デイリーアーカイブ Jul 7, 2025

Orbea 軽量アルミフルサスE-MTB「Rise H」登場 540Whの大容量バッテリーを搭載した軽量E-MTB

Orbeaから、軽量E-MTB「Rise」のアルミフレームバージョン「Rise H」が登場した。 https://youtu.be/Bh56bA5Kh0k Orbea Riseは、フルサスペンションタイプの軽量E-MTB。ドライブユニットは従来型E-MTBで使われている「シマノ EP8」に、オルベア用にチューニングを行った「EP8 RS」を搭載。最大トルクは60NmとLEVO SLよりもトルクフルなユニットを搭載し、軽量E-MTBはモーターのトルクが弱いという固定概念を払拭した。 Orbea Rise Hは、先行して発売されたカーボンフレーム仕様のRiseのアルミフレームバージョン。カーボンフレームバージョンと同じくシマノEP8 RSモーターを採用した。 カーボンフレームバージョンのRiseではバッテリー容量が360Whだったのに対し、Rise Hはバッテリーの容量を540Whと増大。同社は540Whバッテリー搭載のRise Hは、エコモードで3500メートル、トレイルモードで2200メートル、ブーストモードで1600メートル登れるという参考値を公開している。 また、オプションで252Whのレンジエクステンダーバッテリーを販売しており、レンジエクステンダーを使用した場合、合計で792Whを実現。この状態だとエコモードで5000mの標高差が得られると謳っている。 フレーム素材はアルミ製で、チューブ接合部の溶接を滑らかにしたスムーズウェルディングを採用。ジオメトリはカーボンフレームバージョンのRiseと同じで、ホイールサイズは29インチ、140mmまたは150mmトラベルのフロントフォークが選択できる。車体重量は最軽量モデルで19キロとのこと。 価格は4999ユーロ(日本円で約64万円)から。Orbea Rise Hの日本導入に関しては不明だ。 関連リンク Orbea Rise https://www.orbea.com/de-de/ebikes/mountainbikes/rise/

