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サンオータスとOpenStreet、横須賀市に電動アシストスポーツ自転車「XU1」を使用したシェアサイクルを実施
株式会社サンオータスとOpenStreet株式会社は、横須賀市と共に、観光ルートである「よこすかルートミュージアム」の周遊性を向上させる目的で、シェアサイクルサービス「HELLO CYCLING」にスポーツタイプの電動アシスト自転車「XU1」を導入すると発表した。
2018年1月に、横須賀市とOpenStreetは相互協力及び連携に関する協定書を締結し、シティサイクルタイプの自転車を用いて「HELLO CYCLING」を展開してきた。そして今回、サンオータスが「SUNAUTAS MOBILITY」を通じて脱炭素社会の実現に向けた取り組みとして、「よこすかルートミュージアム周遊促進事業奨励金」を活用し、パナソニックサイクルテック製の電動アシスト自転車「XU1」を「HELLO CYCLING」へ導入することになった。
「XU1」はスポーツタイプの電動アシスト自転車で、横須賀市内の歴史的な観光地や自然豊かなスポットを楽しみながら周遊することを促進する。この新しい周遊観光体験は、横須賀市を訪れる観光客にとって新たな楽しみとなるだろう。
「XU1」のステーションはヴェルニー公園、浦賀駅第3自転車等駐輪場、ソレイユの丘に設置され、それぞれ8台、6台、6台が駐輪可能となっている。なお、ソレイユの丘のステーションは現在準備中で、開始予定である。
「XU1」を利用するには、「HELLO CYCLING」アプリをダウンロードし、無料会員登録を行う必要がある。アプリを通じてステーションの検索から自転車の予約、決済までを簡単に行うことができる。また、アプリの地図上で表示される「XU1」専用ステーションであれば、どこでも自転車の貸し出しや返却が可能である。
関連リンク
SUNAUTAS Mobility|サンオータス モビリティ (sa-mobility.com)
HELLO CYCLING - 好きな場所で返せるシェアサイクル
パナソニックXU1 20万円台クラスのお手頃価格のクロスバイクEバイクの実力を見る
2023年1月20日、東京都調布市にある味の素スタジアムで行われた「ワイズロード社員試乗会」。ロードバイクやクロスバイク、Eバイクなどワイズロードで取り扱うブランドを集めて、商品知識を深めるための社内イベントで、様々なブランドが出展していた。今回、ピックアップするのはパナソニック・XU1だ。
パナソニック・XU1は、パナソニックのクロスバイクタイプのEバイク。パナソニックの電動アシスト自転車・Eバイクの中でもクロスバイクタイプのEバイクは、26インチの電動アシスト自転車シリーズ「ハリヤ」。700Cの電動アシスト自転車シリーズ「ジェッター」、700CのEバイクシリーズの「XU1」の3モデルが用意されている。XU1は同社Eバイクシリーズの中で一番安いモデルとなる。
パナソニック XU1の記事をチェックする
2021年8月に、XU1はモデルチェンジを実施。車体設計は、東京2020オリンピックで使われるケイリン先導車の開発で培ったデータをフィードバックし、フレームやフロントフォークの寸法や角度などを見直した。これにより、従来車種より低重心化を実現し、安定感のあるハンドリングと走行フィーリングが向上したと謳っている。
モーターのフィーリングは、少し踏んだら前に進むような感覚がある。パナソニックの電動アシスト自転車やEバイクでは、このよな特性のモデルが比較的多いように感じるが、恐らくパワー感を出すためだと思われる。日本国内法ではアシスト比率が制限されているため、発進時に、いかに不安感を感じさせず瞬時にアシストパワーを出すのかがコツだと思われる。
XU1は、車体中央に装着されたミッドドライブモーター、泥除け、ヘッドライト、リアキャリア、スタンドなどが装備され、3年間盗難補償が用意されつつ、25万8000円(税込)は、それほど高くないと感じる人も少なくないだろう。この割安な価格の理由は、バッテリー容量が288Whと少ない、フレームサイズが1種類しかないという理由もある。バッテリー容量に関しては、オプションで大容量バッテリーが用意されていないのは惜しいところだ。
XU1は、パナソニック製モーターを搭載しつつ、20万円台中盤とクロスバイクタイプのEバイクでは割安な価格を実現している。ただ、価格の安さには理由があるので、その理由を理解していれば、買っても損はしないだろう。
関連リンク
【公式】XU1|電動アシスト自転車/自転車|Panasonic
パナソニックから新型E-Bike「XU1」登場 東京2020オリンピック公式の電動アシスト自転車
パナソニック サイクルテックは7月30日、クロスバイクタイプのE-Bike「新型XU1」を発表、8月5日に発売する。
パナソニックのE-Bike「Xシリーズ」の中でも、XU1はXシリーズ唯一のクロスバイクでエントリーモデルと言えるモデル。車体設計は、東京2020オリンピックで使われるケイリン先導車の開発で培ったデータをフィードバックし、フレームやフロントフォークの寸法や角度などを見直した。これにより、従来車種より低重心化を実現し、安定感のあるハンドリングと走行フィーリングが向上したと謳っている。
ドライブユニットはペダルを踏み込んだ力を直接駆動部に伝えるダイレクトドライブ機構(クランク合力式)で、バッテリーはフレームと一体化したセミインテグレーテッドバッテリーを採用した。
タイヤは幅50ミリの700×50Cで、路面の凹凸の影響を受けにくいのが特徴。また、アルミ製リヤキャリヤやフェンダーを装備しているため、通勤などの日常から、休日のサイクリングなどで楽しむことが可能だ。価格は25万1000円(税込)。
パナソニック XU1のスペック
フレーム:フォーミングアルミ(ワイヤ内蔵タイプ)エンド幅:135mm 樹脂製モーターアンダーガード付
フロントフォーク:アルミリジットフォーク 1-1/8~1-1/2ステム ディスク台座付 エンド幅:100mm ノーマルQRタイプ
重量:24.5kg
ブレーキ:シマノ BR-MT200油圧式 ディスクブレーキ
ギア(前):アルミクランク L=170mm / スチールチェーンリング 41T 樹脂ガード付
ギア(後):シマノ CS-HG400-9 12×14×16×18×21×24×28×32×36T 9段変速
フロントホイール:アルミ ワイドタイプ 32H+HB-RM35 OLD:100mm QR 32H
リアホイール:アルミ ワイドタイプ 32H+FH-RM35 OLD:135mm QR 32H
タイヤ:700×50C 仏式バルブ
ドライブユニット:パナソニック スポーツドライブユニット(定格出力 250W)
アシスト方式:ミッドドライブ
バッテリー:セミインテグレーテッドバッテリー 36V、8Ah 288Wh
充電時間:3時間
アシストモード:3段階(ECO/AUTO/HIGH)
航続距離:(82/57/44km)
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レンタルEバイクで国立公園内の絶景スポットを楽しむ 奥入瀬渓流エリアでレンタル開始
一般社団法人十和田奥入瀬観光機構(TOWADA TRAVEL)は、レンタサイクルEバイクの貸出を奥入瀬渓流エリアで再開し、二次交通として利用できるようにしました。これにより、ピークシーズン時の渋滞解消や観光客のアクティビティ需要への対応が可能となりました。
奥入瀬渓流エリアのEバイクレンタルは、2023年4月7日から10月31日まで実施されており、貸出場所は奥入瀬湧水館です。また、石ヶ戸休憩所やJRバス子ノ口でも乗り捨て返却が可能です。車種は、「Panasonic XU1」と「MIYATA RIDGE-RUNNER 6180」が取り扱われています。
