デイリーアーカイブ Sep 18, 2025
ツーリング向けグラベルロードタイプのE-Bike「Miyata ROADREX6180」をインプレ
日本のE-Bikeブームの先駆者と言える自転車ブランド「Miyata」。2021年4月現在、20万円を切るお手頃価格のクロスバイクタイプのE-Bike「クルーズ5080」から、フルサスペンションE-MTB「リッジランナー8080」まで多種多様なE-Bikeを取り揃えている。
そんな数あるミヤタ製E-Bikeの中でも、特徴的なのがグラベルロードタイプのROADREX(ロードレックス) 6180だ。ROADREX 6180は650Bホイールを採用したグラベルロードE-Bike。バッテリーを縦置きした車体には、油圧ディスクブレーキ仕様のドロップハンドルを採用。ドライブユニットはShimano STEPS E6180を搭載し、グラベルライドやツーリング向けのE-Bikeとなっている。
筆者はYamaha YPJ-MT pro(記事)、Specialized Turbo Levo SL(記事)、Corratec E-POWER X VERT CX(記事)、執筆時点では発売されておらずプロトタイプの「STROKE Cargo Trike T4」(記事)など、様々なE-Bikeを試乗したことがある。また、E-Bikeの所有に関しては、Specialized Turbo VADO SL 4.0(記事)を所有している。
ミヤタ ROADREX 6180の車体をチェック
今回借用したROADREXは市販モデルとは違いフロントフォークにボトルケージ台座は無く、フロントフォークとタイヤの隙間が狭く市販前の最終プロトタイプかもしれない。実際の市販モデルはフロントフォークにボトルケージ台座が装着されており、フロントフォークとタイヤの隙間が広めで進化している。
車体をひと目みて特徴的なのが縦置き式のバッテリーを採用したこと。一般的なE-Bikeはバッテリーをダウンチューブに搭載しているが、普通にダウンチューブにバッテリーを搭載すると重量バランスが変わり、前輪過重が過大になるため、ハンドリングが可怪しくなることが多い。
安定したハンドリングを実現するには、Corratec E-POWER SHAPE PT500(記事)のように、バッテリーをダウンチューブに内蔵する、Specialized Turbo Vado SL(記事)のようにバッテリーを小型化、完全内蔵バッテリーを採用し軽量化を行う、バッテリーの縦置き化を行うのがメインだ。
コスト、使い勝手などを考えると、縦置き式バッテリーを採用しハンドリングを向上させるのは良い選択だろう。しかし、縦置きバッテリーを採用するE-Bikeは世界的に見てマイナー。日本では、東洋フレームAEB(記事)ぐらいで、海外ではBMC Alpenchallenge AMPシリーズ(URL)のみ。
これは、バッテリーを縦置きするとダウンチューブを短くすることができないため、サドル装着位置が低くできないのもあるだろう。そのためROADREX6180のフレームサイズは2種類しかなく、一番小さいサイズの適応身長が165センチメートルからとなっている。残念ながら小柄な人はROADREXに乗車できない。バッテリー容量は417Whと舗装路走行では必要十分の量となっている。
車体設計はグラベルロードスタイルでMERIDA SILEXを意識している。グラベルロードタイプのE-Bikeと言えばBESV JG1、Specialized Turbo Creo SL EVO等があるが、これらグラベルロードタイプのE-Bikeが前傾姿勢でスポーティな走りを重視しているのに対して、ロードレックスはハンドル位置が高いツーリングスタイルとなっている。
人力自転車で前傾姿勢を取るのは上半身の筋肉を使って速く走るためだが、E-Bikeの場合は、前傾姿勢を取らなくてもそれなりに走れるため、アップライトな姿勢でも問題無いだろう。
ハンドル周りは、ドロップハンドルのため、スマートフォンホルダーなどの装着ができるスペースが少ない。さらに、アシスト変更スイッチはステムにアダプターを装着するタイプのため、スマートフォンを装着するスペースが少ないため工夫がいる。
また、フロントフォークには泥除け装着用の穴は無い。日本でもブッシュ&ミューラーなどからShimano STEPS対応のE-Bike専用ライトが登場しているが、ハンドルに装着するにしてもスペースが少ないため、バッテリーライトを装着するのが厳しい。
また、サイドスタンド取り付け台座は無い。ROADREXは一般的なE-Bikeとしては車体重量が18.3キロと軽いため、社外品を装着する事例もあるが、ここは専用台座を使用したサイドスタンドが欲しい所だ。
ROADREX6180の走りはどんな感じ?走りをもっと良くする方法とは?
