デイリーアーカイブ Jul 1, 2025
オランダの自転車ブランド「VanMoof」が“DESIGNART TOKYO 2020“のオフィシャルE-Bikeとして登場
Vanmoof Japanは10月16日、10月23日(金)から11月3日(火・祝)までの12日間にわたり開催されるデザインとアートの祭典「DESIGNART TOKYO 2020」に協賛し、オフィシャルE-Bikeとして会場をサポートすると発表した。
VanMoof(バンムーフ)は、2009年に自転車大国オランダ・アムステルダム発のハイテク自転車メーカー。2014年に初の電動アシスト機能を持つ「Electrifiedシリーズ」をローンチし、2016年に初代「S」モデル、翌2017年「X」モデル、さらに2018年には両モデルをバージョンアップした「S2」「X2」を発表。2020年4月には、4代目の新型E-Bikeを発表した。
今回、VanMoofが協賛したDESINART TOKYO 2020は、東京の街全体(表参道・原宿・渋谷・代官山・六本木・銀座など)をメイン会場に、世界中からデザイン、アート、ファッション、食、テクノロジーなどを集めて開催されるデザイン&アートフェスティバル。また、DESIGNART(デザイナート)は機能と美を兼ね備え、日常生活に寄り添い感動を与えてくれるモノやコトを新たに定義した言葉でもある。
DESIGNART TOKYO 2020のオフィシャルE-Bikeとして登場するのはVanMoof X3。「VanMoof X3」は4代目となるVanMoofのE-bike。ドライブユニットは小型化し、静音性も増した前輪インホイールモーターに加え、VanMoof独自の油圧ブレーキも搭載した。変速機は、4段階オートマティックギア「e-shifter(電動シフター)」で、アプリを使いシフトのタイミングをライダーの好みにあわせてカスタマイズすることが可能。価格は25万円(税込)。
またVanMoofブランドストア東京にて、気鋭の新進デザイナーMariya Suzukiの描く「東京のまち」が展示され、VanMoofとのコラボレーションを実施する。
【Mariya Suzukiプロフィール】
Mariya Suzukiは奈良生まれのアーティスト。カリフォルニア州ロングビーチでイラストレーションを学び、現在は東京をベースに活動中。本や雑誌、広告やウェブなど、幅広くイラストを提供している。東京を中心に、各地でオフィスや商業施設の壁画も多く手がける。日常の中のあらゆるものや、まちを歩きながら心に響く形やストーリーを感じるものを見て描くことが好き。
http://www.mariyasketch.com/
【Information】
展示期間:10/23-11/3
営業時間:11:00-19:00
会場:VanMoofブランドストア東京
住所:東京都渋谷区神宮前3-26-3
定休日:月曜日
試乗予約:https://www.vanmoof.com/ja-JP/test-rides
【DESIGNART TOKYO 2020(デザイナート・トーキョー 2020)開催概要】
会期: 2020 年10月23日(金)~11月3日(火・祝)
エリア:表参道・外苑前/原宿・明治神宮前/渋谷/代官山/六本木/新宿/銀座
主催:DESIGNART TOKYO実行委員会
オフィシャルWEB サイト:http://designart.jp/designarttokyo2020/
※新型コロナウィルスの影響により、一部内容に変更が発生する可能性がございます。
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https://www.cyclorider.com/archives/36105
FUJIから120年記念限定車「Feather 120th anniversary」を発表 プレゼントキャンペーンも実施
FUJI(フジ)の日本総代理店であるアキボウは10月16日、ブランド設立120年を記念した限定車「Feather 120th anniversary」を発表した。
FeatherはFUJIを象徴するシングルスピードバイクで、今回、FUJIブランド120周年を記念して記念モデルを日本限定100台で発売する。今回の限定モデルでは、ラグ加工を施し限定ロゴ/ヘッドバッヂを採用。また、パーツにNITTO/Sugino/Panaracer の日本ブランドのパーツを選択した。ギアは15T固定ギアを標準装備している。カラーはShikkokuで、価格は14万8000円(税抜)。
また、Feather 120th anniversary発売を記念して、世界に一台のFeather 120thをプレゼントするキャンペーンを実施。120年前から現代にタイムスリップしたかのようなコンセプチュアルなカスタムペイントを施したFeather 120th anniversaryを抽選で一名にプレゼントする。