営業時間は2023年4月7日から10月31日までの9:00〜16:30で、料金は4時間利用で3,000円です。自転車利用者のヘルメット着用が努力義務化されたため、運転の際には持参またはE-Bikeに備え付けのヘルメットを着用してください。
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十和田奥入瀬観光機構 (towada.travel)
E MOTORAD XPLORER 型式認定取得のファットタイヤ折りたたみEバイク【サイクルモード2023】
2023年4月15日から4月16日まで開催されたサイクルモード東京2023。E MOTORAD JAPANのブースでは、折りたたみEバイク「XPLORER」が試乗可能だった。
E MOTORADはインドのEバイクブランド。XPLORERは折りたたみタイプのファットタイヤEバイクだ。このようなモデルはクラウドファンディングで適当に投げ売りして売り逃げするような売り逃げ系Eバイクという印象があるが、XPLORERは公道走行可能な電動アシスト自転車を表す型式認定を取得しており、アサヒサイクルでも取り扱いを行う予定とのこと。型式認定番号は交A22-37、交N22-37、会社名はRALLY (Guangzhou) EBIKE CO., LTD )。会社名がRALLY (Guangzhou) EBIKE CO., LTD )なのは、恐らく中国の電動アシスト自転車製造企業でE MOTORADと関係があると思われる。
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4インチのファットタイヤはオフロード走行を連想させるが、オフロード走行に対応できない折りたたみフレーム、車体重量30キロと重いため砂地や雪道で埋まるため、このファットタイヤはあくまでもカッコと思えばいいだろう。ホンダ・ズーマーやヤマハ・TWのスカチューン仕様みたいな物で、太いタイヤはあくまでもファッションだと思えばいい。
アシストの力感に関してはもっさり気味。20×4インチと太いタイヤによりバネ下重量が重く、車体重量が30キロと重いのもあるのに加えて、モーターもアシストの直結感が薄いリアインホイールモーターというのもあると思われる。アシストの力感を出すのなら、ブレーキレバーにアシストカットオフ機構を入れて、パナソニックXU1のように、ちょっと踏んだだけでアシストが反応してズルズル進むアシストに変えるのが良いだろう。
E MOTORAD XPLORERは、こういうカッコの折りたたみタイプの電動アシスト自転車が欲しい人向け。単純に折りたたみ性能だけを考えても、車体重量30キロは自動車の積載に苦労し、ハンドルバー中心部に装着された大型ディスプレイは、ハンドルポストを折りたたむ際に接触による破損に注意する必要がある。走行性能などを求めるのなら普通にTern VektronやESR VENTI、DAHON Fu-ComやDAHONインターナショナルUNIO・K-ONE、BESV PSF1、evol mini F207等の他社モデルを購入したほうがいい。XPLORERのようなファットタイヤの折りたたみEバイクはキワモノ系だが、型式認定を取得しておりアサヒサイクルが取り扱いを行うのなら、クラウドファンディングでよくわからないモデルを購入するよりは良いだろう。
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EMOTORAD JAPAN
パナソニック ゼオルトM5 パナソニックの新Eバイクブランド発のハードテールE-MTBの実力は?
2023年1月20日、東京都調布市にある味の素スタジアムで行われた「ワイズロード社員試乗会」。ロードバイクやクロスバイク、Eバイクなどワイズロードで取り扱うブランドを集めて、商品知識を深めるための社内イベントで、様々なブランドが出展していた。今回、ピックアップするのはパナソニック・ゼオルトM5だ。
ゼオルトは、パナソニックサイクルテックが2022年に立ち上げた新型Eバイクブランド。同年4月に第一弾となるハードテールE-MTB「ゼオルトM5」が登場した。
ドライブユニットは欧州市場で先行投入されていた「GXドライブユニット」を国内向けモデルに初搭載。最大トルク90Nmと、2023年1月31日現在、日本国内市場で販売されている、日本市場向けEバイク用ドライブユニットでは一番トルクが強い。(日本国内市場で販売されている欧州市場向けEバイク用ドライブユニット「Brose Drive S」は最大トルク90Nm。また、最大トルク95Nmを発揮する日本電産のNidec 41Rは執筆時点では発売されていない)
ゼオルトM5は、試乗会で多少試乗したことがあるが、シクロライダーでは紹介していなかった。なぜかというと乗っていても砂を握っているような掴みどころが無いためだ。
部品構成を見ると、フロントフォークはE-MTBの新規格である下側1.8インチのテーパーコラムを採用した高剛性フロントサスペンションフォーク「SR SUNTOUR “AION35 EVO Boost RLR-PCS”, トラベル :150mm」を搭載し、ディスプレイは、視認性の高いカラー液晶ディスプレイを採用。市販のOTGケーブルを使用し、USB対応機器への給電や、Bluetooth接続により、スマートフォン用アプリのkomootと連動し、簡易ナビゲーションの表示が可能なディスプレイを採用。
パナソニックGXモーターは、ヤマハ PW-X2/PW-X3、ボッシュ パフォーマンスラインCX マイナーチェンジモデルと比較するとノイズは大きくて、ヴィン系の音を発する。踏んだときの感覚は、同社のジェッターやXU1のようにちょっと踏んだだけで進むような感じではなく、オフロード走行に対応するために躾けられている。ボッシュ パフォーマンスラインCXシリーズやヤマハ PW-X2/PW-X3と比較すると感動するようなところは無いが、442,000円(税込)の価格を考えると妥当かもしれない。
https://youtu.be/JC1zJMEtMJ4
砂を握っているような掴みどころが無い理由は、E-MTBとして見ても、ツーリングモデルとして見ても半端なためだ。E-MTBとして見ると、他社が高額になった中、シマノ・SLXコンポーネントを採用し、サドルの上下調整がレバーだけでできるドロッパーシートポスト、シマノ・STEPS E8080よりパワフルなパナソニック・GXモーターを装備するなど、40万円前半クラスはお買い得と言えるが、バッテリー容量が468Whでオフロード走行を行うには心もとない容量で、充電時間が5.5時間と同価格帯のライバルと比較して長い。また、ゼオルトM5のイメージムービーでは本格的なオフロード走行をしていないので、本格的E-MTBのイメージを出せていない。
https://youtu.be/PEfR0NVTyf4
それなら、海外のトレッキングEバイクの使い方を提案するのも1つだが、これもゼオルトM5は微妙に合わない。ゼオルトM5は海外のトレッキングEバイクよりも迫力があるスタイルで、オフロード走行を想定した設計なので、ぬかるみや雪道を走れるアドベンチャーEバイクとして売ることができると思うかもしれないが、何故か荷台が純正オプションで存在しない。E-MTB用の荷台は様々なメーカーが用意されているが、荷台は千差万別あり、現物合わせが必要な事がよくある。ゼオルトM5は、最低でもリアキャリアのオプションを用意するべきだろう。
砂を握っているような掴みどころが無い問題は、車体価格がたった40万円前半クラスなのに加えて、日本国内のみの展開でコストなどがかけられない可能性もあるかもしれない。Eバイクは先進国で注目のマイクロモビリティで、日本国内で製造し、アメリカ、カナダ、EU等にEバイクを輸出する際の関税は殆ど無く、アンチダンピング税で何十パーセントと高額の関税がかかっている中国よりも遥かに有利に輸出することができる。ゼオルトも世界市場を念頭に入れて、輸出するのも1つかもしれない。
関税 - JOeB(日本からEバイクを世界に輸出する際の関税)
ゼオルトシリーズの今後は?
