デイリーアーカイブ Sep 17, 2025
手首が痛くない新感覚バーグリップ「SPIRGRIPS+」インプレ サイクリングからレースまで使える待望のパーツ
サイクリングを楽しむ上で大きな問題と言えるのが手首の痛みだろう。手首の痛みに関してはフラットハンドルの自転車に多い。その理由は、フラットハンドルを握る時、手首を曲げた状態になり余計な負荷がかかるためだ。
手首の負荷を抑えるには、ドロップハンドルやバーエンドバー、手前に曲がったトレッキングバイク用のハンドルがある。
そんな中、新たに登場したのが、今回注目するSPIRGRIPS+(スピアグリップス プラス)だ。SPIRGRIPS+はグリップ形状を、腕の関節を正しく揃えることで、手首の位置を自然に修正するように設計されたハンドルバーグリップ。今回、M&Y TRADEの協力により、発売前のSPIRGRIPS+を実際に装着したインプレションを実施できた。
SPIRGRIPS+のデザインをチェック
今回のインプレションで使うSPIERGRIPS+は、22.2ミリ用のフラットハンドル用で、コンポジットタイプ、ブラックカラーを装着した。最初に実物を見た感想は「プレスリリースや3Dレンダリングよりもカッコいい」ということだろう。
プレスリリースでの写真は、白とグレーのカラーという、販売予定のカラーリングには無いものが公開されている。白とグレーのカラーリングの写真を公開しているのは、全体的な形状がわかりやすくするためと思われるが、これのカラーリングに質感が非常に低く見える問題がある。SPIRGRIPS+はカーボン仕様もあるが、実際の品を見てみたい所だ。
外観をひと目で言うと、馬などの動物の耳を思いおこさせるデザインとなっている。大きさは大人の手で握って丁度いいサイズで、ハンドルに取り付けた状態では大きすぎる感じはない。ハンドルバー装着部分の使用幅に関しては20ミリほどあれば良いだろう。取り付けに関してはオープンクランプで、ハンドルグリップやシフトレバー、ブレーキレバーを外す必要が無いのは良いだろう。
SPIRGRIPS+はパッドの有無で違いが生まれる
SPIRGRIPS+は、本体に装着されているパッドを取り外すことができる。このパッドの有無で握っている時の感覚は大きく変わる。
パッドを装着した状態では、パッドが柔らかいため長時間握っていても、硬く感じる感覚が少ない。ずっと握って使うというよりは、握ったり手を添えたりして使ったり、長距離を走るロングライドにオススメだ。
パッドを外した場合は、パッドを装着した状態と比較してコンパクトになり握りやすくなる。その一方で、パッドが無くなるため硬い感触がある。その一方で、形状がよりコンパクトになるため、頻繁に握ってスポーツライドを楽しむひとならこちらのほうがベストだろう。
SPIRGRIPS+をインプレ 実際の使い勝手は?
SPIRGRIPS+にはハンドルバー31.8ミリ、22.2ミリ用の2種類を用意。素材はカーボンタイプとコンポジットタイプの2種類があり、カラーは8色展開している。今回のインプレションは22.2ミリ用のフラットハンドル用で、コンポジットタイプ、ブラックカラーとなっている。使用車種はSpecialized Turbo Vado SL 4.0だ。
まず、SPIRGRIPS+を使わない状態でブレーキレバーを握った場合。基本的には、街乗りや下り坂などはSPIRGRIPS+を使わないのが一般的。この状態では、SPIRGRIPS+は特に邪魔だとは思わなかった。
E-Bikeに装着する場合、「Bosch Purion」など、ハンドル端に装着するオンボードコンピューターとの組み合わせでは、干渉する可能性があるため注意しよう。
そしてSPIRGRIPS+を使用する場合、手は写真の状態となる。この状態はサイクリングロードや上り坂で多用するだろう。
SPIRGRIPS+を使った状態を一言で表すとすれば、「ドロップハンドルのブラケットを握った状態」だ。フラットハンドルを握った状態ではできない、腕の関節が自然な位置に揃えることができ、肘の関節がリラックスした状態で走ることができる。この状態でも、ブレーキレバーに指が掛かっており、安心感は高い。
ドロップハンドルのブラケットを握った状態に近いため、長い平地ではリラックスして走ることができ、上り坂や加速したい場合は、力を入れて漕ぐことができ、今までのフラットハンドル車にあった「手首が痛い」「力が加わりにくい」という欠点は解消された。
