デイリーアーカイブ Sep 17, 2025
シェアサイクルCOGICOGI、ユーグレナ、面白法人カヤックと業務連携し、沖縄県石垣島でシェアサイクルを開始
コギコギは9月5日、ユーグレナ、面白法人カヤックと連携し、ダイセン産業との共同事業として、沖縄県の石垣島でシェアサイクルの提供を開始したと発表した。
石垣島は沖縄本島から南西に400キロに位置し、サンゴ礁の海に囲まれ、山々がつらなる自然豊かな島として知られている。ユーグレナ石垣港離島ターミナルからは、竹富島や西表島などへフェリーが出ており、八重山諸島への玄関口となっている。また、新石垣空港の開港やLCCの開通に伴い観光客数は、年々増加している。
コギコギは、ローカルモビリティの構築、再生を目指して事業展開をしているシェアサイクル事業者。全国20ヶ所以上の地域で、事業展開、実証実験の支援を行ってきた。ローカルモビリティ事業の一環として、コギコギはダイセン産業と共同で、京都府京都市および和歌山県白浜町にて、シェアサイクルサービスを展開している。
今回、石垣島との結びつきが強いユーグレナと、石垣島で地域通貨「まーる」を展開しているカヤックと連携し、石垣島でシェアサイクルの提供を開始する。2022年5月末よりプレオープン期間として試験導入を実施し、2022年9月より正式に開始する。
ユーグレナは、2005年に石垣島にて、世界で初めて微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養技術の確立に成功。現在は微細藻類ユーグレナ、クロレラなどを活用した食品、化粧品等の開発・販売のほか、バイオ燃料の製造開発、遺伝子解析サービスの提供を行っている。
カヤックは2002年から鎌倉に本社を置き、鎌倉で働く人が誰でも利用できる「まちの社員食堂」や起業支援拠点「HATSU鎌倉」など、コミュニティ活性の拠点となる施設を運営。2020年には「ちいき資本主義事業部」を設立し、移住スカウトサービスの「SMOUT」や、コミュニティ通貨(地域電子通貨)サービスの「まちのコイン」として提供し、地方創生に力を入れている。2021年に石垣市に子会社「カヤックゼロ」を設立し、石垣島で「まーる(石垣島での通貨名)」の導入及び運営やコワーキング施設「チャンレンジ石垣島」の運営をおこなっている。
ユーグレナは、石垣島の中心地にある商店街「ユーグレナモール」の隣接地にアンテナショップ「ユーグレナガーデン」の店舗横スペースを、シェアサイクルのポートの用地として提供し、また島内外へのシェアサイクルのPRの協力を実施する。
カヤックは、「チャレンジ石垣島」のスペースをシェアサイクルのポート用地として提供し、「まーる」とシェアサイクルの連携により、コギコギと共に、交流人口、関係人口の増大を目指す。
ポート数は2ポート(ユーグレナガーデン、チャレンジ石垣島)、導入台数は10台、利用料金は3時間1500円、12時間3000円、24時間3500円。
関連リンク
石垣島の電動アシスト自転車のレンタサイクル|シェアサイクルCOGICOGI(コギコギ)
信州いいやま観光局 秋映え風景と旬のグルメ・スイーツを一度に味わうお得なプラン『ぐるグル秋映えサイクリング』登場
信州いいやま観光局は9月6日、同団体が運営する信越自然郷アクティビティセンターが「レンタサイクル+グルメ・スイーツ」がセットになった、旬の「見るべき」紅葉絶景スポットをめぐり「食べるべき」秋のご当地グルメ・映えスイーツをセットにしたな飯山駅発着のサイクリングプラン『ぐるグル秋映えサイクリング』を販売すると発表した。
信越自然郷アクティビティセンターは、北陸新幹線で東京駅から最短1時間40分のところにあり、豊かな自然と日本の伝統を色濃く残した風土と文化を持つ「信越自然郷(しんえつしぜんきょう)」の玄関口となっている飯山駅構内で、レンタサイクルや近隣アウトドアの最新情報を発信している。
ぐるグル秋映えサイクリングは、2022年9月9日から11月23日までの期間、里山景色や紅葉の見頃に合わせ、ファミリー向けのお手軽コースから、秋デート向けのカフェを巡る6コースを用意。スイーツプランは高橋まゆみ人形館に併設しているcafé花あかりの限定秋映えスイーツ「信州りんごのキャラメルパフェ」や、3RD CAFE & MOREの「シャインマスカットパンケーキ」。食事プランは、長野県木島平村産そば粉と平成の名水百選に選ばれた「龍興寺清水」、つなぎに雄山火口(オヤマボクチ/ヤマゴボウ)を使用した手打ちの「名水火口(ぼくち)そば」などがある。
価格はスイーツプランが平日1500円、土日祝2500円。食事プランが平日2000円、土日祝3000円。発着場所は飯山駅1F 信越自然郷アクティビティセンター。
関連リンク
信越自然郷アクティビティセンター|長野・新潟エリアのアウトドア・アクティビティ情報の発信拠点 (shinetsu-activity.jp)
パナソニック 電気自転車1号機「Electric Cycle DG-EC2」が国立科学博物館の未来技術遺産に認定
パナソニック サイクルテックは9月6日、1980年に発売した電気自転車 「Electric Cycle DG-EC2」が、独立行政法人国立科学博物館の「令和4年度 重要科学技術史資料(愛称:未来技術遺産)」に認定されたと発表した。
未来技術遺産は、独立行政法人国立科学博物館(産業技術史資料情報センター)が、日本の科学技術史資料のうち、「科学技術の発達上重要な成果を示し、次世代に継承していく上で重要な意義を持つもの」や「国民生活、経済、社会、文化の在り方に顕著な影響を与えたもの」に該当する資料を選定し、重要科学技術史として認定、登録するもの。
今回認定された電気自転車「Electric Cycle DG-EC2」は、松下電器産業(現パナソニックホールディングス)の創業者松下幸之助が、創業60周年を控えた1976年に「電気屋らしい自転車をつくりなさい」と指示したことを受け、松下電器の技術本部が中心となり、「電気と自転車を結びつける」という発想から生まれた電気自転車。
環境問題や省エネルギーなど、当時の日本において様々な社会課題が顕在化する中、電機メーカーとしての技術とノウハウを生かして、静音性に優れるフラットモーターや家庭用電源で充電が可能なバッテリーなど、主要部品を新たに開発して製品化された。
モーターのみ、ペダルのみ、モーターとペダルの併用の三通りの駆動方式を用意し、最高速度は時速18キロでの走行ができる電気自転車として、1980年1月から大阪、奈良、和歌山、その後5月から東京、名古屋において500台限定で販売された。
パナソニックは「この電気自転車の開発で得た様々なノウハウ、実績が、現在の電動アシスト自転車に活かされています」と語っている。
Electric Cycle DG-EC2は現在、パナソニックミュージアム「ものづくりイズム館」で展示中。
関連リンク
重要科学技術史資料 :: 産業技術史資料情報センター Center of the History of Japanese Industrial Technology (kahaku.go.jp)
【公式】電動アシスト自転車/自転車|Panasonic