ゼオルトシリーズに関しては、M5だけでなく様々なモデルを投入する予定らしい。その中にはフルサスE-MTBも考えているようだが、問題となるのが強力なライバルがいる事だろう。ヤマハ YPJ-MT Pro、トレック レイルシリーズなどボッシュ パフォーマンスラインCXシリーズ搭載車、スペシャライズド ターボリーヴォSL、ファンティック XTFシリーズ(EU仕様で日本国内で公道走行不可)といった4強が君臨している。仮にフルサスE-MTBを投入するのなら、最低でも4強と同程度でないと駄目だろう。
また、デザインも飛び抜けたデザインにする必要がある。例えば、ビアンキ・Eオムニアシリーズの用にヘッドライトを内蔵したフレームデザインにするのも良いだろう。従来の自転車デザインの欠点は、全体的なフレーム形状とロゴとカラーで独自性をアピールする必要があり、色を塗り替えたり、ロゴを隠すと他社と見分けがつきにくくなる問題があるが、Eバイクはヘッドライト内蔵式にすることで、自動車のようにオリジナルデザインをアピールすることができる。
欠点はコストが上がるということだが、廉価版はファンティック・イッシモのようにプラスチックカバーと汎用ライトの組み合わせにすれば、コストも上がらないだろう。
日本の電動アシスト自転車の3強の1つであるパナソニックだが、高級Eバイクに関しては、YPJ-MT Pro、クロスコアRC、ワバッシュRTなど、ヤマハ発動機の第3世代YPJシリーズに先を越されているイメージがある。今後に期待したいところだ。
文:松本健多朗
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M5|XEALT|電動アシスト自転車|Panasonic
スルガノホールディングスとOpenStreetが業務提携、静岡市清水区蒲原地区でシェアサイクルサービス「スルガノサイクル」を開始
スルガノホールディングス株式会社とOpenStreet株式会社は、静岡市清水区蒲原地区において、OpenStreetが全国展開する「HELLO CYCLING」のシェアサイクルプラットフォームを活用したシェアサイクルサービス「スルガノサイクル」の運営を開始しました。
スルガノホールディングスは、静岡市清水区蒲原地区で「このまちはきっともっと”おもしろい”」をキャッチフレーズに、新業態の道の駅「トライアルパーク蒲原」の運営など、地域をより良くするための事業を実施してきました。
今回、スルガノホールディングスとOpenStreetが業務提携し、静岡市清水区蒲原地区でシェアサイクルサービス「スルガノサイクル」を運営することにより、主要駅から目的地までのアクセスの向上による地域住民の利便性拡充や、観光利用における街の回遊性の向上など、地域の活性化に貢献します。
シェアサイクルで使用する自転車は「2020東京オリンピック」のケイリン競技で使用された先導車の技術を活用した、パナソニックサイクルテック製電動アシスト自転車「XU1」を導入することにより、観光エリアをスマートに周遊することができます。
最初は、JR新蒲原駅・トライアルパーク蒲原を中心に4ステーションの運営を開始し、今後も更なるステーションの設置拡大を目指します。
利⽤にあたっては、「HELLO CYCLING」アプリのダウンロードが必要です。アプリで無料会員登録後、ステーションの検索や、⾃転⾞の予約から決済までを簡単に⾏なうことができます。
また、アプリの地図上に表示されているステーション(全国約5,900ヶ所、2023年1月時点)であれば、全国どこでも貸し出し・返却が可能で、使いたいときに、使いたいだけ、便利に利用することができます。
料金は利⽤開始30分300円、以後15分毎に150円、12時間2,000円です。
関連リンク
スルガノホールディングス株式会社 | 「蒲原」から「世界」を変えていく。 (surugano.co.jp)
佐渡汽船 E-Bikeレンタルが楽しめる直江津港発着日帰り自転車パックを発売
佐渡汽船は9月12日から、直江津港発着の日帰り自転車パックを発売している。
https://www.youtube.com/watch?v=1BoSAzo9NkA
佐渡汽船は、新潟県佐渡市に本社を置く、新潟県本土と佐渡島とを結ぶ定期航路を運航する海運会社。主に新潟と佐渡をカーフェリーやジェットフォイルを運行している事で知られている。
直江津港発着日帰り自転車パックは、直江津港発着の往復ジェットフォイルと、島内レンタサイクル5時間(自由行動)に加え、佐渡産ワカメなどのお土産が手に入るプラン。E-Bikeは、PanasonicのXU1で、たらい舟体験や国の重要伝統的建造物群保存地区で有名な「宿根木」など、小木周辺を回ることができる。お土産は、「佐渡産わかめ」、「佐渡産コシヒカリ・朱鷺と暮らす郷300g」、「いももち」、「ふきみそ」と佐渡産にこだわったグルメの詰め合わせ。
旅行代金は大人1万2800円、小児8800円。「使っ得!にいがた県民割キャンペーン」対象の場合
大人7800円、小児4400円となる。出発設定日は9月12日から10月31日まで。
関連リンク
佐渡汽船 直江津港発着の日帰り自転車パック:https://www.sadokisen.co.jp/?trip-plans=ebike
パナソニック 東京2020オリンピック ケイリン先導用E-Bikeを納入
パナソニック サイクルテックは7月30日、東京2020オリンピックの自転車競技トラック「ケイリン」で使用される先導車を開発、納入したと発表した。
ワールドワイドオリンピックパートナーであるパナソニック。パナソニックの中でも、パナソニック サイクルテックは、東京2020オリンピック 自転車競技で、従来使用されるオートバイではなく、環境に配慮した電動アシスト自転車によるケイリン先導車を開発。
オリンピックの自転車競技のケイリンは日本発祥で、7人までの選手によってトラック6周で競われる種目。ペースメーカーである先導車が選手たちへの風よけになり段階的に速度を上げ、選手たちはその後ろでポジション争いをくりひろげる。先導車が時速50キロメートルまで速度を上げてペースを作り、残り3周で離脱したあと選手だけのレースとなり、勝敗を決する種目となる。
パナソニック サイクルテックは、ケイリン競技で高速走行にも対応できるスポーツドライブユニットや高剛性のフレームを持つE-Bike「XU1(BE-EXU44)」をベースに先導車を開発。ケイリンが行われる「伊豆ベロドローム」で試験を重ねて完成し、東京2020オリンピックに納入した。
納入するケイリン先導車は、最高速度時速50キロメートルを発揮する高出力モーター、選手が追従しやすい非常に滑らかで安定した加速を可能にするアシスト制御、あらゆる速度域でも正確にラインをトレースし直進安定性を確保するフレーム設計を採用したと謳っている。
今回製作されたケイリン先導車は自転車競技用特別仕様となる。また、ケイリン先導車の開発を通じて設計された市販E-Bike「新型XU1」が同日に発表された。
関連リンク
パナソニックサイクルテック:https://cycle.panasonic.com/
長距離アシストで重要!バッテリー容量が大きい電動アシスト自転車・E-Bikeランキング【初心者向け】
