デイリーアーカイブ May 13, 2025

ポラールから、サイクリング等スポーツに対応したスマートウォッチ「Vantage V2」を発表

ポラール・エレクトロ・ジャパンは10月16日、プレミアムマルチスポーツウォッチ「Polar Vantage V2」(ポラール ヴァンテージ ブイ ツー)を発表した。 ポラールは、1982年に世界ではじめてトレーニング用心拍計モニター装置を開発したことで知られている会社。Polar Vantage V2では、心拍数計測とパワー計測、加速度センサーなどから得られる情報を基にパフォーマンスを数値化する機能や、脚力の回復状況をテストできる機能を新たに搭載。カラーはブラック、グリーン、グレー・ライムで、希望小売価格は6万9800円(税抜、以下同)。胸ストラップ型心拍センサー「Polar H10」とのセットは、希望小売価格7万5800円となる。以下、プレスリリースから。 Vantage V2は、心拍数計測に加えてパワー計測を使い、トレーニング効果や回復レベルを可視化します。新設計のアルミニウム合金素材ボディを採用することで、より安定したGPSの受信が可能になり精度が向上、また重さも52gとトレーニング時に気にならない軽量性を実現しました。バッテリーは、トレーニング時にGPSや心拍計測などの全機能を使った場合は最大40時間、心拍計測をオフ・GPSの記録間隔を変更できる省電力設定にした場合は最大100時間の連続使用が可能です。堅牢性(耐衝撃、防水、防塵など)では、ミルスペック「MIL-STD-810G」に準拠しています。 新機能の「ランニング パフォーマンス テスト」は、徐々にスピードを上げていくビルドアップ走を行い、最大有酸素スピード(MAS)、最大有酸素パワー(MAP)、最大酸素摂取量(VO2max)を計測します。時計画面に表示されたスピードに合わせて走り、表示されるスピードは時間がたつにつれ少しずつ早くなっていきます。表示されるスピードについていけなくなると計測は自動で終了し、MAX、MAP、VO2maxなどの数値をフィードバックします。テスト結果によって、心拍ゾーン、スピード、パワーゾーンが最適化(更新)され、より現状の能力に合ったトレーニングを行うことができます。Vantage V2でパワー計測が可能なため、フットポッドなどのセンサーは不要です。 「サイクル パフォーマンス テスト」は、1時間を全力で走り切ったときに出せる平均パワー(FTP)と、VO2max、パワーウェイトレイシオ(W/kg)を計測します。設定した時間(20、30、40、60分)、ロードバイクなどの自転車に乗り続けます。計測には別売りのパワーメーターが必要になります。 「脚力回復度テスト」はジャンプを3回行うことで、脚の回復度を数値化します。プロのアスリートでもトレーニング前にジャンプの高さを測って、回復度を確認しますが、これをVantage V2で計測することができるようになりました。 そのほか、スマートフォンの音楽再生コントロール機能や、ウェブサービス「Polar Flow」上では様々なテストで計測したデータを一括で分析できるサービスを追加しました(Vantage V2ユーザのみ対応)。 