重要だ。自分はフラットハンドル・ドロップハンドル・ブルホーンバー・マスタッシュバーなど様々なハンドルを購入し、最終的に長距離を走るメインマシンは、ドロップハンドルでもなくブルホーンハンドルでもなく、フラットハンドルでもなく、ヨーロッパのトレッキングバイクに装着されているプロムナードハンドル・トレッキングハンドルを採用している。

東京→直江津300kmを走行後、能登半島を走っている時の写真。このときはまだポジションに苦心している時期。

ヨーロッパではツーリングハンドルとして紹介されている事例がある。KOGAのセミオーダーブランド「KOGA SIGNATURE」では、絞りが少ないKOGA THE BIRDはスポーティツーリングハンドルバー。絞りが大きいKOGA TOURINGはCLASSIC TOURING BARと書いてある。日本でもBLUE LUGなどが、このようなハンドルを販売している。

プロムナードハンドル・トレッキングハンドルを装着できる自転車、装着できない自転車

プロムナードハンドル・トレッキングハンドルを装着する場合、装着可能な自転車・装着不可の自転車の2種類がある。

装着不可(できるだけやめたほうがいい)の自転車は、ドロップハンドルを装着したロードバイクタイプの自転車・車体サイズが小さい自転車だ。

ドロップハンドルを装着したロードバイクは、ドロップハンドルの関係上、トップチューブ長が短くなる。フラットハンドルのクロスバイクの場合は

フレームのトップチューブ長+ステム長

で辻褄が合う設計なのに対し、ロードバイクの場合は

フレームのトップチューブ長+ステム長+ハンドルのリーチ長

で辻褄が合う設計となっている。プロムナードハンドル・トレッキングハンドルはハンドルが手前に来るため

フレームのトップチューブ長+ステム長-ハンドルのバックスイープ長

となるため、ハンドルのリーチが必要なドロップハンドルのロードバイクフレームでは窮屈すぎて乗りにくくなる問題がある。ツーリングモデル「SALSA MARRAKESH」にはフラットハンドルとドロップハンドルモデルの2種類があるのは、ハンドル設計の違いがあるのだと思う。

車体サイズが身長のわりに小さい場合も同じで、このような場合はプロムナードバーやトレッキングバーを装着するよりも、ブルホーンバーを装着したほうがいいだろう。

写真のTern Link N8は自分にとってはトップチューブが不足ぎみだったので、ブルホーンバーをチョイス。

プロムナードハンドル・トレッキングハンドルの利点と欠点

 

バックスイープが大きいハンドルは、ハンドルを握る位置が幅広いという大きな利点がある。写真を見ればわかると思うが、ハンドルの握る前後位置がステムから見て0mmから-100mm近くまで無段階にあり、ブレーキを容易に握れる位置で姿勢を可変することができる。また、ハンドルがハの字になっているので、乗車姿勢がアップライトになればなるほど肩が広がる。そのためハンドル幅が広がりハンドルの抑えが効く。この利点を活かして、体が温まっていない発進時は手前を握りアップライトな姿勢にして、徐々に慣れてきたら握る位置を奥にすることが可能だ。また、ハンドルがハの字になっているため手首が自然な位置で握ることができ、長時間の乗車でも非常に疲れにくい。

欠点は前傾姿勢を取ってスピードを追求するハンドルではないことだろう。このようなハンドルでスピードを出したいと思う場合、ハンドルを強く握る(やってみればわかるが、これだけでも脚に力が入る)か、体を少し伏せてドロップハンドルのロードバイクみたいに少し前傾姿勢にする必要があるが、あくまでもツーリングハンドルだ。

乗車姿勢は極端にアップライトな乗車姿勢にしてもパワーが出ないため、少し前傾姿勢の乗車姿勢となる。写真のEscape RX3はハンドルとサドルの落差は無いように見えるが、実際はサドルよりもハンドルが少し低い状態となっている。

スポーツサイクル用プロムナードハンドル・トレッキングハンドルでお薦めのハンドルは?

プロムナードハンドル・トレッキングハンドルは様々な物があるが、この手のハンドルはスポーツサイクル用とアップハンドル車(ロードスターやBenno Balloner・Revendell Clem Smith Jr等)専用の物がある。アップハンドル車専用の物は、ハンドルのバックスイープ角度がきつく、ハンドルを握る位置が大きく手前になる物が殆どでスポーツサイクルには不向きだ。

MTBタイプのアップライトツーリング自転車「Rivendell Clem Smith Jr」

スポーツサイクルにプロムナードハンドル・トレッキングハンドルを取り敢えず試してみたい場合、おすすめするのがGIZA PRODUCTSのプロムナードローライズ(NR-AL217BT)。バックスイープ角が比較的緩く、ハンドルポジションが後ろすぎず、ハンドルの幅が広いためハンドリングがある程度安定し、ネット通販価格では2,000円以下と安い。写真のGIANT Escape RX3に装着しているハンドルで、スポーツサイクル用プロムナードハンドル・トレッキングハンドルの叩き台としてお薦めだ。