電動アシスト自転車やE-Bikeで重要な部品と言えばバッテリーだ。バッテリーは電動アシスト自転車やE-Bikeだけでなく、スマートフォンやタブレットPC、ノートパソコンといったバッテリーを使用する電気製品で重要な部品。電動アシスト自転車やE-Bikeに関してはモーターアシストの航続距離に関連するため重要だ。
かつては、電動アシスト自転車のバッテリー容量を表すのにアンペア時(Ah)を使うのが一般的だったが、現在は参考にならない。
現在主流なのが電力量(Wh)単位で表す方法。電力量(Wh)の計算は電圧(V)とアンペア時(Ah)を乗算するが、この方式を採用しているのは、メーカーによって電圧が違うため、バッテリー容量(Ah)だけでは意味が無いため。参考に一般的な電動アシスト自転車の電圧は25.2Vで、シマノやボッシュといった一般的なE-Bikeは36V、スペシャライズド Turbo SLシリーズは48Vを採用している。
今回のバッテリー容量が大きい電動アシスト自転車、E-Bikeランキングでは電力量(Wh)計算で実施する。
バッテリー容量が大きいE-Bikeランキング
最初にバッテリー容量が大きいE-Bikeのランキングを発表しよう。ジャンルに関しては、以下の通りとなる。
ロード=ロードバイクタイプのE-Bike
クロス=クロスバイクタイプのE-Bike
E-MTB=マウンテンバイクバイクタイプのE-Bike
シティ=街乗り向けのE-Bike
折りたたみ=折りたたみ自転車タイプのE-Bike
ミニベロ=ミニベロタイプのE-Bike
EU仕様=ヨーロッパ仕様のE-Bikeで日本での公道走行不可
FANTIC XTF1.5 CARBON(EU仕様E-MTB):720Wh
SCOTT GENIUS eRIDE 2 - JAPAN SPEC LIMITED(E-MTB):630Wh
TREK Rail 9.7/Rail 5 2021年モデル(E-MTB):630Wh
TREK PowerFly 2021年モデル(E-MTB):630Wh
FANTIC ISSIMO(シティ):630Wh
FANTIC XF1 INTEGRA(EU仕様E-MTB):630Wh
MERIDA eONE.SIXTY 10K(E-MTB):630Wh
BESV TRSシリーズ(E-MTB):504Wh
Miyata RidgeRunner(E-MTB):504Wh
Miyata RidgeRunner 8080(E-MTB):504Wh
MERIDA eONE.SIXTY 500(E-MTB):504Wh
MERIDA eONE.SIXTY...
2021年~2022年モデルのE-Bike・電動アシスト自転車まとめ 最新のE-MTBから注目のシティタイプまで紹介
日本でも注目されているE-Bike(電動アシストスポーツ自転車)。2021年モデル~2022年モデルでも各社から注目のE-Bikeが登場している。この記事では、2021年春に発表したモデルや2022年モデルのE-Bike(E-ロードバイク、E-グラベルロード、E-クロスバイク、E-MTB等)を紹介する。
BESV CF1 LINO
CF1 LINOは、先行発売されているシティタイプのCF1 LENAよりも大きい26インチホイールを採用したシティタイプのE-Bike。車体に搭載されたバッテリーは、外さないことで、スリムなデザインと強度を両立した。また、ディスプレイは装備せず、ボタン一つで電源ONし、バッテリー残量はLEDのカラー表示で識別する。CF1シリーズで評判の高い可変式ハンドルステム、フレーム内蔵フロントライト、前後フェンダー、リアキャリア、テールランプ(ブレーキランプ)、サークル錠、キックスタンドを標準で装備。価格は21万8000円(税抜)。
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BESV JG1
JG1は、BESV Jシリーズで初めてのグラベルロードタイプのE-Bike。バッテリーはダウンチューブに内蔵するJシリーズの機構を継承し、グラベルロードバイクのジオメトリを再設計。軽量化、振動吸収性を高めるためにフロントフォークやシートポストに軽量カーボン素材を採用。コンポーネントは、SHIMANO GRXシリーズを搭載し、11速+油圧ディスクに加え、タイヤはMAXXIS 700×38Cを装着。純正オプションには、前後フェンダーやリアキャリア、センタースタンドなどを用意している。価格は33万円(税抜)。
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Benelli MANTUS 27
Benelli MANTUS 27 TRKは27インチのクロスバイクタイプのE-Bike。この価格帯のE-Bikeでは珍しくバッテリーを車体に内蔵したインチューブバッテリーを採用している。ドライブユニットはリアインホイールモータータイプ。キックスタンドや前後泥除け、フロントサスペンションを搭載している。メーカー希望小売価格15万円(税込)を予定。
ベネリから税込15万円で買えるE-Bike「MANTUS 27 TRK」発表 2021年秋発売予定
ブリヂストンサイクル
ブリヂストンサイクルは11月10日、電動アシスト自転車「アルベルトe」「カジュナe」「ステップクルーズe」「フロンティアデラックス」「ティービーワンe」の2022年モデルを発売。「走りながら自動充電」で1回の充電で走る航続距離がパワーモードで62キロメートル、エコモードで20キロメートルと従来品比で53パーセント向上したのを売りにしている。
https://www.cyclorider.com/archives/50932
FANTIC XTF1.5 CARBON
FANTIC XTFシリーズはFANTICのE-MTBの中でトレイルライド向けのモデルとなる。XTF 1.5 CARBONはカーボンフレームを採用したハイエンドモデル。トップチューブとフロントのヘッド部分が新デザインを採用し、バッテリーは720Whの大容量タイプを搭載。ホイール径は前後29インチとなっている。価格はXTF1.5 CARBONが82万円(税込)から
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FANTIC XTF1.5
FANTIC E-MTBの中でも、トレイルライド向けのモデル「XTF1.5」のエントリーモデルがXTF1.5。アルミフレームを採用した車体には、定格出力250W、最大トルク90Nmを発揮するBrose S ALUドライブユニットと630Whバッテリーを組み合わせている。価格は56万5400円(税込)。
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FANTIC ISSIMO
ISSIMOは、かつてFANTICのラインナップにあったエンジン付き自転車「モペッド」の名前を受け継いだE-Bike。トラスフレームに前後ライト、ファットタイヤを採用することで、他にはない個性的なスタイルが特徴的なモデルだ。2018年のミラノモーターサイクルショー(EICMA)でコンセプトモデルが登場、2019年にユーロバイクアワード2019を受賞。2021年6月に公益財団法人日本交通管理技術協会が推進している型式認定を取得し、日本仕様が登場した。コミューター向けのモデルで、VEE-TIRE Speedster 20×4インチスリックタイヤにリアキャリアを装備した「URBAN」と、オフロード走行を意識したVEE-TIRE Mission...
