【フラットバーグラベルロード】Marin Nicasio SEとBREEZER RADAR CAFEを解説

一般的にグラベルロードといえば、ドロップハンドルを採用した自転車が殆どだが、一部の会社では、フラットハンドルを採用したグラベルロードも存在する。このようなフラットバーグラベルロードは、通常のクロスバイクよりも太いタイヤを履くことができ、ドロップハンドルを装着することができる大きな利点がある。今回は日本市場で販売されているフラットバーグラベルロード「Marin Nicasio SE」と「BREEZER Radar Cafe」を紹介したい。

Marin Nicasio SE:¥75,000(税別)

Marinのグラベルロード「Nicasio」のフラットバーバージョンがNicasio SE。Nicasio SEは日本国内でしか販売されないグラベルロードだ。ホイールは、ドロップハンドルバージョンのNicasioに装着されている700Cよりも小径で、近年のマウンテンバイクで主流の650Bを採用している。Nicasio SEに装着されているタイヤはWTB Horizonという太めのスリックタイヤ。安価なグラベルロードの世界では珍しく650B✕47C「ロードプラス規格」を採用している。

  • フレーム:Marin 4130 CrMo
  • フロントフォーク:CrMo Steel Blades
  • ギア:前FSA Tempo Compact, 50/34T/後Shimano 8-Speed, 11/32t
  • ホイール:前後ともMarin Aluminum Double Wall
  • タイヤ:WTB Horizon Wire Bead, 650Bx47mm

参考:http://shop.funfancy.jp/funfancy/product_detail/index/03180012

BREEZER Radar Cafe:¥95,000(税別)

出典:http://www.breezerbikes.jp/2018/product/radar.html

29インチホイールを採用したモンスタークロスBREEZER RADERのフラットバーバージョンがRADAR CAFE。ハンドルは少し手前にベントしているタイプを採用している。ギアは1×10速と、シクロクロスやマウンテンバイクで流行しているドライブトレインだ。タイヤはKENDAのグラベル用のブロックタイヤを採用している。

  • フレーム:Breezer butted chromoly steel, BSA threaded BB , 135mm QR rear triangle w/Apex disc mount
  • フロントフォーク:Chromoly Disc, 1 1/8″
  • ギア:前FSA Comet 1X 38T/後Shimano Deore 10速 11-42T
  • ホイール:32H Alex GDP24 disc, tubeless compatible, sealed bearing hubs, SS spokes
  • タイヤ:Kenda Small Block 8, 700 x 1.9″, wire bead

Marin Nicasio SEとBREEZER Radar Cafeの違い

Marin Nicasio SEとBREEZER Radar Cafeのどちらかを買うときに注目したいのはコンセプト。Marin Nicasio SEは、太いスリックタイヤを採用しているが、元モデルのNicasioは700Cホイールを採用し、30ミリ相当のシティサイクルよりも細いタイヤを装着している。一方、Breezer Radar Cafeはマウンテンバイク並に太いタイヤを装備しているため、Nicasioと比較するとスピードよりも砂利道や荷物の積載性能を重視している。

ロードバイク風味を残したMarin Nicasio SEとマウンテンバイク風味を残したBreezer Radar Cafeは違うコンセプトの自転車のため、購入する時はよく考えて選んだほうがいいだろう。

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