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デイトナ、電動アシスト自転車「DE01/DE01X」に新5色を追加──定番モデルのカラーラインナップを大幅刷新

イク用品やカスタムパーツを手がける株式会社デイトナは、折りたたみ式電動アシスト自転車「DE01」および「DE01X」シリーズの新色モデルを8月より全国で順次発売する。従来の人気カラーをブラッシュアップしつつ、新たなカラーバリエーションを加えることで、より多くのユーザーに愛される商品展開を目指す。

デイトナは「バイク文化を創造する」を企業理念に掲げ、オートバイのアフターパーツや用品を中心に事業を展開してきたが、近年では電動アシスト自転車や電動モビリティ分野にも注力。中でも、スタイリッシュなデザインと高い走行性能で人気を集めているのが「DE01」「DE01X」シリーズだ。

今回発表された新色は、DE01が3色、DE01Xが2色の計5色。いずれも過去の限定色や販売終了モデルの中でもとくに人気の高かったカラーを見直し、定番化することで再登場するものだ。

DE01には、かつて販売終了となった「DE01S」の人気色「ブルーブラックメタリック」が、シルバーパーツ仕様として復活する。黒系の落ち着いた印象を持ちながら、光の角度によって藍色が美しく映える上品なカラーリングだ。

また、完全新色となる「パステルターコイズ」もラインナップ。これまで一部販路限定色として採用されていたパステル系カラーを、満を持して通常ラインナップに追加。クラシカルでポップな印象が、街乗りからアウトドアまで幅広いシーンで映える。

さらに、マット仕上げの「マットフォレスト」も登場。アウトドア志向のユーザーに好評だったフォレスト系カラーに、限定色よりも明るめのトーンを加え、キャンプや4WDライフスタイルとの親和性も高めた。

上位モデルのDE01Xには、シリーズ初となるフレームとフォークのツートーン仕様「ルミナスブロンズ」が加わる。これまでのシンプルな単色構成から一転、先進的かつシックな印象を演出するデザインが特徴だ。

また、電動キックボード「DK01」で好評を博した「アイボリー」カラーを流用し、DE01Xにも投入。シンプルでどんな服装にもマッチするアイボリーのフレームに、ビビッドなピンクのステッカーがアクセントを添え、通勤からレジャーまで幅広いシーンで活躍する。

なお、今回の新色投入にあわせて、DE01Xモデルではブレーキレバーやリム、ブレーキディスクが同等品へと変更される。ただし、性能や仕様面での大きな変更はなく、従来通りの約70kmの航続距離や24km/hの補助最高速など、実用性と快適性は維持されている。

DE01、DE01Xともに適応身長は145〜185cm、最大許容重量は100kgと、幅広いユーザーに対応。折りたたみ機構を備え、通勤や街乗りはもちろん、車載してアウトドアや旅行にも最適な仕様だ。

新色モデルは8月頃の発売が予定されているが、デイトナモビリティの取扱店舗では店頭での先行受注が可能。公式サイトにて全国の取扱店舗を確認できる。

また、現在販売中のDE01「イエロー」「ネイビーブルー」「レッド」「ダークグリーンメタリック」や、DE01X「マットブラック」は、在庫がなくなり次第販売終了となる。既存カラーを検討しているユーザーは、早めの購入が推奨される。

Daytona Mobility

堂々デビュー!特定小型原付規格「Bronx Buggy Throttle」登場 ファットタイヤとバイクスタイルで個性を出す

レインボープロダクツジャパンは6月30日、電動アシスト自転車で人気を博す「Bronx Buggy」シリーズから、待望の特定小型原付規格の新型車「Bronx Buggy Throttle(バギー・スロットル)」を正式に発表した。

これまで国内で主流となってきた特定小型原付――いわゆる「電動キックボード」や「小径電動スクーター」は、軽量・小型を前提としたモデルが中心だった。しかし、今回レインボープロダクツジャパンが世に送り出した「バギー・スロットル」は、その常識を覆す大きな車格とフルサイズ設計が最大の特長だ。

Bronxシリーズは自転車や電動アシスト自転車のみの展開だったが、今回登場したバギー・スロットルは、シリーズ初となる特定小型原付規格への挑戦でありながら、従来のブロンクス バギーらしい存在感とタフさを備え、規格ギリギリまで迫る堂々たる車体は、街中でも一際目を引く。

新型バギー・スロットルは、500Wモーターと14Ahの大容量バッテリーを搭載。これにより、最大航続距離はおよそ50kmに達した。

カラーバリエーションは全4色。定番のマットブラック(ブラックホイール)、近年トレンドのコヨーテ、そしてブリティッシュクラシックを感じさせるフォレストグリーン(ポリッシュホイール)、さらには禁酒法時代のアメリカを思わせるグロスブラック(ポリッシュホイール)と、ユーザーのセンスやライフスタイルに寄り添ったラインナップを実現している。スーツ姿にも映える“英国調”から、無骨な“アメリカンクラシック”まで幅広くカバーする。

Bronxブランドの伝統を受け継ぎ、バギー・スロットルにも様々なオプションパーツが続々登場予定だ。クラシック志向のバンブーサイドボード、ミリタリー風カスタムにぴったりのパンチングサイドボードなど、ユーザーの好みやライフスタイルに合わせて自分だけの一台へと仕上げる楽しみも大きな魅力となっている。

価格はマットブラック、コヨーテが19万5,800円(税込み、以下同)、フォレストグリーンおよびグロスブラック(いずれもポリッシュホイール装備)は20万6,800円と、手の届きやすいレンジに設定。電動アシスト自転車バージョンのブロンクス バギーが27万5000円のため、お買い得な価格を実現。特定小型原動機付自転車市場で売れる可能性が高いだろう。

BRONX BUGGY | 全てが新しいBRONXの電動自転車ブロンクスバギー

話題のeバイクメーカー「MOVE」 変速できない問題が深刻な理由を解説

最近、SNSで話題になっているEバイクブランドといえば「MOVE」だろう。日本発のEバイクブランドを売りにしているMOVEは、主にファットタイヤのeバイクや折りたたみタイプのEバイク、AspadzのオートバイスタイルのEバイク「CAVAT」の販売を行っていることで知られている。

