サイト内容は、E-Bikeのラインナップ紹介、E-Bikeのフィールドガイドを用意。E-Bikeのラインナップ紹介では、MIYATA、MERIDA 両ブランドから計 13 モデルと数多く展開しているE-Bikeの、それぞれの利点や、特徴を静岡県伊豆の国市に位置する MERIDA X BASE のスタッフや E-BIKE ジャーナリストの難波賢二氏をはじめとした経験豊富なメンバーによる読み物やインプレッション動画にて紹介する。
E-Bikeを楽しむためのフィールドガイドは、世界ジオパークにも認定された自然や MERIDA X BASE が位置する伊豆半島を中心としたコース紹介や、全国の E-BIKE が持ち込み可能なフィールドの検索機能を導入。購入後も楽しむためのアフターサポートも行う。その他にも、全国のE-Bikeレンタルポイントも紹介する。
脚力をアシストするドライブユニットは、日本市場ではBOSCH製ドライブユニット「ActiveLine Plus」「Performance Line CX」を搭載。また、一部のE-Bikeには、Removable Integrated Battery(RIB、着脱式一体型バッテリー)システムを搭載している。これは、車体からバッテリーが飛び出ていないので見た目がすっきりしているだけでなく、簡単に着脱できバッテリーに折りたたみ式ハンドルが装備されているので取り扱いが容易だ。
TREKの電動アシストクロスバイク(E-クロスバイク)一覧
Verve+(2019年モデル)
通勤からサイクリングまで楽しめる電動アシストクロスバイク。フレーム埋め込み型フロントライトに、リアフェンダーにはテールライトを装備。フェンダーやキックスタンドなどのアクセサリーを搭載しているので、幅広い楽しみ方が可能だ。ドライブユニットはBosch Active Line Plus。値段は231,000円(税抜)。
フレーム:Alpha Gold Aluminum, custom designed for Bosch Active Line system, rack mounts, internal cable routing
フロントフォーク:Verve+ alloy
重量:20.5kg
ブレーキ:Shimano MT200 hydraulic disc
ギア(前):Miranda Delta, for Bosch Active Line, 38T steel, w/alloy guard
ドライブユニット:Bosch Acitive Line Plus(定格出力250W、最大トルク50Nm)
アシスト方式:ミッドドライブ
バッテリー:Bosch PowerPack, 300Wh
充電時間:約2.5時間
アシストモード:4段階(ECO/TOUR/SPORT/POWER)
航続距離:100km/65km/60km/50km※Bosch E-Bike Systemから引用
Verve+2/Verve+ 2 Lowstep
Verve+ 2Verve+ 2 Lowstep
Verve+ 2は、Verve+の後継車と言える電動アシストクロスバイク(E-クロスバイク)。前後ライトに、服が汚れにくい泥除けやチェーンカバー、荷物が積めるリアキャリアを装備し、日々のサイクリング、通勤・通学をサポートする。ドライブユニットはBosch Active Line Plus。一般的なダイアモンドフレームの「Verve+2」と、軽快車のようにまたぎやすいスタッカート型の「Verve+ 2 Lowstep」の2種類のフレームを用意。価格は269,000円(税抜)。
ドライブユニット:Bosch Acitive Line Plus(定格出力250W、最大トルク50Nm)
アシスト方式:ミッドドライブ
バッテリー:Bosch PowerPack, 300Wh
充電時間:約2.5時間
アシストモード:4段階(ECO/TOUR/SPORT/POWER)
航続距離:100km/65km/60km/50km※Bosch E-Bike Systemから引用
Dual Sport +
Dual Sport+は、近所の舗装路から、ちょっとしたオフロードまで走れるクロスバイク。フロントサスペンションを装備したことにより、砂利道だけでなく荒れた舗装路を快適に走行できる。前後ライトも付属しているので街乗りにも対応。バッテリーはBosch PowerTube500と大容量の500Whバッテリーを搭載。Verve+2の1.5倍以上の容量を持ち、長距離サイクリングにも対応する。ドライブユニットはBosch Active Line Plus。価格は352,000円(税抜)。
フレーム:Alpha Gold Aluminum, Removable Integrated Battery (RIB), internal cable routing, rack and fender mounts, post mount disc, kickstand mount, 135x5mm QR
