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自転車乗り放題サービス「スニークルロングタイムシェア」はお得か考える

近年のソフトやネットサービスでは定額制で使い放題を売りにしたり、利用権を借りて利用した期間に応じて料金を払うサービスが多い。これは、一般的にサブスクリプション方式と呼ばれる方法で、イニシャルコストが不要になる利点がある一方、そのサービスを長期間使用する場合、料金をずっと払わないといけないという欠点がある。サブスクリプション方式ビジネスモデルで成功した事例といえば、Adobe Creative CloudやAmazon プライムビデオ・プライムミュージックが挙げられる。

サブスクリプション方式ビジネスモデルはネットやソフト関連のサービスだけでなく、自転車業界でもこのビジネスモデルを採用したサービスがある。スニークルロングタイムシェアは、月額3,480~5,980円でスポーツサイクルが乗り放題になるサービスで、サービス1台目の自転車は180日、2台目からは90日間乗車することで乗り換えを行うことができるサービスだ。

http://www.sneecle.me/

似たようなサービスを挙げるとすれば、自動車の乗り放題サービス「NOREL」を思い出す人もいると思う。スニークルロングタイムシェアはNORELの自転車版だと思っていいだろう。

https://norel.jp

月額3,480~5,980円で自転車乗り放題サービス「スニークルロングタイムシェア」はお得なのだろうか?今回はスニークルロングタイムシェアがお得なのか考えてみた。

スニークルロングタイムシェアで借りることができる自転車はどういう物なのか

スニークルロングタイムシェアで借りることができる自転車は、2017年11月22日現時点では、ロードバイク、ピストバイク、折りたたみ自転車、マウンテンバイクと様々なスポーツサイクルがレンタルできるようだ。

ここで気になるのがマウンテンバイク。借りることができるマウンテンバイクは下り坂を高速で走るモデルやジャンプ系のモデルがある。レンタル用の自転車でマウンテンバイクコースやダートジャンプコースを走るには高い確率で壊れる可能性があるため、このような自転車を借りても、しかるべき場所で走れるのは難しい。

また、スニークルロングタイムシェアで採用されている自転車のは中古車。納車までに清掃、整備を行い、使用できる状態で渡すとのことだ。

スニークルロングタイムシェアの契約条件

スニークルロングタイムシェアの契約条件は2017年11月22日現在では、以下の通り。

  • 18歳以上。
  • 敷地内に屋根付の駐車場又は室内での保管が可能な方。
  • 顔写真入り身分証明書がある方。(写真がない場合は2つ以上の書類が必要(住民票と保険証、等))
  • 日本人の方、もしくはビザが2年以上、永住権のある方のみ。

また、賠償責任保険は交通事故時の賠償責任保険がユーザーが独自で加入する必要がある。

解約金はいくらかかるか?

スニークルロングタイムシェアの契約期間は2年間(更新は自動更新)。また途中解約の場合は違約金が発生する。解約(更新せず)の連絡は1か月前から可能、原則解約日(契約満了日)当日に自転車を返却することができるとのこと。

http://www.sneecle.me/faq/

スニークルロングタイムシェアは途中解約の場合、違約金として30,000円がかかる問題がある。

スニークルロングタイムシェアは、あくまで乗ることができるだけで所有できない。自転車を趣味にすると自転車は体の一部になるため、スニークルロングタイムシェアを使う場合、所詮試し乗り程度しか扱うことしかできないが、2年間も契約するのは長すぎる。違約金を5,000円~10,000円と安くするか、6ヶ月程度の自動更新がいいところだろう。

スニークルロングタイムシェアは本当にお得か?

スニークルロングタイムシェアで欠点となるのが、乗ることしかできないことと違約金が高いことだろう。特に違約金は高く、違約金を我慢して使うにしても3980円の自転車を使うと二年で10万円近く。5980円の自転車だと15万円近くかかる。違約金を5,000円~10,000円と安くするか、6ヶ月程度の自動更新にすれば面白いと思うが、違約金が高すぎるので躊躇してしまうのが本音だ。

 

ルノーウルトラライト7の後輪スポークが折れて車輪交換に

14インチ折りたたみ自転車「ルノーウルトラライト7」を購入する時、気になったのが後輪スポーク。フリー側のスポークがクロスしているのに対して、反フリー側のスポークがクロスしていないため、折れる可能性があると危惧していたが、その危惧は当たり購入して3ヶ月で折れた。

ウルトラライト7のスポーク折れは、Amazonのレビューやブログで多く見つかり、平均体重の人ですら1ヶ月未満で折れるほどで、体が大きい自分が乗って3ヶ月で折れたのは比較的マトモな事例のようだ。

ネットで検索した所、メーカー側が対策品として左右両方ともクロス組の後輪に交換している事例があるらしい。また、サイクルモード2017のウルトラライト7を見ると、左右両方ともクロス組となっている後輪が装着されたモデルもあったので、今後のモデルは左右両方ともスポークがクロスされたウルトラライト7が売られると思う。

自分は楽天のメーカー直営の通販サイトで購入したため、メールでこの件について訪ねたら対策品仕様の後輪を無償で送ってもらうこととなった。

対策品に交換することでスポークが折れにくくなると思うが、14インチという超小径ホイールは通常の車輪と比較してスポークが折れやすいのは間違いない。今後は交換用スポークを入手したり、太いタイヤに交換して振動を抑えてスポークの負荷を抑えるようなカスタムを行う予定だ。

