デイリーアーカイブ Sep 18, 2025

E-Bikeに半年乗って感じた、買って良かったこと5選【E-Bike初心者向け】

2020年秋に長期インプレッション用として購入したSpecialized Turbo Vado SL 4.0(記事)。半日サイクリングメイン、たまにロングライドと乗っているうちに、執筆時点で走行距離は2600キロを超えた。 今まで、TREK Rail 9.7やCorratec E-POWER SHAPE PT500など、数々のE-Bikeを試乗していたが、Specialized Turbo Vado SL 4.0が初めて所有するE-Bikeだ。今回、E-Bikeを実際に購入し、半年間乗って感じた、買って良かったこと5選を紹介しよう。 向かい風が発生しても嫌に感じない 自転車で走る時の大敵の1つが向かい風。追い風なら速く走れるが、向かい風の場合、どれだけ景気良く走っても速度がガクンと落ちてしまう。向かい風は、坂道のように予測するのが難しく、突発的に発生するたこともあるため、到着予想時間が読みにくくなってしまう。 これが、E-Bikeの場合、向かい風が吹いていても、モーターパワーで進めるため風に対して鈍感になる。人力自転車なら向かい風で四苦八苦する場面でも、E-Bikeならバッテリーの消耗が少し減ると思うだけで済む。また、精神的な問題の解決だけでなく、向かい風でも速度が落ちにくくなるため、到着予定時刻の計算が行いやすいという実利的な利点もある。 上り坂があっても帰りたいと感じない 向かい風と同じく自転車の大敵であるのが上り坂。人力自転車の場合、低いギアにしてゆっくりと上ったり、筋力トレーニングを行う必要がある。低いギアにするとスピードが極端に落ちてしまい、上るのに時間がかかり、筋力トレーニングは誰でも随時できるわけではなく、途中で筋力が落ちてしまうこともある。 大手E-Bikeブランド(Shimano、Bosch、Specialized、Yamaha等)が搭載するモーターのアシストは、パワードスーツのように、自分の筋力が上がったかのようにアシストしてくれる。筋力が上がるとサイクリングでも心の余裕が生まれる。筆者は、人力自転車で様々な峠を越えるのを趣味にしていた。それでも、体調が悪い時や、面倒だと思った場合は何かしら理由をつけて走らないこともある。 E-Bikeに乗ってから、体が疲れていて面倒だと思う時でも、とりあえず走りに行くことが非常に多くなった。E-Bikeならアシストモードを強くして楽に走れば問題無い。E-Bikeでの峠越えは、修行ではなくサイクリングの感覚で走れるため、自由度が大幅に上がった。 天気予報が悪くても取り敢えず走りに行く モーターアシストで移動の自由度があがると、坂道を躊躇せず走りに行くだけでなく、天気予報が悪くても取り敢えず走りに行くようになる。流石に走る前から雨が降っているときは走らないが、雨が少し降りそうな状況なら、とりあえず走りに行くことが増えた。 景色を見る時間が増えた E-Bikeでのサイクリングは、人力自転車でサイクリングしている時よりも途中で立ち止まり、景色を楽しむことが増えるようになった。これは、上り坂でのスピードが速くなったのと、走行時間が予測できるようになったのが大きい。 人力自転車の場合、上り坂や向かい風での速度が大幅に上下するため、走行時間の予測が難しいが、E-Bikeだと上り坂や向かい風でも速度が落ちにくいため、自動車やオートバイのように走行時間の予測がしやすい。そのため、ちょっと止まって花を見たり、和菓子屋に入ってみることが多くなった。 ナイトライドも躊躇せず楽しむことができる 人力自転車の場合、自転車用ライトと言えば、バッテリーライトかダイナモライトを使うのが一般的。しかし、E-Bikeの場合、車体に大容量バッテリーを装備しているため、ヘッドライト、テールライトを装着することができる。 E-Bike用ライトが一般的なバッテリーライトと違うのは、電池切れに悩まされないのと、ライトが明るいこと。どんなバッテリーライトでも電池切れという不安があるが、E-Bikeの場合、車体のバッテリーを使うことで電池切れの不安や電池交換の煩わしさが解消された。ライトの明るさに関しても、E-Bike用ライトはバッテリータイプよりも明るいタイプが多い。 よほどの目的意識がない限りE-Bikeを選ぶのをお勧めする 筆者は自転車趣味を初めて15年以上経ち、ロングライドなどを行っていたが、Specialized Turbo Vado SLを購入してから、自動車やオートバイのようなドライブ感覚で、気軽にサイクリングや山越えに行くことになった。 2021年現在、スポーツ自転車を選ぶ際、レースや極限トレーニング、お金が無いなど、よほどの目的意識がない限り人力自転車ではなくE-Bikeを選ぶのをお勧めする。長くサイクリングを行っていた筆者ですら、E-Bikeを購入してから、サイクリングでは人力自転車は殆ど乗らない状況になった。 よほどの目的意識がない限り今から人力自転車を選んじゃいかん。低いグレードでもいいからEバイクの中から選ぶべき。すぐに自転車=Eバイクの時代になる。人力自転車は特殊なトレーニングマシン。 — trailermac (@trailermac) April 17, 2021 かつてのE-Bikeは、人力自転車と比較してハンドリングが劣っていたり、バッテリー容量が少ないなどの問題があったが、29インチホイールとBosch Performance Line CXで装甲車のようにトレイルを進む「TREK Rail 9.7」、物理の神様を超えようとするフルサスE-MTB「Yamaha YPJ-MT Pro」、アシストが切れても走ることができ、人力自転車感覚を残したE-Bike「Specialized Turbo Levo SL」「Specialized Turbo Creo SL」「Specialized Turbo Vado SL」の登場により機は熟した。初心者が高価なスポーツ自転車を購入する時は、ロードバイクやクロスバイクではなく、まずはE-Bikeから選ぶのをお勧めする。 文:松本健多朗 関連記事 https://www.cyclorider.com/archives/44002 https://www.cyclorider.com/archives/37082 https://www.cyclorider.com/archives/42176 https://www.cyclorider.com/archives/34815 https://www.cyclorider.com/archives/44176  