話題を攫った事で知られているカーボンフレームのフルサスペンション電動アシストMTB(E-MTB)がRail9.7。RockShox Yari RCフロントサスペンションに、加速と減速をそれぞれ別の力にできるサスペンション調整が可能な「アクティブ ブレーキング ピボット(ABP)」、SRAM SX Eagle12段変速を採用したフルサスペンションE-MTB。大容量バッテリーを搭載しながらカーボンフレーム化により車体重量は21kg台を達成。ドライブユニットはBosch Performance Line CXで、オフロード走行に適したeMTBモードを搭載した。価格は790,000円(税抜)。
フレーム:OCLV Mountain Carbon main frame & stays, Removable Integrated Battery (RIB), tapered head tube, Knock Block, Control Freak internal routing, magnesium rocker link, Motor Armor, Mino Link, ABP, Boost148, 12mm thru axle, 150mm travel
2月28日、神奈川県横浜市にある「トレイルアドベンチャー・よこはま」のプレス向け体験会で、トレイルアドベンチャーよこはま所有のE-MTB(海外向けE-MTB)と、Bosch Performance Line CXを搭載したE-MTB(電動アシストMTB)に乗ることができた。今回はBosch Performance Line CX搭載したE-MTBに乗り、MTBコースでのPerformance Line CXの性能を確かめてみた。
Bosch Performance Line CXは欧州でeMTBという新しいカテゴリーを生み出し、爆発的なブームをリードし続けるドライブユニット。開発コンセプトは「Uphill flow(坂を駆け上がる楽しみ)」で、これを実現する為に専用開発されたドライブユニットは、マグネシウム材の使用と内部機構の新設計により25%の軽量化、48%の小型化を達成。最大トルクは75Nmで、前モデルよりもコンパクトなドライブユニットになったことで、フレームの設計自由度が広がり、最新のMTB用フレームのトレンドである「短いチェーンステイ長(ペダル軸からリアホイール軸間距離)」を達成した。
今回乗ったBosch Performance Line CX搭載E-MTBは、カーボンフレームのフルサスペンション29インチE-MTB「TREK Rail9.7」、アルミフレームの27.5インチハードテールE-MTB「Corratec E-POWER XVERT CX」、アルミフレームの29インチハードテールE-MTB「TREK Powerfly5」の3台に試乗した。
E-Bikeに新たな扉を開いた「eMTBモード」
Bosch Performance Line CXを搭載したE-MTBには、eMTB用途に特化したアシストモード「eMTBモード」を搭載している。eMTBモードではライダーの踏み込み力に応じた最適なアシスト力が瞬時に提供される機能で、狭い箇所でのターンや滑りやすい斜面を駆け上る等の技量を要する場面で、E-MTBで生じやすいライダーの予期せぬモーターアシスト挙動が排除されたモード。これにより、溢れるモーターパワーを意のままに操る異次元のライディング体験「Uphill flow」を提供するとのことだ。
クルマやオートバイでは、電子制御があるとつまらないという風潮がある。しかし、E-Bikeに関しては逆で、Bosch Performance Line CXのeMTBモードのように、高度な電子制御が入っていないとE-Bikeは面白くならない。eMTBモードのように高度な電子制御を搭載するのは他の会社も追従するだろう。
SCOTT STRIKE eRIDE【日本未発売海外仕様】(出典:https://www.scott-sports.com/jp/ja/page/strike-eride)チェーンステーに装着されたセンタースタンド(出典:https://www.scott-sports.com/jp/ja/page/strike-eride)フルサスペンションE-MTBでもサイクリングが楽しめるフェンダーとリアキャリア(出典:https://www.scott-sports.com/jp/ja/page/strike-eride)フロントにはライトも装着可能(出典:https://www.scott-sports.com/jp/ja/page/strike-eride)デュアルバッテリー化で1100Whオーバーの大容量化を実現(出典:https://www.scott-sports.com/jp/ja/page/strike-eride)
今回、トレイルアドベンチャーよこはまのプレス向け体験会で、Bosch Performance Line CXを搭載した3台のE-MTB(TREK Powerfly5、Rail9.7、Corratec E-POWER X VERT CX)に試乗することができた。(トレイルアドベンチャーよこはまのレンタルE-MTBでは無い)こちらのE-Bikeも後々紹介する。