サイクルベースあさひ体制初のルイガノ2018年モデルで気になった部分をまとめてみた

輸入代理店がサイクルベースあさひに変更することで注目されたルイガノだが、2018年モデルが公開されたようだ。

http://www.louisgarneausports.com/

ルイガノブランドは、カジュアル層向けのスポーツサイクルや電動アシスト自転車を中心にラインナップしていて、レーシングモデルはガノーブランドに住み分けを行うと思われる。今回はルイガノ公式サイトを見て気になった点を取り上げてみた。

ルイガノブランドのロードバイクは完全消滅

ルイガノ公式サイトを見た限りでは、かつて存在したドロップハンドルのロードバイクは完全に消滅しているようだ。フラットハンドルロードバイクは存在するが、トップチューブが長くドロップハンドル装着を想定していない。ロードバイクブームで街乗りでロードバイクを買う層もある現代で、あえてロードバイクを消滅されたのは興味深い。

ローマ字1文字と数字だけの車名はわかりにくい

かつてのルイガノは、TRシリーズやCASPARシリーズ、FIVEやSIX、MVシリーズといった名前があり、これらの名称が長く続いていたがサイクルベースあさひ体制になってから、ローマ字1文字と数字の組み合わせという名前になった。自動車で言うのならBMWや海外のマツダなどの名称に似ているが、予想以上にわかりにくい。特にわかりにくいのがXシリーズで、27.5インチのX7.0と20インチミニベロのX8.0とX8.1があり、Xとは何なのか疑問に思ってしまう。

http://www.louisgarneausports.com/lgs-x7.0.html

http://www.louisgarneausports.com/lgs-x8.1.html

既に定着している名前をあえて変えない事例を挙げるとEscape R3がある。Escape R3はEscape Rシリーズの最廉価版だったが、Escape R3が良く売れたため、Escape RXシリーズに移行してもEscape R3の名前が残っている。本来ならEscape R3しかないためEscape Rだけで良いはずだが、Escape R3が定着しているためR3の名前を残したのだと思う。

https://www.giant.co.jp/giant18/bike_select.php?c_code=CA01&f_code=FD03&s_code=SR11

 

電動アシストMTB「Panasonic XM1」のライバル(YPJ-XC・SHIMANO STEPS E8080)を紹介

日本初の本格電動アシストマウンテンバイク「Panasonic XM1」は、30万円以上と125ccのオートバイ並の価格ながら、発売1カ月で年間企画台数200台の受注を達成した。YPJ-R・YPJ-Cといった本格電動アシストスポーツバイクがヒットして、日本でも本格電動アシストスポーツバイクが増えつつある。

http://news.panasonic.com/jp/press/data/2017/10/jn171002-5/jn171002-5.html

Panasonic XM1がヒットすることで、他社からも本格電動アシストスポーツバイクが登場するだろう。今回はサイクルモード2017でXM1のライバルになると思われる電動アシストスポーツバイクを取り上げてみたい。

PW-Xユニットを搭載したヤマハ・YPJ-XCはXM1をライバルにしている

サイクルモードや東京モーターショーで登場した、ヤマハの電動アシストマウンテンバイクがYPJ-XC。アシストユニットは、今までは海外版でしか採用されていなかったPW-XというPWシリーズの上級ユニットを装備しているようだ。

サイクルモードでヤマハの人と話したら、ヤマハはPanasonic XM1を購入して研究して、YPJ-XCはXM1よりもよく登れる自転車にしていると言っていた。これはPWユニットを搭載したYPJ-R・YPJ-Cにように、小型バッテリー+ローパワーで滑らかなアシストとは違うかもしれない。

http://cycloassist.com/archives/1095

ユニット提供で攻めるSHIMANO STEPS E8080

サイクルモードでBESVの電動アシストマウンテンバイクに試乗してみた。BESVの電動アシストマウンテンバイクには、SHIMANO STEPS E8080が搭載されていて、XM1のように高ケイデンスで回してもアシストがかかるタイプで、XM1のライバルになるだろう。ここで注目したいのは、SHIMANO STEPSは1流の電動アシストユニットでは電動アシストユニットのみを供給するということだ。

もし、自分が買い物用等で電動アシスト自転車を買うのなら、信頼と実績があるPanasonicとYAMAHAのユニットを搭載した電動アシスト自転車に乗るだろう。注目すべき所はPanasonicとYAMAHAは日本では電動アシストユニット供給と自社ブランドの電動アシスト自転車販売を同時に行っていることだろう。これは本家の電動アシスト自転車を優先して、他社に最新ユニットを卸さない可能性があるためだ。現実にYPJのPWユニットは、日本国内では2017年11月現在他社には提供していない。他ブランドでは2016年にパナソニックユニットを搭載したBikke Polarは、パナソニックの電動アシスト自転車には既に搭載されていた最新ユニットではなく、旧式バッテリー用の型落ちユニットが搭載された事例がある。

http://cs-shinwa.sblo.jp/article/177695633.html

STEPS E8080を提供するシマノは、自転車の製造を行っていないため多くの会社にユニットを卸して利益を得る必要がある。これは多くの会社にXM1クラスのアシストユニットを提供する可能性があるため、良質な本格電動アシストスポーツバイクが多く登場し市場が活性化するだろう。

