デイリーアーカイブ Jul 27, 2025
千葉・流山市で電動キックボードを活用した地域モビリティ実証開始 11月には全域展開へ
株式会社流山ツーリズムデザインは、千葉県流山市で「ナガレヤマ・モビーズ」プロジェクトとして地域独自パッケージの小型モビリティ実証実験を開始した。同実証では電動キックボードのシェアリングサービス「TOCKLE(トックル)」を使用し、観光周遊や地域住民の移動を支援する次世代モビリティネットワークの構築を目指す。千葉県で初の取り組みとなり、11月上旬には流山市内全域へのサービス展開を予定している。
流山市は、住宅エリアの「流山おおたかの森」、歴史・文化資源が集積する「流山本町」、自然豊かな「利根運河」という3つのエリアで構成されているが、エリア間の移動は電車やバスの乗り継ぎが必要で、観光消費の機会損失が課題となっていた。そこで今回の「ナガレヤマ・モビーズ」では、観光や日常移動を効率化するため、電動キックボードを皮切りに、将来的には自動運転バスや3・4輪の小型モビリティも導入し、交通空白地帯を補完する移動手段の充実を目指す。
導入される「TOCKLE」電動キックボードは、地域の観光プロジェクト「ナガレヤマイイカモ」にちなんだカモフラージュデザインを施し、観光客や地元住民に対して地域への愛着を醸成することを意図している。利用時には、専用アプリを通じた安全管理が徹底されており、GPS制御による「ジオフェンシング」機能で進入禁止エリアを設定することで、安全性が確保される。
電動キックボードは4時から22時まで利用可能で、基本料金50円(1分ごとに12円)または24時間500円で貸し出され、利用者はスマートフォンアプリで手軽にアクセス可能だ。流山市はこのモビリティネットワークの拡充により、観光の魅力向上と持続可能な地域交通の構築を目指している。
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LOG WAGON eがグッドデザイン賞受賞 街乗りからアウトドアまで使える多機能な電動アシスト自転車
株式会社あさひは、オリジナルブランド「LOG」の電動アシスト自転車「LOG WAGON e(ログワゴンe)」が2024年度グッドデザイン賞を受賞したと発表した。
LOGシリーズは「自転車で広がるアウトドアの世界」をコンセプトに、アウトドア向けの様々なモデルを展開している。同シリーズの「LOG ADVENTURE e」も昨年グッドデザイン賞を受賞しており、あさひのブランドが2年連続の受賞を果たした形だ。
LOG WAGON eは、街乗りとアウトドアの両方での使用を想定して設計されており、電動アシスト機能や雨天時でも制動力が落ちにくいディスクブレーキとローラーブレーキを装備。20インチのワイドタイヤと内装3段変速により、多様な路面に対応できるのも特徴だ。また、開閉式のリアキャリアを搭載し、使用しない時は折り畳んで省スペースで駐輪可能。スイッチパネルにはUSBポートも備わり、アウトドア中のスマートフォン充電が可能で、レイアウトは操作しやすい設計となっている。
特に注目されるのは、各部に設けられたネジ穴で、ユーザーが様々な拡張パーツを取り付けるカスタマイズが可能な点。また、フレーム前部に栓抜きが内蔵されるなど、遊び心も取り入れられており、審査員からは「機能性とスタイリングが巧みに融合され、ユーザーを楽しいアウトドアライフへと誘う秀逸なデザイン」との評価を受けた。
LOG WAGON eは、全国のサイクルベースあさひ各店とオンラインショップにて162,800円(税込)で販売中。カラーはカーキとグレーの2色展開で、バッテリーは1回の充電でエコモードなら約80kmの走行が可能だ。
LOG WAGONe(ログワゴンe)| 製品情報 | サイクルベースあさひ (cb-asahi.co.jp)
ダートフリーク初の電動原付バイク『GE-N3』がグッドデザイン賞受賞 オフロード性能とやさしいデザインが融合
オフロードバイクパーツメーカーとして知られるダートフリーク株式会社は、初の電動原付バイク「GE-N3(通称ゲンさん)」で2024年度グッドデザイン賞を受賞した。GE-N3は同社が手がける新しい電動オフロード原付バイクで、来年3月の発売を予定している。この「GE-N3」は、軽量でコンパクトな設計と、バイクの持つやさしいデザインが特徴だ。
GE-N3は一種原動機付自転車に区分されるため、原付一種以上の免許が必要となる。フレームはアルミ製で、無塗装とすることで金属の素材感を引き出し、シンプルかつ垂直水平基調のスタイリングを実現。車体重量は58kgと、同クラスのエンジンバイクの約60%の軽量化に成功し、小柄な方でも安心して利用できるシート高(790mm)に抑えている。また、バッテリーには72V・24Ahのリチウムバッテリーを搭載し、家庭用の100V電源で3〜4時間の充電で約60〜70kmの走行が可能だ。ライダーの体重や路面状況によっては最大100kmまで走行可能で、日常使いや週末の郊外でのライディングにも十分対応できる。
スロットルレスポンスは2つのモードから選べ、モード1では穏やかなレスポンスで初心者でも扱いやすく、モード2はオフロード走行に適した俊敏な反応を楽しめる。また、ハンドル位置やフットペグ配置、アンダーガードといったオフロード向けの装備も標準搭載され、サスペンションとブレーキもMTB規格に準じた高性能なパーツが採用されている。
ダートフリークは、GE-N3のデザインについて「穏やかで平和な見た目と、本格的なオフロード仕様の性能が融合したモビリティ」として、日常的なシティコミューターにもオフロードライディングにも適した一台としている。GE-N3は396,000円(税込)の価格で、2色展開(ブルーグレーとアンティークグリーン)となる予定。
DIRTFREAK