スポーツ自転車シェアアプリ「CycleTrip」E-Bikeブランド「BESV(べスビー)」とコラボ ヘルメットを3名にプレゼント

スポーツ自転車シェアアプリ「CycleTrip」を運営しているZuttoRide Sharingは5月6日、 BESV JAPANが取り扱いを行っている自転車用ヘルメット「Thousand Helmet(サウザンドヘルメット)」とコラボレーション。抽選で3名にヘルメットをプレゼントするキャンペーンを実施する。 CycleTripは、世界中で、スポーツ自転車を貸したい人(OWNER)と借りたい人(RIDER)をマッチングさせるオンラインプラットフォーム。現在、東京を中心にロードバイク、クロスバイク、マウンテンバイク、E-バイクなど450台以上のスポーツ自転車が登録されており、スポーツバイクでは日本最大級の規模とのこと。 Thousand Helmet(サウザンドヘルメット)は、LA発、都会派サイクリストの為に設計された自転車用ヘルメット。名前には、被りたいと思えるヘルメットを作ることで、1000人(サウザンド)の命を救うことができるという目標が込められており、ロゴマークのキャップを外してUロックや、チェーンロックを通すことができる機能や環境にやさしい、ビーガンレザーストラップを採用している。以下、リリースから。 ますます自転車ニーズが高まる中で、より安全にサイクリングをする為にヘルメットは欠かせません。しかし、自転車ヘルメット着用率は全国平均11.2%(※注1)と低く、自転車事故の約6割が頭部損傷(※注2)となっています。 安全・快適な自転車ライフを楽しむために、カジュアルな服装に似合う「Thousand Helmet(サウザンドヘルメット)」をかぶってサイクリングに出かけませんか? 【内容】 BESV×CycleTripコラボキャンペーンとして、 「Thousand Helmet(サウザンドヘルメット)」(カラー:サウザンドネイビー Mサイズ)を抽選で3名様にプレゼントします。 【応募方法】 「CycleTrip」公式アカウントの@cycletrip_share (https://twitter.com/cycletrip_share)をフォローし、対象ツイートをリツイートする事でご応募いただけます。 【キャンペーン期間】 5/6(木)~5/12(水)23:59迄 【結果発表】 「CycleTrip」が当選者様のアカウントをフォローの上、ツイッターのダイレクトメッセージでご連絡いたします。 【Twitter 公式アカウント】 「CycleTrip」 https://twitter.com/cycletrip_share 関連リンク CycleTrip:https://cycletrip.jp/ BESV JAPAN:https://besv.jp/

メリダジャパンが自治体・法人向けの相談窓口を開設

メリダジャパンは5月6日、電動アシスト付きスポーツ自転車「E-Bike」を、自治体・法人向けに導入支援を行う特設ページと相談窓口を開設した。 ヨーロッパにおいて急速に市場が拡大し、日本国内でも注目を集めている電動アシスト付きスポーツ自転車「E-Bike」は、幅広い層が無理をせず楽しめる新しいアクティビティツールとして、ホテルや道の駅、観光施設でのレンタルサイクル事業への導入や相談が増えている。しかし、初期の導入費用が心配、バイクのメンテナンスが出来ない、サイクリングコースやガイドなどソフト面の提供が不安など様々な相談をが寄せられているとのこと。 メリダジャパンは、こうした課題や様々なニーズに応じて、導入モデルの選定だけに終わらず、レンタルやリースなどでの導入提案、アフターメンテナンスや装備の追加、サイクリングコースの設定などプランニングからコンサルティングまで、専門スタッフが案内を行う自治体・法人向けの相談窓口を開設した。 自治体・法人向けの相談窓口では、E-Bikeを活用した新しいサイクリングライフの提案や、特設ページにて観光業界や地方自治体、一般企業様などへの導入提案や事例などを紹介している。 関連リンク MERIDA・MIYATA自治体・法人様向けページ: https://www.merida.jp/business/