パナソニックが愛知県みよし市のシェアサイクルステーションにIoT電動アシスト自転車(E-Bike)を導入
パナソニック サイクルテックは、2020年10月14日、トヨタホームが開発・販売をしている愛知県みよし市の大規模戸建分譲地「TENKUU no MORIZONO MIYOSHI MIRAITO(てんくうのもりぞのみよしみらいと)」のシェアサイクルステーションに、IoT電動アシスト自転車(E-Bike)を納入したと発表した。
「MIYOSHI MIRAITO」は、愛知大学名古屋キャンパス跡地の高台に位置し、「テクノロジーの力をちょっと借りて、スマートに森と暮らす」をコンセプトにした全288区画の大規模分譲地。
同分譲地内にある街の交流拠点「MORIZONO HOUSE」にシェアサイクルステーションが設置され、パナソニック サイクルテック製IoT電動アシスト自転車3台が採用された。
パナソニック サイクルテックのIoT電動アシスト自転車は、電動アシスト自転車スポーツタイプ(E-Bike)の「XU1」に、パナソニック サイクルテックが独自開発したスマートロックを装備した。
スマートロックにはGPS・通信機能を有しており、インターネットに接続し、スマートフォンで自転車の予約や開錠が可能。また、位置情報やバッテリー残量・故障検出など管理・運用に必要な自転車のデータを把握でき、利用者と管理者に利便性を提供する。
パナソニック サイクルテックは、2019年5月から、神奈川県横浜市にある「Tsunashimaサスティナブル・スマートタウン(綱島SST)」にて、IoT電動アシスト自転車の実証実験を行っている。この実証実験を通して、自転車に対するニーズを把握し、新たに自転車の動きを検知する「挙動センサー」や、省電力のスマートロックを開発。また、走行範囲、距離などのデータ蓄積・解析により、最適な自転車運行管理システムを構築した。
(参考)パナソニック XU1のスペック
フレーム: フォーミングアルミ(ワイヤ内蔵タイプ)エンド幅:135mm 樹脂製モーターアンダーガード付
フロントフォーク:アルミリジットフォーク 1-1/8~1-1/2ステム ディスク台座付
エンド幅:100mm ノーマルQRタイプ
重量:24.5kg
ブレーキ:シマノ BR-MT200 油圧ディスク レジンパッド, 前:SM-RT54 Φ160mm 後:SM-RT81 Φ160mm
ギア(前):アルミ 41T ギアガード付き
ギア(後):シマノ CS-HG400-9 12-39T
フロントホイール:シマノ HB-M4050 OLD:100mm QR 32H
リアホイール:シマノ FH-M4050 OLD:135mm QR 32H
タイヤ:...
低価格E-MTB Benelli TAGETE27.5インプレ 伊豆大島を回った時に感じたことをまとめる
ヨーロッパを中心に注目されているE-Bike。そんなE-Bikeの中で、主流となりつつあるのがオフロードを気軽に走行できるE-MTBだろう。日本でもミヤタ、ヤマハ、BESVなど様々なブランドがE-MTB業界に参入している。
その中でも、Benelliは、低価格で購入できるE-MTBを製造していることで知られている。今回、紹介する「Benelli TAGETE 27.5」は、2017年に20万円を切る価格で登場したことで有名だ。(現行の2018年モデルの価格は238,000円)
今回、ZuttoRide Sharing株式会社が運営する、宅配レンタサイクルサービス「CycleTrip」(https://cycletrip.jp/ja/)の協力で、BESV PSA1とBenelli TAGETEを伊豆大島で走らせることができた。
取り回しは一般的なE-MTBと同等
Benelli TAGETEを押し歩きした場合の取り回しは、一般的なE-MTBと同等だ。重いバッテリーがダウンチューブに搭載されているため、押し歩きは一般的なママチャリタイプの電動アシスト自転車よりも重く感じるだろう。
ドライブユニット「BAFANG M400」は、どのような味付けか?
Benelli TAGETE 27.5に搭載されているドライブユニットは「BAFANG M400」。定格出力は250W、最大トルクは80Nm(BAFANG公式サイトから)。アシスト時に発する音は静かで、パワーとトルクが両立したBosch Active Line風に感じた。ヤマハ・YPJ-R/Cのように最小限までアシストを絞りこんでおらず、常時アシストしてくれるようだ。ただ、ヤマハ・PW-SEと比べると、レースみたいに脚を高回転で回したときのアシストの追従が足りず、低速でヘアピンカーブを曲がる時は、アシストが余分にかかる荒っぽいかかり方が発生する。最大トルクは大手ブランドの本格E-MTBユニット並(Bosch Performance Line CX、シマノ STEPS E8080、ヤマハ PW-X)の力があるが、これらの問題により二番手扱いなのが実情だ。しかし、BAFANG M400搭載車の価格帯が、大手E-Bike用アシストユニット搭載車よりも低価格なので、価格の差と理解すれば良いだろう。
アシストの設定に関しては、BenelliはBAFANGから許可を得て独自にマッピングを行っているとのこと。年式にもより改善を行っており、現行型の2018年モデルは、アシスト力が少なくなる高速域(24km/h超)では、アシストの切れ方継ぎ目の無いセッティングにしている。(サイクルモード2018で試乗)
筆者が今回乗った2017年型は、かつてサイクルモードで試乗した事がある。サイクルモードでは、アシストがかからない24km/h以上のスピードを出すことがあり、このときは高速域のアシストの切れ方がわかりやすく感じた。しかし伊豆大島を走行したときは、そのような場面が無かったので特に気にならなかった。BESV PSA1との比較では、PSA1よりもパワフルに走るため、上り坂や平地はPSA1よりも楽に走行できる。
※大手E-Bike用アシストユニット…ヤマハ PWシリーズ/Bosch Active Line/シマノ STEPSシリーズ/パナソニック スポーツドライブユニット
大容量バッテリーのおかげで、伊豆大島を楽しめる
TAGETE27.5には、11Ah/36Vの大容量バッテリーを搭載している。今回、岡田港→三原山頂上駐車場→大島公園→波浮港→元町港とヒルクライムありのコースを回った。BESV PSA1は、バッテリー残量が不足し、途中で充電することとなったが、Benelli TAGETEは、途中でアシスト力を下げながらもバッテリーの充電なく走行できた。山坂道が多い所を走るのならBESV PSA1よりもBenelli TAGETEが良いだろう。
下り坂では運転しにくい理由は?