Bosch Active Line PlusはXM1のライバルにならない

ヨーロッパでは電動アシストユニットで有名なBoschが日本に参入した。アシストユニットはActive Line Plusという比較的低価格のユニットで、日本国内では20~30万円クラスの電動アシストスポーツバイクに搭載されるようだ。

Bosch Active Line Plusの電動アシスト自転車に乗った感想は、中国のBAFANG社んおアシストユニットに近いが、アシストオフ時にコクンとしたショックが発生する。アシストの感覚もXM1のように高ケイデンスでもアシストがかかる物ではない。日本市場ではBoschユニットを搭載した電動アシストスポーツバイクは、TREK Verve+が約20万円で購入できるが、他の電動アシストスポーツバイクは30万円クラスになるようだ。XM1が約33万円なのを考えると格下のBoschユニットを搭載した電動アシストスポーツバイクに30万円は払えない。

http://cycloassist.com/archives/1250

650Bロードプラスタイヤのグラベルロード KONA ROVE NRB DLに乗ってみた

26インチよりも大きく29インチ(700C)よりも小さい650B規格ホイールはマウンテンバイクでは主流になり、グラベルロードの世界でもこの規格が採用されつつある。

KONA ROVE NRBは650B✕47Cのスリックタイヤ「WTB HORIZON」を採用したグラベルロードだ。このタイヤはWTBが提唱するロードプラスタイヤというもので、700✕30C相当の直径で、47ミリ相当(1.75インチに近い幅)のタイヤ幅を持っているスリックタイヤだ。舗装路や砂利道では絶対的スピードは出ないが、舗装路では荒れていても乗り心地が良くてパンクしにくく、ロードバイクでは走れない砂利道も楽しく走ることができるのが特徴となっている。

KONA ROVE NRB DLは650Bホイールを採用したROVE NRBシリーズの上級モデル。アルミフレームを採用したモデルでディスクブレーキも装備している。ちなみに650Bホイールを採用したROVEはROVE NRBだけでなくレイノルズ853クロモリフレームのROVE LTDも650Bホイールを採用している。

http://www.konaworld.com/rove_nrb_dl.cfm

今回は弱虫ペダルスターライトクロスのレースコースが開放されている時間に試乗してきた。舗装路はわずかで急坂もあり、サイクルモードの試乗コースよりも遥かに公道に近い。

試乗して良いと思ったのは車輪の大きさが程よく、スリックなのにタイヤも太い。油圧ブレーキなのでブレーキの効きも良くて安心感が高いこと。

一般的にスリックタイヤは舗装路向けのタイヤだが、WTB Horizonは、タイヤ幅が47ミリと太く、安心して走ることができる。グラベルキング32CのEscape RXでは、安心して通過できると思われるシーンでは、WTB Horizonだと安心して操縦を楽しめた。

シマノの油圧ディスクブレーキとWTB Horizonタイヤのお陰で、シクロクロスコースを楽しむことができた。シクロクロスやマウンテンバイクレースを行う人ならともかく、一般のサイクルツーリストだと躊躇する急な下り坂など、シクロクロス独特のコースを楽しむことができた。

このあとにSUTRA LTDやROVEに乗ろうと思ったが、タイヤが細いROVEで同じように走ったら怖い(自分の自転車ではなく、NRBと同じ感覚で走ったら怖いと感じたため) SUTRA LTDは去年、ミニコースで試乗したとき車輪が大きすぎて、あのコースでは手にあまりそうと思ったため乗らなかった。

ROVE NRB DLのような650Bホイールのグラベルロードは、ある意味すべてがハンパなグラベルロードだろう。しかし中途半端な道しかない公道ではこんなホイールを採用した自転車があっている。公道レベルの舗装路、未舗装路、段差に強いグラベルロードの一台だと思う。

最大の欠点はタイヤの価格。WTB HORIZONの価格は8000円と非常に高価で似たタイヤがない。チューブもホームセンターや自転車量販店で容易に入手することが難しいため、遠出をするときはチューブは二本ぐらい持っていったほうがいいだろう。

OX Bike Pecoに分割折りたたみ式ハンドル仕様が登場か

縦折れ式折りたたみ自転車として有名なOX Bike Peco。サイクルモード2017で展示されていたモデルを見ると、分割折りたたみハンドルを採用したモデルが展示されていた。

ホンダモンキーのような折りたたみハンドルは、従来モデルPecoよりも、折りたたみ時にハンドルの出っ張りが少なくなり、高さ方向も低くなる利点がある。

欠点は、このような分割式折りたたみハンドルは、他の会社で採用されている事例が非常に少ないので、ハンドルの入手は難しいこと。フラットバーやドロップバーに変更するのなら、ハンドルユニット一式交換になるだろう。

プロムナードハンドル・トレッキングハンドルのススメ 利点と欠点・お薦めハンドルを紹介

自転車で長距離を走る時重要なのは変速機のグレードよりもハンドルの形状が遥かに重要だ。自分はフラットハンドル・ドロップハンドル・ブルホーンバー・マスタッシュバーなど様々なハンドルを購入し、最終的に長距離を走るメインマシンは、ドロップハンドルでもなくブルホーンハンドルでもなく、フラットハンドルでもなく、ヨーロッパのトレッキングバイクに装着されているプロムナードハンドル・トレッキングハンドルを採用している。