カーボンフレームの14インチ折りたたみ自転車 RENAULT Carbon6

14インチ折りたたみ自転車に異様なほど情熱を注いでいるGic。Gicが取扱をしているルノーブランドの自転車には数々の14インチの折りたたみ自転車があるが、とうとうカーボンフレームバージョンの14インチ折りたたみ自転車が登場した。

http://www.gic-bike.com/renault/lineup/carbon6.html

カーボンフレームを採用したCarbon6の車体重量は6.7kg。PLATINUM LIGHT6の車体重量が6.8kgなのを考えると、あまり軽くないように感じる。

車体重量6kg台の折りたたみ自転車 ルノー PLATINUM LIGHT6

車体重量が意外と軽くない理由を考えると、使用している部品がアルミ製・折りたたみ自転車なので、強度確保をしないといけないので極端に軽く作ることができないのもあるのかもしれない。GicはCYCLE MODE international 2017に出展とのリリースがあり、当日発表 kg/究極の折りたたみカーボンフレームバイクモデルと書いてある。Carbon6の重量が意外と重いが、Carbon6の特別モデルが登場するのだろうか。

某Y氏のセカンドマシンGIANT Escape RX3(465mm)がやってきた

自転車は乗り物という靴に近い乗り物で、本格的に自転車を趣味にすると1台だけでは物足りなくなる。大抵は2台所有が普通になり、それ以上増やす場合も少なくない。

今回のEscape RX3は、某Y氏が所有しているメインマシン「Escape RXW」のサブマシンとしてやってきた。部品もたくさんあるため最初は中古フレームを購入する予定だったが良い物が見つからなく、最終的にジャンクレベルのEscape RX3をヤフーオークションで購入となった。

Escape RXWのサブマシンの予定だが、どうやらRXWとは違う方向性で作るとのこと。今はとりあえず組み上がっているが、Progressive RRX-110の復活を優先させているため、Escape RX3は後回しとのことだ。

 

折りたたみ高48cmと脅威の低さを実現した折りたたみ自転車 「iruka」

コンパクトに折りたたむことができる折りたたみ自転車には様々な物がある。コストと折りたたみ性能のバランスが良いDAHON・Tern、スーツケースに入れることができるTech one Caracle-s・Patto Bike451シリーズ、60cm四方に収まり、弄りようがないほど完成されているBrompton。14インチホイールのリスクはあるが中型コインロッカーに収まるパナソニックトレンクル・BYA412系列の折りたたみ自転車など、様々な折りたたみ自転車が世の中に存在する。

今回注目する折りたたみ自転車はIrukaという18インチの小径ホイールの折りたたみ自転車。フレームに折りたたみヒンジはなくリアスイングアームとフロントフォークが折りたたむことで小さくなる折りたたみ自転車。ギアはシマノAlfine8段変速を採用し、オプションで独創的な3種類のキャリアアタッチメントを登場させるようだ(2017年10月20日現在、ティザーサイトには公開されていない)

折りたたみサイズはW79cm x H48cm x D35cm。注目する部分は折りたたみ高で48cmと50cmを切っていること。14インチ折りたたみ自転車「ルノーウルトラライト7」の折りたたみ高さが59cmなのを考えると、18インチの折りたたみ自転車で、折りたたみ高48cmは驚異的といえるだろう。

ルノーウルトラライト7の全て 評判からライバルまで解説

これほど折りたたみ高が短いのは、創業者がDAHON Helios(20インチ横俺式折りたたみ自転車)に乗っていた時、オフィスの机の下に入らない、新幹線の席の間に置けない欠点があったので、折りたたみ高を限界まで追求したのでは無いかと思う。

以前も書きましたが、前職では職場のビルに駐輪場がなかったので、自転車通勤の際はDAHONヘリオスを折りたたんでオフィスに持ち込んでいました。

当初はオフィスにポツポツと空きスペースがあったので置き場所には困りませんでしたが、年に2倍のペースで人が増え続けていたので、スペースが足りなくなったらまずいなあと、結構気をもんでいました。

まあ最悪、自分の机の下に突っこめばいいだろう、そう思ってある日試してみたら、何と入りません。
机の高さは70cm、DAHONヘリオスの折りたたみ時の高さは65cm。ぱっと見は入りそうでしたが、机の天板と引出の厚みがある分だけ足りないのです。

というわけで、irukaは最初から一般的な事務机の下に入る折りたたみ形状・サイズにしようと考えていました。

高さ60cmを切ることを目標に設計を考え始めましたが、そのうち、どうせなら50cmを切りたいと思うようになりました。
というのも、新幹線は前の座席との間(座面前端から前席の背もたれまでの距離)が50cm強なので、折りたたみ時の高さが50cmを切り、厚みが30-40cm程度で縦置きが可能な形状であれば、足の間に置けるのです。

DAHONは車両の最後尾の席の裏にしか置くことができず、輪行のときはいつもホームで列車を待ちながら、自分が乗る車両の最後尾スペースを確保できるか、やきもきしていたものでした。

irukaの絵日記: iruka T6レビュー 〜スリープモード編から引用

 

気になるのは泥除けの装着の有無。折りたたみ自転車をスポーツサイクルではなく、コミューターとして使うのなら、車体や人間が汚れないための泥除けの装着は必要だろう。DAHONやTernなら汎用品でOKで、Caracle-Sは純正オプションで存在し、Bromptonは標準装備、Patto Bikeはフレームにダボ穴がある。Irukaには汎用品を装着するためのダボ穴は無いように見える。また、折りたたみ時転がして移動できるが、折りたたみ時もホイールで転がし移動するため、Iruka専用の泥除けが必要なのではないかと思う。

