マンスリーアーカイブ 5月, 2018

豊田トライクの商用版「豊田TRIKE CARGO」と高齢者向けプロトタイプとはどういう自転車か

交互に上下稼働する並列に装着された車輪をチェーンで連結し、一方の車輪が上がるともう片方の車輪が強制的に下がるシンクロシステムを搭載した自転車で有名な豊田トライク。まだ発売されていないが各方面から注目されており、伊豆下田ではシェアサイクルとして運用されている。 https://www.cyclorider.com/archives/20245 https://www.cyclorider.com/archives/21024 2018年5月29日/30日に東京で行われたBICYCLE CITY EXPOでは、豊田TRIKEの乗用バージョンとカーゴバージョンが出展されていた。写真は商用版のカーゴモデルで、車体前方に荷物を積むことができるスペースがある。大容量のボックスを装着して、沢山の荷物を積むことが可能なだけでなく、座席を装着して人を乗せることも可能だ。 これ以外にも、高齢者向けの試作車も出品されていた。2輪の自転車に、後部にシンクロシステムを装備した補助輪を装備した高齢者向け自転車のようだ。シンクロシステムを開発したケイズ技研のサイトでは、シンクロシステムを採用した補助輪を装備し、乗車される方のバランスに応じて調節が可能な電動アシスト自転車とのこと。 シンクロシステム補助輪が従来の3輪自転車と違うのは、走行特性を従来の自転車に意識しているのだろう。豊田トライクカーゴモデルは豊田トライクショップ山陽によると2018年発売予定。高齢者向けプロトタイプは不明だ。 https://www.cyclorider.com/archives/24167

日本市場向けに設計された 電動アシスト3輪カーゴトライク Stroke Cargo Trike

沢山の荷物を積むことができる電動アシストカーゴバイクが注目されている。自動車よりもコンパクトでオートバイよりも沢山の荷物を積むことができる電動アシストカーゴトライクは海外製が殆どだ。そのため、日本の街中では扱いにくいのが難点と言われていたが、国内メーカーが日本の道路事情に合わせたカーゴバイクが開発されている。今回紹介するStroke Cargo Trikeは、ヨーロッパのカーゴバイク風デザインながら、日本国内の法律に合わせた電動アシスト3輪カーゴトライクだ。 2018年5月29日/30日 東京で行われたBICYCLE CITY EXPOでは、Stroke Cargo Trikeの試作車が展示されていた。特徴は、荷物を積むスペースが車体中心部にあり、できるだけ重心を低くすることで操縦安定性を重視している所だ。また、荷物を吊るすことができるため、料理を運ぶ岡持ちを積むのも想定しているとのことだ。 Stroke Cargo Trikeの公式サイトによると、写真のT3.5号機は量産車をベースにしているが、今後開発するT4号機は汎用部品以外はオリジナルデザインにするようだ。公式サイトでは、アイデアスケッチや初期試作車を見ることができるため、要チェックだ。 http://stroke-design.com/ https://www.cyclorider.com/archives/32679

サイクルベースあさひ プレシジョンシリーズのクロスバイク・ロードバイクを紹介

大手自転車チェーン店のサイクルベースあさひは、通勤・街乗り用自転車のオフィスプレスシリーズ、ストリート系の街乗りスポーツ自転車のレユニオンシリーズ、街乗り系低価格スポーツ自転車のウィークエンドバイクスシリーズと様々なシリーズがある。その中でもプレシジョンシリーズは、自転車趣味を初めるためのエントリー向けのクロスバイク・ロードバイクのシリーズだ。今回は、あさひのプレシジョンシリーズについて紹介する。 このシリーズの一番の特徴は、他社の有名ブランドのクロスバイクやロードバイクよりも安いということだろう。特にプレシジョンスポーツは、税込みで4万円を切る39,980円と戦略的低価格を採用しており、他社にはない低価格を採用することで、買いやすいという大きな特徴を持っている。プレシジョンシリーズには、クロスバイクのプレシジョンスポーツと、ロードバイクのプレシジョンR/プレシジョンRSの3種類がラインナップされている。 プレシジョンスポーツ プレシジョンシリーズ唯一のクロスバイク「プレシジョンスポーツ」の一番の特徴は、低価格で購入できることだ。大手スポーツサイクルブランドのクロスバイクが4万円以上する中、このクロスバイクは39,980円(税込み)と4万円以下で購入できる。低価格のクロスバイクはスポーツ自転車生活を送るのには難しい車種が多くあるが、プレシジョンスポーツに関しては例外だ。車体重量は12kgと重いが、車体サイズは3種類あり、前後車輪が工具なしで簡単に外せるクイックリリースレバー式や、街乗りから峠まで対応の3✕8段変速を装備しているため、自転車趣味を行うための最低限の基準は揃っている。タイヤに関しては700✕28Cと細いタイヤを装備しており、舗装路をスポーツ走行する人に向いているだろう。 プレシジョンディエナ プレシジョンディエナはプレシジョンスポーツを女性向けにしたクロスバイクだ。プレシジョンスポーツとの違いは、車体形状を跨ぎやすい形に変更し、身長が低い人でも乗れるようにした。部品構成も女性でも運転しやすくするために、幅広サドルやややアップしたタイヤは700✕32Cと少し太いタイヤを採用することで、クロスバイクに乗ったことがない女性でも乗りやすくした自転車だ。 プレシジョンR プレシジョンシリーズの中でもエントリー向けのロードバイクなのがプレシジョンRだ。シャープなロゴやスポーク数が少ないホイールを採用し、レーシーな雰囲気を出している。しかし、このロードバイクはロードバイクに乗ってみたい初心者でも扱いやすいように、競技用自転車よりは前傾姿勢を緩くし、街乗りでも安心してブレーキをかけることができる補助ブレーキレバーを装備した。7万円を切った価格も魅力だろう。 プレシジョンディエナR エントリーロードバイクのプレシジョンRの女性版がプレシジョンディエナR。女性用クロスバイクのプレシジョンディエナと同じように、またぎやすく小柄な人でも乗れる女性専用設計のフレームを採用。ギアはプレシジョンRよりも軽いギアを採用することで、脚力が無い人でも扱いやすくなっている。 プレシジョンRS ロードバイクのプレシジョンRSは、プレシジョンシリーズの中で一番高価なフラグシップモデルだ。プレシジョンRよりも軽く(車体重量9.6kg)前傾姿勢で乗るスポーツ性能を求めたモデル。フロントフォークはカーボン製を採用し、振動吸収性が高いのを売りにしている。コンポーネントはプレシジョンRやプレシジョンディエナRよりも1ランク上のシマノ・ソラを採用している。