東京→直江津300kmを走行後、能登半島を走っている時の写真。このときはまだポジションに苦心している時期。

ヨーロッパではツーリングハンドルとして紹介されている事例がある。KOGAのセミオーダーブランド「KOGA SIGNATURE」では、絞りが少ないKOGA THE BIRDはスポーティツーリングハンドルバー。絞りが大きいKOGA TOURINGはCLASSIC TOURING BARと書いてある。日本でもBLUE LUGなどが、このようなハンドルを販売している。

プロムナードハンドル・トレッキングハンドルを装着できる自転車、装着できない自転車

プロムナードハンドル・トレッキングハンドルを装着する場合、装着可能な自転車・装着不可の自転車の2種類がある。

装着不可(できるだけやめたほうがいい)の自転車は、ドロップハンドルを装着したロードバイクタイプの自転車・車体サイズが小さい自転車だ。

ドロップハンドルを装着したロードバイクは、ドロップハンドルの関係上、トップチューブ長が短くなる。フラットハンドルのクロスバイクの場合は

フレームのトップチューブ長+ステム長

で辻褄が合う設計なのに対し、ロードバイクの場合は

フレームのトップチューブ長+ステム長+ハンドルのリーチ長

で辻褄が合う設計となっている。プロムナードハンドル・トレッキングハンドルはハンドルが手前に来るため

フレームのトップチューブ長+ステム長-ハンドルのバックスイープ長

となるため、ハンドルのリーチが必要なドロップハンドルのロードバイクフレームでは窮屈すぎて乗りにくくなる問題がある。ツーリングモデル「SALSA MARRAKESH」にはフラットハンドルとドロップハンドルモデルの2種類があるのは、ハンドル設計の違いがあるのだと思う。

車体サイズが身長のわりに小さい場合も同じで、このような場合はプロムナードバーやトレッキングバーを装着するよりも、ブルホーンバーを装着したほうがいいだろう。

写真のTern Link N8は自分にとってはトップチューブが不足ぎみだったので、ブルホーンバーをチョイス。

プロムナードハンドル・トレッキングハンドルの利点と欠点

 

バックスイープが大きいハンドルは、ハンドルを握る位置が幅広いという大きな利点がある。写真を見ればわかると思うが、ハンドルの握る前後位置がステムから見て0mmから-100mm近くまで無段階にあり、ブレーキを容易に握れる位置で姿勢を可変することができる。また、ハンドルがハの字になっているので、乗車姿勢がアップライトになればなるほど肩が広がる。そのためハンドル幅が広がりハンドルの抑えが効く。この利点を活かして、体が温まっていない発進時は手前を握りアップライトな姿勢にして、徐々に慣れてきたら握る位置を奥にすることが可能だ。また、ハンドルがハの字になっているため手首が自然な位置で握ることができ、長時間の乗車でも非常に疲れにくい。

欠点は前傾姿勢を取ってスピードを追求するハンドルではないことだろう。このようなハンドルでスピードを出したいと思う場合、ハンドルを強く握る(やってみればわかるが、これだけでも脚に力が入る)か、体を少し伏せてドロップハンドルのロードバイクみたいに少し前傾姿勢にする必要があるが、あくまでもツーリングハンドルだ。

乗車姿勢は極端にアップライトな乗車姿勢にしてもパワーが出ないため、少し前傾姿勢の乗車姿勢となる。写真のEscape RX3はハンドルとサドルの落差は無いように見えるが、実際はサドルよりもハンドルが少し低い状態となっている。

スポーツサイクル用プロムナードハンドル・トレッキングハンドルでお薦めのハンドルは?

プロムナードハンドル・トレッキングハンドルは様々な物があるが、この手のハンドルはスポーツサイクル用とアップハンドル車(ロードスターやBenno Balloner・Revendell Clem Smith Jr等)専用の物がある。アップハンドル車専用の物は、ハンドルのバックスイープ角度がきつく、ハンドルを握る位置が大きく手前になる物が殆どでスポーツサイクルには不向きだ。

スポーツサイクルにプロムナードハンドル・トレッキングハンドルを取り敢えず試してみたい場合、おすすめするのがGIZA PRODUCTSのプロムナードローライズ(NR-AL217BT)。バックスイープ角が比較的緩く、ハンドルポジションが後ろすぎず、ハンドルの幅が広いためハンドリングがある程度安定し、ネット通販価格では2,000円以下と安い。写真のGIANT Escape RX3に装着しているハンドルで、スポーツサイクル用プロムナードハンドル・トレッキングハンドルの叩き台としてお薦めだ。

カーボンフレームの14インチ折りたたみ自転車 RENAULT Carbon6

14インチ折りたたみ自転車に異様なほど情熱を注いでいるGic。Gicが取扱をしているルノーブランドの自転車には数々の14インチの折りたたみ自転車があるが、とうとうカーボンフレームバージョンの14インチ折りたたみ自転車が登場した。

http://www.gic-bike.com/renault/lineup/carbon6.html

カーボンフレームを採用したCarbon6の車体重量は6.7kg。PLATINUM LIGHT6の車体重量が6.8kgなのを考えると、あまり軽くないように感じる。

車体重量が意外と軽くない理由を考えると、使用している部品がアルミ製・折りたたみ自転車なので、強度確保をしないといけないので極端に軽く作ることができないのもあるのかもしれない。GicはCYCLE MODE international 2017に出展とのリリースがあり、当日発表 kg/究極の折りたたみカーボンフレームバイクモデルと書いてある。Carbon6の重量が意外と重いが、Carbon6の特別モデルが登場するのだろうか。