SPIERGRIPS+の取付角度は、地面に平行に装着するか、少し上に上げて装着する方法がある。因みに極端に上に上げるのは駄目とのこと。
地面に平行に装着する場合、腕の力を使い引きつけるのより、手を添えて使うのを重視する人向け。また、この装着角度だとブレーキレバーに手がさらに届きやすい利点がある。少し上に上げて装着する場合、腕の力を使って引きつけて力強く走るのに向いている。
SPIRGRIPS+を購入する時、ブレーキレバー近くに、バーエンドバーを装着する事例と比較すると思うが、SPIRGRIPS+のほうが遥かに優れている。バーエンドバーはあくまでもハンドルバーの端に装着するための部品なので、非常に握りにくく、モノによっては走行中に手がすっぽ抜ける事もある。筆者も試したことがあるが直に外してしまった。SPIRGRIPS+に関しては独特の反り上がった形状のおかげで手がすっぽ抜けることは無く、非常に気に入っており、今の所、外す事は無いだろう。
今回、SPIRGRIPS+をSpecialized Turbo Vado SLというE-Bikeに使用した。E-Bikeに使う理由は、腕の力を使うことで電池消耗を抑えるためだ。安易にアシストを多用すると、バッテリーの消耗が大きくなるため、長距離でも電池消耗を抑えるために、SPIRGRIPS+のようなパーツが重要になるだろう。
フラットハンドルを多用するサイクリスト待望のパーツが誕生
フラットハンドル車でサイクリングを行う上で大問題だったのがハンドルが扱いにくいこと。ハンドルの問題は変速の段数なんかよりも遥かに重要な問題だ。特にハンドルは自転車、オートバイなど2輪車の設計に関わる根幹部分なので、安易にハンドルを変更すると、ハンドリングが極端に悪化する、ポジション設定が非常に難しい問題がある。
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例えば、手首が痛くなりにくいアップハンドルを装着すると、上半身が起き上がるため後輪荷重が増えるためリアセンターを長くする必要がある。また、ゆったりとした乗車姿勢にするためにトップチューブを長くする必要がある。アップハンドルでもハンドリングを安定させるためヘッドアングルも寝かす必要がある。これを知ればわかると思うが、ハンドル変更がいかに車体設計に関わるか理解できるだろう。
SPIRGRIPS+は、ドロップハンドルのブラケットを握った感覚を持ちつつ、ハンドル変更をしなくても良く、フラットハンドルを多用するサイクリスト待望のパーツだろう。また、サイクリングやロングライドを楽しむユーザーだけでなく、MTBレースを行う人にも朗報だ。公式サイトではマウンテンバイクレース参加者にも使われているらしいが、実際に使ってみると納得できる。
価格に関しては、一般販売予定価格はコンポジットモデルがMTB用(フラットハンドルタイプ)で1万3000円。ロード用(ドロップハンドルタイプ)で1万4000円。カーボンモデルがMTB用(フラットハンドルタイプ)で1万6000円。ロード用(ドロップハンドルタイプ)で1万7000円でいずれも税込。現在、Makuakeでは2021年4月2日現在、最大32パーセントOFFで購入できる。ハンドルで長年にわたり辛酸を嘗めている筆者からすると、1万円ちょっとでハンドル関連に決着をつけることができれば買いだと思う。
文:松本健多朗
関連リンク
SPIRGRIPS+:https://spirgrips.shopnowjp.com/
SPIRGRIPS+ Makuake先行販売サイト:https://www.makuake.com/project/spirgrips
京都、奈良、和歌山エリアのサイクリングを楽しむ「京奈和自転車道サイクリングマップ」発行 PDFでもダウンロード可能
京都府及び京都市は3月、「京都八幡木津自転車道線」を奈良県及び和歌山県と連携し、総延長約180kmの広域サイクリングルート「京奈和自転車道」のサイクリングマップを作成したと発表した。
京奈和自転車道は、主に河川堤防等の自転車歩行者道で構成する全長約180キロメートルのサイクリングルート。京奈和自転車道を構成する各自転車道の名称は、京都府は京都八幡木津自転車道線(L=約45キロメートル)、奈良県は大和青垣吉野川自転車道線(L=約75キロメートル)、和歌山県は紀の川自転車道線(L=約60キロメートル)となる。
マップ範囲は、山城エリア版(さくらであい館(八幡市)~JR平城山駅(奈良市))と、京都市エリア版(嵐山(京都市)~さくらであい館(八幡市))を用意。サイクリングマップには、おすすめスポットやおすすめサイクリングコース等を掲載している。
