デイリーアーカイブ Sep 16, 2025

6輪生活 ハイゼットキャディは自転車を積むのに適しているのか

ダイハツの軽商用車「ハイゼット」シリーズに新たなモデルが登場した。ハイゼットキャディは、商用車の世界では珍しい車体前方のボンネットにエンジンがある、タント系統のミニバンタイプだ。車体形状的に見ればわかる通り、ウェイクの商用車版と言えるだろう。 ハイゼットキャディがある意味凄いのは、ボンネット付き商用ワンボックスバンは日本では流行しないジンクスがあるのに登場させたからだ。 出典:http://www.daihatsu.co.jp/lineup/caddie/03_exterior.htm アメリカではダッジ・ラムバン(生産中止)やフォード・Eシリーズ(生産中止)、シボレー・エクスプレス、ヨーロッパではメルセデスベンツ・Vクラス、フォード・トランジット、フォルクスワーゲン・Tシリーズ等の、ボンネット型の商用バンが普及している。 一方、日本ではタウンエース/ライトエースノア時代のタウンエース/ライトエースバン、ハイエースレジアスのレジアスバン、バネットセレナのセレナカーゴ、デリカスペースギアのデリカカーゴ等、安全規制の関係でボンネット付き商用バンが一時期登場したが、殆どが消えていった。これは、狭い街中を走る場合はボンネット付き商用バンは取り回しが悪く、ボンネットが存在するため荷室スペースが減ってしまうのを嫌ったという見方が一般的だ。残ったモデルの殆どはボンネットが無いキャブオーバーバンとなっていった。例外は日産のNV200バネットぐらいだろう。 出典:https://en.wikipedia.org/wiki/Toyota_HiAce 日本では、ハイエースはボンネットが無いキャブオーバーバンとして知られているが、ヨーロッパのハイエースは最終型(1995~2012)ではボンネット付きだった。因みに元は1995年に登場したグランビアとほぼ同じ設計となっている。 ボンネット付き商用ワンボックスバンを、スペースの制約が大きい軽自動車で行ったダイハツ・ハイゼットキャディ。屋根が高いボンネット付き軽商用車を探すのなら類似車種のような物は三菱・ミニカトッポバンやダイハツ・ミラウォークスルーバンぐらいだが、元のコンセプトが全く違うため、このような軽商用車は殆どない。 出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%B3 ハイゼットキャディの一番の特徴は後席が無いことだ。全グレードに後席は装着されていない。これは恐らく意図的に行っているだろう。ハイゼットキャディよりも車体は小さく、縦置きエンジンを搭載し、室内長はハイゼットキャディよりも遥かに短い旧規格スズキ・ジムニーバンや、軽ボンネットバンのミラバン/アルトバンですら後席があるのを考えたら、後席が無いのはハイゼットキャディの乗用車版であるウェイクとの差別化だと考えるのが普通だろう。 乗用車設計を生かしたハイゼットキャディの利点 ハイゼットキャディの利点は、乗り降りのしやすさ、燃費の良さ、衝突安全性能、横滑り防止装置(VSC)の装備、衝突軽減装置のオプションなどは乗用車のウェイクを生かしたからだろう。これらのハイゼットカーゴでは得られない快適性は利点になるだろう。 乗用車設計のため狭い荷室という欠点 出典:http://www.daihatsu.co.jp/lineup/caddie/04_interior.htm 出典:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/cargo/04_interior.htm エンジンが前に存在するハイゼットキャディはハイゼットカーゴよりも荷室は狭い。荷室長はハイゼットキャディはハイゼットカーゴよりも500mm短い。ハイゼットキャディで荷室をハイゼットカーゴ並に長くするには、助手席前倒しを行えば、1900mmと長くなるが1名しか乗れない。このため自転車を積むには基本的には前後後輪の着脱をしないといけないだろう。 荷室高に関してはハイゼットキャディは、後席を外した関係で後方アンダートランクをができた。助手席の後ろには床下に大容量の収納スペースが登場し、荷室高とアンダートランク深さを足すと1485mmになり、軽ワンボックスバンでは達成できない荷室高を確保することができる。 ハイゼットキャディはあくまで隙間商品と考えるべき ハイゼットキャディは、一番安いモデルでも車体価格が110万円を超える。軽ワンボックス商用車としては高価に感じるが、安い軽ワンボックス商用車は、シートはビニールレザーで乗用利用をさせる気をなくす貧相な内装で、ABSすら装備されていない。 それに対し、ハイゼットキャディは、シートは乗用車と同じの厚めで上下可動式のヘッドレストを採用し、内装は汚れに強い樹脂製部分を採用しつつ完全フルトリム、安全装備は乗用車並と考えると、110万円ぐらいはするだろう。ハイゼットカーゴの上級モデルは110万円ぐらいするのを思えば、このぐらいの価格は普通だ。 ウェイクよりも安いハイゼットキャディだが、普通の人が買うのならウェイクだろう。後席が無いというのは大きな欠点で、ハイゼットキャディの後方アンダートランクを使用しないのなら、荷室は後席をたたんだウェイクとあまり変わらない。ハイゼットキャディを個人で買う人は非常に割りきった使い方をする人だろう。 参考:ハイゼット キャディー|トップページ【ダイハツ】