登場初期に展開していたのはMOVE株式会社だったが、2025年現在は株式会社WinCが展開。MOVE株式会社は株式会社WinCに吸収合併されている。

SNSでは折りたたみタイプのeバイク「MOVE XS」で、一番軽いギアに変速できないという問題が注目されている。変速できない問題というのは様々あるが、MOVE XSの場合は一番軽いギアに入れようとしてもチェーンがタイヤに接触してしまう状況だ。この問題を解決するには、スプロケットにスペーサーを入れて位置をずらす、BBトルクセンサーの軸長を変える、リアハブモーターなどの部品選択を変更してチェーンを当たらないようにするしかないだろう。

MOVEはお洒落なEバイクとして販売しているが、電動アシスト自転車業界を知る人なら、あの手の車体は中国の卸売サイトで沢山販売されている物を黒くしてお洒落なロゴを入れて、値段だけを高くして高級そうに見せているというシロモノ扱い。物を知っている人なら、同じ金を出すのなら、もっとクオリティが高い大手自転車ブランドのEバイクを買うのが普通だ。

また、気になるのが型式認定。MOVEはファットタイヤの折りたたみEバイクであるMOVE XSと、折りたたみEバイクのMOVE Sで型式認定を取得しているが、今回問題になっているMOVE XSは型式認定を取得している。

電動アシスト自転車の型式認定はアシスト比率だけを測っていると思われているが、電動アシスト自転車の型式認定はアシスト比率測定だけでなく、車体自体も検査している。実際、企業によってはアシスト比率は問題無かったが、審査中に別の部品に気になる所があるので認定しなかったという事例がある。

MOVE XSは型式認定を取得しているとのことだが、変速機が1段使えない状態で型式認定が取れたのかという疑問が残る。変速機が1段使えないそのままの車両で型式認定を取得していたのであれば、型式認定は設計不良の電動アシスト自転車でも通ることができるので、型式認定の威光は消える。逆に型式認定審査時に変速機が正常に動いているのであれば、検査を受けた車両は実際の市販車とは違うということなので、それも問題だろう。

MOVEはシリーズ全車種で型式認定の取得を目指し、卸店舗への展開を加速するとプレスリリースで書いてあったが、変速機が1段使えない設計不良の車両をそのまま販売するということは見る目が無いということ。小売店からすれば、このような設計不良のEバイクを製造する企業の商品を販売したいとは思わないだろう。

自転車に簡単装着できるスマートタグ登場 大東建託とMAMORIOの共同開発「MAMORIO Cycle Tracker Pad」が発売開始

MAMORIO株式会社と大東建託株式会社は6月17日、自転車盗難防止とデザイン性を両立させた新型スマートタグ「MAMORIO Cycle Tracker Pad」を共同開発し、同日より発売を開始した。価格は13,230円(税込)。同製品は、自転車フレームに簡単に装着できる本革製フレームパッドに、世界最小クラスのスマートタグ「MAMORIO RE」を内蔵。日常のサイクルライフを損なうことなく、気軽に盗難抑止効果を高める革新的ソリューションとして注目を集めている。

「なくすを、なくす。」――開発の背景

日本の自転車所有率は約73%に達し、そのうちスポーツバイクや電動アシスト自転車など高額モデルが35%を占める。一方で、昨今は電動キックボードなど多様なモビリティの普及に伴い、盗難リスクが社会課題化。既存の盗難防止用品は取り付け煩雑で特定車種向けに限られる上、外観や乗り味が犠牲になるケースも少なくなかった。

こうした状況を受け、MAMORIO社と大東建託は「いかなる自転車にも気軽に使えて、かつデザインを損ねない盗難防止製品」をコンセプトに共同開発を決定。製品化に際し、傘や自転車へのワンポイント表示が盗難抑止に効果的との民間調査に着目し、実際に100人を対象とした匿名アンケートを実施。その結果、93%が「フレームパッドのない自転車は持ち去りやすい」と回答し、盗難抑止に有効なフレームパッド一体型スマートタグという着想に至った。

製品概要と主な機能

「MAMORIO Cycle Tracker Pad」(型番:MAMLZ-CTP-001)は、革製パッド内部に専用ポケットを設け、MAMORIO RE(型番:MAMR-001-BK-1)を内蔵。パッド自体は防水性を備えた牛革素材で、チャコールブラックとミルクベージュの2色展開。雨天走行にも耐えうるうえ、自転車の美観を損なわないシンプルかつ高質感なデザインを実現した。

取り付けはフレームやシートポスト、ハンドルなど幅25~60mmの円形部位にベルトのように巻き付けるだけ。装着・脱着が容易なため、シティサイクルからロードバイク、電動アシスト自転車、さらには電動キックボードまで幅広い車種に対応する。

スマートタグMAMORIO REは、Bluetooth Low Energy(Bluetooth4.0)通信を採用し、有効距離は約30m。CR2016リチウム電池を交換可能な構造とし、最大11か月の連続利用が可能だ。重量もわずか3.4gに抑えられており、タグそのものの存在感はほとんど感じさせない。

アプリ連携で安心のトラッキング

製品は専用スマートフォンアプリ「MAMORIO」と連携。主な機能は以下の通り。

  • ロケーションタイムライン:自転車の移動履歴を地図とタイムラインで記録。置き忘れ防止のみならず、万が一の盗難時にも最後に駐輪した地点を即座に特定できる。

  • クラウドトラッキング:全国のMAMORIOユーザーネットワークおよび公共交通機関のMAMORIO SPOTによる検知データを活用し、盗難された自転車の現在地や移動経路を確認可能。

  • レベルメーター:混雑した駐輪場でも自転車を見つけやすくする接近感知機能。タグからの電波強度をビジュアル表示し、おおよその距離を割り出すことで短時間で自車を発見できる。

また、ユーザーが自転車から一定距離離れるとアプリに通知を送る「おでかけ通知」機能を備え、うっかり離れてしまった際の紛失も未然に防ぐ。

今後の展開と実証実験

両社は「MAMORIO Cycle Tracker Pad」の次世代機能として、駐輪場見守りソリューションを開発中。駐輪場に設置した受信機が不正な持ち出しをリアルタイム検知し、管理者へ即時通知を行う仕組みを実証実験予定。これにより、マンションや商業施設の駐輪場管理における盗難防止・無断使用防止を強化し、より安心・安全な環境整備を図る。