販売時期は2018年。価格は20万円台を予定しているとのこと。試乗してみたい折りたたみ自転車だ。

モバイル変身折りたたみ自転車「iruka 量産サンプル車」を紹介 ブロンプトンの比較も

上場ネット企業役員を辞め、折りたたみ自転車に挑む小林正樹氏が語るirukaの秘話と拘り

http://www.iruka.tokyo/

GIANT Escape RXにグラベルキングSK 32cを導入した感想

自分が所有しているメインマシン(GIANT Escape RX3)・メインセカンドマシン(GIANT Escape RX4)のタイヤはグラベルキングしか使っていない。理由は舗装路での走りの軽さと乗り心地の良さ、砂利道を走行してもタイヤがバーストしないためで、ここ数年、メインマシンのタイヤはグラベルキングしか買っていない。

複数台持っていると、靴のように気分や場面によって自転車を変えて乗ることになるが、メインマシンとメインセカンドマシンのタイヤが、同じグラベルキング28Cではあまり意味が無いと思い、メインセカンドマシンのみグラベルキング28C からグラベルキングSK 32Cに変更してみた。Escape RX4に装着したところ、タイヤはフレームに接触はしていないが、フル泥除けを装着できるほどの隙間はない状態になった。

パナレーサー・グラベルキングSK32Cのファーストインプレッション

グラベルキングSKは、グラベルキングのトレッドに小さい凹凸がついたバージョンで従来のグラベルキングよりも荒れた砂利道でもグリップ力が高いのが売りのタイヤだ。Escape RX4に装着したグラベルキングSKは32Cと、28Cよりも一回り太いタイヤとなっている。

グラベルキングSK 32Cはグラベルキング28Cと比較すると、良い部分は乗り心地が良くて砂利道でも安定して通過できること。28Cよりも一回り太い32Cはタイヤの中に入っている空気が多いので、段差や荒れた舗装路では28Cよりも柔らかい乗り心地となっている。個人的には、乗り心地と空気圧管理が比較的ずぼらで良いといった利点があるので、初めてスポーツサイクルに乗るような人は32Cのほうが良いと思う。

グラベルキングSK限定のセミノブトレッドは、舗装路を高速で走るのでないのなら特に問題はない。砂利道を走った感覚では、グラベルキング28Cでは注意して通過できる場面が、グラベルキングSK 32Cでは安心して通過できる場面に変わったと感じたので効果はあると思う。

グラベルキングSK32Cで欠点になるのが、舗装路をスピードを上げて走ること。少しスピードを上げて走りたいと思う場面では、グラベルキング28Cよりも加速しにくいのがわかる。コーナーが非常に少なく、舗装路が殆どしかないサイクリングロードを走った時はグラベルキングSKだと苦痛に感じた。

グラベルキングSK 32Cは、舗装路のスピードよりも道を気にしないで走ったり、乗り心地を重視したい人向けだろう。ちなみにグラベルキングSKは、ロードバイクやスピード重視の人向けに26Cや23CのグラベルキングSKがあるので、32C が嫌ならそちらを選んだほうが良い。

 

Benno Bike 2017年モデルが登場。車種はBALLONER Mensのみのラインナップ

ビーチクルーザーブランドのElectraの元創業者が立ち上げたBenno Bikesが日本にやってくる話を前に書いたことがあるが、どうやらBenno Bikesの日本公式サイトが立ち上がったようだ。

http://www.blessbike.com/bennobike/

日本向けのラインナップは、26×2.3インチのファットなスリックタイヤを装着したアップライトツーリングモデルのBallonerの男性向け。変速機はシマノ・アルフィーネ内装8段変速、外装27段変速、外装8段変速のみとなっている。

アメリカのラインナップと比較すると、日本国内のラインナップは非常に少ないが、恐らく日本のアップライトツーリングバイクの市場が未知数なので慎重なのだと思う。オーダーページでは、2017年10月10日現在では、このような内容が掲載されている。

なお、日本国内販売開始にあたり、当初は「受注・生産制」をとらせていただきます。
よって、工場生産に必要な台数に達するまで、お客様には長くお待ちいただく事になる場合もございます。
お客様には大変ご迷惑をおかけしますが、何卒ご了承下さいますようお願い致します。

<特典> 今回ご予約をいただいたお客様には、「特典」をご用意させていただきます。
① BLESSベル(ブラックorクローム)1個サービス
② BLESSワイヤーキー1個サービス
③ BLESSステッカー(M)1枚サービス

お申し込みは、当サイト限定で承ります。
不明な点や質問などございましたら、遠慮なくお電話やメールにてご連絡下さい。

http://www.blessbike.com/bennobike/order.htmlから引用。

注:2017年10月10日現在の内容。

このようなアップハンドルツーリングバイクは、日本ではマイナーなジャンルだが、ライフスタイルに自転車を組み込むのなら、実用的なアップライトツーリングバイクは一番ベストな自転車だ。

