デイリーアーカイブ Jul 13, 2025

軽量スピードクロスバイク KhodaaBloom Rail700シリーズを解説

クロスバイクの中でも、舗装路の軽快さを求めた物はスピードクロスバイクと呼ばれることが多い。スピードクロスバイクにはこのジャンルの始祖で現在でも定番のGIANT ESCAPE R3、ESCAPE R3の発展型でよりスポーティな雰囲気を持つESCAPE RX、旧ESCAPE Rシリーズの雰囲気を残したNESTO LIMITがある。 今回紹介するスピードクロスバイクはKhodaa Bloom Rail700シリーズ。数あるスピードクロスバイクの中でも軽さを売りにしており、最上級モデルのRail 700SL-LTDはクロスバイク最軽量の8.1kg、Rail 700SLは国内販売中の10万円以下/前変速機付きクロスバイクにおいて(2018年9月現在)クラス最軽量の8.7kgを実現。また、Rail700は国内販売中の10万円以下/前3段変速機付きクロスバイクにおいて(2018年4月現在)クラス最軽量の9.4kgを実現したようだ。軽量モデルでもロードバイクよりもスポーク数を多くしていたずらに軽さを実現していないのは好感が持てるだろう。 筆者はRail700シリーズは様々な自転車イベントで試乗している。ロードバイク並の軽さを実現しているが、実際の走りはロードバイクではなく、スポーティなツーリングマシンと考えたほうがいい。マウンテンバイク並のロングホイールベースに、アップライトな乗車姿勢でも極端に荷重がかからない長めのリアチェーンステーのおかげか、軽いギアを多様して清流のようにスイスイと走らせたほうが良い。このクロスバイクにロードバイクのような重いギアを多用して走るのは楽しくない。 Rail700シリーズの上級モデルは、エントリーモデルのロードバイクと同じ価格帯に位置している。一般的な意見ならロードバイクを買ったほうが良いと思うかもしれないが、読みが浅すぎると言うしか無い。ホイールベースが短く前傾姿勢を強要されるロードバイクは、スピードが出しやすいので舗装路での高速走行は非常に楽しい。その一方で低速走行では、ハンドルの「遊び」が無い感覚に近く、不安定になる。Rail700のようなロングホイールベースのクロスバイクは、街乗りやツーリングレベルの速度ならリラックスして運転できる。 NESTO LIMITシリーズとの違いは? Khodaa Bloomブランドを持っているホダカでは、NESTOブランドも所有している。NESTOにはRail700の価格帯が近いクロスバイク「LIMIT」シリーズがラインナップしている。NESTO LIMITのほうが安いが、価格だけでなく車体設計も違う。 NESTO LIMITシリーズは重いギアを踏み込んだ時の進み具合がRail700よりも進む感じがする。ホイールベースもRail700よりも短く、クロスバイクで俊敏にスポーティに走りたい人に向いている。 一方、KhodaaBloom Rail700シリーズは、スピードクロスでは非常に珍しいセンタースタンド装着台座がある。また、トップチューブ(ハンドル~サドル間)が長いため、端にかけて後ろに下がったバックスイープがついたトレッキングハンドルが装着できる。(NESTO LIMITで行うと乗車姿勢がやや窮屈になるだろう) https://www.cyclorider.com/archives/19603 Khodaa Bloom Rail700シリーズとNESTO LIMITシリーズで迷っているのなら、スポーティさを重視したいのならLIMITシリーズ。実用性を求めたスピードクルーザーが欲しいのならKhodaa Bloom Rail700シリーズを選ぶのが良いだろう。 Khodaa Bloom Rail700シリーズ一覧(2020年モデル) Rail700A:¥48,000(税抜き) フレーム:“EAST-L”Triple butted,BSA130mmQR フロントフォーク:Alloy 1-1/8 100mmQR ブレーキ:SHIMANO BR-T4000 クランク/スプロケット:48/38/28T / SHIMANO CS-HG200-8 12-32T タイヤ:KENDA K1029 700×32C スポーツ自転車を取り扱っている自転車店で購入できるクロスバイクでは貴重な4万円台のクロスバイク。Rail700シリーズの中では、太めの32ミリタイヤを装備し、厚めのスポーツ自転車用サドルを装備す7ことで、初めてスポーツ自転車に乗る人にも合う部品構成となっている。気軽にクロスバイクに乗ってみたい人向けのモデルだ。 Rail700:¥63,000(税抜き) フレーム:“EAST-L”Triple butted,BSA130mmQR フロントフォーク:Alloy 1-1/8 100mmQR ブレーキ:SHIMANO BR-T4000 クランク/スプロケット:48/36/26T /SHIMANO CS-HG50-9...

