折りたたみ自転車「iruka」がJIDAデザインミュージアムセレクションVol.22に選定 自転車では8年ぶりの選定

イルカは1月25日、同社が開発・販売する、折りたたみ自転車「iruka」が、公益社団法人日本インダストリアルデザイナー協会(以下「JIDA」)が主催する「JIDAデザインミュージアムセレクション vol.22」に選定されたと発表した。

irukaはシーンに合わせて4つの形態に姿を変える「モバイル変身自転車」。スポーツ自転車と同等の優れた走行性能を備えながら、一般的な折りたたみ自転車より30%小さく折りたたむことができ、かつ転がして容易に運べるのを特徴としている。

JIDAデザインミュージアムセレクションは、国内唯一のインダストリアルデザイナーの全国組織であるJIDAが、インダストリアルデザインの普及と啓発を目ざして時代をリードする優れた製品を選定し、広くその成果を発表・展示・収蔵するミュージアム活動。

22回目を迎える今年度は、本田技術研究所の「Honda e」、ソニーホームエンタテインメント&サウンドプロダクツ/ソニーの「グラスサウンドスピーカー LSPX-S2」、スノーピークの「HOME & CAMPバーナー GS-600」など56点が選定された。

自転車の選定は今回irukaが唯一で、2018年のBESV PSA1とYAMAHA YPJ-C(いずれも電動アシスト自転車)以来2年ぶり、電動アシストではない自転車としては8年ぶりとなる。

JIDAデザインミュージアムセレクション Vol.22東京展は、2021年5月6日から12日には、六本木AXISギャラリーにて選定製品を展示され、irukaも展示される予定。

審査委員解説コメント

「シーンに合わせて4つの姿にワンタッチですばやく姿を変えることで、様々な場所に連れてまわれる道具となっている。走る時は小回りのきく18インチホイールが快適な走りを実現し、後輪をたたむとどこでも自立する。歩く時には前輪と後輪が同軸上に平行にたたまれた姿で、キャリーカートのように転がせる。たたみ込むと新幹線の座席にさえ持ち込めるサイズになる、まさに手放せない相棒になる自転車である」(審査委員/藤本英子氏)

イルカ創業者/代表取締役 小林正樹のコメント

「irukaが、名だたる有名大企業の製品が並ぶ中で、また、電動アシストではない自転車としては8年ぶりにJIDAデザインミュージアムセレクションに選定されたことは大変光栄ではありますが、実はそれほど驚いてはいません。irukaのデザインは、フリッパー(irukaオーナーの総称)のみなさんから「美しすぎる折りたたみ自転車」「自転車のMac」といった愛称をいただくなど、国内外で高く評価されていたからです。特に海外のフリッパーは、Apple MacBookなどと同じく酸化皮膜処理が施されたミニマルで優美なirukaフレームから日本刀を想起するなど、irukaに日本的なデザインマナーを感じるようで、興味深く感じています」

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