Cannondale QUICKシリーズの2017年モデルについてまとめてみた

Cannondaleのクロスバイク「Quick」シリーズは、同じキャノンデールのクロスバイクでも、ストリート風スタイルを採用しているバッドボーイシリーズとは違い、明るめのカラーリングを採用した正統派系のクロスバイクとなっている。 クロスバイクのジャンルは、GIANT ESCAPE R3のように段差よりも舗装路の走りを優先したスピードクロスではなく、スピードと荒れた道の乗りやすさを両立したオールマイティなクロスバイクだ。ライバルは、Bridgestone CYLVA F24やTREK FX、Specialized Sirrusシリーズだろう。 ブリヂストングリーンレーベル(BRIDGESTONE GREEN LABEL) クロスバイク CYLVA(シルヴァ) F24 T.Bアイスホワイト F24396/F24426/F24486/F24546【2016年モデル】【完全組立済 自転車】 posted with カエレバ 楽天市場 Amazon Yahooショッピング ヤフオク! Cannondale Quickシリーズの解説 フレームはアルミフレームを採用している。今では安い量販店のクロスバイクでもアルミフレームを採用し、そこそこ軽量なクロスバイクが売られていて、本格的な自転車ブランドは凝った設計をしている。 Cannondale Quickシリーズは、フレームはSAVE Micro-Suspensionテクノロジーという、衝撃を和らげるフレームチューブを採用しているとのこと。また、車体に装着されているデカールは反射するリフレクトデカールを採用している。荷台や泥よけ、スタンドの装着は可能で、スタンドの装着には、スッキリとした見た目にできるインテグレートキックスタンド対応とのことだ。 Quick4のみの独自装備としては、上下異径ヘッドパーツを装備している。これはレース用モデルで採用されている自転車に多い機構。一般的にはコーナリング時の安定性に効果があるとのことだ。 フロントフォークはQuick4はカーボンフォーク、Quick5 Disc、Quick 6はアルミフォークを採用している。一般的にカーボンフォークのほうが素材特性的に振動吸収性が良いと言われている。 ブレーキはQuck4とQuick6はVブレーキ、Quick 5はディスクブレーキを採用している。Quick 5DiscのディスクブレーキはTektro M-285油圧式ディスクブレーキを採用。メンテナンス料金は他のワイヤー式よりも高くなるが、軽いタッチと効きの強さを売りにしている。 ギア比はQuick4・5Disc・6とも、クロスバイク用トリプルギア(前3段)に、ギア比が軽いマウンテンバイク用スプロケットを採用している。どれも平地から山越えまでに対応しているオールマイティなギア比だ。Quick4とQuick5Discのみ、リアスプロケットは9段となっている。 タイヤはSchwalbe Spicerを採用している。パンク対策のベルトが入っていて、タイヤサイドにはリフレクター機能付きラインが入っている良いタイヤを採用している。 タイヤ幅はQuick5 DiscとQuick 6は35cと35ミリ相当、Quick4は30cと30mm相当のタイヤ幅となっている。 こんな人にQuick4をお勧めする理由 Quick4がお薦めな人は、Quickシリーズの中でも舗装路での走りを重視したモデルが欲しい人だろう。Quick4のみの上下異径ヘッドや他のQuickシリーズよりも細いタイヤ幅は、安定性よりも走りを重視する人向けだろう。 こんな人にQuick5 Discをお勧めする理由 Quick5 DiscはQuickシリーズで唯一、油圧式ディスクブレーキを採用している。ディスクブレーキは天候に左右されず高い制動力を得られるので、メンテナンスコストが高くなってもディスクブレーキの良さが欲しい人向けだろう。 こんな人にQuick6をお勧めする理由 Quickシリーズを買う時、取り敢えず明確な理由が無かったり、初心者向きのモデルが欲しいのならQuick6で良いだろう。タイヤ幅は35ミリ相当とシティサイクル並に太いので、スポーツ自転車になれなくても、タイヤの太さが安心感をもたらしてくれる。なれたらタイヤを細くして軽快性を重視するのも1つだ。メンテナンスコストもシンプルなVブレーキを採用しているため、比較的安価にメンテナンスすることができるだろう。 参考:www.cannondale.com/ja-JP/Japan/Bike/ProductFamily?Id=e2c6fcce-cd71-45ec-89b4-6eedd7593332