Vantage V2の開発テストには、ポラールのオフィシャルグローバルアスリートで世界トップクラスのレーシングドライバー、バルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)氏が参加しました。ボッタス氏は、トレーニングの時間確保が難しくなる本格的なレースシーズンが始まるときにVantage V2をテストし、次のように述べています。「トレーニングの時間を確保し、睡眠をしっかりとって身体を回復させることは、パフォーマンスを向上させるために重要なことです。しかし、忙しい生活を送っていると、この時間を確保することが非常に難しくなります。そのため、より効率的にトレーニングするために必要なデータとツールが必要になります。Polar Vantage V2 は、この条件を満たしてくれるため、トレーニング時間の確保が難しい時期でも活用することができました」 Polar Vantage V2に新たに搭載された主な特徴は以下の通りです。 ■ランニングのパフォーマンスを計測できる「ランニングパフォーマンステスト」 ■ロードバイクなどの自転車のパワーデータなどを計測できる「サイクルパフォーマンステスト」 ■脚の筋力の回復度を計測できる「脚力回復度テスト」 ■スマートフォンの音楽再生コントロール機能 ■週間トレーニングサマリーの表示 ■ウォッチ画面を使いやすい仕様にカスタマイズ ■ウェブサービス「Polar Flow」にVantage V2ユーザ専用のデータ分析サービスを追加 ■省電力設定によるウルトラロングバッテリー 最大100時間(心拍計測オフ+GPS2分間隔記録) ■ミルスペック「MIL-STD-810G」に準拠した堅牢性 ■3色10LED(グリーン・レッド・オレンジ)、4フォトダイオードに進化した、心拍計測センサー「Polar Precision Prime™センサー」 ■100m防水「WR100」 <Polar Vantage V2製品概要> 製品名 Polar Vantage V2 色 ブラック、グリーン、グレー・ライム(M/Lサイズ) バッテリー 24時間心拍計測使用で最大7日間 高精細記録によるトレーニング連続使用で最大40時間 (GPS1秒毎、心拍計測オン) 省電力設定によるトレーニング連続使用で最大100時間 (GPS2分毎、心拍計測オフ) 操作 カラータッチディスプレイ+5ボタン 重さ 52g(リストバンド含む) サイズ 直径47mm×厚さ13mm 防水 100m防水(WR100) 希望小売価格 単体69,800円(税別)、H10心拍センサーセット75,800円(税別) 発売日 2020年11月5日 セット内容 単体:Polar Vantage V2、USBケーブル、スタートガイド H10セット:Polar Vantage V2、Polar H10、USBケーブル、スタートガイド   <Polar Vantage V2 交換ベルト概要> 種類 カラー サイズ 希望小売 価格(税別) 交換ベルト ブラック、グリーン、グレー・ライム、 ホワイト、レッド、ローズ・プラム 2サイズ同梱 (M/L、S) 4,980円 Sサイズ用 ハーフベルト ブラック、グリーン、グレー・ライム S 1,680円   関連リンク Polar Vantage V2