一番の問題は情報が少なすぎること。スペックは簡単なことしか書いてなく、スポーツサイクルでは重要な適応身長も書いていない。このようなアップライトツーリングバイクは、自転車の写真だけしかないのは駄目で、その自転車があるとどれだけライフスタイルが広がるのかを具体的にイメージできないといけないと思う。

Renault ULTRA LIGHT 7で知られているGicが、サイクルモード2017で新モデルを発表するとのこと

昔はDAHON OEMシリーズのFIAT AL-FDB140を販売しマニアに支持され、ルノーウルトラライト7や低価格版のライト8、マグネシウムフレームのマグネシウム6、チタンフレームのブラックチタン6などの14インチ折りたたみ自転車を登場させるなど、昔から14インチ折りたたみ自転車に情熱を注いているGic。サイクルモード2017にGicは出展する情報を見つけたが興味深い内容が書いてあった。

11月3日(金)~5日(日)に幕張メッセ(国際展示場1~4ホール)にて開催されます
『CYCLE MODE international 2017』 に出展致します。

◆6.8kg アルミバテッドフレーム 最軽量プラチナライト6モデル
◆7.8kg ウルトラライト7トリプル 外装3段モデル
◆8.5kg クロムメッキ磨き上げ クロモリモデル
◆当日発表 kg/究極の折りたたみカーボンフレームバイクモデル
上記、2018モデルを発表します!!

より早く・より強く・より軽く、新ブランドSAVANE(サバーン)も同時発表!!
Gicならではのイベントブースをご用意し皆様のご来場をお待ちしております。

2017年|最新情報|CYCLE MODE international 2017から

7.8kg ウルトラライト7トリプル 外装3段モデルは、恐らくウルトラライト7 Limited Edition(AL-FDB143)だと思うが、DAHON DOVE PLUS対抗モデルと思われる6.8kg アルミバテッドフレーム最軽量プラチナライト6モデルに、8.5kg クロムメッキ磨き上げ クロモリモデル、さらには当日発表?kg/究極の折りたたみカーボンフレームバイクモデルといった様々なモデルを登場させるようで、14インチ折りたたみ自転車に力を注ぐようだ。

650Bホイールやフロントシングルスピード仕様になったクロスバイク Kona Dr DEW

マウンテンバイクの世界では、650Bホイールやフロントシングルスピードが流行っている傾向にある。Konaのクロスバイク「Dr Dew」は650Bホイールの搭載やフロントシングルスピード仕様の珍しいクロスバイクで日本にやってくるようだ。

https://www.sports-eirin-marutamachi.com/blog/100192.html

 

出典:KONA BIKES | ROAD | DEW | Dr Dew

ギアはフロントは38t X-Sync。リアは SRAM PG1130 11-42t 11速。公道なら前38Tでも不満はなく、リアスプロケットが42Tと非常に大きいため峠越えも行えるだろう。Dr DEWの一番軽いギアのギア比は0.9だが、これは一般的なフロント3段変速、リア8段変速のクロスバイクのギア比(前48-38-28T、後ろ11-30T)のギア比(0.93)よりも軽いぐらいだ。

フロントシングルのスポーツサイクルの良さは、直感的にギアの切り替えを行うことができること。前3段、後ろ8段のスポーツサイクルの場合、前が2段(38T)に入っていて、後が7段(13T)付近にギアが入っている時(ギア比2.92)、ギアを重くしようとして前を重い3段目(48T)に入れると、ギア比が重くなりすぎてしまう。(48T-13Tの場合ギア比が3.69と一気に重くなる)フロントシングルなら恐らくこのようなことは起きないだろう。

シクロクロス等のフロントシングル車は公道仕様では使えるか考える

タイヤはWTB Horizon Comp 650x47c。650Bサイズの太めのスリックタイヤで、700×28cのロードホイールと同じ直径になるのが特徴。グラベルロードブームでよく見るタイヤだ。クロスバイクで装着してるのは非常に珍しい。

WTB 650B×47c

面白いのはクロスバイクでは珍しくフルフェンダーが標準装備されていること。フェンダーは車種やタイヤサイズによって選ぶのが難しいため、Dr DEWのように標準装備されているのは有難いだろう。欠点はタイヤ。650Bはマイナーな規格のためホームセンターなどで容易に見つけることができず、装着タイヤのWTB Horizonの価格が税抜き7,800円と高価なことだろう。

シマノ製電動アシストユニットを搭載した電動アシストクロスバイク「ミヤタ・CRUISE」

Panasonic XM1、Bosch製電動アシストユニットの登場により、2018年は電動アシストスポーツサイクル元年と言えると思うが、ついにシマノ製電動アシストユニットを搭載した電動アシスト自転車が日本初登場するようだ。

日本初、シマノ製電動アシストユニット「STEPS」を搭載した電動アシスト自転車「ミヤタ・CRUISE」はクロスバイクタイプの電動アシスト自転車。年間販売目標台数は1,000台とYPJ-Rと同じ。(YPJ-Cは年間販売台数5,000台)

標準現金販売価格(予定)は¥269,000(税抜)とクロスバイクタイプの電動アシスト自転車としては高価だが、アシストユニットに特徴がある。この電動アシスト自転車のアシストユニットはシマノ製電動アシスト自転車ユニット「STEPS」の中でもマウンテンバイクタイプの「STEPS E8080」というのを採用している。