今回のインプレでは、東京の離島「八丈島」へMIYATA ROADREX 6180、YAMAHA YPJ-ER Specialized Turbo Vado SL4.0(筆者所有)の3台で走ることとなった。八丈島E-Bikeサイクリングのレポートは後ほど紹介するが、今回はROADREX 6180単体のレビューを紹介しよう。
ROADREX 6180の良い所はハンドリングだろう。30万円台の定格出力250Wクラスの一般的なE-Bikeの場合、バッテリーの重さが車体前方にかかる欠点があるが、ROADREX 6180には、そのような感覚は少ない。これは重いバッテリーを縦置きにすることで、前輪に荷重が少なくなったのもあるだろう。
前輪の荷重が少ないということは、加速時もアシストに頼る感覚が少なくなり、ハンドリングも軽快になる。グラベルの場合、少し大きい石を通過しても乗り越える力が少なくて済む。Specialized Turbo...
SBI日本少短、NTTイフにて「みんなのスポーツサイクル保険」販売開始
SBI日本少額短期保険株式会社は5月10日、「NTTイフ」と代理店委託契約を締結し、「みんなのバイク保険」「みんなのスポーツサイクル保険」の販売を開始したと発表した。
「みんなのバイク保険」「みんなのスポーツサイクル保険」は交通事故による車両の全損・半損や盗難から車両本体を守るネット完結型の保険商品。今回の委託契約締結で、NTTイフの保険サイトを通じた保険料の見積もりや申込手続きが可能となった。以下、リリースから。
「みんなのスポーツサイクル保険」概要
購入金額が税込10万円以上のスポーツサイクルを補償する保険で、新車・中古車にかかわらず加入可能です。「みんなのバイク保険」と同じく、交通事故による車両の全損・半損や、自転車の盗難被害が起きた場合、購入時からの経過年数にかかわらず購入金額を補償いたします。
※車両本体とあわせて、車両に定着・装備されているパーツ&アクセサリーに損害が生じた場合は、当該損害も補償の対象となります。
「みんなのバイク保険」概要
申込時に25歳以上かつ125cc超のバイクにお乗りの方に向けた保険で、新車・中古車、購入時からの経過年数にかかわらず購入金額を補償いたします。交通事故によって車両が全損・半損になった場合のほか、バイク自体が盗まれた場合も保険金をお支払いいたします。任意保険とあわせての加入はもちろん、「みんなのバイク保険」だけでの契約も可能です。
※車両本体とあわせて、車両に定着・装備されているパーツ&アクセサリーに損害が生じた場合は、当該損害も補償の対象となります。
関連リンク
みんなのスポーツサイクル保険:https://bicycle.nttif.com/
みんなのバイク保険:https://bike.nttif.com/kiso/case17.html
“日本三大金運神社”の「新屋山神社」など河口湖周辺のパワースポットを周遊 電動アシスト自転車で巡る、ガイド付き「開運サイクリングツアー」9月末まで実施
富士観光開発は、2021年4月20日から、ガイドと共に「北口本宮富士浅間神社」などの最強パワースポットを周る「開運サイクリングツアー」の提供を開始した。雨天を除き、9月30日(木)までの期間、毎日開催する。
いまだ終息の兆しが見えない新型コロナウイルス感染症で、多くの人が自粛生活を強いられ続けている中、慢性的な運動不足が指摘されている。心身の健康を取り戻す手伝いを行いたいと、富士観光トラベルは4月より、自転車に乗って河口湖観光を楽しめる「開運サイクリングツアー」を実施する運びとなったとのこと。
「開運サイクリングツアー」は、富士山世界文化遺産・構成資産である「北口本宮富士浅間神社」や、“日本三大金運神社”として人気の「新屋山(あらややま)神社」など、河口湖周辺のパワースポットを周る4時間のツアー。
”富士山麓の自然をより身近に感じ、非日常感が味わえるサイクリングは、コロナ禍におけるストレス発散を図るのに最適なアウトドアアクティビティ”と謳っている。自転車は、運動があまり好きでない人でも気軽に参加できるよう、電動アシスト自転車を使用。地元を知り尽くしたスタッフがガイドとして同行するので、サイクリングを楽しむことができる。
昼食のメニューは、太くてコシの強い麺、甘辛く煮た馬肉などのトッピングで有名な富士吉田の名物「吉田のうどん」を食べることができる。
<開催概要>
ツアー名:「開運サイクリングツアー」
期間:2021年4月20日(火)~9月30日(木)
料金:1名4,500円
*ガイド料、保険、電動アシスト付き自転車、昼食(吉田のうどん)込み
最少催行人数:1日限定1グループ(1名~最大5名)
所要時間:約4時間
URL:https://www.fujikanko-travel.jp/cat_japanese/5181
関連リンク
富士観光トラベル:https://www.fujikanko-travel.jp/