デイリーアーカイブ Sep 19, 2025
Amazon、新型リヤカー付き電動アシスト自転車を日本市場に投入 過密地域での配送効率化と温室効果ガス削減を目指す
Amazonは、過密地域での配送負担を軽減し、温室効果ガスの排出削減に貢献する新型リヤカー付き電動アシスト自転車を、日本市場に投入すると発表した。
米国テネシー州ナッシュビルで開催された「Delivering The Future」イベントで発表されたこの新モデルは、日本市場向けに独自開発されたもので、安全性と効率性を向上させ、狭い路地など自動車でのアクセスが難しい地域での配達業務をサポートする狙いがある。
昨年より運用を開始したリヤカー付き電動アシスト自転車は、運転免許証を保有していなくても使用可能なうえ、車両通行が難しい地域でも配送の効率化を実現。さらに自動車配送に比べ温室効果ガスの排出が少なく、持続可能な配送方法として注目されている。今回の新モデルは、Amazonのデリバリーサービスパートナー(DSP)からのフィードバックをもとに、利便性や安全性を大幅に改良した。
新型モデルにはより強力なモーターが搭載され、DSPが少ない力でスムーズに加速でき、坂道での走行もより楽に行えるよう設計されている。また、バッテリー性能も向上し、1回の充電での走行距離が従来モデルに比べ約30%向上した。これにより、長時間の連続運用も可能になり、再充電の頻度を抑えられる。安全面でも耐荷重性が強化され、悪天候時でも安定したブレーキ性能を提供するための改良が施されている。
アマゾンジャパンのアマゾンロジスティクス代表、アヴァニシュ・ナライン・シング氏は、「DSPの声を反映して設計された新モデルにより、配達の安全性や利便性が向上し、より多くの人が配達業務に携われるようになりました。また、電動アシスト自転車による配送は、ラストワンマイル配送の脱炭素化にも貢献し、サステナブルな配送ネットワークを支える未来の取り組みです」と述べた。
現在、Amazonのリヤカー付き電動アシスト自転車は、33の都道府県で数百台が稼働しており、その導入数は月々増加している。今回の新型自転車の投入は、Amazonが日本でラストワンマイル配送とドライバーの働き方改革に向けた施策を拡大するため、250億円の追加投資を行う計画の一環である。この取り組みにより、Amazonは配送エリアのさらなる拡大と、地域社会における環境負荷の軽減を進めている。
「Kuiperbelt S1」スウェーデンデザインのファットEバイクが日本に本格上陸
スウェーデンデザインのファットEバイク「Kuiperbelt S1」が、日本に上陸するようだ。
「Kuiperbelt S1」は、スウェーデンデザインのファットタイヤEバイク。36kr Japanによるとエンジェルラウンドで険峰長青(K2VC)から日本円で約12億円を調達しており、注目のファットタイヤEバイクブランドとして知られている。
Kuiperbelt S1の特徴はデザインだろう。従来のファットバイク系Eバイクと言えば、オートバイを模したデザインが特徴だが、Kuiperbelt S1は一筆書きデザインのフレームが特徴的と言える。車体のデザイン自体もファットバイク系Eバイク=オートバイというイメージがある中で、他ではあまり見られないスタイリングを採用することで、独自性を保っている。
輸入代理店は株式会社弘進。(旧社名:潤天株式会社)。福岡のFUTURE BIKE STOREでも販売されているが、弘進によると本格輸入を行うためFUTURE BIKE STOREからオファーを受けて正式に輸入を行うようだ。
ただ、このままの状態では、サドルサイズが大きすぎて型式認定を取得することができないため、発売される仕様はサドルサイズを小さくし、ハンドル幅を狭くして型式認定を取得を行う予定とのこと。海外のサイトによればロングシートのオプションが存在するため、ブロンクスバギーやロカフレーム マカミ・フーマのように日本でもロングシートのオプションは欲しい。
株式会社弘進(junten.com)
ドイツの老舗ABUSが100周年記念の最強U字ロックを日本市場に投入
ドイツの老舗セキュリティブランドABUS(アブス)が、創業100周年を記念して同社最強の自転車用U字ロック「2500/165HB230 Granit Super Extreme」を日本市場に投入した。2024年10月8日にダイアテック株式会社が発表したこの新製品は、ABUS自転車用ロックの中で最も高いセキュリティレベル15+を誇り、高度な防犯性能でサイクリストの注目を集めている。
https://youtu.be/gWCCWw3sEF8
この「2500/165HB230 Granit Super Extreme」は、グラインダー切断やピッキングにも対応した高度な耐久性を持つ。シャックル部分にはタングステンカーバイド合金が使用されており、ディスクグラインダーでの切断を防ぐ設計。さらに、ABUS独自の特殊鋼と合金を採用しており、シャックルの強化には同社の技術が凝縮されている。27mmのスクエア型パラボリックシャックルは、外側のプラスチックコーティングでさらに保護され、カッター攻撃への耐性も備えている。
内部機構には、ピッキング耐性のある「X-PLUSシリンダー」が採用され、斜めに刻まれたカット構造により、通常のピンシリンダーでは到達しない高度な防御力を発揮。通常の「PLUS」シリンダーよりも強固で、さらに防犯性が向上している。また、専用フレームマウントが付属し、携帯性にも配慮されており、キャリア付きの自転車や電動アシストバイク(e-BIKE)などでの使用にも最適だ。
製品の詳細スペックは、直径102×230mm、27mmのシャックル太さを持ち、重量は1,683gと頑丈。ABUSが提供する盗難見舞金制度も日本で利用可能。53,900円(税込)での販売が予定され、堅牢なロックを求めるサイクリストにとって頼もしい選択肢となるだろう。
ダイアテックジャーナル - diatec (cog.inc)