デイリーアーカイブ Jul 5, 2025
都市開発とフィットネスが融合、BEACHTOWNと京王電鉄が提供する新施設「RIVER PARK 聖蹟桜ヶ丘」
株式会社BEACHTOWNは、京王電鉄株式会社と提携し、新たなアウトドアフィットネス事業を始める計画を発表した。今回の事業は、ヨガやボルダリング、SUP(スタンドアップパドルボード)などを提供する会員制のフィットネス施設「RIVER PARK 聖蹟桜ヶ丘」を、2023年10月に聖蹟桜ヶ丘駅から徒歩5分の立地に新規オープンするものだ。
この新施設は、商業施設「サクテラスモール」内に位置し、近接する多摩川を利用したリバーSUPや、屋内のヨガスタジオ・ボルダリングといった多様なフィットネスプログラムが楽しめる。
京王電鉄は、住宅分譲や駅周辺の一体開発など、聖蹟桜ヶ丘エリアの都市開発に取り組んできた。新施設の近くでは、聖蹟桜ヶ丘北地区土地区画整理事業の一環として、新たなタワーマンションの建設が進行中で、隣接する多摩川河川敷では聖蹟桜ヶ丘かわまちづくり計画により、芝生広場の整備が進んでいる。この新施設は、これらの取り組みと連携し、エリアの新たな魅力を発信するとともに、地域の回遊性向上を目指す。
新たなフィットネス施設は、施設内のプログラムの他にも、屋外空間でのアウトドアアクティビティの提供・運営を計画しており、新設される芝生広場や多摩川を活用することで、聖蹟桜ヶ丘エリアの新たな過ごし方・楽しみ方を提案する。
「RIVER PARK 聖蹟桜ヶ丘」は、ヨガやボルダリングなどの施設内プログラムと、SUPやヨガなどのアウトドアプログラムを提供する。さらに、会員用のコワーキングスペースや、多摩川を利用するランナーやサイクリスト向けのロッカー&シャワーも設ける予定だ。
具体的な開業日や詳細なサービス内容などは、今後発表される予定だ。
関連リンク
アウトドアフィットネス、ヨガスタジオ、ボルダリングジムのプロデュースBEACHTOWN
コーダブルーム、820gのフレーム重量を達成したロードバイクフレーム STRAUSS PRO RACE2登場
埼玉県越谷市に本社を置く自転車メーカー、ホダカ株式会社のスポーツバイクブランド「KhodaaBloom (コーダーブルーム)」は、新フラッグシップモデル「STRAUSS PRO RACE2(ストラウス プロ レース 2)」を発表し、2023年7月7日から販売を開始した。
新たに発表されたSTRAUSS PRO RACE2は、特に「峠」や「山」を重視したレーシングバイクとして開発され、軽量性を追求している。前フラッグシップモデル「STRAUSS PRO DISC」で追求された「高次元のバランス」を継承しながらも、フレーム重量を250g削減し、KhodaaBloom のディスクブレーキモデル史上最軽量となるフレーム重量 820gを実現した。
STRAUSS PRO RACE2は、剛性と快適性を両立したのを売りにしており、ニュートラルな乗り心地を実現し、力強いペダリングが可能であり、ライダーの入力に素早く反応すると共に、レースやヒルクライムの終盤でも快適性を保つとのこと。
この新モデルは、空力を追求したコクピット周辺のデザインや、所有欲を満たすパール塗装とホログラムロゴ、UCI認証デカールを備える。また、左右非対称のボトムブラケットとチェーンステーを採用しており、ライダーの力を効率よく受け止め、推進力に変えることを可能にしている。また、成型に必要な樹脂が少量で済むEPS製法を採用し、「軽量かつ高剛性」を実現している。
フレームサイズは日本人の体型を考慮し、4種類のサイズを展開。また、全国のディーラーでフレームセットの販売を行い、KhodaaBloom直営店では主要パーツを一体化したキット形式での販売も実施する。
STRAUSS PRO RACE2フレームセットの希望小売価格は385,000円(税込)。サイズは450(155~165cm)/ 470(160~170cm) / 490(165~175cm) / 520(170~180cm)の4種類を揃えている。
さらに、KhodaaBloom直営店限定で「STRAUSS PRO RACE2 BikeKit」も販売される。これはフレームセットに加えて主要部品を含んだキットで、購入者が部品選定を気にすることなく、スピーディに組み立てて短納期で完成車を手に入れることが可能となる。価格は、R9200 With R9270 C50ホイールが990,000円、R8100 with R8170 C50ホイールが770,000円など、組み合わせにより異なる。
関連リンク
コーダーブルーム (khodaa-bloom.com)
話題の後付電動アシスト自転車「SmaChari」搭載車に試乗! 特徴などを解説