雨の日に自転車に乗る場合、どんな雨具が良いのかまとめてみた

雨が多い梅雨の季節に自転車に乗る場合、雨具が必要になってくる。そんな雨具には色々な種類がある。今回は自転車で使える雨具をまとめてみた。 雨具よりも防風性を重視しているヤッケ ポリエステルヤッケ 全6色 3L ネイビー posted with カエレバ トオケミ Amazon 楽天市場 Yahooショッピング ヤフオク! 雨よりも防風性を重視した物がヤッケ。ホームセンター等で安価に売られている。雨具としての性能は低いが、コンパクトに収納できる。安く購入できるので取り敢えず持っておくには良いだろう。少し高いヤッケは前開きタイプを採用しており、脱ぎやすくなっている。 Amazonでヤッケを探してみる 緩やかに覆える雨具と言えばポンチョ モンベル(mont-bell) トレッキングレインポンチョ FRGN M posted with カエレバ モンベル(mont-bell) Amazon 楽天市場 Yahooショッピング ヤフオク! ★今だけ1780円★【送料無料(DM便)】レインコート 自転車 レディース メンズ 自転車用 レインポンチョ ポンチョ 収納袋付 通学 通勤 おしゃれ レインウェア 女性用 男性用 フリーサイズ 合羽 雨合羽 カッパ かっぱ レインウエア ツバ付き 防水 防水性 送料無料 父の日 posted with カエレバ 楽天市場 Amazon Yahooショッピング ヤフオク! 通常のレインコートよりも、着やすく脱ぎやすい雨具がポンチョ。ポンチョはレインコートとは違い、腕や足は覆わないためどうしても濡れやすい。ただ通気性は良い。 自転車で使用するには注意点がある。強風であおられるた場合、ポンチョは裾が車輪と接触し、巻き込まれる可能性がある。また、風が強いと裾が舞い上がり視界が遮られることがあるので注意が必要。物によっては、通常のよりも長いポンチョも存在する。かご付きの一般自転車に使用するのを想定しているタイプで、カゴまですっぽり入るタイプとなっている。 Amazonでポンチョを探してみる 汎用性が高いレインスーツ (ミズノ)MIZUNO ベルグテックEX ストームセイバーV レインスーツ A2JG4A01 25 ブルー S posted with カエレバ MIZUNO 2015-12-09 Amazon 楽天市場 Yahooショッピング ヤフオク! 自分がメインで使用しているのがレインスーツ。上下別体式でどちらか一方の使用も可能。ポンチョみたいにバタつかないため、ウインドブレーカーの代用も可能で」自分も、ウインドブレーカーとして併用を行っている。街乗りからアウトドアまで汎用性は高いのが特徴。ポンチョと比べると着たり脱ぐのは難しい。ポンチョよりも構造的に通気性は低いので、防水性や透湿性が高い素材を採用している物もある。勿論そのような素材を採用した商品は必然的に高価となる。 Amazonでレインスーツを探してみる ドローコートの注意点 多くの雨具にはドローコートが装着されている。ドローコートは垂れ下がりやすいため、引っかかる可能性がある。国民生活センターでは、前かごに入れた収納袋のドローコードが垂れ下がると前輪に接触し前輪ロックや、駆動系に引っかかる可能性があるので注意しよう。 価格だけならヤッケ、短距離重視ならポンチョ、汎用性を求めるのならレインスーツ   レインスーツ・ヤッケ・ポンチョの3つを選ぶのなら、自分は価格だけならヤッケ、短距離重視ならポンチョ、汎用性重視ならレインスーツを選ぶだろう。価格だけを重視するのなら、コンビニで売られているEVA製雨具よりも使えるヤッケが良い。通気性があり脱ぎやすいポンチョは、風でバタつき防風性が低いため、自分なら短距離や街乗り重視で使う。防風性があるレインスーツは、防風目的のヤッケからアウトドア等に使用できるため汎用性がある。メインで使うのなら自分はレインスーツを選ぶだろう。 参考:自転車用レインウェアの運転への影響と安全性について(発表情報)_国民生活センター