Benelli TAGETEのバッテリーは、ダウンチューブに搭載されている。これはBenelli TAGETEに限らない問題だが、下り坂でコーナーを曲がる時は車体が寝かしにくいため自転車らしさを感じない。これは、同行したスタッフも同じ意見だった。この特性は同じくダウンチューブにバッテリーを搭載したE-Bike(ミヤタ・クルーズ、ミヤタ・リッジランナー、ヤマハ・YPJ-XC)でも変わらない。
本格E-MTBとBenelli TAGETEとの比較
日本市場には既に本格的なE-MTBが売られている。これらE-MTBとBenelli TAGETEと比較するといくつか気になる所がある。例えばドライブユニット。Benelli TAGETEに搭載されているBAFANG M400ドライブユニットは、本格的なE-MTBに使われているドライブユニットよりも大きい。そのため、他のE-MTBよりもホイールベースやリアチェーンステーが長く、間延びした設計になってしまう。また、ホイールの装着も剛性が高いスルーアクスルではなく、一般的なスポーツ自転車に使われているクイックリリース規格を使っている。筆者はマウンテンバイクには疎いため詳しく書かないが、現代のクロスカントリーMTBで流行の設計とは外れているように見える。今後増えつつある本格的なスポーツ走行を行うユーザーは比較試乗を行ったほうがいいだろう。
低価格でE-MTBを楽しめるのが売りのBenelli TAGETE
Benelli TAGETEの一番の特徴は、低価格でE-MTBが楽しめることだろう。スポーツ自転車用のドライブユニットに、油圧ディスクブレーキを装備しており、トレイルライドを楽しむことができる。2019年4月現在、これより安いE-MTBは無い。
また、Benelli TAGETEはマウンテンバイク的な使い方だけでなく、街乗りにも合うだろう。荷台の装着ができ、太いタイヤやサスペンションを生かして街乗りやガイドツアーに使うのも1つだ。気になる所は、ドライブユニットが日本では新興企業のBAFANGだということ。信頼と実績があるパナソニックが20万円前半でE-Bike(XU1)があるため、ブランド力を上げるのが課題だろう。
Benelli...
パナソニックからフルサスE-MTB「XM-D2」が発売
パナソニック サイクルテック株式会社は、2019年3月1日に前後にサスペンションを採用した本格的電動アシストマウンテンバイク「XM-D2」を100台限定で発売する。
「XM-D2」は、パナソニックの電動アシストスポーツ自転車「Xシリーズ」の1モデル。「Xシリーズ」には、国内初の電動アシストマウンテンバイク「XM1」や、内装2段変速を採用した上位モデル「XM2」、アーバンスポーツモデル「XU1」がラインナップしている。
「XM-D2」の一番の特徴は、前後にトラベル量160 mmのサスペンションを備えた、本格的なダブルサスペンション構造を採用した所。ドライブユニットには「XM2」にも採用されている、内装2段変速のマルチスピードドライブユニットを搭載することで、幅広いギヤ比で高い走破性を実現した。バッテリーは12Ahの大容量バッテリーを搭載し、最長107km長距離走行が可能となった。
本格的なオフロード走行を行うために、ハンドル幅を740 mmに広げ、27.5×2.8HEのワイドタイヤを採用するなど、オフロード走行時の操縦安定性を向上。また、ハードな走りに対応するために、スルーアクスル構造のホイールを採用そねじれ剛性を高めた。
販売台数は100台のみの限定販売。カラーリングは光源や見る角度によって色目が変わる特殊色「スペースブルー」を採用した。価格は600,000円(税抜き)
パナソニックサイクルテック:https://cycle.panasonic.com
日本で乗れる電動アシストスポーツバイク(E-Bike)用アシストユニット一覧
大手自転車会社から新興の会社まで、様々な企業がE-bike(電動アシストスポーツサイクル)市場に参入している。この手のE-Bikeを買う時に注目したいのがアシストユニット。電動アシスト自転車のアシストユニットは、自動車やオートバイで言う所のエンジンだ。そのため、自動車やオートバイのエンジンのように、メーカーによって、アシストのフィーリングや、脚を高回転で回した時のアシストのかかりぐあい、音質などに違いがある。
筆者は、近い将来電動アシストスポーツサイクル(E-Bike)を購入する予定で、様々な電動アシストスポーツサイクルを試乗している。今回は、日本国内の電動アシストスポーツサイクルに搭載されているアシストユニットを紹介・試乗した感想をまとめてみた。
Bafang M400
日本では聞き慣れない「Bafang」は、中国の電動アシストユニットブランド。Bafangは、グラベルロード用アシストユニットやキックスケーター用アシストユニットなど幅広いアシストユニットをラインナップしている。
日本市場でメインなのが、M400というスポーツサイクル用アシストユニット。音質は静かでアシストON/OFFのメリハリがあるタイプ。100rpm以上の高ケイデンス回すとアシストがかからない欠点がある。しかし、他の電動アシストスポーツサイクルと比較すると、比較的手頃に購入できる利点もある。
主な搭載車
Benelli TAGETE 27.5
Benelli NERONE27.5
Yamaha PW
ヤマハの電動アシストスポーツサイクル「YPJ-R・YPJ-C」に搭載されているのがYamaha・PWユニット。アシストのON・OFFはわかりにくく、必要最低限のアシストしかかからない。100rpmの高ケイデンスまで対応している。(因みに、上級モデルのPW-SEやPW-Xは110rpm)。アシスト時の音質は静かだ。基本は脚力で走り、アシストは補助という考えのため、バッテリーは小さく航続距離は短い。電動アシスト自転車界のライトウェイトスポーツ車で、好みが分かれるだろう。電動アシスト自転車は貴重な前多段仕様だ。
主な搭載車
Yamaha YPJ-R
Yamaha YPJ-C
Yamaha PW-SE
Yamaha・PWの上級モデルと言えるのがPW-SEユニット。PWユニットと同じくアシストのON・OFFはわかりにくく、アシスト作動時の音質は静か。大容量バッテリーを搭載したことで、アシスト作動領域が長くなっており、電動アシストらしさを感じることができる。110rpmまで脚を回してもアシストが追従する。PWと同じく、前多段仕様となっている。
主な搭載車
Yamaha YPJ-EC
Yamaha YPJ-ER
Yamaha YPJ-TC
Yamaha PW-X
ヤマハのE-Bike用ユニットではスポーツタイプに属するのがPW-X。アシストのON・OFFはわかりにくいが、PW-SEよりもパワフル感がある。アシスト作動時の音はわかるが低音なのでそれほど耳障りには感じない。PW-Xユニットのみ、EXPWモードというハイパワーモードがある。筆者としてはMTBコースで乗ってみたい。
