デイリーアーカイブ Jun 15, 2025

MaaSアプリ「ことことなびサイクル」を活用したシェアサイクル実証実験を開始

大津市、日本ユニシス、きゅうべえは1月21日、MaaS(Mobility as a Service)アプリ「ことことなびサイクル」を活用した乗り捨て型レンタサイクル(通称:シェアサイクル)の実証実験を2月1日(月)から開始すると発表した。 「ことことなびサイクル」は、シェアサイクルが1日乗り放題となるデジタルチケットの発売に、観光案内や飲食店・観光施設などで利用できるクーポンなどを提供するサービス。今回の実証実験を通じて、withコロナを意識した屋外での移動による新しい観光モデルの造成や翌年度以降の本格運用に向けたビジネスモデルを検討する。 「ことことなびサイクル」を活用したシェアサイクル実証実験は、MaaSアプリ「ことことなびサイクル」にて、シェアサイクルが一日乗り放題のデジタルチケットを販売するほか、観光スポットや近隣店舗等の立ち寄りスポット、クーポン情報等を提供し、地域内移動の利便性向上、誘客・周遊の促進についての効果を検証する。主催は大津市、日本ユニシス株式会社、株式会社きゅうべえで、期間は、2021年2月1日(月)から3月31日(水)まで。 今回の実証実験のポイントは、シェアサイクルが1日乗り放題となるデジタルチケットの発売に加えて、観光スポット、近隣店舗等の立ち寄りスポット案内や、一日乗り放題デジタルチケット購入機能(クレジットカード決済)、クーポン配信(無料)を行う。公共交通の補完やラストワンマイルの解消、withコロナにおける新しい観光モデルの造成、翌年度以降の本格運用を目指す。配信期間は2021年2月1日(月)から3月31日(水)で、発売価格は500円。「kotobike」における24時間通常料金は1300円だが、MaaSアプリ「ことことなびサイクル」でのみ購入できる特別料金となる。 チケットの有効期限は利用開始日の23:59までで、利用の際は、購入時に「ことことなびサイクル」より発行されるクーポンコードを株式会社きゅうべえのスマートフォンアプリ「kotobike」において、入力して利用する必要がある。スマートフォンアプリはiOSとAndroidに対応している。 関連リンク ことことサイクルナビ

「chibito」から、自宅の自転車で試してから買える、レインカバー「おうちでお試しサービス」開始

育児グッズブランド「chibito」は1月14日、 自転車のチャイルドシート用レインカバーをご自宅の自転車で試してから購入できる「おうちでお試しサービス」を2021年1月15日より開始する。 お試しサンプルは、雨の中での使用や、子どもが靴を履いての使用もでき、子どもとカバーとの相性や、自宅自転車に設置した場合の使用感など、細かい点までチェック可能で、初めての方でも安心して購入できるようにした。以下リリースから。 【サービスの背景】 自転車のチャイルドシートに設置するレインカバーは、販売店で現物を手にとれてもネット通販で詳細を確認できても、防水性や走行した時の使用感、子どもの快適性などは実際に設置してみなければわかりません。「前に設置したときに小柄な母親の視界を遮らないか不安」「子どもの身長が高いから頭がつかえないか心配」「毎日のことだから使い勝手や防水性を確認したい」そんな声にお応えして、2020年7月よりモニターを実施。サンプルと商品を同時にお送りして試してから購入いただけるようにしたところ、初めてレインカバーを購入する方の安心・納得に結び付いたことから、このたびサービスとして提供することになりました。 【サービス詳細】 試着にかかわる費用は試着・返送料の1,000円のみ。購入に至ると500円をキャッシュバック 『通常の商品代金 +1,000円(試着・返送料)』の少ない負担でサンプルを試してから商品を決められるサービスです。サービスユーザーには商品とお試しサンプルが同時に届くので、まずはサンプルを試着。自宅の自転車で試してみて、気に入ったら商品を取得しサンプルを返送、気に入らない場合はサンプルと商品の両方を返送します。購入に至った方には試着・返送料のうち500円をキャッシュバックするので実質ワンコインでお試しいただけます。 自宅の自転車のチャイルドシートに設置し、雨の中を走行したり、靴のまま乗車もOK サンプルは雨の日に使用したり、お子さんが靴をはいて乗車したりといったことも問題ありません。防水性の確認、お子さんの体格にあっているか、機嫌を損ねないか、保護者の使い勝手はどうかなど、細かい点までチェックいただけます。 関連リンク チャイルドシートカバー おうちでお試しサービス