MAMORIO社は今後も「当たり前に、気づかせる。」をミッションに、スマートタグ技術を軸とした近接検知ソリューションを多分野に提供。大東建託は同取り組みを通じて、住宅管理やシェアサイクルサービスへの応用など、MaaS領域でのサービス拡充を目指す。

製品スペック一覧

項目 仕様
製品名 MAMORIO Cycle Tracker Pad
型番 MAMLZ-CTP-001
価格 13,230円(税込)
寸法 H60×W260×D3mm
重量 30.7g
対応フレーム径 φ25~60mm
素材 防水牛革(WATER PROOF LEATHER)
カラー Charcoal Black/Milk Beige
同梱物 本体、スマートタグ「MAMORIO RE」×1

 

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】スペシャライズドが「Turbo Levo SL Comp Alloy」アルミモデルをアウトレット価格で提供、全国8か所で試乗会ツアー「Trail Days」を開催へ

スペシャライズド・ジャパンは2025年6月16日、同社のE-マウンテンバイク「Levo SL」シリーズのアルミフレームモデル「Turbo Levo SL Comp Alloy」を、通常価格の25%オフとなる税込594,000円(税込)でアウトレット販売すると発表した。同時に、同シリーズの魅力を存分に体感できる全国試乗会ツアー「Trail Days」を6月から12月にかけて開催し、各地のライダーに向けて「究極のトレイルバイク」の性能をアピールする。

Turbo Levo SLは、軽量化と自然なアシスト感を両立した「Levo SL」シリーズの上位モデルとして、シングルトラックやジャンプなど本格的なトレイルライドにも耐える走破性が特長だ。今回アウトレット対象となる「Comp Alloy」モデルは、最新のジオメトリー設計とスペシャライズド独自のGENIEショックを装備し、トルク43%、パワー33%アップの第2世代モーターを搭載。アシストを入れると、超人のような力強い走りが手に入るという。

また、すでに20%オフとなっている24インチ仕様の「Turbo Levo SL Kids」(税込396,000円)と組み合わせれば、親子でのトレイルライドがより身近に。スペシャライズドは「E-バイクテクノロジーの魅力は、年齢や体力差を超えて、家族や仲間と一緒に自然の中を一日中走り回る楽しさを共有できること」(同社広報)と語り、アウトレット販売をきっかけとした新規ユーザー拡大に期待を寄せる。

「Comp Alloy」モデルのリアサスペンションには、スペシャライズドが特許を所有するGENIEショックを搭載。デュアルステージのエアスプリングテクノロジーにより、トラベル中盤と終盤のサポート性を独立調整でき、路面追従性とボトムアウト耐性を高次元で両立する。ホイールは、トレイルでの取り回しと安定性を追求した前後異径のマレット仕様を採用。どんな路面でも“魔法の絨毯”のように滑らかに走るという。

さらに、フレームとバッテリー、モーターをシームレスに統合した自社開発のTurboオペレーティングシステムは、トルク、航続距離、ライドクオリティ、信頼性のバランスに優れ、異次元のライド体験を提供する。アウトレットながらも“本気で遊ぶライダー”が満足できる装備を保持しているのが、今回のアウトレットモデルの大きな魅力だ。

「Trail Days」全国試乗会ツアー 6月〜12月に開催

スペシャライズドは同日、Levo SLの真価を多彩なスタイルで体感できる試乗会ツアー「Trail Days」を発表。カジュアルな市街地試乗会から、専門フィールドでの本格ライド体験、さらにはガイド付きのアテンドライドまで、全国各地で順次実施する。

日程 種別 名称 会場/集合場所
6月21日(土)・22日(日) アテンド Trail Days in 仙台 宮城県仙台市/スペシャライズド仙台南
7月19日(土) 試乗会 Trail Days in 宇都宮 栃木県宇都宮市/ろまんちっく村もくもくの森MTBコース
7月20日(日) アテンド Trail Days in 尾瀬 群馬県片品村/尾瀬高原ホテル
7月26日(土)・27日(日) アテンド Trail Days in 静岡 静岡県静岡市/スペシャライズド静岡
8月2日(土)・3日(日) 試乗会 Trail Days in 富士見パノラマ 長野県富士見町/富士見パノラマリゾート
8月9日(土) 試乗会 Trail Days in 三重 三重県桑名市/GONZO PARK
8月23日(土)・24日(日) 試乗会 Trail Days in 野沢温泉 長野県野沢温泉村/野沢温泉スキー場
9月6日(土)・7日(日) アテンド Trail Days in 水上 群馬県みなかみ町/MTB JAPAN
11月2日・3日 試乗会 Trail Days in 栗東 滋賀県栗東市/トレイルアドベンチャー・栗東
11月15日(土)・16日(日) 試乗会 Trail Days in 富士見高原 長野県富士見町/富士見高原リゾート

※アテンドライドはスタッフがコースをガイド。事前予約制。試乗会は自由試乗形式。

各イベントの詳細・募集ページは、Trail Days公式サイトで随時更新予定。開催時間や参加方法はサイトで確認のこと。

Trail Days 2025 | E-MTB”Levo SL”全国試乗会ツアー

トレイル整備でアウトドア文化に新たな地平 株式会社エイアンドエフ、新事業で地方創生にも貢献へ

アウトドア用品の輸入販売を手がける老舗企業、株式会社エイアンドエフが、新たにトレイル整備事業に乗り出した。同社は全国の自治体やキャンプ場、公園、森林、スキー場などを対象に、マウンテンバイクコースやバイクパーク、パンプトラック、登山道の整備を手がけ、アウトドアおよびアーバンスポーツ文化の基盤構築を図る。自然との共生を理念とする企業が描く次なる地図に、全国の自治体やレジャー業界が熱視線を送っている。

今回の事業では、国内外で豊富なトレイルビルディング実績を持つ浦島悠太氏(旧・TRAIL LAB代表)を事業長に迎え、その専門性を中核に据える。浦島氏は、アメリカやオーストラリア、ニュージーランドにおいて国立公園や世界的自転車イベントのコース整備に携わってきた実力者であり、日本では富士見パノラマや伊豆市サイクルスポーツセンターなど、国内屈指のマウンテンバイク施設の造成にも携わっている。