シマノの電動アシスト自転車アシストユニットは、クロスバイク/トレッキングバイク用のSTEPS E6000シリーズがあるので、本来ならE6000シリーズが搭載されるはずだが、CRUISEにはマウンテンバイク用のE8000シリーズが搭載されているのを見ると、シマノは日本市場で売り出したい電動アシストユニットは、マウンテンバイク用電動アシストユニットだというのが見てとれる。

海外ではSTEPS E8000を搭載した電動アシスト自転車は、30万円以上の高額な電動アシスト自転車に搭載されるものだが、税抜き27万円以下に抑えられたのは、低価格で作れるリジッドフレームのクロスバイクフレームに、リア変速を9段変速に抑えるなど細部のコストを抑えているからだろう。アシストユニットの性能や使いやすさが気になる所だ。

http://www.miyatabike.com/

DAHON HorizeにディスクブレーキモデルのHorize Discが登場

太いタイヤを標準装備し、ディスクブレーキ化やエンド幅フロント100mm リヤ135mmで、幅広いカスタムを行うことができる折りたたみ自転車、DAHON・Horizeに純正ディスクブレーキ仕様のHorize Discが登場するようだ。

http://hashirin.com/archives/1713382.html

Horize Discはオーソライズドディーラー限定モデルで、どこでも購入することができるわけではないが、今まではカスタムでしか手に入れることができなかったディスクブレーキ仕様のHorizeを手に入れることができる。

Horize Discで注目する部分はディスクブレーキだけでなくハンドルポストも注目すべきだろう。従来のHorizeでは折りたたみ式ハンドルポストは内折れ式だったのが、Horize Discでは外折れしきハンドルポストになったことだろう。内折れハンドルポストは折りたたみ時にワイヤー類が外にでない利点があるのに対し、ハンドル交換やハンドルに部品を装着すると折りたたみ時に支障をきたす欠点がある。

http://hashirin.com/archives/1707404.html

Horize Discのような外折れ式ハンドルポストは、ハンドル選択が比較的自由になる、折りたたみ時にハンドルを持って折り畳むことができる利点があるのに対し、折りたたみ時にワイヤー類が外にでる問題がある。

ハンドルポストの外折れ、内折れに関しては一長一短があるが、外折れ式(Tern Link N8)と内折れ式(Renault UltraLight 7)を両方持っている感想としては、カスタムを行うユーザーが多いスポーツモデルでは外折れ式、街乗りを中心に行うコミューター的な使い方を行うのなら内折れ式が良いと思う。個人的にHorizeのようなカスタマイズを行うことができるモデルは、ディスクブレーキ仕様だけでなく通常モデルのHorizeも外折れ式にしたほうがベストだろう。

前2輪タイプ3輪電動アシスト自転車「TOYODA TRIKE」の詳細スペックが公開された

前2輪サスペンションを搭載した電動アシスト3輪自転車「TOYODA TRIKE」のサイトで、詳細なスペックが公開された。TOYODA TRIKEについては2016年9月に見た時から興味があり、動向を追っている。

自転車の新たな可能性が見える電動アシスト3輪セミリカンベント TOYODA TRIKE

TOYODA TRIKE 諸元表

項目 諸  元 (Ω-L) 諸  元 (Ω-S)
全長 1765mm 1630mm
全幅 580mm
全高 1150mm
軸距 1296mm 1136mm
輪距 212mm
サドル高 795〜895mm
車両重量 30Kg 28Kg
乗車定員 1名
アシスト
速度範囲
比例補助 0km/h 以上 ~ 10km/h 未満
逓減補助 10km/h 以上 ~ 24km/h 未満
標準アシスト走行距離 70km …(路面状況や走行条件によって変化)
電動モーター形式 DCブラシレスモーター
モーター定格出力 240W
変速機 内装5段(ラピッドファイヤーシフター変換式)
車輪寸法 16inx1.75 … (406㎜×44.5㎜)…2輪
20inx1.75 … (508㎜×44.5㎜)…1輪
制動形式 ディスクブレーキ×2
カンチ式ブレーキ×1
懸架方式 センタリングスプリング装備シンクロシステム
コイルスプリングサスペンション

出典:http://toyoda-trike.co.jp/basic/

TOYODA TRIKEのスペックで注目する所は車体重量。TOYODA TRIKEの車体重量は30kgと書いてある。通常のファミリーサイクルタイプの電動アシスト自転車「VIVI DX」が車体重量28kgクラスなのを考えると、予想よりも軽いと思う。子供乗せ電動アシスト自転車だとTOYODA TRIKE並の重量のモデルがあるので決して重くはない。