E-Bike用ABS製造会社「Blubrake」とは F1やモータースポーツ経験を持つトップレベルのエンジニアが開発するABS

Bianchiの近未来デザインを採用したE-Bike「E-Omnia」の一部モデルには、オプションでABSが用意されている。 ABSはAnti-lock Brake System(アンチロック・ブレーキシステム)の略。この機構は緊急ブレーキ時にタイヤが回転せずロックした場合、ブレーキを制動した状態でも自動的にブレーキの解除と作動を繰り返し、タイヤのグリップ力を回復させ、走行安定性を保ち、ハンドリングによる危険回避能力を確保する装備だ。自動車やオートバイでは、ABSは装備されるのが当たり前になりつつあるが、E-Bikeでも、ABSが登場しつつある。 E-Bike用ABSで有名なのはBosch(日本未発売)だが、E-Bike用ABSを専門に製造する会社が登場してきた。Blubrakeもその1つだ。 Blubrakeは、軽量電動車のブレーキとセンシングアプリケーションに特化した先進的なメカトロニクスシステムを開発・製造するリーディングカンパニー。 2015年に設立された同社は、E-Bikeとs-pedelecs(最高速度時速45キロ用のE-Bikeで免許が必要)初の統合型ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)と、市場に出回っている唯一のE-cargoバイク用ABSを開発した。 F1やモーターレースの経験を持つ30人以上のトップレベルのエンジニアで構成された専門チームが開発を行い、Blubrakeは、未来のより安全で持続可能なモビリティのために、最先端の自動車技術をe-bikeに適用することを目指している。 統計では、E-Bikeによる交通事故の58パーセントはブレーキ時に発生し、転倒事故の39パーセントは前輪のロックアップが原因となっている。 Blubrake ABSは、前輪のロックアップと後輪のリフトオフを回避し、フレームデザインを変えることなくバイクの安定性と操縦性を向上させ、E-Bikeの車体内部に完全に組み込むことができる。あらゆる種類のE-Bikeのニーズに応えるために、Blubrakeは3つの専用設計の製品を開発し、特許を取得した。 Blubrake E-Bike ABSは、シティタイプ、トレッキングタイプ、マウンテンタイプとあらゆる種類E-Bikeに適しており、洗練された人工知能アルゴリズムを採用することで、滑りやすい路面も含めて、あらゆる地形に対応すると謳っている。 E-Bikeよりもさらに高速で走行する、Speed Pedelecsは、より大きな制動力を発生させることができるため、Blubrakeはこれらのバイクの要件を満たすために特別に設計されたS-Pedelec ABSを開発した。E-cargoバイクは重い荷物を積んで高速で走行することを前提に設計されているため、その構成と機能を考えた場合、安全性が重要なテーマとなる。Blubrake E-cargo ABSはあらゆる種類のE-cargoバイクに適しており、前輪のロックアップやバイクの横滑りを回避し、積載物が満杯であろうと空であろうと正しく機能するとのこと。 構造は前輪のスピードセンサーが速度を計測し、その情報を電子ユニットに送信する。電子ユニットは、フレーム加速度センサーとフロントスピードセンサーで収集した測定値からE-bikeのダイナミクスを推定し、ハードブレーキ時に発生する可能性のある危険な状態を検出。このような状況では、アクチュエータが介入してフロントブレーキの油圧を連続的に制御し、よりスムーズなブレーキ操作とE-Bikeの安定性と操縦性の向上を保証する。 Blubrake E-Bike ABSは、Bianchi E-OMNIA以外にも、Cycleuropeグループの一部であるスウェーデンの大手企業「Bulls Bikes」や、Speed Pedelec市場のリーダーの「Stromer」などに使われている。 関連リンク Blubrake 関連記事 https://www.cyclorider.com/archives/43976 https://www.cyclorider.com/archives/26036