自転車にやさしい壁付け縦置き自転車ディスプレイ「クランクストッパーウォールCSW-01」が登場

株式会社サイクルロッカーから、壁付けタイプの縦置き自転車ディスプレイ「クランクストッパーウォールCSW-01」が登場した。サイクルロッカーは独自の縦置き機構(特許取得済)を活用し、部屋置きデザインスタンドの先駆けとして有名な会社。クランクを逆回転させ水平バーに噛ませることにより自転車を縦に保持し、フレームやホイールなどに負荷を与えずに縦置きができる。 今回登場した、「クランクストッパーウォールCSW-01」は、クランクストッパーの機能はそのままに、極限までミニマムなデザインを追求することで、4528円(税抜)と低価格を実現した。縦置きしたときに前輪を挿入する「前輪ホルダー」と後輪を受ける「後輪ホルダー」、クランクを固定する水平バーの「クランクストッパー」の3パーツを壁面にネジ留めをすることで、自転車を縦置き保持させる。 自転車にあわせて取付け高さを設定できるため、小径車から29erまでホイールサイズを選ばない。タイヤ幅は40mmまでで、泥よけ等の影響で自転車を垂直にできない自転車やピスト等の固定ギヤの自転車は不可。また、必ず十分な太さのある構造材の入っている壁面部分か、しっかりした柱に取り付ける必要がある。 公式サイト:https://cyclelocker.net/

しまなみ海道をイメージしたサイクリスト向け補給食「minagiru」が登場

愛媛県今治市にある株式会社アドリブワークスから、サイクリングを楽しむ人のための補給食「minagiru」(ミナギル)を2019年4月より販売開始する。日本で初めて「海峡を横断できる自転車道」として登場した「しまなみ海道サイクリングロード」。米CNNで世界7大サイクリングスポットとして紹介されており、世界的に有名だ。 アドリブワークスがしまなみ海道を訪れるサイクリストにインタビューをすると、「気軽に持ち運べて、ライド中にパッと食べられる”ご当地感”のある補給食がほしい。」「食べ物はいくらでもコンビニで買えるけど、サイクリングに必要な栄養や身体のケアに特化した健康的な物を摂りたい。」といった声を多く聞き、商品の開発に取り組んだとのこと。 開発には「アスリートフードマイスター」の資格を保有する池田清子氏が開発に全面協力。また、「アタック」や「エスケープ」ロードレースを題材とする著書を執筆する編集者兼ライターの佐藤 喬 氏がコーディネーターとして加わっている。 minagiruには今治産の原料を使用。また、地域のおみやげの枠にとらわれずサイクリングやトレーニングでも使えるように、製法や素材選びを徹底しているとのこと。 ラインナップは5つ。ライド前を想定した、愛媛県産みかん果汁を使用のminagiru ENERGY BUTTER「ショコラみかん味」(価格:390円/個(税別)※予定)。ライド中を想定した、今治産はちみつを使用のminagiru ENERGY GEL「梅&ライム味」(価格:290円/個(税別)※予定)。ライド後を想定したminagiru ENERGY BAR「ベリーチョコレート味」(価格:380円/個(税別)※予定)。同じくライド後想定のminagiru ENERGY BAR「たまねぎ醤油味」(価格:380円/個(税別)※予定)。ライド後を想定のminagiru RECOVERY AMAZAKE「愛媛ライム味」をラインナップ。 販売開始時期は2019年4月1日(月)を予定。公式オンラインショップから購入可能だ。 公式サイト:https://www.adlibworks.com/minagiru/