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特定小型原付「wonkey」に新色マットホワイトが登場 ――大容量バッテリー選択も可能に、用途拡大を目指す新展開

TVアニメ「ゆるキャン△」とDAHONコラボの限定折りたたみ自転車の受注開始 各務原なでしこモデルと志摩リンモデルの2種類を用意

P&P COMPONENTSからKhodaaBloom、NESTOのクロスバイク用純正フェンダー「アジャスタブルステーフェンダーセット」発売

自転車を組立・解体できるスペース「サイクルピット」を四国内の主要駅に整備 輪行袋の貸し出しも実施

FUJIのE-Bikeを24時間試乗できる「BOOST U 1 day EXPERIENCE PROGRAM」全国各地で実施

スペシャライズドのE-Bikeが体験できる「Turbo Experience Station Odawara」スタート 初心者が楽しめるプランも用意

NESTOから電池不要のハブダイナモ付き通勤通学クロスバイク「VACANZE 2 FLASH」発売

BESVが新型E-Bikeを発表 グラベルロードタイプ「JG1」シティタイプ「CF1 Lino」が登場

3つの乗り方で遊びが幼児用自転車「Kiccle(キックル)」が「Kiccleチーム(アンバサダー)」募集開始

コロナ禍により通勤、通学でのシェアサイクルの利用が増加 シナネンモビリティPLUSがシェアサイクルサービスの利用実態調査を実施

自転車やアウトドアでも使える「電動空気入れポンプ(RLC-AP2200)」が登場

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話題のeバイクメーカー「MOVE」 変速できない問題が深刻な理由を解説

自転車に簡単装着できるスマートタグ登場 大東建託とMAMORIOの共同開発「MAMORIO Cycle Tracker Pad」が発売開始

】スペシャライズドが「Turbo Levo SL Comp Alloy」アルミモデルをアウトレット価格で提供、全国8か所で試乗会ツアー「Trail Days」を開催へ

トレイル整備でアウトドア文化に新たな地平 株式会社エイアンドエフ、新事業で地方創生にも貢献へ

話題のeバイクメーカー「MOVE」 変速できない問題が深刻な理由を解説

最近、SNSで話題になっているEバイクブランドといえば「MOVE」だろう。日本発のEバイクブランドを売りにしているMOVEは、主にファットタイヤのeバイクや折りたたみタイプのEバイク、AspadzのオートバイスタイルのEバイク「CAVAT」の販売を行っていることで知られている。 登場初期に展開していたのはMOVE株式会社だったが、2025年現在は株式会社WinCが展開。MOVE株式会社は株式会社WinCに吸収合併されている。 コレすごくない? 新車の電チャリで「ギアが下がらない」ってトラブル。 そらチェーンがタイヤに当たるから入らないわ。 販売元に問い合わせたら「ウチも困ってるんだけどお金払うから対策できない?」 じゃねーわ。 そもそもマトモなもん作れ pic.twitter.com/77McCIE1Nu — 塩鯖苺タルト (@ezweb_docomo02) June 21, 2025 SNSでは折りたたみタイプのeバイク「MOVE XS」で、一番軽いギアに変速できないという問題が注目されている。変速できない問題というのは様々あるが、MOVE XSの場合は一番軽いギアに入れようとしてもチェーンがタイヤに接触してしまう状況だ。この問題を解決するには、スプロケットにスペーサーを入れて位置をずらす、BBトルクセンサーの軸長を変える、リアハブモーターなどの部品選択を変更してチェーンを当たらないようにするしかないだろう。 https://youtu.be/G799DG7T9Gw MOVEはお洒落なEバイクとして販売しているが、電動アシスト自転車業界を知る人なら、あの手の車体は中国の卸売サイトで沢山販売されている物を黒くしてお洒落なロゴを入れて、値段だけを高くして高級そうに見せているというシロモノ扱い。物を知っている人なら、同じ金を出すのなら、もっとクオリティが高い大手自転車ブランドのEバイクを買うのが普通だ。 また、気になるのが型式認定。MOVEはファットタイヤの折りたたみEバイクであるMOVE XSと、折りたたみEバイクのMOVE Sで型式認定を取得しているが、今回問題になっているMOVE XSは型式認定を取得している。 電動アシスト自転車の型式認定はアシスト比率だけを測っていると思われているが、電動アシスト自転車の型式認定はアシスト比率測定だけでなく、車体自体も検査している。実際、企業によってはアシスト比率は問題無かったが、審査中に別の部品に気になる所があるので認定しなかったという事例がある。 MOVE XSは型式認定を取得しているとのことだが、変速機が1段使えない状態で型式認定が取れたのかという疑問が残る。変速機が1段使えないそのままの車両で型式認定を取得していたのであれば、型式認定は設計不良の電動アシスト自転車でも通ることができるので、型式認定の威光は消える。逆に型式認定審査時に変速機が正常に動いているのであれば、検査を受けた車両は実際の市販車とは違うということなので、それも問題だろう。 MOVEはシリーズ全車種で型式認定の取得を目指し、卸店舗への展開を加速するとプレスリリースで書いてあったが、変速機が1段使えない設計不良の車両をそのまま販売するということは見る目が無いということ。小売店からすれば、このような設計不良のEバイクを製造する企業の商品を販売したいとは思わないだろう。