エイアンドエフは本事業において、3つの主要領域を掲げている。

まず1つ目は「マウンテンバイクコース・バイクパークの設計・施工・運営管理」。地域資源の再活用、森林空間の観光産業化、スキー場のオフシーズン対策など、自治体や民間の多様な課題に応じたフィールド造成を提供するという。

2つ目は「アスファルトパンプトラックの設計・施工・監修」。この分野では、世界最大手であるスイス・Velosolutions社と日本国内におけるエージェント契約を締結。マウンテンバイクやBMX、スケートボード、キックボードなど多様なスポーツに対応する安全性の高い施設を、河川敷や高架下などの遊休地に整備し、都市型スポーツ文化の発展と地域活性化に貢献していく構えだ。

3つ目は「登山道やハイキングトレイルの整備」。環境への影響を抑えつつ、安全で持続可能な登山道ネットワークを構築すべく、設計から施工、修繕まで一貫した体制を築いていくとしている。

1977年に創業し、「衣・食・住を背負い、自然の中で生き方を学ぶ」バックパッキングの思想を企業理念に掲げてきたエイアンドエフは、これまでも米国を中心に高品質なアウトドアギアを輸入し、直営店「A&Fカントリー」を全国に展開してきた。今回の新規事業は、そうした長年のフィールド経験と自然志向の哲学を実装するかたちで、アウトドアの「場」を自ら創造するステージへと踏み出した格好だ。

日本国内では、人口減少や地方過疎の進行に伴い、自然資源を活かした観光・体験型産業の重要性が増している。とりわけ、コロナ禍を契機にアウトドア志向が高まり、マウンテンバイクやトレイルランニング、ハイキングなどが注目を集める中、フィールドそのものの整備は喫緊の課題となっていた。

エイアンドエフが掲げる「フィールドを創る」ビジョンは、単なる施設開発にとどまらず、人と自然、人と地域、人とレクリエーションをつなぐ社会的インフラの創出ともいえる。交流人口の拡大、遊休地の再活用、都市部と山間部の新たな循環を生む構想は、今後の地方創生政策にも呼応する動きとなるだろう。

株式会社エイアンドエフ | 世界のアウトドア用品を45年輸入販売

GIANT/Livの人気Eクロスバイク「Escape R E+」シリーズが新色追加と価格改定

ジャイアント(GIANT)は6月13日、同社を代表するEクロスバイク「Escape R E+」と、女性専用設計モデル「Liv ESCAPE R W E+」の新カラーバリエーションを発表した。あわせて、価格改定により標準価格が税込29万7000円と、より一層手が届きやすくなった。

「Escape R E+」は、従来から“スポーツバイク入門者にも扱いやすい”をコンセプトに掲げてきた。その象徴となるのが、軽量かつ剛性の高い「ALUXX SL-Grade Aluminum」フレームと、取り回しに優れる車体設計だ。クロスバイクの美点である軽快さと扱いやすさをEバイクに落とし込んだ設計は、多くのサイクリストから支持されている。

最大の特徴は、静粛性とナチュラルなアシスト感を両立した「YAMAHAと共同開発の専用モーター」を搭載している点。ライダーのペダリングに瞬時に反応し、急加速や発進時にも滑らかなパワーを提供。モーターの存在を感じさせない自然な乗り心地は、Eバイク初心者にも安心感をもたらしている。

また、ダウンチューブ一体型バッテリーは簡単に取り外しでき、盗難防止や充電のしやすさに配慮。直感的な操作が可能な小型ディスプレイは、ハンドルまわりの“クリーンな見た目”と操作性を両立しており、都市生活に溶け込む機能美を実現している。

今回の発表で、Escape R E+には「クラシックグリーン」と「シースパークル」という2つの新色が加わった。いずれも“アースカラー”をテーマとした落ち着きと深みのあるカラーリングで、既存の「レッド」「パールホワイト」「メタリックブラック」とあわせて全5色展開となる。スポーティかつ洗練された印象を与えるカラーバリエーションは、単なる移動手段にとどまらず、ライフスタイルに彩りを添える“パートナー”としての存在感を際立たせている。

女性専用設計の「Liv ESCAPE R W E+」も、今回「マットダークシルバー」を新たに追加。既存の「ジェイドグリーン」「ユニコーンホワイト」と合わせて全3色となった。フレームサイズはXXS(身長145cm〜)からXSまで展開され、小柄な女性にもジャストフィット。重量も19.6kgと軽量で、扱いやすさを追求している。

ジャイアントは女性サイクリストの声を反映し続けており、「Liv」ブランドは世界中で高い評価を受けている。今回のカラー追加は、通勤・通学はもちろん、サイクリングやフィットネス目的の女性にとっても魅力的な選択肢となりそうだ。

「Escape R E+」および「Liv ESCAPE R W E+」の両モデルは、今回の価格改定でいずれも**標準価格29万7000円(税込)**となった。昨今のEバイクは高価格帯のモデルが主流だが、実用性と信頼性に優れたジャイアントの製品が30万円を切る価格で入手できるのは、ユーザーにとって大きな魅力だ。

Giant Bicycles | The world’s leading brand of bicycles and cycling gear

ミセスの毎日を支える特定小型原付「メルローズ」デビュー

神奈川県藤沢市に本社を置くレインボープロダクツジャパンは、2025年6月5日、女性ミセス層を主なターゲットに据えた新型電動スクーター「メルローズ」を正式に発売すると発表した。自転車や原動機付き乗り物に慣れていない方でも扱いやすい設計にこだわり、毎日の買い物や送り迎え、ちょっとしたお出かけに最適なモデルとして期待が高まっている。

メルローズの最大の特長は、徹底した安全性と使いやすさへの配慮だ。車体設計では重量物を可能な限り低い位置に配置し、走行時のフラつきを最小限に抑えた低重心設計を採用。これにより、初心者でも安心して乗れる安定感を実現している。また、足をスムーズに出せるように設計されたフラットステップデザインは、万一のバランスの崩れにもすばやく対応できるように工夫されている。

