年間アーカイブ 2017

自転車用冬物ウェアは、ブロックテック等の一般用防風ウェアと何が違うのか考えてみた

自分は自転車用ウェアを殆ど所有していないが、冬用ウェアだけは自転車用ウェアを持っている。自分が所有している自転車用冬用ウェアはパールイズミのウインドブレークジャケットとウインドブレークタイツ(Saitoimportウインドブレークジャケットは譲渡)があり、両方共高価だが納得できるレベルの作りで愛用している。 https://www.cyclorider.com/archives/16942 パールイズミなどのブランド品は高価なのが欠点だが、今は安価な自転車用冬用ウェアも存在する。SaitoimportやWellcls等の低価格の冬用自転車ウェアが売られているため、 Wellcls 冬用サイクルジャケット 防風 ウインドブレーク 裏起毛 フリース サイクルウェア 自転車 サイクリング posted with カエレバ Wellcls(ウェルクルズ) Amazonで調べる 楽天市場で調べる Yahooショッピングで調べる ただ、サイクルウェアはいくら地味でもスポーツ用品で街中で使うには違和感があると思う人が多いと思う。最近ではユニクロのブロックテック等、防風性の高い極薄の特殊フィルムを布地と布地に挟み込み、防風・透湿素材を実現したのを売りにした日常向けの一般用防風ウェアが存在する。このような日常用防風ウェアを自転車に使う時、問題になるのはどういった部分なのか考えてみた。 風の侵入の問題 自転車で走行するとき体に風が当たるが、風が体に当たると体温が下がってしまう。そのため、通常のサイクリングウェアは袖や首部分はできるだけ風が入らないようにした設計を採用している。一方、日常用防風ウェアはデザインを優先させるためか、袖部分が空いている物が多く、袖を絞るタイプでも、簡易的な物が多い。 ウインドブレークジャケットなどの自転車用暴風ウェアは、自転車専用品のため前傾姿勢になっても背中や手首が出ない構造になっているが、日常用防風ウェアは自転車専用設計ではないため前傾姿勢になった場合、手首や背中が出る可能性がある。 背中の作りの違い 自転車用ウインドブレークジャケットには、背中の一部部分に背中のムレ防止のために通気性を高めている部分を採用している。これはパールイズミのウインドブレークジャケットは0度対応のプレミアムモデルでも採用している。 (パールイズミ)PEARL IZUMI 1500BL サイクルジャケット プレミアム ウィンドブレークジャケット 1500BL 1 ホワイト M posted with カエレバ PEARL IZUMI 2017-09-25 Amazonで調べる 楽天市場で調べる Yahooショッピングで調べる 一方、ブロックテック等の日常用防風ウェアを多く見ると、背中にムレを抑えるために通気性がある素材を採用した物は、自分がざっと見た限りではなく、背中も防風素材を採用しているものが殆どだ。背中も防風素材を採用していると汗をかいたときの汗冷えが悪化するのでは無いかと思う。 素材の違い サイクリングウェアで有名なパールイズミが採用しているウインドブレーク素材は、ポリエステル95%、ポリウレタン5%。透湿性能(10,000g/㎡/hrs)、耐水性能(10,000mm/H2O)を売りにしている。一方、ユニクロは公式サイトでの公式のスペックは特に書いてない。パールイズミは物を選んで買うハイエンド層向けのためか素材のスペックを書いているが、ユニクロ等の低価格日常用防風ウェアは、高負荷の使い方をしないためイメージと手頃な価格を重視したのか、素材のスペックは書いてない。 また、ユニクロのブロックテック素材を採用したウェアのページを見ると気になる文面が書いてある。 この商品には樹脂を使用しています。 ・樹脂加工品は、時間の経過と共に、空気中の湿気や紫外線、熱や汚れなどにより、約3年で劣化(剥離・べたつき)します。 ・空気中の水分により劣化しますので、新品のまま収納していても劣化を抑える事は出来ません。 樹脂加工されているため、約3年で劣化すると明確に書いてある。少なくとも言えるのは、パールイズミのウインドブレークジャケットにはそのような注意事項は書いていない。 ブロックテック等の日常用防風ウェアは街乗り用で使うのがベストか ブロックテック等の防風ウェアをサイクルウェアと比較すると、日常用防風ウェアはあくまでも日常用の街乗りで使うのがベストだろう。これは、設計の時点から自転車で長距離を走るのには適していないという理由があるからだ。

