デイリーアーカイブ May 10, 2025
自転車用チェーンで有名なKMCが電動アシスト自転車用モーターブランド「Kynamic」を設立
台湾の大手チェーンメーカーであるKMCが、電動アシスト自転車用モーターシステム市場に「Kynamic」というブランドで参入することが発表されました。
KMCは46年間にわたり自転車およびオートバイのチェーンに精通してきた台湾企業で知られていますが、台湾は自転車製造業と電子工業の中心地に位置しており、このような製品を提供するのに絶好の立地条件を備えています。また、オランダに設置された物流ハブが、KMC Kynamicの電動自転車モーターシステムや部品、両ブランドと自転車店のための保証の流通を管理する役割を果たすようです。
KMC Kynamicは2021年5月に設立されたとされ、新型コロナウイルス感染症による電動自転車需要のピークで開発を行ったかもしれません。
現在明らかになっていることは、ミッドモーターシステムと後輪ハブモーターの2種類を用意し、すべてのKMC Kynamic電動自転車システムは、EN15194:2017、ISO13849-1、UN38.3などの関連基準を満たしているとされています。
グラベルロード向けに対応する後輪ハブモーターには、KMC Kynamicは250Wの定格出力、36Vの定格電圧、最大40Nmのトルクで、トルクセンサーが搭載され、最大10速カセットとの互換性があります。
「SUV」対応を売りにするミッドモーターについては、200Wの定格出力、36Vの定格電圧、最大65Nmのトルクが特徴です。4つのアシストモードが提供され、LCDディスプレイを通じてライダーに洞察を提供します。また「E-city Comfort」のミッドモーターは250Wの定格出力を持ちます。
対応するバッテリーはセミインチューブデザインで、容量は497Wh。公称101kmのエコモードでの航続距離があります。2Aの充電器では7時間の充電時間が必要で、4Aの充電器ではその半分の時間で充電が完了するとのこと。
KMC Kynamicの日本での展開は不明です。
関連リンク
Main Page - Kynamic (kynamic-ebike.com)
BESV JAPAN、電動アシスト自転車の「Votani(ヴォターニ)」の30日間返品保証キャンペーンを実施
東京都渋谷区に本社を構える株式会社BESV JAPANは、Votaniブランドの折り畳みモデル「F3」と26インチ内装5段変速モデル「Q5」を対象に、顧客が電動アシスト自転車の魅力を実際に体験できるよう、特別なキャンペーンを実施することを発表しました。
顧客の購入に対する不安を軽減し、エコで健康的なライフスタイルを推奨するこのキャンペーンでは、購入後30日以内であれば返品が可能という「30日間返品保証」を提供する一方、継続して利用する顧客には「1万円キャッシュバック」の選択肢を用意しています。キャンペーンは2023年11月11日から12月10日までとなっており、専用ページからの申し込みが必要です。
キャンペーンを通じて、電動アシスト自転車がもたらす新しい移動手段としての利便性や、従来の移動では出会うことのなかった風景との出会いを、顧客に実感してもらう機会を提供しています。返品を希望する場合には、5,500円の手数料を差し引いた金額が返金されますが、ヘルメットやバスケットなどのアクセサリー、防犯登録費用、自転車保険の費用は返金対象外です。
「F3」は「シンプル&スタイリッシュ」をコンセプトに、人気のH3モデルを踏襲しつつ、折りたたむことができる利便性を備えています。フレームとハンドルの二箇所が折り畳めるため、狭いスペースでの保管や自動車への積載が容易になります。オートアシストモードを含むBESVのテクノロジーが活かされており、折り畳み電動アシスト自転車としての高いコストパフォーマンスを実現しています。販売価格は208,000円(税込)で、カラーはライトグレイとライトオリーブの2色展開、重量は20.8kgとなっています。また、充電時間は3.5時間で、内装3段変速が特徴です。