主な搭載車
Yamaha YPJ-XC
Panasonic Sports Drive Unit
日本ではE-MTBにメインに搭載されているパナソニック・スポーツドライブユニット。アシストのON/OFFはメリハリがあるタイプだ。アシストの作動時に音ははっきりとわかり、音程はPW-Xよりも高くSTEPSよりも低い。重心を低くするためにバッテリーをフレームと噛み合うようにしたセミインテグレートバッテリーを装備している。(内装2段仕様もあるが、筆者は内装2段仕様は未試乗)
主な搭載車
Panasonic XU1
Panasonic XM1
Panasonic XM2(内装2段仕様)
SHIMANO STEPS E8080
だれもが知っている日本の自転車部品会社「シマノ」は、アシストユニットも自転車会社に提供している。日本市場にはE-MTB用ユニットを日本向けにした「STEPS E8080」を提供。アシストは脚をブン回して走る回転重視タイプでNORMAL・ECOモードのトルクは薄い。アシスト作動時の音はわかり、高音を発する仕様だ。多くの会社にユニットを提供しているのも特徴だ。
主な搭載車
Miyata Cruise
Miyata Ridge Runner
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日本のE-Bike市場にBoschは新たな一手を出すのか?
ますます加熱するE-Bike(電動アシストスポーツ自転車)市場。日本では、静音性にすぐれ、トルク・高ケイデンスを両立したヤマハ・PW-SE(YPJ-EC・YPJ-ER・YPJ-TC)/PW-X(YPJ-XC)ユニット搭載車や、パナソニック・スポーツドライブユニット(XU1/XM1/XM2)搭載車が戦略的低価格で発売。アシストユニットのみなら、高ケイデンスでぶん回して走るシマノ STEPS E8080や、ヨーロッパで人気のBosch、低価格でスポーティな走りが楽しめる中国Bafangがあり、大手企業が戦っている状況となっている。
その中でもBoschは新たな動きがあるようだ。日本経済新聞の記事によると、アメリカのエレクトラにも供給したり、別のユニットを日本市場投入を検討しているとのこと。
独ボッシュVSパナソニック 「eバイク」日本で激突(日本経済新聞)
日本版Bosch Ebike Systemのサイトを見ると、既に供給会社の欄にElectraがある。Electraとはアメリカのビーチクルーザーブランドで、2014年にTREKが買収したとのこと。現時点では、Electraの日本公式サイトにはE-Bike関連の情報は無い。
参考:https://www.electrabike-jp.com/
筆者が興味があるのは、新たなアシストユニットを日本に供給する噂だ。現在、日本市場に投入しているのはActive Line Plusというスポーティなコミューターバイク向けのモデルで、本格的スポーツライドを楽しむためのPeformance LineやPerformance CXは投入されていない。海外ではPeformance LineやPerformance CXを搭載したE-Bikeが沢山ある。日本市場に投入するのなら、Boschの大きな強みになるだろう。
参考:https://www.bosch-ebike.com/en/products/drive-unit/
10万円を切る街乗り系電動アシストスポーツ自転車 パナソニック・ベロスターを解説
パナソニックの電動アシストスポーツ自転車は、2つの系統に分かれている。1つはXシリーズ。高回転で漕いでもアシストが追従するスポーツドライブユニットを採用したシリーズで、オフロード走行を楽しめるXM1・XM2と、スポーティに走りたい人に向いているXU1に搭載されている。
2つ目はシティサイクル用ユニットを搭載したモデル。主にハリヤ、ジェッターに搭載されている街乗り用電動アシストスポーツサイクルだ。スポーティなライディングよりも、トルクでゆったりと進む仕様でXシリーズよりも低価格で購入できる。
2018年9月発売予定のベロスターシリーズは、シティサイクル用ユニットを搭載した街乗り用電動アシストスポーツサイクル。ハリヤやジェッターとの違いは、街乗り用に扱いやすくした部品チョイスと手頃な価格だ。
ベロスター(700C)
出典:http://cycle.panasonic.com/products/elvs/
ベロスターは、700Cという大径車輪を採用した「ベロスター」と、20インチの小径車輪を採用したベロスターミニの2種類がラインナップ。
ベロスターシリーズは、音鳴りやローメンテナンスに対応したシティサイクル用ブレーキ(前:サイドプル形キャリパーブレーキ。後:ローラーブレーキ)を採用。また、服が汚れにくくするための泥除けや、前カゴが簡単に取り付けられる前荷台、簡単に鍵をかけられるリング錠を装備し実用性もある。変速は外装7段変速を採用した。
ベロスター・ミニ(20インチ)
出典;http://cycle.panasonic.com/products/elvsmini/
ベロスター、ベロスターミニ両方とも価格は95,000円(税抜き)。日本ブランドの電動アシスト自転車では10万円を切る貴重な電動アシストスポーツ自転車だ。街乗りメインでスポーティなデザインを採用した電動アシスト自転車がほしい人に合っているだろう。
http://cycle.panasonic.com/
Panasonicの電動アシストスポーツサイクルまとめ ハリヤからXシリーズまで紹介
日本の電動アシストスポーツサイクルが登場する前から、街乗り用電動アシストスポーツ自転車「ハリヤ」が登場した電動アシストスポーツサイクルブームにより、従来型のシティサイクル用アシストユニットを採用したハリヤやジェッターだけでなく、スポーツライドも行うことができるスポーツドライブユニットを搭載したXシリーズが登場した。ここでは従来の一般車用アシストユニットを搭載したハリヤ・ジェッターを街乗り用スポーツサイクルとし、スポーツドライブユニットを搭載したXシリーズ(XU1・XM1・XM2)をXシリーズとして分けてみた。
街乗り用スポーツサイクル(一般車用アシストユニット)
ハリヤ・ジェッターに搭載されている一般車用アシストユニットは、パナソニックの一般的なママチャリなどに搭載されているアシストユニットと同じだ。
