年間アーカイブ 2017

自転車乗り放題サービス「スニークルロングタイムシェア」はお得か考える

近年のソフトやネットサービスでは定額制で使い放題を売りにしたり、利用権を借りて利用した期間に応じて料金を払うサービスが多い。これは、一般的にサブスクリプション方式と呼ばれる方法で、イニシャルコストが不要になる利点がある一方、そのサービスを長期間使用する場合、料金をずっと払わないといけないという欠点がある。サブスクリプション方式ビジネスモデルで成功した事例といえば、Adobe Creative CloudやAmazon プライムビデオ・プライムミュージックが挙げられる。 サブスクリプション方式ビジネスモデルはネットやソフト関連のサービスだけでなく、自転車業界でもこのビジネスモデルを採用したサービスがある。スニークルロングタイムシェアは、月額3,480~5,980円でスポーツサイクルが乗り放題になるサービスで、サービス1台目の自転車は180日、2台目からは90日間乗車することで乗り換えを行うことができるサービスだ。 http://www.sneecle.me/ 似たようなサービスを挙げるとすれば、自動車の乗り放題サービス「NOREL」を思い出す人もいると思う。スニークルロングタイムシェアはNORELの自転車版だと思っていいだろう。 https://norel.jp 月額3,480~5,980円で自転車乗り放題サービス「スニークルロングタイムシェア」はお得なのだろうか?今回はスニークルロングタイムシェアがお得なのか考えてみた。 スニークルロングタイムシェアで借りることができる自転車はどういう物なのか スニークルロングタイムシェアで借りることができる自転車は、2017年11月22日現時点では、ロードバイク、ピストバイク、折りたたみ自転車、マウンテンバイクと様々なスポーツサイクルがレンタルできるようだ。 ここで気になるのがマウンテンバイク。借りることができるマウンテンバイクは下り坂を高速で走るモデルやジャンプ系のモデルがある。レンタル用の自転車でマウンテンバイクコースやダートジャンプコースを走るには高い確率で壊れる可能性があるため、このような自転車を借りても、しかるべき場所で走れるのは難しい。 また、スニークルロングタイムシェアで採用されている自転車のは中古車。納車までに清掃、整備を行い、使用できる状態で渡すとのことだ。 スニークルロングタイムシェアの契約条件 スニークルロングタイムシェアの契約条件は2017年11月22日現在では、以下の通り。 18歳以上。 敷地内に屋根付の駐車場又は室内での保管が可能な方。 顔写真入り身分証明書がある方。(写真がない場合は2つ以上の書類が必要(住民票と保険証、等)) 日本人の方、もしくはビザが2年以上、永住権のある方のみ。 また、賠償責任保険は交通事故時の賠償責任保険がユーザーが独自で加入する必要がある。 解約金はいくらかかるか? スニークルロングタイムシェアの契約期間は2年間(更新は自動更新)。また途中解約の場合は違約金が発生する。解約(更新せず)の連絡は1か月前から可能、原則解約日(契約満了日)当日に自転車を返却することができるとのこと。 http://www.sneecle.me/faq/ スニークルロングタイムシェアは途中解約の場合、違約金として30,000円がかかる問題がある。 スニークルロングタイムシェアは、あくまで乗ることができるだけで所有できない。自転車を趣味にすると自転車は体の一部になるため、スニークルロングタイムシェアを使う場合、所詮試し乗り程度しか扱うことしかできないが、2年間も契約するのは長すぎる。違約金を5,000円~10,000円と安くするか、6ヶ月程度の自動更新がいいところだろう。 スニークルロングタイムシェアは本当にお得か? スニークルロングタイムシェアで欠点となるのが、乗ることしかできないことと違約金が高いことだろう。特に違約金は高く、違約金を我慢して使うにしても3980円の自転車を使うと二年で10万円近く。5980円の自転車だと15万円近くかかる。違約金を5,000円~10,000円と安くするか、6ヶ月程度の自動更新にすれば面白いと思うが、違約金が高すぎるので躊躇してしまうのが本音だ。  

ルノーウルトラライト7の後輪スポークが折れて車輪交換に

14インチ折りたたみ自転車「ルノーウルトラライト7」を購入する時、気になったのが後輪スポーク。フリー側のスポークがクロスしているのに対して、反フリー側のスポークがクロスしていないため、折れる可能性があると危惧していたが、その危惧は当たり購入して3ヶ月で折れた。 ウルトラライト7のスポーク折れは、Amazonのレビューやブログで多く見つかり、平均体重の人ですら1ヶ月未満で折れるほどで、体が大きい自分が乗って3ヶ月で折れたのは比較的マトモな事例のようだ。 http://inudaisho.hatenablog.com/entry/2017/09/17/092423 ネットで検索した所、メーカー側が対策品として左右両方ともクロス組の後輪に交換している事例があるらしい。また、サイクルモード2017のウルトラライト7を見ると、左右両方ともクロス組となっている後輪が装着されたモデルもあったので、今後のモデルは左右両方ともスポークがクロスされたウルトラライト7が売られると思う。 自分は楽天のメーカー直営の通販サイトで購入したため、メールでこの件について訪ねたら対策品仕様の後輪を無償で送ってもらうこととなった。 対策品に交換することでスポークが折れにくくなると思うが、14インチという超小径ホイールは通常の車輪と比較してスポークが折れやすいのは間違いない。今後は交換用スポークを入手したり、太いタイヤに交換して振動を抑えてスポークの負荷を抑えるようなカスタムを行う予定だ。

サイクルベースあさひ体制初のルイガノ2018年モデルで気になった部分をまとめてみた

輸入代理店がサイクルベースあさひに変更することで注目されたルイガノだが、2018年モデルが公開されたようだ。 http://www.louisgarneausports.com/ ルイガノブランドは、カジュアル層向けのスポーツサイクルや電動アシスト自転車を中心にラインナップしていて、レーシングモデルはガノーブランドに住み分けを行うと思われる。今回はルイガノ公式サイトを見て気になった点を取り上げてみた。 ルイガノブランドのロードバイクは完全消滅 ルイガノ公式サイトを見た限りでは、かつて存在したドロップハンドルのロードバイクは完全に消滅しているようだ。フラットハンドルロードバイクは存在するが、トップチューブが長くドロップハンドル装着を想定していない。ロードバイクブームで街乗りでロードバイクを買う層もある現代で、あえてロードバイクを消滅されたのは興味深い。 ローマ字1文字と数字だけの車名はわかりにくい かつてのルイガノは、TRシリーズやCASPARシリーズ、FIVEやSIX、MVシリーズといった名前があり、これらの名称が長く続いていたがサイクルベースあさひ体制になってから、ローマ字1文字と数字の組み合わせという名前になった。自動車で言うのならBMWや海外のマツダなどの名称に似ているが、予想以上にわかりにくい。特にわかりにくいのがXシリーズで、27.5インチのX7.0と20インチミニベロのX8.0とX8.1があり、Xとは何なのか疑問に思ってしまう。 http://www.louisgarneausports.com/lgs-x7.0.html http://www.louisgarneausports.com/lgs-x8.1.html 既に定着している名前をあえて変えない事例を挙げるとEscape R3がある。Escape R3はEscape Rシリーズの最廉価版だったが、Escape R3が良く売れたため、Escape RXシリーズに移行してもEscape R3の名前が残っている。本来ならEscape R3しかないためEscape Rだけで良いはずだが、Escape R3が定着しているためR3の名前を残したのだと思う。 https://www.giant.co.jp/giant18/bike_select.php?c_code=CA01&f_code=FD03&s_code=SR11