一方の「Q5」は「イージー&ユージュアル」をテーマに、新型の大容量バッテリーとシマノの内装5段変速を採用しており、使いやすさと走行性を兼ね備えています。26インチタイヤと長めのホイールベースにより、直進安定性に優れた設計となっており、スポーティな走りも楽しめます。オートアシストモードやオートライト、サークル錠などの標準装備に加え、フロントバスケットやリアキャリア、両立スタンドといったオプションも用意されています。価格は228,000円(税込)で、メタリックグレイとライトブルーメタリックの2色が選べます。重量は23.1kgとなっており、充電時間は2.5時間です。
関連リンク
BESV JAPAN(ベスビー ジャパン) | 次世代のプレミアムe-Bike | 電動アシスト自転車
【BESV JAPAN公式】 - 「私に“ちょうどいい” Votani」キャンペーン (besv-votani-campaign2023.com)
スペシャライズドからエンデューロE-MTB「Kenevo SL2」が登場
スペシャライズドは11月8日、オールマウンテンスタイルのライドに最適化された新しい電動マウンテンバイク、Kenevo SL2を発表しました。
Kenevo SL 2の車体は、6種類のジオメトリーの設定が可能なFact 11rカーボンフレームを採用。6種類のセッティングからハンドリング特性を変更し、ライダーのスタイルや走る地形とマッチさせましょう。ヘッドアングルは62.5、63.5、そして64.5度に、BBハイトは上下に6mm変えられます。また、6つのバーと6つのピボットを駆使して高い安定性と反応性のあるハンドリングを目指している6バーサスペンションを搭載。重心を低く中心に配置することで、ライダーは安定しつつも、トレイルでの敏捷な乗り心地を実現できます。
他にも、ショックのコンプレッション側に新たに追加されたテンションリンクは、レバレッジレシオとアクスル軌道の独立した調整を可能にし、これによりスプリングとダンパーの性能が飛躍的に向上しました。アクスル軌道はわずかに後方に設定されており、これが障害物への衝突時にホイールを後方へ逃がすことで、衝撃をスムーズに吸収します。ペダリング時にはアンチスクワット特性を発揮し、効率的な走行を支えます。
さらに、Kenevo SL 2のレバレッジレシオ設計は、小さな凹凸を正確に捉え、ミッドストロークではしっかり踏ん張り、大きな衝撃があった際には、フルストロークで柔軟に対応する能力を持っています。このため、ライダーはモーターから供給される力をロスなく路面に伝え、高速走行でも安定したパフォーマンスを享受することができます。
モーターはLevo SL2やCreo 2に先行して搭載されていたSpecialized SL 1.2 モーターで、最大出力320W、最大トルク50Nm、急な坂も楽に登ることができ、320Whの内蔵バッテリーにより最長5時間のライドが楽しめます。さらに160Whのレンジエクステンダーを追加することで、7時間半の走行が可能になります。
車体に装着されたMasterMind TCU(Turbo Control Unit)は、ライド情報を表示し、アシストレベルをリアルタイムで調整でき、無線でのアップデート対応に加えて、Specializedアプリと連携し、アシストパワーのカスタマイズや航続距離の調節、盗難防止のためのシステムロックなど、さまざまな機能が提供されます。
同シリーズの最上位モデル「S-Works Turbo Kenevo SL 2」は、1,815,000円(税込)という価格で提供されており、S2およびS3のサイズ展開があります。カラーバリエーションは、GLOSS BLACK LIQUID METAL / BRUSHED LIQUID METAL / BLACK BRUSHED CHROMEと、GLOSS RUSTED RED / REDWOOD / WHITE MOUNTAINSの2色があります。
一方で、やや手が届きやすいモデル「Turbo Kenevo SL 2 Expert」は、1,353,000円(税込)で提供され、S2からS4までの3つのサイズが用意されています。このモデルにはGLOSS OBSIDIAN / METALLIC OBSIDIAN / TAUPEの1色のカラーバリエーションがあります。
シリーズ中でもっともお求めやすい「Turbo...