制作は、フィクスドバイク黎明期からシーンに深く関わってきた、ペダルマフィアのTSUNE氏(NOZLE GRAPHICS/PEDAL MAFIA)。フレームにはシグネイチャー(名入れ)も行い、「世界で1台だけ」のFeather 120th anniversaryとなる。
応募期間は、2020年10月16日(金)から、10月31日(土)まで。期間応募条件などは以下の通り。
<応募条件>
・首都圏/中部圏/近畿圏のアキボウ指定の店舗で受け取りが可能な方。その他の地域からでも応募は可能。
・店舗受け取りの際の初期整備費(20,000円~30,000円程度)、防犯登録費をご負担いただける方。
<応募方法>
下記の2つよりいずれかをお選びください。
(1)FUJI 公式 instagramアカウントをフォローの上、キャンペーンページから所定の画像(下記)をDLして #fujifeather120th を付けて投稿
(2)FUJI 公式 twitterアカウントをフォローの上、キャンペーン告知ツイートを #fujifeather120th を付けて引用リツイート
<応募期間>
2020年10月16日(金)~10月31日(土)までの期間
<車体受け渡し>
2021年4月頃を予定
<注意事項>
※制作物はアーティストによる完全なオーダー塗装のため、塗装色などの細かな指定は一切できません。
※シグネイチャー(名入れ)は希望の文字列10字程度で指定が可能です。(大文字/小文字指定やフォント等の指定はできません。)
※当選告知は締切からおよそ1週間で、いずれかのSNSのDMで当選者のみに告知いたします。
※ご当選時にアカウントを削除されている場合や、フォローを外されていますと対象外となります。
TSUNE (NOZLE GRAPHICS/PEDAL MAFIA)
カスタムカーなどの特殊塗装やペイント技法、ピンストライピング、手描きによるフライヤー制作などからはじまり、電子工作やプログラミングなどアナログ/デジタルにとらわれないグラフィックデザイナーとして活動を開始。自転車愛好集団「PEDALMAFIA」では主にビジュアルデザインを担当し、グッズや映像作品、当時まだ普及していなかった電子書籍等、様々なメディアや手法で展開。ストリートバイクブームの先駆者となりシーンより絶大な支持を得る。個人名義のNOZLE GRAPHICSでは、さまざなアーティスト/レーベル/アパレルなどへジャンルレスにグラフィックを提供したりする傍、立体物の製作、モーショングラフィック製作など活動もさらに多角的に。表現活動の領域はA・B面問わない“Straight up 別次元”なVISUAL HACKTIVIST。
関連リンク
FUJI BIKES
キャンペーン詳細ページ
E-Bikeのバッテリーが切れないで上れるか!?スペシャライズド Turbo VADO SLインプレ 柳沢峠ヒルクライムテスト編
E-Bikeに乗っていて気になるのが、バッテリーの電池切れだ。E-Bikeは自転車なので、電池が切れても走ることができるが、できるだけ電池切れを起こさずに走りたいもの。E-Bikeの電池切れテストを試す方法と言えばヒルクライムのサイクリングで、E-Bikeの実力を調べるために、シクロライダーでもヒルクライムテストを行っている。
今回のE-Bikeヒルクライムテストで使う自転車は「Specialized Turbo VADO SL 4.0」。SpecializedのクロスバイクタイプのE-Bikeで、Specialized製の軽量ドライブユニット「Specialized SL1.1」を搭載。従来のクロスバイクよりも軽量なドライブユニットやバッテリーを搭載し、車体を軽く作ることで、平均的なE-Bikeと比較して40パーセント軽量なのを売りにしている。車体重量は公式では公開されていないが、15キロほどだと思われる。価格は36万3000円(税込、以下同)。
今回E-Bikeのヒルクライムテストを行ったのは柳沢峠(やなぎさわとうげ)。山梨県甲州市にある柳沢峠は、国道411号(青梅街道)が通り、青梅街道の最高地点として知られている。標高1472メートルで関東有数のヒルクライムコースで知られている。
テストを行うコースは、青梅駅からスタートし柳沢峠まで行くルート。自転車NAVITIMEで調べた所、総距離約58キロ、獲得標高1618メートルと、それなりにハードなコースとして知られている。また、このコースは、E-クロスバイク「Corratec E-POWER SHAPE PT500」でもテストを実施している。
シクロライダーを読んでいる読者の中で気になるのが、ヒルクライム中にバッテリーが切れるかどうかだろう。E-Bikeのバッテリー容量はWhで決めるのが一般的で、数字が大きいほどバッテリーの容量が大きくなる。一般的なE-クロスバイクは400Whから500Whサイズのバッテリーを搭載しており、これはバッテリー切れを発生させにくくするためだ。