サイズはA2サイズ(じゃばら折り)で、配布場所は、ルート上に位置する、さくらであい館、やわた流れ橋交流プラザ四季彩館(以上、八幡市)、木津川市中央体育館(木津川市)とともに各広域振興局、各土木事務所、山城地域の各市役所・町村役場等で無料配布している。また、京都府HP・京都市HPから電子版サイクリングマップのPDFの閲覧やダウンロードが可能だ。
関連リンク
京奈和自転車道 山城エリア版:https://www.pref.kyoto.jp/doroke/bic-kidu.html
京奈和自転車道 京都市エリア版:https://kyoto-bicycle.com/cycling
TVアニメ「ゆるキャン△」とDAHONコラボの限定折りたたみ自転車の受注開始 各務原なでしこモデルと志摩リンモデルの2種類を用意
KADOKAWAは3月31日、TVアニメ「ゆるキャン△」と折りたたみ自転車専門の老舗ブランド「DAHON」とのコラボ自転車の販売を決定、2021年3月31日(水)13:00より、カドカワストアにて受注を開始した。
DAHONは、アメリカ創業の、フォールディングバイク(折りたたみ自転車)専門の老舗ブランド。折りたたみ自転車のパイオニアとしての長い歴史や膨大な特許数、お手頃価格のエントリーモデルから高価格のハイエンドモデルまで多種多様なモデルを揃えており、世界的シェアを誇ることで知られている。
今回は、DAHONのロングセラーモデルの1つ、Boardwalk D8とのコラボレーション。車体はクロモリ素材を採用しシンプルなデザインが特徴で、ホイールサイズは小回りが利き、初心者でも安心して乗れる20インチホイールとなっている。
変速にはクロスバイクなどに使われる、SHIMANOの8段変速で、ちょっとした坂道にも対応でき、ポタリングからちょっとしたサイクリングまで楽しめるモデル。ハンドルの高さが簡単に調節できるアジャスタブルハンドルポスト搭載タイプで、小柄な方も大柄な方も自分にあった高さのハンドルポジションに調整可能だ。
車体カラーは、なでしこ&リンをイメージした委員会監修のオリジナルカラーで、ふたりの名前がデザインされている。また、DAHON internationalのロゴは、ゆるキャン△カラーに彩色されている。
ホイールには描き下ろしイラストを反射ホイールカバーにデザイン。また、簡単にホイールを着脱することが出来るクイックリリース付きで、ホイールカバーを外すこともできる。
コラボ自転車は、各務原なでしこモデル28台、志摩リンモデル28台、合計56台の限定生産。価格は10万6700円(税込)。また、描き下ろしイラスト使用のTシャツ、アクリルキーホルダー、ショルダーバッグも同時に受注を行う。
商品詳細
ゆるキャン△×DAHON自転車 各務原なでしこモデル
・価格: 106,700円(税込)
・車体: DAHON International DAHON Boardwalk D8
・カラー: オリジナル なでしこレッド
・フレーム素材: Chromory
・変速数: 8段階
・タイヤサイズ: 20inch
・適応身長: 145-190cm
・重量: 12,8 kg
・その他: 前後左右反射ホイール4枚、クイックリリース付き
・納車: 2021年7月中予定
※コロナ禍の影響で納車時期が前後する可能性がございます。
※お支払い方法はクレジットカード決済のみとなります。予めご了承くださいませ。
<販売URL>
ゆるキャン△×DAHON 自転車 各務原なでしこモデル
https://store.kadokawa.co.jp/shop/g/g301905000697/
ゆるキャン△×DAHON自転車 志摩リンモデル
・価格: 106,700円(税込)
・車体: DAHON INTERNATIONAL DAHON Boardwalk D8
・カラー: オリジナル リンホワイト
・フレーム素材: Chromory
・変速数: 8段階
・タイヤサイズ: 20inch
・適応身長: 145-190cm
・重量: 12,8 kg
・その他: 前後左右反射ホイール4枚、クイックリリース付き
・納車: 2021年7月中予定
※コロナ禍の影響で納車時期が前後する可能性がございます。
※お支払い方法はクレジットカード決済のみとなります。予めご了承くださいませ。
なでしこ&リン、描き下ろしイラスト使用の可愛いグッズも同時受注開始!
