マンスリーアーカイブ 5月, 2019

東京都杉並区で撤去自転車の引き取り代行サービスが登場

株式会社エーセンから、杉並区内で撤去されて自転車を引き取り代行するサービス「チャリ引き取り代行くん」が登場した。 月間約2,400台の自転車が撤去されている杉並区。一方で、実際に自転車を引き取りに来る人はおよそ半分の1,200人とのこと。そのため、自転車の撤去・保管には区の税金を利用しているため、本来利用されるべき保育分野や介護分野への投資が減少することにつながっている。また、杉並区にある4ヶ所の自転車集積所は、利用者のアクセスが芳しくない場所に位置しており、チャリ引き取り代行くんは、区の負担と自転車の利用者の負担を同時に軽減するサービスとのこと。 チャリ引き取り代行くんは、杉並区内で撤去された自転車の引き取りを代行する。スマホで基本情報・自転車の特徴等を入力するだけで撤去されてしまった自転車を代行して希望の日時・住所にお届けする。ご登録から最短で翌日のお届けが可能で立ち合い不要。また、クレジットカード決済を採用しているため、自転車引き取りに立ち合い不要。ご指定住所・時間に撤去された自転車をお届けする。最初は杉並区内限定して認知を高め、その後は東京23区全域でサービスを拡大する予定。 チャリ引き取り代行くん:https://daikokun.com/

電動アシスト自転車やE-Bikeは輪行できるのか調べてみた

エンジン付きの原動機付自転車よりも自由なデザインを採用し、従来の自転車よりも楽に走行できる「電動アシスト自転車」「E-Bike」。これらの自転車の欠点の1つに、車体重量が重いため自転車を分解して袋に入れて公共交通機関で移動する「輪行」が難しいということだ。今回は電動アシスト自転車やE-bikeで輪行できるか調べてみた。 E-Bike(電動アシストスポーツサイクル)は輪行できるか? 従来の電動アシスト自転車よりもスポーティな走行を楽しめるE-Bike。車体重量もママチャリタイプの電動アシスト自転車よりも軽い車種が多いが、輪行できるのだろうか。 これに関して調べてみると、実際にE-Bikeで輪行(鉄道輪行)を行った人がいるようだ。 https://blog.goo.ne.jp/hanapanch/e/7ad361839e6efce50b77899eb6204f2c:さてE-BIKEで輪行-輪工房の店長は今日も遊んでます。 車種はミヤタ・クルーズで車体重量は18.7kg。バッテリー「BT-E6010」の重量は2.65kgのため、バッテリーを外した場合の重量は約16kgとなる。重いバッテリーをバッグパックに入れるなど、輪行袋に入った自転車の重さを軽くするなどの工夫が必要だ。車体が重いため誰でも輪行を楽しめるわけではないが、輪行は不可能なわけではないようだ。 折り畳み電動アシスト自転車なら気軽に輪行できるのか 折りたたみ自転車に電動アシスト機能を搭載した電動アシスト折りたたみ自転車が増えている。このような自転車なら楽に輪行できると思うかもしれない。しかし、ここで問題になるのが車体重量だ。 電動アシスト折りたたみ自転車は多種多様なタイプがあるが、主流なのが大容量バッテリーを搭載したタイプだ。このようなモデルは車体重量が16kgを越える物も多く、頻繁に輪行を行えない。 筆者が知る限り、軽量な電動アシスト折りたたみ自転車は、TRANS MOBILLY ULTRA LIGHT E-BIKEシリーズ(車体重量11kg台)、Harry Quinn Portable E-Bike(車体重量14kg台)と、数えるほどしかない。 https://www.cyclorider.com/archives/25158 https://www.cyclorider.com/archives/20347 E-Bikeの飛行機輪行で障壁となるバッテリー 輪行を使った自転車旅を行う時、飛行機輪行を考える人もいるだろう。ここで問題となるのが、リチウム電池やリチウムイオン電池は機内持ち込みに制限があること。リチウムイオン電池の場合、160Whを超える物に関しては貨物室の預かりや機内持ち込みは不可能だ。 【国内・国際線】リチウム電池(リチウムイオン電池)が内蔵・装着された一般電子機器の取り扱いについて。 :https://contact-jp.ana.co.jp/app/answers/detail/a_id/6174/ 飛行機輪行が可能なE-Bikeは非常に少なく、ヤマハ・YPJ-R/YPJ-C(25.2V×2.4Ah=60.48Wh)や、トランスモバイリー・ウルトラライトE-BIKE(24V×2.8Ah=67.2Wh)ぐらいだ。 E-Bikeで飛行機輪行を行うのなら、バッテリーを外して宅配便で局留め等で送るのが良いだろう。電動折りたたみモペッド「Glafit GFR-01」で、バッテリーのみ宅配便で送り、飛行機輪行を行った人がいるので、E-Bikeでも同じことができるだろう。E-Bikeの場合、バッテリーを外した状態でも走行できるため、バッテリーを受け取るために、局留め先まで移動も行える。 電動バイク glafitバイクでも飛行機輪行やってみたのです‼:https://togetter.com/li/1323000 車体重量が重く輪行は難しいイメージがあるE-Bike。重量や飛行機輪行の制限があるが、輪行は不可能ではないようだ。 https://www.cyclorider.com/archives/46032

ミニベロE-Bike TRANS MOBILLY MAGICのプロトタイプが自転車イベントで公開

軽量折り畳み自転車「ルノー・ライトシリーズ」や、電動アシスト自転車「TRANS MOBILLY」シリーズで有名なGic。手頃な価格で折りたたみ自転車や電動アシスト自転車が購入できるとあって、近年注目されている会社だ。 そんなGicの中でも、オリジナルブランドの「TRANS MOBILLY」シリーズは、超小型バッテリーを搭載した折りたたみ自転車として有名だ。 そんなTRANS MOBILLYシリーズだが、折りたたみ自転車だけでなく、ミニベロタイプのE-Bikeも売り出そうとしているようだ。サイクルドリームフェスタ2019では、TRANS MOBILLY MAGIC(TM-MV207E)という名前で展示されていた。 写真のモデルはテストモデルで市販車とは異なる可能性があるが、目につくのがフレーム内蔵型のバッテリーだ。従来のTRANS MOBILLYシリーズと同じく、超小型の軽量バッテリーを搭載しており、従来のスポーツ自転車のような軽快なデザインを実現している。ドライブユニットは不明だが、後輪インホイールモーターを採用している。価格に関しては、噂では10万円前半で従来のTRANS MOBILLYシリーズのように、比較的低価格で売る可能性が高い。 E-bikeのトレンドが、ハイパワー・フラットアシストで大容量バッテリーの状態で、超小型バッテリーのTRANS MOBILLY MAGICがどんな走りをするのか気になるところだ。 関連記事 https://www.cyclorider.com/archives/31563