公式サイトのカラー写真ではサドルに背もたれがついているが、スペックを公開しているページのイラストでは背もたれは無い。Electra Townieのような乗車スタイルのため背もたれは無くても大丈夫だと思う。

http://www.electrabike.com/bikes/townie

TOYODA TRIKEはドイツのトレッキングバイク市場のように、非競技用の高価な自転車を買う市場が無い日本で売るためか、最初は法人向けで売るようだ。公式サイトを見ても法人向けと書いてあり、導入事例のサイトには運搬から介護、ゴルフ、シェアサイクルといった提案をしている。

http://toyoda-trike.co.jp/introduction/

GIOSのスピードクロス「MISTRAL」からクロモリフレーム版のMISTRAL CR-MOが登場

GIOSのクロスバイクと言えばスピードクロスの「MISTAL」が定番車種として知られている。GIANT Escape R3のように、舗装路の高速走行を重視したスピードクロスで、低価格でシマノコンポをフル装備し、シマノ製ロードバイク用ホイールを装備していることで知られている。そんなMISTRALにクロモリフレーム版のMistral Cr-moが登場したようだ。

GIOSにはクロモリフレームのフラットバーロードバイク「AMPIO」があるが、前傾姿勢でドロップハンドルを容易に装着することができるのに対し、Mistral Cr-moは写真を見る限りでは、AMPIOよりもアップライトな乗車姿勢なのが特徴。部品構成は通常のアルミフレームMistralと比較すると、写真を見る限りではタイヤはロードバイク用タイヤ「Vittoria・Zaffiro」を装着しているようだ。詳しい部品構成やフレームジオメトリはわからないが、Mistral Cr-moは限定モデルと書いている所が多いので、購入する場合は注意が必要だ。

ママチャリの元祖は日本のミニサイクルブームだと思う理由

 

http://life-b.jp/?p=6635

上記の記事でイギリスのロードスターはママチャリのような物と書いてある。ただ、日本のママチャリは短距離用自転車として認知されているが、日本で見かけることが稀なロードスターはラレーのカタログを見るとツーリング用自転車という扱いになっている。自動車で言うのならジムニーとハスラーは同じ車と書く程度のレベルだ。

http://www.kurtkaminer.com/TH_raleigh_catdata.html

日本のママチャリは、イギリスのロードスターやオランダのダッチバイクに似ているが、比較していくにつれて様々な疑問が浮かびあがる。なぜロードスターやオランダのダッチバイクは、フレームサイズがあるのに対してママチャリはフレームサイズは1種類しかなくホイールサイズで車体サイズを決めているのか。

https://www.gazellebikes.com

また、ロードスターやダッチバイクは日本のママチャリのようにシートポストやステムの飛び出しが短い。一方、ママチャリはシートポストやステムの突き出しが長く、シートポストやステムを伸ばして使う自転車にも見える。ママチャリはダッチバイクやロードスターとは違う自転車に見えるため、ママチャリがロードスターと同じには見えない。

ママチャリのフレームサイズが大きくなると車輪が大きくなる特徴については、他の人のブログでも疑問にしている。

http://kazamakase.exblog.jp/19693584/

自転車店の回答では日本の一般車の流儀とのことだが納得していないようだ。

そんなママチャリの車体サイズの謎を解く鍵は歴史にある。ママチャリの歴史について書いてあるPDFファイルを読むと、昭和50年頃にママチャリの基本形が完成したらしい。写真では左から22インチ、24インチ、26インチの写真があり、メーカーはサイズに関係なくミニサイクルと称している。

https://www.jcca.or.jp/kaishi/257/257_toku2.pdf

ママチャリの歴史は、イギリスのロードスターではなくミニサイクルの流れから発展した物だと思えば納得がいく。ステムやシートポストを伸ばして使うような車体設計は、小さい車体で異なる身長の人が乗れる設計にしたミニサイクルの流れで、車体サイズ=車輪サイズもミニサイクルの影響だと思えば納得がいく。

ママチャリがミニサイクルの流れを受け継いて、日本の自転車の流れを決めてしまったのが利用用途。ミニサイクルは短距離用・買い物用自転車として広まってしまい、安物で良いというイメージを植え付けてしまったことだろう。

 

メーカー公式電動アシスト仕様ブロンプトンがイギリスで登場

折りたたむとタイヤサイズに近いぐらい小さくなる折りたたみ自転車としてしられているBrompton。世界的な電動アシスト自転車ムーブメントで、Bromptonの電動アシスト自転車仕様が登場した。

駆動方式は前輪インホイールモーター方式。現代の電動アシスト自転車はセンターユニット(ミッドドライブ)方式を採用している。大手電動アシスト自転車は、重量物が車体中心部にありチェーンと脚力が同時にかかるセンターユニット方式をメインとしているが、Bromptonが前輪インホイールモーターを採用したのは、折りたたみサイズを通常のBromptonと同じサイズにする、余分な配線を少なくし折りたたみ時に断線を防ぐなどの理由で前輪駆動方式になったのでは無いかと思われる。

バッテリーはフロントバッグに搭載。フロントバッグに搭載することで折りたたみ時にバッグを外すことで、折りたたみサイズを通常のBromptonと同じにするのと、配線を短くし断線リスクを減らすのもあると思う。前輪インホイールモーター方式の欠点は、前輪に荷重がかかりにくい欠点があるが、電動アシストBromptonの場合はフロントバッグのようにバッテリーが搭載されており前輪に荷重がかかっているので、どのくらいアシストがあるのか気になる所だ。開発にはF1の開発やフォーミュラEにバッテリー供給を行っているウィリアムズも参加しているとのことだ。