さらに、電動車特有の急な発進を抑え、穏やかでコントロールしやすい「ジェントルスタート」を実現。日々の移動におけるストレスを軽減し、快適な乗り心地を約束する。

一充電あたりの航続距離は30km以上と、買い物や近所への送り迎えなど、ミセスの日常的な行動範囲を十分カバー。充電頻度の少なさも使いやすさのポイントで、日々の生活に溶け込む実用性が高い。

メルローズは操作面でも初心者への配慮が徹底されている。スイッチは色分けされており、直感的に操作可能。大型のメーターディスプレイは必要な情報を一目で読み取れるよう工夫されているため、初めての方でも戸惑うことなく扱える。

忙しい女性の毎日をさらに快適にするため、メルローズではカスタマイズ用のオプションパーツも充実。前方には1リッター紙パックが縦にすっぽり入る大型フロントバスケット、後方確認に便利なバックミラー、長時間の使用でも疲れにくい背もたれ付きのラージシートなど、実用的なアイテムが揃う。

また、荷物を多く運べるように後部には荷台を標準装備。ドッグバスケットの装着も可能で、ペットの同乗にも対応。前後バスケットとの組み合わせで買い物や子どもの送り迎えにおける荷物運搬の負担を大幅に軽減する。

「メルローズ」は4つのカラーバリエーションで展開され、いずれも価格は税抜158,000円。

HUDSON RIVER

NESTO、AI学習機能を備えた充電不要のオート変速システム搭載クロスバイク「AUTOMATE」を11月発売

総合自転車メーカーのホダカ株式会社は、スポーツバイクブランド「NESTO」より、SHIMANO製の最新Di2変速システム「Q’AUTO(クオート)」を初採用したクロスバイク「AUTOMATE(オートメイト)」を2025年11月に発売すると発表した。

「Q’AUTO」は、ライダーのペダリングや走行状況を自動で学習し、最適なギアチェンジを行う世界初のバッテリーレス・AIオートマチックシフト。リアハブ内に搭載されたリチウムイオンキャパシタと内蔵センサーが発電・蓄電を行い、充電を必要とせずに長時間のライドで電池切れを気にせず楽しめる点が最大の特長だ。

従来のオートマチック変速との違いはリアハブに装着された超小型ダイナモを使用する自己給電し、サイクル寿命が長いキャパシタを使用することで、高寿命と幅広い車両に対応できたことだろう。

AUTOMATEはこの革新的システムとともに、フレーム内部にブレーキワイヤーをルーティングし、徹底的にシンプルな外観を追求。Di2システム搭載車としては類を見ないミニマルなデザインを実現した。車体サイズは460mm(適応身長155〜165cm)、490mm(165〜175cm)、520mm(175〜185cm)の3サイズを展開し、520mmモデルは付属品を除いた状態で10.75kgと軽量に仕上がっている。

希望小売価格は198,000円(税込)、NESTOプレミアムディーラー専売モデルとして順次予約受付を開始。発売に合わせて、Di2ワイヤレススイッチを用いAI学習をスピーディに完了させる「シフトスイッチ貸出サービス」(通常有料)が、限定数量で無料キャンペーンとして提供される。サービス利用により20〜30分のライドでAIが走行特性を学習し、スイッチを取り外した究極にシンプルな“ノースイッチ”仕様での走行を楽しめるようになる。

ホダカ株式会社

椿本チエイン 免許不要で運転できる「特定小型原動機付自転車」  小型モビリティ「Full電動Cargo(仮称)」を開発を発表

チェーンメーカー大手の株式会社椿本チエインは6月4日、新たな小型モビリティ商品として“特定小型原動機付自転車”の開発を発表した。開発中のコンセプトモデルは「Full電動Cargo(仮称)」と名付けられ、免許不要かつ誰もが気軽に乗れる電動カーゴバイクとして企画されている。試作車は6月11日・12日に新宿住友ビル三角広場で開催される「BICYCLE‐E・MOBILITY CITY EXPO 2025」に出展される予定だ。

 「特定小型原動機付自転車」とは、国土交通省が2023年7月に新設した車両区分で、電動機の定格出力が0.6kW以下、長さ1.9m・幅0.6m以下、最高速度20km/h以下と定められた小型モビリティ。免許不要かつナンバー登録も不要で、電動キックボードなどが該当している。椿本チエインはこの枠組みを活用し、「Full電動Cargo(仮称)」では荷物を運びやすいカーゴスペースを備えた3輪仕様を採用。オプションとしてキャノピー(屋根)や荷台カバーなどをラインアップし、日常使いから商業用途まで幅広く対応できる設計とした。

 椿本チエインは1917年創業の伝統をもち、産業用チェーンや自動車用エンジン部品など多岐にわたる製造技術を持つ。グループ長期ビジョン「VISION 2030」では、「人にやさしい社会の実現」「安心・安全な生活基盤の構築」「地球にやさしい社会の創造」を掲げ、ニューモビリティ分野への参入を目指してきた。今回の「Full電動Cargo」は、同社が開発中の電動アシスト3輪自転車「LA SI QUE®」に続く第二弾の商品となる。

 同社はプレスリリースで「これまで培ってきた製品開発力や量産技術を生かし、他社にはない安心・安全性とパーソナライズ性を両立した新しいモビリティを提供したい」とコメント。2027年度中の販売開始を目指し、展示会や顧客からの意見をもとに改良を重ねる意向を示した。

 「BICYCLE‐E・MOBILITY CITY EXPO 2025」は、サイクル・電動モビリティの普及を図るイベントで、国内外のメーカーや地域自治体が最新モデルやまちづくり事例を紹介する。今回出展される「Full電動Cargo(仮称)」は、都市部での小規模配送や高齢者の移動支援、あるいは観光施設やショッピングモール内での運搬ニーズなど、多様な用途を想定して開発が進められている。来場者からの反応を踏まえ、今後の量産仕様を検討するとしている。

 なお「Full電動Cargo(仮称)」は、電動機出力0.6kW以下、車体サイズ(長さ1.9m・幅0.6m)以内、最高速度20km/h以下という国土交通省基準を満たすため、軽量フレームや省電力設計を採用。バッテリーは家庭用コンセントで充電可能で、フル充電からの走行距離は未定ながら、日常的な短距離移動や荷物運搬に十分対応できる水準を目指している。