ウッドデッキの洒落たサイクルトレーラー DOPPELGANGERウッディサイクルトレーラー

自転車よりも、自転車関連用品に力を入れている最近のドッペルギャンガーの自転車部門。他の会社よりも多少安く、少し変わったデザインを採用していて興味を引く自転車用品を販売している。 日本では馴染みがないサイクルトレーラーもドッペルギャンガーは4種類も販売している。通常の2輪タイプのサイクルトレーラーから、一輪タイプやバーレートラヴォイ風のモデルまで様々なサイクルトレーラーがある。 サイクルトレーラーの中でも異色なのがウッディサイクルトレーラーだろう。ウッディサイクルトレーラーはウッドデッキのみのシンプルなデザインが特徴で、通常のサイクルトレーラーよりも洒落たデザインを採用している。物を載せるときは紐が必要だ。 耐荷重は20kgとのこと。参考に子供載せ搭載可能のママチャリのリアキャリアの殆どの耐荷重は25~27kgは積めるため、通常のママチャリとくらべてたくさん積めるというわけではないようだ。 このサイクルトレーラーの一番の特徴は、ウッドデッキを採用しお洒落なデザインとなっていることだろう。実用性は他のサイクルトレーラーよりも低いが、ファッションで買ってみようと思う人もいると思うデザインだ。公式サイトを見るとクリスマスツリーや看板を載せた写真を見ることができ、従来のサイクルトレーラーよりも幅広い使い方ができそうだ。 http://www.doppelganger.jp/option/dcr405/ DOPPELGANGER(ドッペルギャンガー) ウッディサイクルトレーラー 20インチホイール採用自転車トレーラー 工具不要 簡単脱着 DCR405-NA posted with カエレバ DOPPELGANGER(ドッペルギャンガー) Amazonで調べる 楽天市場で調べる Yahooショッピングで調べる

SURLYからフロントラック装着を前提とした自転車「PACK RAT」が登場

アメリカの自転車ブランドには非競技用自転車ブランドが多くある。その中でもSURLYは道具性を重視したカラーや機能を搭載し、全車クロモリフレームを採用したブランドだ。 今回SURLYから新しく登場したPACK RATの一番の特徴は、フロントラックを装着するのを前提としたスポーツサイクルということだ。通常のスポーツサイクルではフロントキャリアを装着するのを想定した自転車は無いモデルや、数キロ程度の小さい荷物を積むのを前提としたモデルがほとんどだ。 フロントキャリアに大容量の荷物を積む場合の解決方法の1つに、フレームにフロントキャリアを装着し、前輪の操舵の影響を受けないようにする方法がある。パシュレーのDELI BIKEが良い例だろう。 http://diatechproducts.com/pashley/delibike.html PACK RATは通常の自転車と同じくフロントフォークにキャリアを装着する方法となっている。フロントフォークの左右合わせて4つあるダボ穴にフロントキャリアを装着する方法のようだ。SURLYのクロスチェックに似たデザインだが、フレームサイズ38~50㎝までは26インチ(タイヤ幅2インチ)、52~58cmまでは650Bホイール(タイヤ幅48ミリ)サイズを採用しており、クロスチェックと同じ自転車ではないようだ。 フロントキャリアは24-PACK RACKが装着可能で完成車には標準装備されるとのこと。フロントキャリアの積載可能重量はなんと13.6kg。一般的なシティサイクルの前かごの積載重量は3~4kg程度なので、PACK RATはシティサイクルの前かごの2倍以上の荷物を積んでも大丈夫のようだ。 フロントキャリアの良さは荷物が見える安心感があり、PACK RATはフロントキャリアの良さを最大限活かした自転車とも言えるだろう。気になるのが限界まで荷物を積んだ時のハンドリングとダブルレッグセンタースタンドの装着の可否。特にダブルレッグセンタースタンドは思い荷物を積んだ時も車体が倒れないため、このような自転車に装着ができるかは非常に重要だ。 http://ride2rock.jp/blog/102106/