某Y氏のセカンドマシンGIANT Escape RX3(465mm)がやってきた

自転車は乗り物という靴に近い乗り物で、本格的に自転車を趣味にすると1台だけでは物足りなくなる。大抵は2台所有が普通になり、それ以上増やす場合も少なくない。

今回のEscape RX3は、某Y氏が所有しているメインマシン「Escape RXW」のサブマシンとしてやってきた。部品もたくさんあるため最初は中古フレームを購入する予定だったが良い物が見つからなく、最終的にジャンクレベルのEscape RX3をヤフーオークションで購入となった。

Escape RXWのサブマシンの予定だが、どうやらRXWとは違う方向性で作るとのこと。今はとりあえず組み上がっているが、Progressive RRX-110の復活を優先させているため、Escape RX3は後回しとのことだ。

 

折りたたみ高48cmと脅威の低さを実現した折りたたみ自転車 「iruka」

コンパクトに折りたたむことができる折りたたみ自転車には様々な物がある。コストと折りたたみ性能のバランスが良いDAHON・Tern、スーツケースに入れることができるTech one Caracle-s・Patto Bike451シリーズ、60cm四方に収まり、弄りようがないほど完成されているBrompton。14インチホイールのリスクはあるが中型コインロッカーに収まるパナソニックトレンクル・BYA412系列の折りたたみ自転車など、様々な折りたたみ自転車が世の中に存在する。

今回注目する折りたたみ自転車はIrukaという18インチの小径ホイールの折りたたみ自転車。フレームに折りたたみヒンジはなくリアスイングアームとフロントフォークが折りたたむことで小さくなる折りたたみ自転車。ギアはシマノAlfine8段変速を採用し、オプションで独創的な3種類のキャリアアタッチメントを登場させるようだ(2017年10月20日現在、ティザーサイトには公開されていない)

折りたたみサイズはW79cm x H48cm x D35cm。注目する部分は折りたたみ高で48cmと50cmを切っていること。14インチ折りたたみ自転車「ルノーウルトラライト7」の折りたたみ高さが59cmなのを考えると、18インチの折りたたみ自転車で、折りたたみ高48cmは驚異的といえるだろう。

これほど折りたたみ高が短いのは、創業者がDAHON Helios(20インチ横俺式折りたたみ自転車)に乗っていた時、オフィスの机の下に入らない、新幹線の席の間に置けない欠点があったので、折りたたみ高を限界まで追求したのでは無いかと思う。

以前も書きましたが、前職では職場のビルに駐輪場がなかったので、自転車通勤の際はDAHONヘリオスを折りたたんでオフィスに持ち込んでいました。

当初はオフィスにポツポツと空きスペースがあったので置き場所には困りませんでしたが、年に2倍のペースで人が増え続けていたので、スペースが足りなくなったらまずいなあと、結構気をもんでいました。

まあ最悪、自分の机の下に突っこめばいいだろう、そう思ってある日試してみたら、何と入りません。
机の高さは70cm、DAHONヘリオスの折りたたみ時の高さは65cm。ぱっと見は入りそうでしたが、机の天板と引出の厚みがある分だけ足りないのです。

というわけで、irukaは最初から一般的な事務机の下に入る折りたたみ形状・サイズにしようと考えていました。

高さ60cmを切ることを目標に設計を考え始めましたが、そのうち、どうせなら50cmを切りたいと思うようになりました。
というのも、新幹線は前の座席との間(座面前端から前席の背もたれまでの距離)が50cm強なので、折りたたみ時の高さが50cmを切り、厚みが30-40cm程度で縦置きが可能な形状であれば、足の間に置けるのです。

DAHONは車両の最後尾の席の裏にしか置くことができず、輪行のときはいつもホームで列車を待ちながら、自分が乗る車両の最後尾スペースを確保できるか、やきもきしていたものでした。

irukaの絵日記: iruka T6レビュー 〜スリープモード編から引用

 

気になるのは泥除けの装着の有無。折りたたみ自転車をスポーツサイクルではなく、コミューターとして使うのなら、車体や人間が汚れないための泥除けの装着は必要だろう。DAHONやTernなら汎用品でOKで、Caracle-Sは純正オプションで存在し、Bromptonは標準装備、Patto Bikeはフレームにダボ穴がある。Irukaには汎用品を装着するためのダボ穴は無いように見える。また、折りたたみ時転がして移動できるが、折りたたみ時もホイールで転がし移動するため、Iruka専用の泥除けが必要なのではないかと思う。

販売時期は2018年。価格は20万円台を予定しているとのこと。試乗してみたい折りたたみ自転車だ。

http://www.iruka.tokyo/

GIANT Escape RXにグラベルキングSK 32cを導入した感想

自分が所有しているメインマシン(GIANT Escape RX3)・メインセカンドマシン(GIANT Escape RX4)のタイヤはグラベルキングしか使っていない。理由は舗装路での走りの軽さと乗り心地の良さ、砂利道を走行してもタイヤがバーストしないためで、ここ数年、メインマシンのタイヤはグラベルキングしか買っていない。

