デイリーアーカイブ Sep 18, 2025
パナソニックから新型E-Bike「XU1」登場 東京2020オリンピック公式の電動アシスト自転車
パナソニック サイクルテックは7月30日、クロスバイクタイプのE-Bike「新型XU1」を発表、8月5日に発売する。
パナソニックのE-Bike「Xシリーズ」の中でも、XU1はXシリーズ唯一のクロスバイクでエントリーモデルと言えるモデル。車体設計は、東京2020オリンピックで使われるケイリン先導車の開発で培ったデータをフィードバックし、フレームやフロントフォークの寸法や角度などを見直した。これにより、従来車種より低重心化を実現し、安定感のあるハンドリングと走行フィーリングが向上したと謳っている。
ドライブユニットはペダルを踏み込んだ力を直接駆動部に伝えるダイレクトドライブ機構(クランク合力式)で、バッテリーはフレームと一体化したセミインテグレーテッドバッテリーを採用した。
タイヤは幅50ミリの700×50Cで、路面の凹凸の影響を受けにくいのが特徴。また、アルミ製リヤキャリヤやフェンダーを装備しているため、通勤などの日常から、休日のサイクリングなどで楽しむことが可能だ。価格は25万1000円(税込)。
パナソニック XU1のスペック
フレーム:フォーミングアルミ(ワイヤ内蔵タイプ)エンド幅:135mm 樹脂製モーターアンダーガード付
フロントフォーク:アルミリジットフォーク 1-1/8~1-1/2ステム ディスク台座付 エンド幅:100mm ノーマルQRタイプ
重量:24.5kg
ブレーキ:シマノ BR-MT200油圧式 ディスクブレーキ
ギア(前):アルミクランク L=170mm / スチールチェーンリング 41T 樹脂ガード付
ギア(後):シマノ CS-HG400-9 12×14×16×18×21×24×28×32×36T 9段変速
フロントホイール:アルミ ワイドタイプ 32H+HB-RM35 OLD:100mm QR 32H
リアホイール:アルミ ワイドタイプ 32H+FH-RM35 OLD:135mm QR 32H
タイヤ:700×50C 仏式バルブ
ドライブユニット:パナソニック スポーツドライブユニット(定格出力 250W)
アシスト方式:ミッドドライブ
バッテリー:セミインテグレーテッドバッテリー 36V、8Ah 288Wh
充電時間:3時間
アシストモード:3段階(ECO/AUTO/HIGH)
航続距離:(82/57/44km)
関連リンク
パナソニックサイクルテック:https://cycle.panasonic.com/
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https://www.cyclorider.com/archives/48819
パナソニック 東京2020オリンピック ケイリン先導用E-Bikeを納入
パナソニック サイクルテックは7月30日、東京2020オリンピックの自転車競技トラック「ケイリン」で使用される先導車を開発、納入したと発表した。
ワールドワイドオリンピックパートナーであるパナソニック。パナソニックの中でも、パナソニック サイクルテックは、東京2020オリンピック 自転車競技で、従来使用されるオートバイではなく、環境に配慮した電動アシスト自転車によるケイリン先導車を開発。
オリンピックの自転車競技のケイリンは日本発祥で、7人までの選手によってトラック6周で競われる種目。ペースメーカーである先導車が選手たちへの風よけになり段階的に速度を上げ、選手たちはその後ろでポジション争いをくりひろげる。先導車が時速50キロメートルまで速度を上げてペースを作り、残り3周で離脱したあと選手だけのレースとなり、勝敗を決する種目となる。
パナソニック サイクルテックは、ケイリン競技で高速走行にも対応できるスポーツドライブユニットや高剛性のフレームを持つE-Bike「XU1(BE-EXU44)」をベースに先導車を開発。ケイリンが行われる「伊豆ベロドローム」で試験を重ねて完成し、東京2020オリンピックに納入した。
納入するケイリン先導車は、最高速度時速50キロメートルを発揮する高出力モーター、選手が追従しやすい非常に滑らかで安定した加速を可能にするアシスト制御、あらゆる速度域でも正確にラインをトレースし直進安定性を確保するフレーム設計を採用したと謳っている。
今回製作されたケイリン先導車は自転車競技用特別仕様となる。また、ケイリン先導車の開発を通じて設計された市販E-Bike「新型XU1」が同日に発表された。
関連リンク
パナソニックサイクルテック:https://cycle.panasonic.com/
房総半島巡るサイクリングイベント「CYCLE AID JAPAN ツール・ド・ちば2021」が10月開催決定
千葉日報社は7月30日、自転車で房総半島を2日間巡るサイクリングイベント「CYCLE AID JAPAN ツール・ド・ちば2021」の開催が決定したと発表した。
ツール・ド・ちばは、2日間で合計約200キロメートルを交通法規と大会規定を守り、完走した人を賞する大会。今年で16回目となる。
木更津市を発着点に太平洋や房総丘陵を巡る約200キロを走るコースで、10月9日(土)のStage-1は約116キロメートルを木更津市→鴨川市→木更津市を走行する。10月10日(日)のStage-2では、約82キロメートルを木更津市→市原市→木更津市で走行する。
ゲストサイクリストに、千葉県出身で、自転車関連の動画をYouTubeで発信している「tom’s cycling」のTOMIさんとYOPIさんを迎え、コロナウイルス感染症対策を講じた上で開催する。
開催日時は2021年10月9日(土)、10日(日)で、1日のみの参加も可能。申込みは8月1日から9月8日まで。
関連リンク
ツール・ド・ちば 公式サイト:https://www.tour-de-chiba.jp/