 同社は今後、試作車を用いた社内外のユーザーテストを重ね、顧客の要望を反映したうえで量産体制を整備する計画。2027年度以降の販売に向け、部品調達・製造ラインの構築や販売店との連携強化を進める。なお詳細な仕様や価格、バリエーションなどは展示会後に順次公開される見通しだ。

電動アシスト3輪自転車 LA SI QUE (らしく) | 新規ビジネス | つばきグループ

電動アシスト自転車「BASE one」、フレーム破断事故受け販売・使用停止に──CYCOO JAPANが安全対策を発表

株式会社CYCOO JAPAN(東京都台東区)は2025年5月27日、自社が販売する電動アシスト自転車「BASE one(型番TDE-602L)」において、フレームの破断事故が発生したことを受け、同製品の販売停止および使用停止を決定したと発表した。同社は利用者に対し「直ちに使用を中止するよう」強く呼びかけている。

発表によると、「BASE one」使用中にフレームが破断するという深刻な事故が確認された。これを重く見た同社は、お客様の安全を最優先とする方針のもと、直ちに販売を停止。あわせて、すでに製品を使用中の顧客にも速やかな使用中止を求めている。

事故の発生により、同社は「多大なるご心配とご迷惑をおかけいたしますことを深くお詫び申し上げます」と謝罪。被害の拡大防止と再発防止に向け、現在、事故原因の調査を進めているという。

今後の対応について、CYCOO JAPANは返品希望の場合、購入店舗を通じて返品の手続きを受け付ける。利用者には、購入先の販売店へ直接連絡するよう案内している。商品交換希望の場合、現在実施中の原因調査の結果を踏まえ、安全性を確保した対応品との交換を予定している。なお、交換品の生産および入荷にはおよそ2か月を要する見込みで、その間の不便についても重ねて謝罪している。

同社は、利用者に多大な不安と迷惑をかけたことを重く受け止め、「今後はより一層の安全性強化と品質管理向上に努めてまいります」と、再発防止への決意を示した。

お問い合わせ先
株式会社CYCOO JAPAN 品質管理部
TEL:03-5817-8410
ナビダイヤル後、2を選択ください。「品質管理部」へ直通となります。
※電話受付時間 9:00〜17:30(⼟⽇祝⽇を除く)
MAIL(弊社品質管理部):otoiawase@cycoo-japan.com

都市に“自由な移動”を 新eモビリティブランド『FINE MOBILITY』誕生 第一弾はカーゴバイク

 東京都港区に本社を置く株式会社RIAN CARRY(代表取締役CEO・古富武鹿)は26日、日本発の新たなeモビリティブランド「FINE MOBILITY(ファインモビリティ)」を立ち上げると発表した。都市生活者のための自由でカジュアルな移動スタイルを提案する。

 第一弾モデルとして発表されたのは、都市部に適したコンパクト設計のカーゴバイク「FINE CARGO(仮称)」。全長1.9メートル、幅0.6メートル以内と小回りの利くサイズでありながら、車体前方には十分なカーゴスペースを確保した。前輪16インチ・後輪20インチで安定性と機動性を両立し、ベルトドライブとシングルギアを採用したことでメンテナンスの手間も軽減。電動アシストタイプと非アシストタイプの2モデル展開が予定されている。

 今秋には、小型電動バイクなど、ファッション性と機能性を兼ね備えたラインナップも順次投入する予定だ。

 「FINE MOBILITY」のブランドコンセプトは「リラックス&カジュアル」。単なる移動手段ではなく、“移動そのものを楽しむ”という新しい体験を提供することを目指す。ロゴには、子どもの自由な発想を思わせる遊び心が盛り込まれており、見る人に親しみやすさを印象づける。

 同社の古富CEOは、「私たちはこれまで三輪カーゴバイク『STREEK』の開発・販売を通じて、日本のカーゴバイク文化を広めてきた。新ブランド『FINE MOBILITY』は、よりカジュアルで自由なライド体験を提案する。移動が心を軽くし、自分らしさを表現できる時間になることを願っている」とプレスリリースでコメントした。

RIAN CARRY | 仮想の乗り物をリアルに

白馬・八方尾根に本格MTB拠点誕生 「リズム MTB店」6月14日グランドオープン

アウトドア用品小売のリズムジャパン(本社:Rhythm & Beats. Co. LTD)は、白馬・八方尾根エリアに新たなマウンテンバイク専門店「リズム MTB店」を6月14日(金)にグランドオープンすると発表した。

同店舗は、八方尾根の中心地に位置するevoホテル白馬隣接地に開設され、最新モデルのSpecialized製マウンテンバイクやE-バイクのレンタル・販売を一手に担う国内初の本格派拠点。併設の屋外チルアウトスペースではBBQやフードトラック、多彩なイベントも予定しており、ライダー以外の訪問客も夏の高原空間を楽しめる。

店内には、初心者も安心のタウンバイクから、岩岳のダウンヒルトレイルを駆け抜ける本格派MTB、環境性能に優れたE-バイクまで豊富にラインナップ。さらに、熟練のテクニシャンが常駐する「リズム Tunes バイクチューンナップショップ」を併設し、購入後のアフターメンテナンスや調整にも対応する。

オペレーションマネージャーのアンドリュー・“トモ”・トムソン氏は「白馬で初の専門店を通じ、地元の魅力を最大限に引き出すとともに、安全かつ快適なライディング環境を提供したい」とコメント。周辺では新型ゴンドラ導入やトレイル拡充も進んでおり、「日本アルプスで過ごす夏のアクティビティが一層充実する」と期待を寄せた。

オープニングパーティーの詳細は同店公式Instagram・Facebookで近日発表予定。店舗所在地は〒399-9301 長野県北安曇郡白馬村北城5736-1。

Rhythm Japan | Rentals, Rides & Guided Experiences

クラシカル×ハイテク、自転車ライトが進化 KiLEY「ビンテージライトV3」発売

自転車用アクセサリーで知られる台湾発ブランド「KiLEY(キーレイ)」の日本総代理店、株式会社GEEK TRADE(大阪府阪南市)は、フロントライトの新商品「ビンテージライトV3」を発売しました。