複数台持っていると、靴のように気分や場面によって自転車を変えて乗ることになるが、メインマシンとメインセカンドマシンのタイヤが、同じグラベルキング28Cではあまり意味が無いと思い、メインセカンドマシンのみグラベルキング28C からグラベルキングSK 32Cに変更してみた。Escape RX4に装着したところ、タイヤはフレームに接触はしていないが、フル泥除けを装着できるほどの隙間はない状態になった。

パナレーサー・グラベルキングSK32Cのファーストインプレッション

グラベルキングSKは、グラベルキングのトレッドに小さい凹凸がついたバージョンで従来のグラベルキングよりも荒れた砂利道でもグリップ力が高いのが売りのタイヤだ。Escape RX4に装着したグラベルキングSKは32Cと、28Cよりも一回り太いタイヤとなっている。

グラベルキングSK 32Cはグラベルキング28Cと比較すると、良い部分は乗り心地が良くて砂利道でも安定して通過できること。28Cよりも一回り太い32Cはタイヤの中に入っている空気が多いので、段差や荒れた舗装路では28Cよりも柔らかい乗り心地となっている。個人的には、乗り心地と空気圧管理が比較的ずぼらで良いといった利点があるので、初めてスポーツサイクルに乗るような人は32Cのほうが良いと思う。

グラベルキングSK限定のセミノブトレッドは、舗装路を高速で走るのでないのなら特に問題はない。砂利道を走った感覚では、グラベルキング28Cでは注意して通過できる場面が、グラベルキングSK 32Cでは安心して通過できる場面に変わったと感じたので効果はあると思う。

グラベルキングSK32Cで欠点になるのが、舗装路をスピードを上げて走ること。少しスピードを上げて走りたいと思う場面では、グラベルキング28Cよりも加速しにくいのがわかる。コーナーが非常に少なく、舗装路が殆どしかないサイクリングロードを走った時はグラベルキングSKだと苦痛に感じた。

グラベルキングSK 32Cは、舗装路のスピードよりも道を気にしないで走ったり、乗り心地を重視したい人向けだろう。ちなみにグラベルキングSKは、ロードバイクやスピード重視の人向けに26Cや23CのグラベルキングSKがあるので、32C が嫌ならそちらを選んだほうが良い。

 

Benno Bike 2017年モデルが登場。車種はBALLONER Mensのみのラインナップ

ビーチクルーザーブランドのElectraの元創業者が立ち上げたBenno Bikesが日本にやってくる話を前に書いたことがあるが、どうやらBenno Bikesの日本公式サイトが立ち上がったようだ。

http://www.blessbike.com/bennobike/

日本向けのラインナップは、26×2.3インチのファットなスリックタイヤを装着したアップライトツーリングモデルのBallonerの男性向け。変速機はシマノ・アルフィーネ内装8段変速、外装27段変速、外装8段変速のみとなっている。

アメリカのラインナップと比較すると、日本国内のラインナップは非常に少ないが、恐らく日本のアップライトツーリングバイクの市場が未知数なので慎重なのだと思う。オーダーページでは、2017年10月10日現在では、このような内容が掲載されている。

なお、日本国内販売開始にあたり、当初は「受注・生産制」をとらせていただきます。
よって、工場生産に必要な台数に達するまで、お客様には長くお待ちいただく事になる場合もございます。
お客様には大変ご迷惑をおかけしますが、何卒ご了承下さいますようお願い致します。

<特典> 今回ご予約をいただいたお客様には、「特典」をご用意させていただきます。
① BLESSベル(ブラックorクローム)1個サービス
② BLESSワイヤーキー1個サービス
③ BLESSステッカー(M)1枚サービス

お申し込みは、当サイト限定で承ります。
不明な点や質問などございましたら、遠慮なくお電話やメールにてご連絡下さい。

http://www.blessbike.com/bennobike/order.htmlから引用。

注:2017年10月10日現在の内容。

このようなアップハンドルツーリングバイクは、日本ではマイナーなジャンルだが、ライフスタイルに自転車を組み込むのなら、実用的なアップライトツーリングバイクは一番ベストな自転車だ。

一番の問題は情報が少なすぎること。スペックは簡単なことしか書いてなく、スポーツサイクルでは重要な適応身長も書いていない。このようなアップライトツーリングバイクは、自転車の写真だけしかないのは駄目で、その自転車があるとどれだけライフスタイルが広がるのかを具体的にイメージできないといけないと思う。

Renault ULTRA LIGHT 7で知られているGicが、サイクルモード2017で新モデルを発表するとのこと

昔はDAHON OEMシリーズのFIAT AL-FDB140を販売しマニアに支持され、ルノーウルトラライト7や低価格版のライト8、マグネシウムフレームのマグネシウム6、チタンフレームのブラックチタン6などの14インチ折りたたみ自転車を登場させるなど、昔から14インチ折りたたみ自転車に情熱を注いているGic。サイクルモード2017にGicは出展する情報を見つけたが興味深い内容が書いてあった。

11月3日(金)~5日(日)に幕張メッセ(国際展示場1~4ホール)にて開催されます
『CYCLE MODE international 2017』 に出展致します。

◆6.8kg アルミバテッドフレーム 最軽量プラチナライト6モデル
◆7.8kg ウルトラライト7トリプル 外装3段モデル
◆8.5kg クロムメッキ磨き上げ クロモリモデル
◆当日発表 kg/究極の折りたたみカーボンフレームバイクモデル
上記、2018モデルを発表します!!