ホンダが2023年3月に発表した既製の自転車を電動化・コネクテッド化するシステム「Smachari」。今回、「SmaChari」を搭載した電動アシスト自転車「KhodaaBloom RAIL ACTIVE-e」に試乗することができた。
「SmaChari」は、高校生の通学課題の解決と、移動の喜びを提供することを目指し、Hondaの新事業創出プログラム「IGNITION」より考案され、構想から4年をかけて開発された。
RAIL ACTIVE-eは、KhodaaBloomのクロスバイク「RAIL ACTIVE」を基にした電動アシスト自転車。車体はRAIL700と同じで、耐久性と極限までの薄さを備えたトリプルパテッド加工の超軽量アルミフレームを採用している。これにより、車体重量は電動アシストシステムを搭載しながらも15キロと、20万円台のEバイクでは軽量となっている。スポーツサイクル専門店「ワイズロード」が販売を予定しており、2023年10月に発売する予定だ。
Smachariのモーターは既存品だが、それぞれ4段階で出力とレスポンスを調整することができるのに加えて、乗り手のペダリング状況や走行状況に応じて自然なアシスト感が得られるようAiモードを搭載するなど、Honda独自の機能を搭載やチューニングを行っている。
今回の試乗コースは、晴海大橋を渡る短いコースを往復するが、緩やかな上り坂が特徴。試乗コースは短かったため、バッテリーの消費などはわからなかった。
アシストの音に関しては、ほぼ無音。恐らく元のモーター自体が街乗り向けのモーターなので、ギアの素材がプラスチック系を採用しているのもあるだろう。電動アシスト自転車のモーターの歯車にプラスチック系素材を使うのは、コストや静音化を実現するためで、街乗り向けのモーターなら特に問題はない。
今回試乗したコースは上り坂がメインとなっている。アシストは4段階で出力とレスポンスを調整することが可能だが、今回は出力、レスポンス両方共に最大で試乗した。
アシストの感覚としては、Smachariモーターのチューニングは、高回転でパワーが出る本格的Eバイク用モーターと、低回転で強力なトルクが出る国産電動アシスト自転車用モーターの中間から、ややEバイク寄りといった感じだ。
ボッシュ アクティブラインプラス、シマノ STEPS E5080、ヤマハ PW-TE・PW-SEなど、本格的なEバイク用モーターと比較すると、坂道で普通に漕いでいる状態でさらに高回転、高トルクで漕ぐと、アシストが少し物足りなく感じる。これはパワーが無いというよりは、意図的に制御したという感覚に近い。逆に、坂道で普通に漕いでいたほうが、いい塩梅にアシスト力が出る特性で、坂道ではそのように走行したほうが楽しいと感じた。元々、Smachariモーターのコンセプトが本格的なサイクリングを楽しむのよりは、自転車通学など街乗り向けで初心者を重視しているのもあるだろう。
逆に国産電動アシスト自転車用モーターと比較すると、SmachariモーターのほうがEバイク特有のスポーティなアシスト感が出ている。国産電動アシスト自転車用モーターは発進時のトルクが強大で楽に走行するのは良いが、Eバイクのように高回転でスポーティに漕ぐのは不向き。国産電動アシスト自転車用モーターを搭載したスポーツ風電動アシスト自転車とSmachariモーターなら、SmachariモーターのほうがEバイク感を感じる。
平地のアシスト感に関しては、長時間走行したわけではないため不明だが、RAIL ACTIVE-eの車体重量が15キロと軽く、モーターのチューニングも良くできているのか、20万円台のEバイクなら、平地のアシスト感は一番伸びると感じた。
Smachariの特徴とも言えるコネクテッド機能は、ホンダ車のカーナビゲーションシステムなどから収集した交通データを参考に、自動車の急ブレーキが多い場所に近づくとアラート音が鳴る機能や、走行データ管理や位置情報の共有などを搭載している。20万円台の電動アシスト自転車やEバイクで、このようなコネクテッド機能が搭載されているのはSmachariモーターぐらいだろう。
RAIL ACTIVE-eは後付モーターを使用した量産Eバイクという珍しい車種だ。後付けモーターは通常のEバイク専用モーターと比較すると限界があるが、RAIL ACTIVE-eは、モーターやバッテリーは、信頼と実績があるものをベースとして使うだけでなく、街乗りやポタリングを中心とした構成やスマートフォンを使用したコネクテッド機能を見ると、上手く勘所を抑えているだろう。
RAIL ACTIVE-eは予定価格220,000円(税込)で、発売日は2023年10月下旬を予定。受注開始は2023年7月21日で、全国のワイズロード24店舗で試乗も開始される。
関連リンク
SmaChari : スマチャリ | Honda公式サイト