クランクブラザーズからチューブレスタイヤ修理用ツールが登場

パーツブランド「Crankbrothers(クランクブラザーズ)」の日本での販売元を務めるライトウェイプロダクツジャパンは10月9日、チューブレスタイヤ修理用ツールの新製品を発表した。 今回発表された「シガー」は、携行用チューブレスタイヤ専用パンク修理キット。タイヤプラグツール(針状のツール)はストレージケースのフタも兼用している。CO2用アダプター、ボトルケージ台座に対応したブラケットもセットし、チューブレスタイヤの修理アイテムがコンパクトに携行できる。価格は3500円(税抜)。 関連リンク クランクブラザーズ

2021年モデル版 TREK(トレック)のE-Bikeを解説 E-MTBに新モデルやアップデートを実施

ロードバイクやクロスバイク、マウンテンバイクまで、様々な自転車を製造しているアメリカのスポーツ自転車ブランド「TREK」。電動アシストスポーツ自転車「E-Bike」にも力を入れており、日本市場ではE-クロスバイクとE-MTBをラインナップしています。 2021年モデルでは新モデルの登場や新たにフルサスE-MTBを投入しました。今回はTREKのE-Bikeの特徴や2021年モデルの改良点を解説します。 TREKのE-Bikeの特徴 全モデルにBosch製ユニットを搭載 TREKのE-Bikeに搭載されているユニットは全車、ドイツを本拠とする総合自動車部品、電動工具メーカー「Bosch(ボッシュ)」製ユニットを搭載しています。Bosch製のE-Bikeユニットは、街乗り、舗装路サイクリング向けのActive Line Plusと、E-MTBやスポーツ向けのPerformance Line CXの2種類が用意されており、TREKのE-Bikeには2種類とも搭載されています。   Verve+ 2シリーズ(2020年モデル)は、Active Line Plusを採用。アシストの音は静かでスムーズなフィーリングが特徴の街乗り、舗装路サイクリング用のドライブユニット。定格出力は250W、最大トルクは50Nmを発揮し、必要十分なパワーとトルクを発揮します。 クロスバイクタイプのAlliantシリーズと、E-MTB(電動アシストマウンテンバイク)全車には、スポーティなサイクリングやオフロードライドを楽しむ「Performance Line CX」を採用。定格出力は250W、最大トルクはモデルにより75Nm、もしくは85Nmを発揮。舗装路でパワフルな走りを楽しみたい人や、オフロードを走る人にピッタリのユニットです。 https://youtu.be/ZuhKoNxQVgs また、Performace Line CXを搭載したE-MTBのPowerfly 5、Railシリーズには、E-MTB用途に特化したアシストモード「eMTBモード」が搭載されています。eMTBモードではライダーの踏み込み力に応じた最適なアシスト力が瞬時に提供し、狭い箇所でのターンや滑りやすい斜面を駆け上る場面で、予期せぬアシストの挙動を排除したのを売りにしています。 一部モデルに、着脱式一体型バッテリーを採用 https://youtu.be/I7l7ffGRny4 AlliantシリーズとE-MTBには、TREK独自の着脱式バッテリーシステム「Removable Integrated Battery(RIB、着脱式一体型バッテリー)」を搭載してます。これは、バッテリーが車体に一体になり見た目がすっきりしているだけでなく、バッテリーが簡単に着脱できるシステム。バッテリー本体には折りたたみ式ハンドルが装備されており、バッテリーを持ち運んで気軽に別の場所で充電を行うことができます。 2021年モデルTREKのE-Bikeは、E-MTBに注目 E-MTBに大容量バッテリー「Bosch PowerTube625」を採用 一番の注目は、2021年モデルのTREK製E-MTB全車に625Whの大容量バッテリー「Bosch PowerTube 625」を搭載した事でしょう。2020年モデルで搭載されていた500Whの「Bosch PowerTube 500」と比較して、バッテリー容量が約1.25倍アップ。ハードなオフロードライドでも電池切れが起きにくくなります。 アルミフレームのRail 5が登場 2021年モデルでは、フルサスE-MTB「Rail」シリーズに、新たにアルミフレームモデルのRail 5が登場しました。Rail 5は、カーボンフレーム仕様のRail 9.7と同じく29インチのフルサスE-MTB。Rail 9.7に搭載されているRemovable Integrated Battery(着脱式一体型バッテリー)や、アクティブ ブレーキング ピボット(ABP)といった機能を搭載しています。 TREKのE-Bike最新モデル 7モデルを解説 Verve+2/Verve+ 2 Lowstep(2020年モデル) Verve+ 2は、街乗りやサイクリング向けのクロスバイクタイプのE-Bike。車体デザインは、一般的なダイアモンドフレームの「Verve+ 2」と、軽快車のようにまたぎやすいスタッカート型の「Verve+ 2 Lowstep」の2種類を用意しています。 夜間走行で必需品の前後ライトに、服が汚れにくい泥除けやチェーンカバー、荷物が積めるリアキャリア、街乗りでは必需品のスタンド、振動を吸収するサスペンションシートポストを装備しており、街乗りや通勤などで活躍する装備が充実しています。 搭載されているドライブユニットは「Bosch Active Line Plus」。定格出力250W、最大トルク50Nmと舗装路走行やサイクリング向けのユニットを搭載。バッテリーはBosch PowerPack300でバッテリー容量は300Wh。バッテリー容量はやや小さめで100キロを越えるロングライドよりも、街乗りや気軽なサイクリングを楽しむのに向いています。 バッテリー容量に関して不満がある場合、別売りのBosch PowerPack 400(容量400Wh)やBosch PowerPack 500(容量500Wh)が用意されており、最大バッテリー容量を1.6倍までに増やすことができます。価格は26万9000円(税抜、以下)です。 フレーム:Alpha Gold Aluminum, smooth welds, rack...