より早く・より強く・より軽く、新ブランドSAVANE(サバーン)も同時発表!!
Gicならではのイベントブースをご用意し皆様のご来場をお待ちしております。

2017年|最新情報|CYCLE MODE international 2017から

7.8kg ウルトラライト7トリプル 外装3段モデルは、恐らくウルトラライト7 Limited Edition(AL-FDB143)だと思うが、DAHON DOVE PLUS対抗モデルと思われる6.8kg アルミバテッドフレーム最軽量プラチナライト6モデルに、8.5kg クロムメッキ磨き上げ クロモリモデル、さらには当日発表?kg/究極の折りたたみカーボンフレームバイクモデルといった様々なモデルを登場させるようで、14インチ折りたたみ自転車に力を注ぐようだ。

650Bホイールやフロントシングルスピード仕様になったクロスバイク Kona Dr DEW

マウンテンバイクの世界では、650Bホイールやフロントシングルスピードが流行っている傾向にある。Konaのクロスバイク「Dr Dew」は650Bホイールの搭載やフロントシングルスピード仕様の珍しいクロスバイクで日本にやってくるようだ。

https://www.sports-eirin-marutamachi.com/blog/100192.html

 

出典:KONA BIKES | ROAD | DEW | Dr Dew

ギアはフロントは38t X-Sync。リアは SRAM PG1130 11-42t 11速。公道なら前38Tでも不満はなく、リアスプロケットが42Tと非常に大きいため峠越えも行えるだろう。Dr DEWの一番軽いギアのギア比は0.9だが、これは一般的なフロント3段変速、リア8段変速のクロスバイクのギア比(前48-38-28T、後ろ11-30T)のギア比(0.93)よりも軽いぐらいだ。

フロントシングルのスポーツサイクルの良さは、直感的にギアの切り替えを行うことができること。前3段、後ろ8段のスポーツサイクルの場合、前が2段(38T)に入っていて、後が7段(13T)付近にギアが入っている時(ギア比2.92)、ギアを重くしようとして前を重い3段目(48T)に入れると、ギア比が重くなりすぎてしまう。(48T-13Tの場合ギア比が3.69と一気に重くなる)フロントシングルなら恐らくこのようなことは起きないだろう。

タイヤはWTB Horizon Comp 650x47c。650Bサイズの太めのスリックタイヤで、700×28cのロードホイールと同じ直径になるのが特徴。グラベルロードブームでよく見るタイヤだ。クロスバイクで装着してるのは非常に珍しい。

WTB 650B×47c

面白いのはクロスバイクでは珍しくフルフェンダーが標準装備されていること。フェンダーは車種やタイヤサイズによって選ぶのが難しいため、Dr DEWのように標準装備されているのは有難いだろう。欠点はタイヤ。650Bはマイナーな規格のためホームセンターなどで容易に見つけることができず、装着タイヤのWTB Horizonの価格が税抜き7,800円と高価なことだろう。

シマノ製電動アシストユニットを搭載した電動アシストクロスバイク「ミヤタ・CRUISE」

Panasonic XM1、Bosch製電動アシストユニットの登場により、2018年は電動アシストスポーツサイクル元年と言えると思うが、ついにシマノ製電動アシストユニットを搭載した電動アシスト自転車が日本初登場するようだ。

日本初、シマノ製電動アシストユニット「STEPS」を搭載した電動アシスト自転車「ミヤタ・CRUISE」はクロスバイクタイプの電動アシスト自転車。年間販売目標台数は1,000台とYPJ-Rと同じ。(YPJ-Cは年間販売台数5,000台)

標準現金販売価格(予定)は¥269,000(税抜)とクロスバイクタイプの電動アシスト自転車としては高価だが、アシストユニットに特徴がある。この電動アシスト自転車のアシストユニットはシマノ製電動アシスト自転車ユニット「STEPS」の中でもマウンテンバイクタイプの「STEPS E8080」というのを採用している。

シマノの電動アシスト自転車アシストユニットは、クロスバイク/トレッキングバイク用のSTEPS E6000シリーズがあるので、本来ならE6000シリーズが搭載されるはずだが、CRUISEにはマウンテンバイク用のE8000シリーズが搭載されているのを見ると、シマノは日本市場で売り出したい電動アシストユニットは、マウンテンバイク用電動アシストユニットだというのが見てとれる。

海外ではSTEPS E8000を搭載した電動アシスト自転車は、30万円以上の高額な電動アシスト自転車に搭載されるものだが、税抜き27万円以下に抑えられたのは、低価格で作れるリジッドフレームのクロスバイクフレームに、リア変速を9段変速に抑えるなど細部のコストを抑えているからだろう。アシストユニットの性能や使いやすさが気になる所だ。

http://www.miyatabike.com/

DAHON HorizeにディスクブレーキモデルのHorize Discが登場

太いタイヤを標準装備し、ディスクブレーキ化やエンド幅フロント100mm リヤ135mmで、幅広いカスタムを行うことができる折りたたみ自転車、DAHON・Horizeに純正ディスクブレーキ仕様のHorize Discが登場するようだ。

http://hashirin.com/archives/1713382.html

Horize Discはオーソライズドディーラー限定モデルで、どこでも購入することができるわけではないが、今まではカスタムでしか手に入れることができなかったディスクブレーキ仕様のHorizeを手に入れることができる。

