Velo Tokyo 2015でヤマハが新しい電動アシスト自転車ユニットを日本で公開したらしい。(自分は旅をしていたので見なかった。)この新しい電動アシストユニットを装着したのはロードバイクと普通に考えたら、電動アシスト自転車ユニットをロードバイクに搭載するのは予想外と思えるのが普通。しかし、よく調べてみると電動アシストユニットを搭載したロードバイクは、非売品のコンセプトモデルは勿論、市販品も売られている。今回はコンセプトモデル・市販されている電動アシストロードバイクを一覧にしてみた。
目次
コンセプトモデル・非市販品一覧
電動アシストロードバイクのコンセプトモデルを探してみたが意外と少ない。コンセプトモデルはヤマハが多い状況となっている。
YAMAHA・YPJ-R(2015年発表・市販化決定)
ヤマハの電動アシストロードYPJ かなりカッコ良い感じにまとまってるな… もっとゴテゴテになるかと思ってたw pic.twitter.com/UZpmK7rKm1
— koolride55 (@koolride55) 2015, 9月 20
Tweetを引用
Velo Tokyo 2015で公開されたモデル。2013年に登場したYPJ-01よりも現実的な形となっている。電動アシストユニットはヤマハ「PWシリーズ」を使用しているか。市販化が決定している。
YAMAHA・YPJ-01(2013年発表)
2013年東京モーターショーに登場したモデル。センターユニット方式では今までなかった前多段変速仕様で、これは現在の海外向け電動アシストユニット「PWシリーズ」に引き継がれていると思われる。フレームは細見で、銀と黒の2トーンカラー。さらに黒を下にすることで電動アシストユニットを目立たないようにして、自転車らしさを出している。
YAMAHA・ケイリンPAS(1999年発表)
自転車競技先頭誘導用車両として開発されたモデル。従来はオートバイで行われた先頭誘導用車両を自転車にするために、時速60キロまでアシストするようになっているピストタイプの電動アシスト自転車で購入不可。ロードバイクタイプではないけど類を見ない電動アシスト自転車のため入れてみた。
EH Line・Street Racer(2002年発表)
写真はhttp://www.gizmag.com/the-street-racer-aims-to-be-the-ferrari-of-ebikes/21893/から引用。
EH Lineという会社が制作した電動アシストロードバイク。市販する予定だったらしいが実際に市販されたのかは不明なのでコンセプトモデル・非市販品に分類した。フレームはモノコックタイプのアルミフレームで後輪インホイールモーターとなっている。
市販品一覧
ヨーロッパでは原付ではなく自転車が良いと思う人がいるのか、何十万円する電動アシスト自転車が沢山あり、MTB・トレッキングバイク・クロスバイク・ファットバイクの電動アシスト自転車がある。電動アシスト自転車のロードバイクも数えるほどだがある。日本では現在購入できるモデルはXROSS・B1hとYamaha・YPJ-Rのみとなっている。
De Rosa Milanino E-Road(2016年モデル)
写真はhttp://www.derosanews.com/english/DEROSA66_E-Road_Milanino.htmlから引用。
De Rosaの非競技向けブランド「Milanino」で登場する予定?の電動アシストロードバイク。ベースは恐らくMilanino GravelRoadで、電動アシストユニットはShimano・STEPSを採用している。
HaiBike・XDURO Race (2015年モデル?~)
ドイツwinoraグループの1つ、Haibikeにある電動アシストロードバイク。電動アシストユニットは、Bosch社を採用している。最高級モデルはZIPPのホイールを装着し日本円で100万円する。
GIANT Road E+(2016年モデル)
写真はhttp://www.giant-bicycles.com/en-gb/bikes/model/road.e.2/24987/90636/から引用。
GIANT UKで登場した電動アシストロードバイク。この中の電動アシストロードバイクの中では一番ロードバイクらしいスタイリングとなっている。電動アシストユニットはヤマハ製でバッテリーは車体と一体になっているように見えるデザインとなっている。
XROSS・B1h(2013年モデル?~)
XROSSから登場した電動アシストロードバイクで、登場時は注目されていた1台。電動アシストユニット搭載方式はセンターユニットだが、現在のセンターユニット方式はユニットに合わせた専用形状のフレームにするのが主流となっているが、XROSSは非電動アシスト自転車でも電動アシスト化ができるのを特徴としているサンスター技研の電動アシストユニットを採用している。日本国内での購入は可能。
Yamaha・YPJ-R(2016年モデル)
日本で購入できる本格的なロードバイクの条件を採用した市販電動アシストロードバイクがYamaha・YPJ-R。De Rosa Milanino E-RoadやHaiBike・XDURO Raceなどは、前ギアの段数が1段のみとなっているが、YPJ-Rは前2段となっている。車体価格は約25万円で、2015年12月10日に発売するとのこと。