日本のE-MTBビッグ4をE-MTB WORLDで試乗!特徴を徹底解説

2021年11月6日から7日に開催されたE-MTB WORLD 2021。さまざまなE-Bikeブランドが出展していたが、今回は、数あるE-MTBの中でも、これだけは乗っておきたいE-MTB界のビッグ4を紹介する。 今回、E-MTBビッグ4で取り上げるのは、TREK Railシリーズ、Specialized Turbo Levo SL、YAMAHA YPJ-MT Pro、FANTIC XTF1.5シリーズの4台。ここで選択した4台は、モーターの性能や車体性能が高く、E-MTBの中では売れている部類に入る。1台づつ解説しよう。 TREK Railシリーズ TREKのE-MTBは、トレイルライドからサイクリングまで楽しめるハードテールE-MTBの「PowerFlyシリーズ」、本格的なトレイルライドをメインに作られたフルサスペンションE-MTB「Railシリーズ」の2シリーズを展開している。その中でもRailシリーズは、登場時から様々なメディアで注目されており、すぐに売り切れてしまうフルサスペンションE-MTBとして知られている。 TREK Railは前後29インチホイールと大きい車輪を採用しており、車体重量も23キロと重い。ツーリング系の筆者がトレイルアドベンチャーよこはまのコースを走らせた感覚では、可変アシストを行う「eMTBモード」を上手く使い、フロントホイールはできるだけアウトまで寄せ、立ち上がり重視のライン取りを行うと上手くアシストをかかって面白いように曲がってくれると感じた。下りでのコーナリングは車体が大きく感じる。実際、とあるプロMTBライダーが所有しているRail9.7は、バッテリーを400Wh仕様に変更して、容量を少なくして軽量化を行っているようだ。 モーターは、Bosch Performance Line CXで、定格出力250W、最大出力は推定500Wオーバー(非公式情報で600W近く)、最大トルクは75Nmもしくは85Nm。2021年モデルのRail 5は最大トルク75Nmから85Nmにアップしているが、最大出力に関しては、噂によると最大出力は同じのようだ。Bosch Performance Line CXはパワーの出方が、漕ぎ出しでドカンとパワーとトルクを出す方向にセッティングされており、日本国内向けのE-MTB用モーターでは、同じトルクを採用したE-MTB用ドライブユニットでもパワフルだと感じやすい。 バッテリー容量も625Whと大容量の部類に入り、バッテリーも鍵一本で簡単に着脱可能。また、ディスプレイもカラー液晶画面を採用した多機能ディスプレイ「KIOX」など、オプションが用意されているのも良いだろう。 関連記事 TREKのフルサスE-MTB「Rail 5」2022年モデル登場 TREK フルサスE-MTB「Rail9.7」の2022年モデルを発表 街・峠・山のすべてを走破する怪物E-MTB「TREK Rail 9.7」をインプレ【E-Bike】 関連リンク TREK https://www.trekbikes.com/ Specialized Turbo Levo SLシリーズ Specialized Turbo Levo SLの特徴は、今回紹介するE-MTBの中でも軽さを重視していること。車体重量は最軽量モデルで17キロ台と、E-MTBの中でも車体重量が軽いため話題になった。トレイルアドベンチャーよこはまのコースを走行した感覚では、下りでのコーナリングは人力マウンテンバイクの感覚に非常に近く、自然な感覚で走ることが可能だ。ホイール径は29インチだが、E-MTBとして見るとホイールの大きさはあまり感じない。 一方で、平地や上りでは、今回紹介するE-MTBの中でも脚力を使う必要がある。Specialized Turbo Levo SLに搭載されているモーターは、Specialized SL1.1で、定格出力240W、最大出力240W、最大トルクは35Nm。一般的なE-MTB用モーターが定格出力250W、最大出力500Wクラス、最大トルク70Nmオーバーなので、Specialized Turbo Levo SLは、一般的なE-MTB用モーターと比較すると、最大出力、最大トルクが半分以下のモーターを搭載しているということになる。実際、平地や上り坂で先行して走行している一般的なE-MTBに追いつこうとしようとすると、頑張って走らないといけない。 バッテリー容量は320Whで着脱不可の完全内臓バッテリーを採用。充電は車体に充電器を差し込む方式を採用している。バッテリー容量はオプションのレンジエクステンダーをあわせても480WhとE-MTBの中では少なく、充電を行う際もバッテリーを外すことができないという問題がある。 Specialized Turbo Levo SLは良くも悪くも人力マウンテンバイクのフィーリングを重視したい人に向いている。E-MTBはモーターのパワーとトルクを活かしたE-MTB流の独特の楽しみ方があるが、Specialized Turbo Levo SLは、E-MTBでも人力MTBの走りを求める人に向いている。これはコーナリングだけでなく、平地や上り坂を走行していても同じだ。価格はアルミフレームのTurbo Levo SL...

カイホウジャパン、女性向け折りたたみ電動アシスト自転車 SUISUI「フルール」発売

カイホウジャパンは11月26日、電動アシスト自転車SUISUI BM-AES200“Fleur(フルール)”の発売を開始した。 女性向け折りたたみ電動アシスト自転車「SUISUI BM-AES200」はネーミング募集を実施。応募総数256個の中から一般投票で大賞に決定した「Fleur(フルール)」はフランス語で”花” 女性が軽やかに自転車に乗れるようにという意味がある。 車体は乗車適用身長145センチメートルからで、低身長の方やスカートを着用している方でもまたがりやすいのを売りにしている。 モーターは後輪インホイールモーターを採用。重量は21キロで、バッテリーは24V 5.8Ah、一回の充電で最大40キロ走行可能。充電時間は4時間。価格は5万9800円(税込)。 関連リンク カイホウジャパン http://kaihou.com