FANTIC E-MTBシリーズ 2021-2022年モデルは欧州仕様フルラインナップで展開

モータリストが輸入販売を行っている「FANTIC」製E-Bikeは、Brose Sシリーズドライブユニット(定格出力250W、最大トルク90Nm)を搭載している欧州仕様のE-MTBシリーズと、BAFANG M500ドライブユニットを搭載している公道走行可能な「ISSIMO」シリーズの2シリーズを展開している。

2021年9月12日時点で、FANTIC E-Bikeシリーズ公式サイトで公開されているE-Bikeは、フルサスペンションE-MTBのトレイルモデル「XTF1.5 CARBON」「XTF1.5」、ファットバイクの「FAT SPORT」、シティモデルの「ISSIMO」だけだが、配布されているFANTIC E-MTB 2021-2022年カタログでは、欧州仕様のE-MTBをフルラインナップしている。

FANTIC E-MTBシリーズカタログから
FANTIC E-MTBシリーズカタログから

カーボンフレームのフルサスE-MTB「XTF1.5 CARBON」、アルミフレームのフルサスE-MTB「XTF1.5」、ハードテールタイプのファットバイクE-MTB「FAT SPORT」は、日本国内で在庫がある標準在庫モデルとして展開。一部XTFシリーズ、オールマウンテンのXMFシリーズ、エンデューロのXEFシリーズ、ダウンヒルのXXFシリーズ、ハードテールモデルのXF2に関しては受注発注モデルとなる。ここでは、FANTIC E-MTBシリーズのフルラインナップを簡単に紹介。価格はすべて税込み。FANTIC E-MTBシリーズは全車欧州仕様のため、日本国内での公道走行は不可。

XTFシリーズ(トレイル)

トレイルモデルのXTFシリーズの一番の特徴は前後29インチホイールを採用している事。前後異径ホイールを売りにしたFANTIC E-MTBシリーズの中でも例外と言えるが、これは日本未発売のフルサスE-MTB「Specialized ”第2世代”Turbo Levo(動画)」に影響を受けて採用。因みに、現行モデルの第3世代Turbo Levo(記事)は、前後異径ホイールを採用した。XTFシリーズのリアスイングアームは27.5インチにも対応しているため、FANTIC E-MTBシリーズの特徴である、前輪29インチ、後輪27.5インチのマレット化も可能だ。

XTF1.5 CARBONシリーズは、新型カーボンフレームを採用したハイエンドモデル。バッテリーは720Whの大容量バッテリーを搭載した。

XTF1.5 CARBON FACTORY/RACEはカーボンフレームシリーズの中でも、カーボンホイールを採用したハイエンドモデル。トップモデルであるXTF 1.5 CARBON FACTORYは720WhバッテリーとパワフルなBrose S MAGドライブユニット(定格出力250W、最大トルク90Nm)を搭載しながら、車体重量は19.9キログラムを達成した。

  • XTF1.5 CARBON FACTORY:169万2900円
  • XTF1.5 CARBON RACE:130万200円

XTF Carbonシリーズの中でも100万円を切るモデルがXTF1.5 CARBON SPORT/CARBON。ホイールはアルミリムを採用しているが、フレームやドライブユニット、バッテリーはカーボンホイールを採用した上位モデルと同じ。XTF1.5 CARBONのS、Mサイズは、日本国内に在庫を保有している標準在庫モデルとなる。

  • XTF1.5 CARBON SPORT:90万2000円
  • XTF1.5 CARBON:78万5400円

XTFシリーズの中でも購入しやすいのがXTF1.5 Race/XTF1.5。フレームはハイドロフォーミングを行ったアルミニウムフレームで、630Whバッテリーとアルミハウジングを採用したBrose S ALU(定格出力250W、最大トルク90Nm)を搭載。XTF1.5のS、Mサイズは、日本国内に在庫を保有している標準在庫モデルとなる。

  • XTF1.5 Race:66万9900円
  • XTF1.5:56万5000円

XMFシリーズ(オールマウンテン)

ダウンヒルパフォーマンスとアップヒルペダリングの優れたバランスを提供するようにサスペンションストロークを170ミリに設定したオールマウンテンモデルが「XMFシリーズ」。シリーズ全車、ドライブユニットはBrose S MAG(定格出力250W、最大トルク90Nm)で720Whバッテリーの組み合わせ。

アルミフレームモデルはXMF1.7で、カーボンフレームモデルはXMF1.7 CARBON/CARBON RACEとなる。

  • XMF1.7 CARBON RACE:140万2500円
  • XMF1.7 CARBON:113万8500円
  • XMF1.7:94万7100円

XEFシリーズ(エンデューロ)

ダウンヒル重視のジオメトリに、190ミリのトラベルを採用したのがエンデューロモデルの「XMFシリーズ」。シリーズ全車、ドライブユニットはBrose S MAG(定格出力250W、最大トルク90Nm)で720Whバッテリーの組み合わせ。XEF1.9 RACEはアルミフレーム仕様で、XEF1.9 FACTORYはカーボンフレーム仕様となる。

  • XEF1.9 FACTORY:134万3100円
  • XEF1.9 RACE:110万8800円

XXFシリーズ(ダウンヒル)

アグレッシブなダウンヒル用に設計され、オートバイさながらのデュアルクラウンのフロントフォークに、200ミリのトラベルを採用したのがXXFシリーズ。 シリーズ全車、ドライブユニットはBrose S MAG(定格出力250W、最大トルク90Nm)で720Whバッテリーの組み合わせ。XXF2.0 RACEはアルミフレーム仕様で、XXF2.0 FACTORYはカーボンフレーム仕様となる。

  • XXF2.0 FACTORY:157万8500円
  • XXF2.0 RACE:116万7100円

FAT SPORT(ファットバイク)

26×4インチタイヤを装備し、山の中のトレイルだけでなく雪の上も走れるファットバイクタイプのE-MTBがFAT SPORT。車体デザインは2020年モデルと変わらないが、ディスプレイはBroseオールラウンド4 多機能ディスプレイ&プッシュアシスト式選択ユニットにアップデートされている。630Whバッテリーとアルミハウジングを採用したBrose S ALU(定格出力250W、最大トルク90Nm)を搭載。日本国内に在庫を保有している標準在庫モデルとなる。

  • FAT SPORT:55万円

XF2(ハードテール)

FANTIC E-MTBシリーズの中では一番安いのがハードテールタイプのXF2。フロント29×2.25インチ、リア27.5×2.6インチとFANTIC E-MTBシリーズの特徴である前後異径ホイールを採用している。630Whバッテリーとアルミハウジングを採用したBrose S ALU(定格出力250W、最大トルク90Nm)を搭載。

  • XF2:48万7300円

具体的なスペックはFANTIC本国サイトの閲覧、もしくはFANTIC E-Bikeの輸入販売を行っているモータリストに要問合せ。

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