「ビンテージライトV3」は、2021年に発売され好評を博した「ビンテージライトV2」の後継モデル。クラシックなデザインと最大300ルーメンの実用的な明るさを両立した点が特徴です。前作のV2は「レトロな見た目でも十分な明るさがある」と自転車ファンから支持を集めた一方で、「もっと軽量・コンパクトにしてほしい」「充電の際にライト本体だけ取り外せるようにしてほしい」といったユーザーからの声も寄せられていました。

今回登場したV3では、こうした要望を受けて本体の軽量化とコンパクト化を実現。全長は61.5mmと前作より約30mm短くなり、重量も33%軽い71gとなりました。加えて、ライト本体のみを簡単にフレームから取り外せる構造に改良され、充電の利便性が向上しています。充電端子はUSB Type-Cを採用し、点灯モードで最大約10時間、点滅モードで最大約20時間の使用が可能です。

デザインは、舞台用スポットライトをイメージ。アルミニウム素材を生かしたメタリックな外観と、レトロな雰囲気が共存し、見た目にもこだわった逸品です。KiLEYの代表兼デザイナー、Louis氏は「ビンテージなスタイルを好むユーザーに、より軽量・コンパクトな選択肢を提供したい」とコメントしています。

「ビンテージライトV3」は希望小売価格12,650円(税込)で、公式オンラインストア(https://kiley-japan.com/products/v3f)などで販売されています。


【商品概要】
・素材:アルミニウム
・サイズ:61.5×40mm
・重量:71g
・光量:最大300ルーメン
・点灯モード:強→中→弱→点滅
・点灯時間:約10時間(点滅:約20時間)
・充電方式:USB Type-C(約4時間でフル充電)
・防水性:IPX3相当
・価格:12,650円(税込)

KiLEY(キーレイ)オフィシャルショップ – kiley-japan

WO、BMX型電動アシスト自転車「GLISSE」先行予約を開始

東京・中目黒に旗艦店を構えるe-bikeブランド「WO(ダブルオー)」が、新型BMX型電動アシスト自転車「GLISSE(グリス)」の先行予約販売を2025年5月13日から開始した。通常販売は同年5月30日からとなる。

WOは約8年にわたる電動モビリティの構想と4年間のブランド運営を経て、BMXに電動アシストを融合させた「GLISSE」にたどり着いた。新製品は、都市部の急な坂道でも優雅に走行できることが特長。開発チームは「ただ速さを求めるのではなく、自分のペースで街を滑るように移動する新感覚のグライド体験を提供したい」としている。

「GLISSE」は、20インチのシンプルなBMXフレームに、36V/13Ahのリチウムイオンバッテリーと250Wモーターを搭載。最大時速24kmで、3段階のアシストモードを備える。1回の充電で約50〜80kmの走行が可能で、日常の移動や街乗りに適している。車体重量は約21kgと軽量に仕上げられている点も特徴だ。

カラーバリエーションはブラック、ピスタチオ、モス、バーガンディの4色展開。先行予約特典として、公式オンラインストアおよび旗艦店での予約者には、専用オプションのフロントライト(定価5,500円相当)がプレゼントされる。なお、店舗では発売前に試乗も可能。型式認定は現在申請準備中となっている。

価格は税込16万5,000円。WOの公式サイトから予約や詳細の確認が可能だ。

【主なスペック】

  • 製品名:GLISSE

  • 価格:165,000円(税込)

  • カラー:ブラック/ピスタチオ/モス/バーガンディ

  • 全長:147cm

  • ハンドル幅:60cm

  • 高さ:100cm

  • 重量:約21kg

  • アシスト速度:最大24km/h

  • アシストモード:3段階

  • 走行距離:50~80km

  • バッテリー:36V/13Ahリチウムイオン

  • モーター:250W

  • ブレーキ:リムブレーキ

  • タイヤ:20インチ×1.95

  • 充電時間:4〜6時間

GLISSE – wobikes

BESV PSA2/PSF2 AI搭載で賢くなった新モデルの特徴を解説

BESV JAPANは、2025年6月に発売予定のニューモデル『PSA2』『PSF2』を、4月19日・20日に東京ビッグサイトで開催された「CYCLE MODE TOKYO 2025」で公開、試乗することができた。

BESV PSF2
BESV PSA2

ミニベロEバイクのPSA2、折りたたみEバイクのPSF2は、旧モデルであるPSA1、PSF1の後継車種。新型モデルだが車体に関しては、従来と変わらないため、一目見るだけでは、新型車とは気づかない人も少なくないだろう。実際、PSAシリーズを愛用しているマニアックなユーザーからは、リアサスペンションのストローク長を増やして、サスペンションのアップグレードを行いたいという要望があるが、車体を見る限りでは、サスペンションは従来型とサイズが変わらない。

外観は従来型と同じだが、電装系パーツを一新。操作性・視認性・防水性が向上した新型ディスプレイなどを搭載している。

今回、PSA2をサイクルモードのコースで、ラーニングスマートモードを使って試乗することができた。PSA2(≒PSF2)のアシストの感覚を一言で表すと、「リアインホイールモーターなのにミッドドライブのような意のままに脚と直結するようなアシスト」を実現しているということだろう。

PSA2・PSF2のモーターは従来型のPSA1・PSF1と同じだが、モーターを制御するコントローラーと、脚力を伝えるトルクセンサーをアップグレードしているとのこと。Eバイクではモーターのブランドやグレードだけで走りが決まるという安易な考えが多いが、アシストのプログラムを変更するだけで名車にもゴミにも変わる。勿論、コントローラーとトルクセンサーを変更するだけでも大きく変化するのは、業界人では当たり前のこととして知られている。

それでも、今回のPSA2のように、「リアインホイールモーターなのにミッドドライブのような意のままに脚と直結するようなアシスト」を実現するとは思わなかった。リアインホイールモーターというのは、モーターが後輪に付いており、後ろから押されるようなアシストと言われている。スポーティな走行感覚は、車体中心部にモーターを装着したミッドドライブと比較して劣るといわれていた。

それが当たり前の中、リアインホイールモーターなのにミッドドライブのような意のままに脚と直結するようなアシストを実現し、今までの考えを打ち壊したBESVは評価されてしかるべきだろう。

