デイリーアーカイブ May 16, 2025
加須市、自転車とグルメを通じた観光振興イベント「KAZOLINGグルメ&サイクリング2024」を3月24日に実施
観光まちづくり事業を手掛ける株式会社おいでなせえは、加須市物産観光協会(埼玉県加須市)の委託を受け、加須市の豊富な食を堪能できるサイクリング×グルメツアー「KAZOLINGグルメ&サイクリング2024」を2024年3月24日(日)に開催する。
加須市は関東平野の中心に位置し、平坦な地形や「渡良瀬遊水地」「利根川自転車道」などサイクリングに適した環境を有する。市では観光を通じたサイクリング事業「KAZOLING」を推進しており、今回のツアーはその一環として企画された。
イベントの見どころは、①豪華ゲストライダーとのサイクリング、②体力に合わせて選べるコース、③加須の美味しいグルメの3点。ゲストライダーには、オリンピアンの飯島誠氏、自転車ツアーの企画に長けた則包高希氏、加須市出身のYouTuber武正倫氏が参加する。
コースは約40kmのAコースと約18kmのBコースの2種類。Aコースではグルメポイントを巡りながら加須の歴史・文化を、Bコースではうどん打ち教室込みの自転車散歩を楽しめる。各スポットでは加須の伝統食であるうどんや地元産の米・果物が提供され、生産者から直接話を聞く機会もある。
ツアーは現地集合・現地解散で、参加料金は3,000円(税込)。定員はAコース30名、Bコース20名。申込み締切は3月21日まで。詳細・申込みは加須市のウェブサイトから。
株式会社おいでなせえは埼玉県内で活動する観光まちづくり会社。今後は県内各所で自転車を活用し、「行ってみたくなる」観光まちづくりの実現を目指す。
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KAZOLINGグルメ&サイクリング 2024/加須市
au損保、全国の自転車保険加入率が65.6%に上昇 義務化地域は67.7%で非義務化地域との差が拡大
au損害保険株式会社(au損保)は3月14日、全国の自転車利用者1万5381名を対象に実施した自転車保険加入状況に関する調査結果を発表した。それによると、自転車保険への加入率は65.6%となり、調査開始以来6年連続で上昇した。
2023年度の加入率は前年度から2.1ポイント上昇し、伸び幅が再び拡大。2022年度は0.9ポイントと過去最小の伸び幅だったが、再び勢いを取り戻した格好だ。
地域別の加入状況を見ると、自転車保険への加入が義務化されている地域は67.7%、義務化されていない地域は50.9%と、義務化の有無で大きな差が出ている。都道府県別では、熊本県が77.1%で最も高い加入率となった。2023年度に新たに義務化された広島県は59.5%で、前年度から4.9ポイント上昇した。
2024年3月現在、全国47都道府県のうち33都道府県で自転車保険の加入が義務化されており、義務化地域は日本全体の7割に達している。一方で、義務化地域の住民に自転車保険の加入が義務化されていることを知っているか尋ねたところ、「知っている」と回答した割合は39.1%で、2年連続で低下。半数以上の18都道府県で義務化の認知率が下がっており、周知活動の継続が必要とされている。
また、自転車保険に加入している人の47.6%が、加入している保険の個人賠償責任補償限度額を「分からない」と回答。au損保は「もしもの場合に備えて、補償内容を確認し、自身に合った保険の加入や見直しが重要」と呼びかけている。
au損保の公式サイト - 自転車保険・ペットの保険・海外旅行保険 (au-sonpo.co.jp)
シェアサイクル「チャリチャリ」、佐賀市でサービス開始 市民の回遊性向上と地域経済活性化を目指す
シェアサイクルサービス「チャリチャリ」を運営するneuet株式会社は3月13日、佐賀県佐賀市でのサービス展開を開始すると発表した。同社が九州で展開するのは福岡市、熊本市、福岡県久留米市に続き4都市目となる。
チャリチャリは、スマートフォンアプリで自転車の鍵を解錠し、手軽に利用できるシェアサイクルサービス。1分単位の料金設定で、ベーシックモデルは1分6円、電動アシスト自転車は1分15円で利用可能だ。
同社は佐賀市と共同で、市民や来街者の回遊性向上と地域経済の活性化を目的にサービスを展開。自転車の貸し借りができるポート用地の積極的な確保や、市内企業との連携強化に努める方針だ。
佐賀市におけるシェアサイクル事業は、自転車を身近な交通手段として共有することで、市民と来街者の利便性向上を図り、日常の移動や観光拠点への周遊を活性化させるのが狙い。neuetは5月上旬のサービス開始を目指しており、具体的なサービスエリアや投入車体数、ポート展開などの詳細は追って公表するとしている。
また、同社は4月4日に佐賀市とシェアサイクル事業に関する連携協定を締結予定。二次交通の活性化や交通事業者との連携、観光・地域振興、災害時の移動支援、脱炭素社会の実現、自転車走行ルールの普及啓発などで協力していく。
チャリチャリは2018年2月に福岡市でサービスを開始。現在は約4,200台の自転車と690カ所以上のポートを展開し、累計利用回数は2,000万回を突破している。2020年からは名古屋市と東京エリア、2022年4月からは熊本市、2024年4月からは福岡県久留米市でも展開を始めている。
同社は「まちの移動の、次の習慣をつくる」をミッションに掲げ、各地で日常的な移動手段としてチャリチャリが活用されている。佐賀市でのサービス開始により、九州での事業エリアがさらに拡大することになる。
※2024年4月1日からベーシックモデルは1分7円、電動アシスト自転車は1分17円に料金改定予定。
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チャリチャリ (charichari.bike)