このような電動アシスト自転車のユニットの特徴は、のんびり漕いだ状態でパワフルにアシストがかかる一方、スポーツサイクルのように高回転で漕ぐような場合はアシストが作動しない欠点がある。そのためハリヤ・ジェッターのように、一般車用アシストユニットを搭載した街乗り用電動アシストスポーツ車は、スポーツサイクルに乗った気分でペダルを漕いでも、アシストがダイレクトに作動しないため面白くないという欠点がある。一方、のんびり漕ぐ人のが苦にならない人はハリヤ・ジェッターのような街乗り用電動アシストスポーツ車が合っているだろう。
ハリヤ:129,000
電動アシスト自転車=一般車(ママチャリ等)が殆どの時に登場した電動アシストスポーツサイクル。ハリヤ登場前はホンダ・ラクーンCXやパナソニック・ライアバードEB等の電動アシストスポーツサイクルがあったが、どれもハリヤみたいに長続きしなかった。
ハリヤは日本での電動アシストスポーツサイクルの先駆けと言えるモデル。2018年現在みたいに本格的な電動アシストスポーツサイクルが無かった時代はディスクブレーキ化やレース用MTBフォークを搭載するなど、マウンテンバイク並に改造したユーザーもいた。しかしハリヤのフレームは本格的な悪路走行を想定していない。スポーツドライブユニットを搭載した本格電動アシストMTB「XM1」が登場したため、マウンテンバイク仕様のカスタムは衰退するだろう。
フロントサスペンションは街乗りマウンテンバイク用サスペンション。一般的なマウンテンバイクだと5万円クラスの物で、60cmレベルのジャンプを散発的に行うのには向かないが、砂利道走行や歩道の段差なら安心して走ることができるだろう。サスペンションが動くのを抑えるロックアウト機構も装備している。フロントサスペンションには最大積載量2kgのフロントキャリヤが標準装備されており、オプションでバスケットを装着することも可能だ。
街乗り用スポーツサイクルのため、前車輪の脱着が簡単にできるクイックレリーズ機構を装備。タイヤは26×1.90インチのセミスリックタイヤ。26インチ規格は少なくなりつつあるが、安価なタイヤが入手しやすい利点がある。標準装備されているタイヤは路面抵抗が少なくタイヤ幅が太いため、乗り心地が良いのが特徴。変速機は外装7段変速を採用している。
ジェッター:¥150,000
パナソニックの街乗り用電動アシストスポーツ車の中では上級モデルといえるジェッター。ハリヤが26インチホイールを搭載したマウンテンバイク風なのに対して、ジェッターは舗装路向けのスポーティなクロスバイクとなっている。
ハリヤよりも高価なためか、フレームサイズは2種類ありバッテリーは大容量の16.0Ahを採用。ブレーキは制動力とコントロール性を両立したディスクブレーキを採用している。ホイールはハリヤよりも大きく、シティサイクル並の太さの700×38Cタイヤを採用。ハリヤよりもタイヤは細くオンロード走行に向いたタイヤが沢山ある。変速は外装8段を採用している。
Xシリーズ(スポーツドライブユニット搭載車)
ハリヤやジェッターといった一般車用アシストユニットは、スポーツサイクルのように高回転でペダルを回すとアシストがついていかない問題があった。パナソニックのXシリーズは、ハリヤやジェッターとは違う本格的なスポーツサイクル用のアシストユニット「スポーツドライブユニット」を搭載している。スポーツドライブユニットはクランク軸に駆動力を伝える機構だ。Panasonic XM1に試乗した限りでは、発進時は力強くトルクがありながら高ケイデンスでもアシストがかかるアシストユニットとなっている。
2018年現在、スポーツドライブユニットが搭載されているのはクロスバイクのXU1、マウンテンバイクのXM1・XM2と3モデル。その中でもXM2はアシストユニットに2段変速を搭載したモデルで20段変速を実現した電動アシストマウンテンバイクとなっている。
XU1:¥225,000
出典:http://cycle.panasonic.jp/products/exu/
パナソニック・Xシリーズの中でもエントリーモデルのXU1は、Xシリーズ唯一の電動アシストクロスバイクだ。電動アシストクロスバイクにはフラットバーロードバイクで軽量なヤマハ・YPJ-Cや、フィットネスクロスの設計を元にしたミヤタ・クルーズがあるが、パナソニック・XU1はマウンテンバイクのXM1の基本設計に、フロントフォークをリジッドフォークにしたクロスバイクだ。
XU1はアルミリアキャリヤとアルミフルフェンダー・スタンドが標準装備されている。このような街乗り向け装備が最初から標準装備されているため後から購入する必要は無いだろう。ブレーキはシマノ製油圧ディスクブレーキ(BR-M315)を採用している。メインコンポーネントはシマノALIVIO。ギアは前41T×後ろ12-36Tの9段変速とのこと。
タイヤは700×50Cタイヤを採用。クロスバイクのタイヤとしては非常に幅が広く29インチマウンテンバイク並の太さのタイヤを採用している。
XM1:330,000
パナソニック・Xシリーズで一番始めに登場したのが27.5インチの電動アシストマウンテンバイク「XM1」だ。本格的な電動アシストマウンテンバイクとして登場したXM1はサスペンションフォークから、ブレーキ、コンポーネントまでオフロード走行を本格的に行えるようになっている。
フロントサスペンションフォークはSR SUNTOUR RAIDON-XC RLR DS 100ミリトラベル。前輪の固定方式は強固に固定できる15ミリスルーアクスルサスペンションを採用し、動きをロックし、ハンドルにはサスペンションをロックのON・OFFが可能なリモートレバーが付いている本格的なクロスカントリー/トレイル用サスペンションフォークだ。
ブレーキはシマノ・SLX BR-M7000油圧ディスクブレーキ。コンポーネントもシマノ・SLXで前41T×後11-36Tの10段変速となっている。
ホイール関連は27.5×2.2インチHEタイヤを採用。現代のマウンテンバイクで主流の27.5インチを採用している。タイヤも電動アシストマウンテンバイク用のMAXXIS IKON ebikeを採用している。
XM2:¥380,000
出典:http://cycle.panasonic.jp/products/ewm/
電動アシストマウンテンバイク「XM1」の上級モデルともいえるのが内装2段変速を搭載したXM2。電動アシストユニット内に内蔵された2段変速によって、ストレスフリーの操作性と1~1.41のワイドギアレシオを売りにしたモデルとのこと。
XM2はXM1に内装2段ユニットを搭載しただけの電動アシストマウンテンバイクではないようだ。サスペンションはSR SUNTOUR AION RLR DS 15QLC32 27.5" 130mmトラベル リモートレバー付。XM1よりもダウンヒルを重視したオールマウンテン・エンデューロタイプのサスペンションを搭載している。
シクロライダーの電動アシストスポーツ自転車の記事を見る
(参考サイト)商品ラインアップ 電動アシスト自転車 スポーツ|電動アシスト自転車/自転車|Panasonic