デイリーアーカイブ Sep 19, 2025

和光輸送、新たなサイクルバスサービスを開始 – 自転車をそのまま積載可能、サイクリング観光の新たな選択肢に

株式会社和光輸送観光バスは2024年8月19日、2024年夏に新たなサービスとして「サイクルバス」を導入した。このサイクルバスは、特にサイクリング愛好者向けに設計されており、自転車をそのままバスに積み込むことができるのが最大の特徴である。 バスの車内には、自転車をそのまま立てた状態で積載できるスタンドが設置されており、最大12台まで分解不要で積載可能だ。さらに、バスのトランク部分にも8台の自転車を積み込むことができるが、この場合は前後輪を外す必要がある。バスには昇降機が備わっており、重量のあるE-バイクも容易に積み込むことができるため、幅広い自転車タイプに対応している。 このサイクルバスの導入は、日本政府が進める「自転車活用推進計画」にも合致しており、国内外のサイクリング観光を促進する一助となることが期待されている。特に、これまでサイクリングロードへの移動が困難であったために遠出を断念していたサイクリストにとって、新たな選択肢となるだろう。 実際に行われたモニターツアーでは、参加者の95.2%が「今後も利用したい」と回答しており、好評を博している。参加者からは「行けなかった場所に行ける」、「移動中に体力を回復できる」、「自転車の盗難を心配せずに済む」といった声が寄せられた。 和光輸送は、今後このサイクルバスを利用したツアーや定期便の展開を予定しており、サイクリングチームや個人の利用者に向けて様々なプランを提供する予定である。また、9月28日には「チャリ彩in戸田」イベントで車両の展示も行われる予定だ。 サイクルバスの中でも観光バスで行っているところは少ない。四国エリアや九州エリアでは運用を行っている事業者は存在するが、東京、埼玉エリアでの観光バスタイプのサイクルバスを運営する企業は、和光輸送ぐらいだろう。 和光観光バス (wakokanko.com)

フォードモーター アメリカで「マスタング」「ブロンコ」のEバイクを発売へ

フォードモーターカンパニーは8月15日、SUVの「ブロンコ」や、スペシャリティーカー「マスタング」の精神を、電動自転車の世界にも広げることを発表。N+ Bikesとの提携により、フォードは「ブロンコ」と「マスタング」からインスピレーションを得た新しい公式ライセンスのEバイクラインアップを展開します。 フォードのグローバルブランドライセンスマネージャーであるタイラー・ヒル氏は、これらの新しいEバイクについて「ブロンコやマスタングに乗るときに感じる情熱とスリルを、さらに多くの人々が体験できるようになります。このEバイクを通じて、ブロンコの冒険心やマスタングの興奮を、ハンドルを握る瞬間から味わっていただけます」と述べています。 ブロンコeバイクは、ブロンコSUVの頑丈な性能とデザインからインスピレーションを受け、750Wのハブマウントモーターが85Nmのトルクを生み出す強力なモデルです。G.O.A.T.™(Goes Over Any Type of Terrain)をテーマにしたデュアルサスペンションシステムと、快適なオートバイ風のシートが搭載されており、ブロンコの冒険心を感じさせるライディング体験を提供します。このブロンコeバイクは、750Wハブマウントモーターにより優れた性能を発揮し、最高速度は28MPHで、約60マイルの航続距離を実現します。さらに、四輪ピストン油圧ブレーキ、ピレリタイヤとランニングライト、そしてリアルタイムの情報を提供するフルカラーLCDパネルが装備されています。 一方、フォードはマスタングの60周年を記念して、2種類のマスタングeバイクを発表します。そのうち1つは、フォードのディーラーでのみ限定販売される「マスタング60周年記念モデル」です。これらのeバイクは、マスタングの伝統的なデザインと技術を受け継ぎ、アイコニックなスポーツカーのハンドリング特性を再現しています。750Wのハブマウントモーター、四輪ピストン油圧ブレーキ、ピレリタイヤ、フルカラーLCDパネルが装備され、特に「マスタング60周年記念モデル」は限定数で提供されます。 フォードブランドのEバイクは、北米仕様のため、このままの状態では日本国内法では電動アシスト自転車としての走行は不可となります。 Official Ford licensed eBikes (ford-bikes.com)

和歌山市、ユタカ交通、OpenStreetが「電動サイクル」シェアリングサービス導入で連携

和歌山市は、タクシーやバス事業を手掛けるユタカ交通株式会社と、シェアサイクルプラットフォーム「HELLO CYCLING」を運営するOpenStreet株式会社と連携し、電動サイクルのシェアリングサービスを開始しました。これは和歌山県で初めて導入される取り組みであり、全国では千葉市、さいたま市、堺市に続く4エリア目の導入となります。 この新サービスの実施に際し、ユタカ交通、OpenStreet、そして和歌山市は連携協定を締結しました。協定の目的は、和歌山市内における電動サイクルのステーション設置拡大や街中の回遊性向上、公共交通の利便性を高めることで、地域の活性化と観光振興を図ることにあります。 ユタカ交通は、これに先立ち2024年6月1日から、わかちか広場を含む市内4カ所に電動アシスト自転車のステーションを設置し、サービスの運用を開始していました。そして、今回新たに、和歌山県の企業glafit株式会社とOpenStreetが共同開発した「電動サイクル」を導入し、その運用を開始しました。 この電動サイクルは、フル電動で自転車のように座って走行でき、身体への負担が少なく安定感があるため、初心者でも安心して利用できる新しいモビリティです。和歌山市長の尾花正啓氏も試乗を行い、その使いやすさを評価しています。 このサービスは、和歌山市が掲げる「コンパクトシティの実現」に向けた取り組みの一環であり、鉄道駅やバス停から目的地までの「ラストワンマイル」を補完する役割が期待されています。市民の生活圏の拡大や観光客の誘致を目指し、和歌山市内の公共交通網の強化に寄与することが見込まれています。 今後も、ユタカ交通は関係者の意見を取り入れながら、このサービスを広げ、地域の活性化に貢献していく考えです。 ユタカ交通株式会社 (yutakacommunications.com)