Tシャツ姿にショルダーバッグ、アクリルキーホルダーを装備し、自転車で聖地を周遊してはいかがでしょうか。
◆Tシャツ 2種
描き下ろしイラストを使用した、ビンテージ風加工が特徴的なTシャツ。アウトドアに馴染むデザインです。
◆アクリルキーホルダー 2種
描き下ろしイラストを使用した、定番アクリルキーホルダー。存在感のある大きめキーホルダーです。
◆ショルダーバッグ
描き下ろしイラストを使用した、便利なショルダーバッグ。日常使いはもちろん、サイクルバッグとしても活躍するシンプルデザインです。もちろんウエストバッグとしても使えます。
<販売URL>
ゆるキャン△×DAHON 自転車 志摩リンモデル
https://store.kadokawa.co.jp/shop/g/g301905000698/
<販売URL>
ゆるキャン△ 各務原なでしこ Tシャツ L
https://store.kadokawa.co.jp/shop/g/g301905000700/
ゆるキャン△ 各務原なでしこ Tシャツ XL
https://store.kadokawa.co.jp/shop/g/g302103001707/
ゆるキャン△ 各務原なでしこ アクリルキーホルダー
https://store.kadokawa.co.jp/shop/g/g301905000702/
ゆるキャン△ 志摩リン アクリルキーホルダー
https://store.kadokawa.co.jp/shop/g/g301905000703/
ゆるキャン△ 志摩リン Tシャツ L
https://store.kadokawa.co.jp/shop/g/g301905000701/
ゆるキャン△ 志摩リン Tシャツ XL
https://store.kadokawa.co.jp/shop/g/g302103001708/
ゆるキャン△ なでしこ&リン ショルダーバッグ
https://store.kadokawa.co.jp/shop/g/g301905000704/
《協力》
車体製造: 武田産業株式会社
https://www.dahon-intl.jp/
https://takedasangyo.net/
ホイール製造: REXARD JAPAN株式会社(レグザードジャパン株式会社)
http://www.rexard.co.jp/
◆ご注意事項
・写真と実際の商品とは多少異なる場合がございます。
・自転車は、製造ロットの関係上、今回のお申込みにつきましては、国内限定28台ずつ(2種計56台)の販売とさせていただきます。次回の販売は未定となりますので、ご注意下さい。
・転売や再販売、その他営利を目的とした商品のご購入を固くお断りさせていただいております。営利目的で転売を行ったり、または転売を試みたことが判明した場合、弊社の判断で以降のご注文はお受けできないようにいたします。
・TSマークの貼付はございません。
・個人賠償責任保険に加入または、自転車損害賠償保険等へは、お住まいの都道府県や市区町村の状況や自身の加入状況を確認頂きご対応いただけると幸いです。
・防犯登録につきましては、ご自身にてご対応いただきますようお願いいたします。
・警音器、反射器材は装備されております。
・製造先である武田産業株式会社はPL保険に加入しております。
・納品時に1年間の品質保証書をお付けいたします。
◆権利表記
©あfろ・芳文社/野外活動サークル
◆関連URL
「ゆるキャン△」2nd.season アニメ公式サイト: https://yurucamp.jp/second/
「ゆるキャン△」2nd.season アニメ公式Twitter: @yurucamp_anime
◆本商品に関するお問い合わせ
カドカワストア https://store.kadokawa.co.jp/shop/contact/contact.aspx