気になるのは重量。2段変速モデルはバッテリー込みで16.6kg、6段変速モデルはバッテリー込みで17.3kgと折りたたみ自転車として使うには重い。ただ、折りたたみ時はバッテリーを外す必要があるが、動画を見たところバッテリーを内蔵したバッグは物を入れることができ、ショルダーバッグとして肩にかけることができる。バッテリーを装着しない場合は2段変速モデルで13.7kg、6段変速モデルで14.4kgとなり、なんとか使えるレベルとなる。通常の電動アシスト折りたたみ自転車は、バッテリーを装着して折りたたんで持ち運びを行う方式だが、Bromptonのようにバッテリーとバッグを合わせて着脱して折りたたみを行う設計なら、折りたたみ時の車体重量が軽くなるため、良く考えられた設計だと思う。

電動アシストBromptonは、アシストは25km/hでオフになりアシスト比率が不明なので、現時点では日本国内の公道走行は不可能だろう。

Brompton非公式仕様の電動アシスト自転車が存在する

電動アシストBromptonはBrompton非公式仕様のモデルが存在する。Velosolexのようにローラーをタイヤに押し付ける方式を採用した電動アシストキットでadd-eと呼ばれている。add-eはBrompton専用のキットを開発し、折りたたみ可能を売りにしているがシートポストが一番下まで下がらず、ボトル型バッテリーにより折りたたみサイズが大きくなってしまい、Bromptonの利点である小さく折りたためる機能がスポイルされている。

 

Dahon CURLとBromptonを比較する時に気にするべき部分


様々な折り畳み自転車を製造しているDahonには、Bromptonみたいなデザインを採用しBromptonみたいにコンパクトに折り畳むことができ、Bromptonのコピーみたいなデザインを採用したCURLという折り畳み自転車がある。CURLは海外で販売されていてBromptonに似たデザインは、日本発売前から折り畳み自転車ファンに注目されていた。そんなCURLが2018年モデルとして日本で発売されるようだ。今回はCURLとBromptonを比較を行う時に気にしたほうがいい2つの部分を紹介したい。

CURLとBromptonを比較を行う時に注意したい部分:折りたたみヒンジ編

自分がCURLとBromptonを比較する時、真っ先に折り畳みヒンジの設計に注意したい。

多くのDAHONの折り畳み自転車で採用されている折り畳みヒンジシステムは、レバー式でワンタッチで開閉できるシステムを採用している。このタイプの利点は比較的軽い力で折り畳み時に開閉が可能で、欠点はテンション調整を行わなくてはいけないことだろう。

折り畳みを頻繁に行うと緩むためテンション調整を頻繁に行わないといけない。このテンション調整を怠るとテンション調整ボルトが破損し廃車になる可能性が高いため注意が必要だ。因みにDAHONは車種により折りたたみ部分の機構が違うため調整を行う場合は、取扱説明書を読んだほうが良い。

http://www.synapse.ne.jp/s-hara/velo/fdb_maintenance.html#lcadjust

一方、Bromptonはヒンジクランプ方式を採用しており、DAHONのようにワンタッチで開閉できる構造ではないが、シンプルで手で締め込むことによりDAHONのように工具を使用して折り畳み部の調節を行わなくていいようだ。

折り畳み部分の調整で工具を使用しなくていいのは大きな利点の一つだ。自分が所有しているTern Link N8とRenault ULTRA LIGHT7は折り畳み部分の調整を行うには工具が必要だが、Tern Link N8は工具を家に忘れてしまい、旅行先(伊豆大島)で折りたたみ部が緩くなってしまい恐る恐る走り、Renault ULTRA LIGHT7は何度も旅先で折りたたみ機構の調整を行っている。

Dahon Curlの折りたたみ部分はワンタッチタイプのようだが、どのような調整を行うかが気になる。またCurlは明らかにBromptonをコピーしたデザインのため、Bromptonように折りたたみ部分を交換して長期間使用できるかも調べないといけない。

CURLとBromptonを比較を行う時に注意したい部分:フレーム素材編

DAHON CURLとBromptonの違いで気になる部分にフレーム素材がある。CURLのフレーム素材はアルミなのに対して、Bromptonはクロモリと違う素材を採用している。

自分が所有している折りたたみ自転車、Tern Link N8とRenault ULTRA LIGHT7の2台はアルミフレームと一般的な折りたたみ自転車に多く採用されているフレーム素材だ。この2台に乗っていて気になるのが、折りたたみ部の劣化だ。

アルミは素材特性的に柔らかく加工がしやすいのが知られている。多くの折りたたみ自転車にもアルミフレームの折りたたみ自転車があるが、折りたたみ部分が摩耗しやすいのはあまり知られていない。

自分が所有しているTern Link N8とRenault ULTRA LIGHT7は、執筆時点で両方共1年未満しか使用していないが、フレームの折りたたみ部を見ると既に塗装はげがあり、力がかかり摩耗しているのを実感する。

自分はKHSやDAHON Speed等のクロモリフレームの横折れ式折り畳み自転車を所有したことはないが、アルミよりも強度があるクロモリフレームのほうが折りたたみ部の摩耗が少ないのでは無いかと思う。