Horize Discで注目する部分はディスクブレーキだけでなくハンドルポストも注目すべきだろう。従来のHorizeでは折りたたみ式ハンドルポストは内折れ式だったのが、Horize Discでは外折れしきハンドルポストになったことだろう。内折れハンドルポストは折りたたみ時にワイヤー類が外にでない利点があるのに対し、ハンドル交換やハンドルに部品を装着すると折りたたみ時に支障をきたす欠点がある。

http://hashirin.com/archives/1707404.html

Horize Discのような外折れ式ハンドルポストは、ハンドル選択が比較的自由になる、折りたたみ時にハンドルを持って折り畳むことができる利点があるのに対し、折りたたみ時にワイヤー類が外にでる問題がある。

ハンドルポストの外折れ、内折れに関しては一長一短があるが、外折れ式(Tern Link N8)と内折れ式(Renault UltraLight 7)を両方持っている感想としては、カスタムを行うユーザーが多いスポーツモデルでは外折れ式、街乗りを中心に行うコミューター的な使い方を行うのなら内折れ式が良いと思う。個人的にHorizeのようなカスタマイズを行うことができるモデルは、ディスクブレーキ仕様だけでなく通常モデルのHorizeも外折れ式にしたほうがベストだろう。

前2輪タイプ3輪電動アシスト自転車「TOYODA TRIKE」の詳細スペックが公開された

前2輪サスペンションを搭載した電動アシスト3輪自転車「TOYODA TRIKE」のサイトで、詳細なスペックが公開された。TOYODA TRIKEについては2016年9月に見た時から興味があり、動向を追っている。

TOYODA TRIKE 諸元表

項目 諸  元 (Ω-L) 諸  元 (Ω-S)
全長 1765mm 1630mm
全幅 580mm
全高 1150mm
軸距 1296mm 1136mm
輪距 212mm
サドル高 795〜895mm
車両重量 30Kg 28Kg
乗車定員 1名
アシスト
速度範囲
比例補助 0km/h 以上 ~ 10km/h 未満
逓減補助 10km/h 以上 ~ 24km/h 未満
標準アシスト走行距離 70km …(路面状況や走行条件によって変化)
電動モーター形式 DCブラシレスモーター
モーター定格出力 240W
変速機 内装5段(ラピッドファイヤーシフター変換式)
車輪寸法 16inx1.75 … (406㎜×44.5㎜)…2輪
20inx1.75 … (508㎜×44.5㎜)…1輪
制動形式 ディスクブレーキ×2
カンチ式ブレーキ×1
懸架方式 センタリングスプリング装備シンクロシステム
コイルスプリングサスペンション

出典:http://toyoda-trike.co.jp/basic/

TOYODA TRIKEのスペックで注目する所は車体重量。TOYODA TRIKEの車体重量は30kgと書いてある。通常のファミリーサイクルタイプの電動アシスト自転車「VIVI DX」が車体重量28kgクラスなのを考えると、予想よりも軽いと思う。子供乗せ電動アシスト自転車だとTOYODA TRIKE並の重量のモデルがあるので決して重くはない。

公式サイトのカラー写真ではサドルに背もたれがついているが、スペックを公開しているページのイラストでは背もたれは無い。Electra Townieのような乗車スタイルのため背もたれは無くても大丈夫だと思う。

http://www.electrabike.com/bikes/townie

TOYODA TRIKEはドイツのトレッキングバイク市場のように、非競技用の高価な自転車を買う市場が無い日本で売るためか、最初は法人向けで売るようだ。公式サイトを見ても法人向けと書いてあり、導入事例のサイトには運搬から介護、ゴルフ、シェアサイクルといった提案をしている。

http://toyoda-trike.co.jp/introduction/

GIOSのスピードクロス「MISTRAL」からクロモリフレーム版のMISTRAL CR-MOが登場

GIOSのクロスバイクと言えばスピードクロスの「MISTAL」が定番車種として知られている。GIANT Escape R3のように、舗装路の高速走行を重視したスピードクロスで、低価格でシマノコンポをフル装備し、シマノ製ロードバイク用ホイールを装備していることで知られている。そんなMISTRALにクロモリフレーム版のMistral Cr-moが登場したようだ。

GIOSにはクロモリフレームのフラットバーロードバイク「AMPIO」があるが、前傾姿勢でドロップハンドルを容易に装着することができるのに対し、Mistral Cr-moは写真を見る限りでは、AMPIOよりもアップライトな乗車姿勢なのが特徴。部品構成は通常のアルミフレームMistralと比較すると、写真を見る限りではタイヤはロードバイク用タイヤ「Vittoria・Zaffiro」を装着しているようだ。詳しい部品構成やフレームジオメトリはわからないが、Mistral Cr-moは限定モデルと書いている所が多いので、購入する場合は注意が必要だ。