コロナ禍で自転車部品が品薄状態に シマノの牙城は崩れるか

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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で注目された自転車。この流れは、日本だけでなく世界中でも発生している状況となっている。

そんな中、新型コロナウイルスの影響により、工場の一時停止や、コロナ禍での自転車ブームにより自転車部品の入手困難な状況が発生し、自転車パーツの入手が難しくなってきている。一部ブランドのロードバイク用ディスクブレーキパッドが入手困難になるなど、補修部品の入手すら厳しい状況が出ている。

そんな状況の中、一部の会社ではシマノ製部品の入手が難しくなり、自転車の製造ができないという問題が発生し、シマノ製部品の採用を取りやめる動きもあるようだ。実際、とある会社がシマノ製部品が調達できないため中国の某ブランドの部品に関して筆者に相談したり、ネット通販では低価格自転車に使われる変速機「シマノ・ターニー」のデッドコピーと思わしき品が登場している。

シマノ製の変速機やスプロケットなどの部品の入手が難しくなっているため、シマノ以外の中国ブランド、台湾ブランドの変速機などの自転車部品を搭載した自転車が登場し、脱シマノが加速する可能性はあるのだろうか。

この件に関しては、他社から話を伺ったところ、どうも簡単に脱シマノという風にはならないようだ。その会社は、シマノ製部品の入荷遅れに関しては、シマノから中国、台湾製部品に切り替えるわけではなく、入荷を待つという方針をとっているようだ。その理由を尋ねたところ、シマノ製変速機や変速レバーは低価格帯の品でも精度のばらつきが少ないため、過度な調整を行わず安心して使用できる事と、一部の中国、台湾製部品の価格も値上がり、シマノ製との価格差が埋まりつつあるため、シマノの部品供給を待っていると語っていた。

自転車だけに限らず、何かしらのブームにより供給不足が発生した結果、業界のシェアが変わるという流れはよくある事だ。今回の新型コロナウイルス感染症でシマノ製部品の供給が不足して、台湾、中国製ブランドが入る可能性があるが、シマノの牙城は崩れないだろう。

文:松本健多朗

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