5年経過のブロンプトン2

5年経過したBromptonのフレーム折りたたみ部の摩耗が見れる。正直Tern Link N8やRenault Ulita Light7がここまで持つかはわからない。

Dahon Curlの大きな強みとは一体何か考える

Dahon Curlの価格はネット通販を見ると税込みで20万円ぐらいのようだ。この価格はBromptonと変わらない。Bromptonは多くの実績があり情報が豊富で、車体重量もBromptonのほうが軽いようだ(Dahon Curl i8の重量は13.4kg)

Dahon Curlの強みは何かと考えたら、変速段数と折りたたみサイズだろう。Curl i8は内装8段変速を採用しBromptonよりも幅広いギア比を搭載している。

Curlの折りたたみサイズは58x54x27cm。シートチューブが短くシートポストを抜く構造のため折りたたみ時の高さがBromptonよりも低くなっている。シートチューブを短くしても高身長の人に対応するためにテレスコピックシートポストを搭載している。

Curlの折りたたみサイズで強みになるのがコインロッカーに入れることが出来ることだ。一般的な中サイズのコインロッカーの縦55cmのため、中サイズのコインロッカーに入る可能性が高い。Bromptonでギリギリ中サイズのコインロッカーに入るか入らないかのレベルだったので、Curlは中サイズのコインロッカーに入るかもしれない。代理店はコインロッカーに入れることができるか検証すべきだろう。仮に入れることができたら、中サイズのコインロッカーに入る折りたたみ自転車の中では最大サイズの車輪、多段変速機の折りたたみ自転車となり記録更新するからだ。

コインロッカーに入れることができる折りたたみ自転車一覧

シマノから販売されているハブダイナモ用テールライト「EW-NX30」を紹介

スポーツサイクル用のテールライトで一般的なのは電池式のテールライトだろう。今のテールライトはLEDを採用しているため、長時間点灯することが可能だ。またシティサイクル系統のテールライトでは、ソーラーパネルを装備したテールライトを装着しているシティサイクルもある。

一般的な使い方をするのなら電池式テールライトで十分だが、それ以上を求めるとなるとハブダイナモから給電を行うテールライトになるだろう。スポーツサイクル用ではブッシュアンドミューラーが有名だが、シマノからもハブダイナモ用テールライトが販売されている。

http://www.g-style.ne.jp/item.php?brand_id=25&item_category_id=43

シマノ・EW-NX30というテールライトはハブダイナモ用テールライトだが、実はスポーツサイクル用ではなく、子供用自転車用のテールライトとして売られている。Escape RXWに装着されているタイプはシートステイ装着式だが、マウンテンバイク風リアフェンダーに装着したテールライトタイプも存在する。

http://entry-parts.shimano.co.jp/category/special/%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88/%E3%83%86%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88/

EW-NX30はJISに準拠した4方向点灯を売りにしており、実際に点灯しているのを見ると明るくて目立つ。昼間でも点灯できるが昼間でも点灯しているのが見えるので、子供用自転車用だけにするのはもったいないと思う。

EW-NX30を装着する時に注意する事として、J2端子対応ということだろう。装着車両のGIANT Escape RXWはワールドサイクルのオリジナルホイール ハブダイナモ+OPEN SPORT ブラックを装着している。

ほとんどのスポーツサイクル用ハブダイナモホイールに装着している端子は、E2端子と呼ばれる物のため、通常のスポーツサイクル用ハブダイナモではEW-NX30の装着できないため配線の加工が必要となる。

前2輪セミリカンベント TOYODA TRIKEの動画から注目すべき部分とは

前2輪セミリカンベント「トヨダトライク」は、2016年中に発売する予定がずれこんでいるらしく、2017年7月30日現在、2017年秋季に発信予定と書いてあり、トヨダトライクのプロモーションビデオを見ることができる。

プロモーションビデオで注目すべき部分は拡張性。通常形式は個人用だが、ゴルフ用・人乗せ用・運搬用と拡張性の高さを紹介している。トヨダトライクはフロント部を交換することができ、多種多様な自転車にすることができるようだ。

ゴルフ用は前後輪にファットタイヤを装着し砂利道も安定して走ることができるように見える。オフロード用と書かないのはマウンテンバイクのようにアクロバティックな走りをする自転車ではないと示すためでは無いかと思う。

世界最大規模の標準化団体ASTM規格が定義する自転車のジャンル分けをまとめてみた

人乗せ用は、前に座席を装着して人が乗ることができるようになっている。日本の法律では3輪車なら大人2人が乗車して良い法律となっていてベロタクシーがいい例だろう。興味深いのは前座席はそのへんの車椅子のようなチャチなものではなく、座り心地が良さそうな椅子だということ。

運搬用は前後に荷台を装着して重い荷物を乗せることができるようになっている。動画では120kgの荷物を積むことができるのを示唆しているが、もし本当に120kgの荷物を積むことができるのなら、BULLITTカーゴバイク(積載重量100kg)を越える荷物を積むことができる。

https://www.eurobike.net/bullitt

個人用から業務用まで幅広い使い方を提案できる前2輪セミリカンベントのトヨダトライク。試乗できる機会があればぜひ試乗したい。

http://toyoda-trike.co.jp/

自転車の新たな可能性が見える電動アシスト3輪セミリカンベント TOYODA TRIKE