一方、Turbo VADO SLに搭載されているバッテリー容量は320Whと、一般的なE-Bikeよりもバッテリー容量が少ない。しかし、車体重量16キロ以下の軽量系のクロスバイクタイプのE-Bikeのバッテリー容量は、ヤマハ YPJ-Cが60Wh、FUJI MOTIVATORが200Wh、BESV JF1が252Whのため、Turbo VADO SLは軽量系E-Bikeの中ではバッテリー容量は一番大きい。但し、VADO SLのバッテリーは内蔵式でユーザーが車体から外すにはできないため注意が必要だ。
因みにTurbo Vado SLには、オプションでボトルケージに装着するレンジエクステンダーを用意している。レンジエクステンダーの容量は160Whで、合計で480Whとなる。今回のヒルクライムテストではレンジエクステンダーを使用せず、内蔵バッテリーのみの320Whでのテストとなる。
また、Turbo VADO SLには、スマートフォンでモーターアシストを調節する「MISSION CONTROL」を搭載している。これは、3種類のアシストモードがあり、各モードでは最大出力およびアシストの持続力の両方を調整できる。
標準の設定では、ピークパワー/アシストは、TURBOモードが100/100、SPORTモードが60/60、ECOモードが35/35だ。
また、Turbo VADO SLは、バッテリーの状態や長期の使用を考慮して意図的にパワーを下げる時がある。バッテリーの残量が15パーセント以下になると、Turbo Vado SLはモーターのパワーを自動的に75パーセントに落とす。残量が10パーセントではパワーを50パーセントに、残量が5パーセントでは25パーセントに落とすとのこと。
今回のヒルクライムテストでは、ピークパワー/アシストを、TURBOモードが100/100、SPORTモードが65/65、ECOモードが40/40に変更。SPORTモード、ECOモードをそれぞれ5パーセントアップさせたのは、長いヒルクライムでもパワーを少し持たせて速く走りたいのと、パワーが足りないと感じて、アシストモードを上げないためだ。
また、MISSION CONTROLアプリでは、車体に搭載されているファームウェアのバージョンを確認できる。今回使用したTurbo VADO SLは、バッテリーが2.4.11、モーターが44.6.18、ディスプレイが26.B.0だ。
Turbo VADO SL 青梅~柳沢峠ヒルクライムテスト
今回のテストは午前5時5分に青梅駅からスタート。Specialized Turbo VADO SLには、メーター等のディスプレイが無いため、スマートフォンのMISSION CONTROLアプリを使用することとなった。MISSION CONTROLアプリには航続距離表示が無く、バッテリー容量のみの表示だ。
柳沢峠まで走るこのコースの特徴は、平地が殆どなく上り坂がメイン。青梅駅から奥多摩駅までは緩やかな上りだ。Specialized Turbo VADO SLは、最大出力240W、最大トルク35Nmと、一般的な定格出力250WクラスのE-Bikeよりもパワー、トルクが少ない。奥多摩駅まではピークパワー/アシストが40/40のECOモードで走ることにした。
このモードはBosch Active Line PlusのTOURモードやShimano STEPSのNORMALモードよりもアシストが弱いが、人力自転車の不快な部分を削るような感覚で走る感覚で走行できる。因みにE-Bike通では気になる所のアシストカット速度に関しては、きっちり時速24キロでカットされる。
5時34分にハイキングで降りる人が多い事で有名な御嶽駅に到着。緩やかな上りを殆ど上っていたが、車体の軽さとフラットにアシストを行う特性により、緩やかな上りで時速24キロ付近で走行しても、失速しにくい。体感の疲労は定格出力250WクラスのE-Bikeよりあるが、緩やかな上りでも平地の追い風で人力自転車を漕いでいる感覚で、E-Bikeだと感じさせる。バッテリー残量は95パーセントだ。
E-Bikeは長距離ヒルクライムでも、人力自転車と比較して非常に気が楽なのが特徴だが、軽量E-Bike「Turbo VADO SL」でも同じことが言える。ただ、定格出力250Wの一般的なE-Bikeと違うのが、平地ではスピードを無視して走っていたこと。
定格出力250WのE-Bikeは、平地はアシストがよくかかる時速20キロ前半で走行している事が多い。これは、時速24キロを越えると重い人力自転車に変わるため、体力を余分に消耗するためモーターで楽々走ったほうが良いため。
一方Turbo VADO SLは、アシストが弱いため脚を少し使っている感覚があるが、車体が軽く、フラットに時速24キロまでアシストを行うため時速24キロを越えても、車体が重い人力自転車に変わる感覚が感じない。そのため、アシストが少ない時速24キロ以上で走行することもあった。
午前6時20分に奥多摩駅に到着。体力面に関しては、脚は使ってるが全く問題ない。バッテリー残量は86パーセントだ。
奥多摩駅から奥多摩湖までの道は、坂が続き、トンネルが登場する。そのため、このエリアは人力自転車ではあまり走りたくない場所だ。E-Bikeだと、このように走るのが嫌な場所はアシストを強くして素早く走るのが一般的だ。
Turbo...