興味深かったのは、この件に関してBESV JAPANの担当者と話していると、このアシストがつまらないと言う人がいるとのこと。この”つまらない”という意味は恐らくあまりにもアシストが自然すぎて優秀なためだろう。かつての初期モデルのPS1やPSA1のように、モーターのアシストがはっきりとわかるアシストは、加加速度(加速度の変化率。物体の動きが急に変わる事)が大きいので、モーターのアシスト力がわかりやすいため素人受けしやすいが、このようなアシストは現実の公道では乗りにくい。PSA2・PSF2のような自然なアシストこそが電動アシスト自転車のアシストの本流だろう。

新アシスト「ラーニングスマートモード」とは

今回のPSA2・PSF2のアシストでは、AIによるペダル特性の自動学習機能を搭載している。ライダーの走行中のペダリングデータを分析し、個々の乗り方に合わせて最適なアシストを提供する「ラーニングスマートモード」と呼ばれるモードだ。

今までのBESV PSA1・PSF1などに搭載されていたアシスト「スマートモード」は、多くの人が漕ぐ時に快適だと感じるトルク値を基準として、乗る人の脚力によって快適なアシスト力を変えていた。

今回のPSA2・PSF2に搭載されるラーニングスマートモードは、ペダルトルク、回転数、スピード、斜度などのデータをリアルタイムで収集・分析して、ライダーごとに漕ぐ時に快適だと感じるトルク値の基準を変更。さらに、走行中に収集したデータを解析して15分ごとにアシストの味付けを変えるという。今回のサイクルモードの試乗コースでは、ラーニングスマートモードの実力を詳しく知ることはできなかったが、かつてのPSA1で感じたモーター感を感じさせるアシストがまったくないのを見ると、高い実力があると感じた。

電装系を変えて見た目以外はフルモデルチェンジしたPSA2・PSF2だが、個人的にはフレーム設計がPSA2・PSF2と全く同じなのは少し残念な所。PSAシリーズのフレームは、モーターアシストが無い自転車としてのフレーム設計として見ると、走らないフレームになる。そのため時速22キロ以上で走行すると、モーターアシストの魔法が少なくなり”走らない自転車の顔”が見えるようになる。PSA2で時速22キロ以上の速度で走行した時、前のPSA1と比べてモーターアシストの魔法は、PSA1よりも多かったが、”走らない自転車の顔”がちらついて来る。時速24キロでアシストが切れる速度に達すると、”走らない自転車”に変身してしまうので、そこは勿体ないと感じた。

『PSA2』は258,000円(税込み、以下同)で4色展開、『PSF2』は税込318,000円(予価)で2色展開となり、いずれも382Whのバッテリーを搭載。バッテリーに負荷をかけない2Aスマートチャージャーの採用により、バッテリーの長寿命化も図られている。もし、PSA2・PSF2が登場するまえにPSA1・PSF1を購入していたら地団駄を踏んでいただろう。

次世代のe-Bike BESV JAPAN(ベスビー ジャパン)

YADEAからママチャリスタイルの特定小型原付「S-01T」、ハセガワモビリティが発売開始

ハセガワモビリティ株式会社(本社:東京)は、クラシカルかつ清潔感あふれるデザインを特徴とする特定小型原動機付自転車「S‑01T」を、5月12日(月)より全国のYADEA直営店舗やECサイト、家電量販店などで発売する。価格は220,000円(税込)で、通勤・通学から街乗りまで幅広いシーンでの利用を想定している。

新モデル「S‑01T」は、NTTドコモのシェアサイクル「ドコモ・バイクシェア」のベース車両にも採用されている実績を持つ。アルミニウム合金製フレームを用い、白を基調としたボディが清潔感を演出。350Wのブラシレスモーターを搭載し、最高速度20km/hで安定した巡航を実現するとともに、7時間の充電で約70kmの航続距離を確保。12度の登坂能力を備え、日常的な使用でもストレスなく走行できる設計だ。

主なスペック

  • バッテリー:48V・14Ah

  • モーター出力:定格350W

  • 最高速度:20km/h(車道モードのみ)

  • 航続距離:最大約70km

  • 防水性能:IPX5

  • ブレーキ:前後ドラム式

  • タイヤ:20インチ

  • 本体重量:約28.6kg

  • サイズ:1,550(長さ)×590(幅)×1,050(高さ)mm

  • 適正荷重:75kg

  • 認証:PSEおよび性能等確認試験済み

販売網と今後の展開
発売当初は表参道ショールームをはじめとするYADEA直営店舗、オンラインショップ、家電量販店での取り扱いを予定。詳細情報や追加の販売店情報は、同社公式ウェブサイト(https://yadea.jp/)で随時更新される。

懐かしのBMXスタイルに最新技術を融合 FUJI「MX-E」正式発表、予約開始

1980年代に米国を中心に一世を風靡したBMXカルチャー。その熱狂を彷彿とさせるデザインと、現代の都市生活に適応した電動アシスト機能を融合させた新型E-Bike「MX-E」が、自転車ブランド「FUJI」より正式に発表された。4月25日より予約受付が開始されており、発売は2025年7月後半を予定している。

MX-Eは、FUJIがかつて展開していた名車「MX-500」に強くインスパイアされた1台。往年のファンには懐かしく、初めてBMXに触れる若者には新鮮に映るそのデザインは、クロモリ製の細身フレームやループテール、ダイキャスト製のフロントフォークエンドなど、80年代を象徴するディテールが随所に散りばめられている。

一方で、単なる復刻にとどまらず、ANANDA社製のリアインホイールモータータイプの電動アシストユニットを採用し、3段階のアシストモードが選択可能。変速機構は内外装変速を省いたシングルスピード構造とし、メカトラブルを極力抑える設計になっている。

実用性の面でも抜かりはなく、最大積載27kgの専用リアキャリア(クラス27)は標準装備で、日常使いにも十分対応。一般的なリング錠の取り付けに対応した台座も備えており、防犯面での配慮もなされている。リアエンドは、キャリアと両立スタンドの併用が可能な特別設計。前方にはバスケット用のアイレットが用意され、通勤や買い物など多様なシーンに応える仕様だ。

さらに、バッテリー交換を容易にするため、シートポストにはワンタッチで折りたためるギミックを搭載。サドルは市販の標準レール規格に準拠しており、好みに応じたカスタマイズも楽しめる。また、センタースタンドも標準装備され、街乗りでの取り回しにも配慮された構造となっている。

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