デイリーアーカイブ Jul 15, 2025

モトクロスインターナショナルFATBIKE雪上試乗会 2019年度まとめ

SALSAやMONGOOSE、SURLY等のファットバイクを輸入しているモトクロスインターナショナルは、冬季にファットバイクの試乗会を行っていることで有名だ。2012年に始まったモトクロスインターナショナルのファットバイク雪上試乗会は、2019年1月4日現在、2会場で行う発表されている。今回は2019年1月4日現在公開されているFAT BIKE雪上試乗会をまとめてみた。 国営アルプスあづみの公園内MTBパーク:2019年1月26日(土)、27日(日) 出典:http://ride2rock.jp/blog/107995/ FATBIKE雪上試乗会第1段は、2018年にも開催された長野県大町市「国営アルプスあづみの公園(大町松川地区)」で行われる。国営アルプスあづみの公園内MTBパークは冬季閉鎖中だが、2019年1月26日(土)と27日(日)の2日間限定でオープンされる。特設エリアでは最新のFATBIKE(SURLY ICE CREAM TRUCK、WEDNESDAY、PUGSLEY、mongoose ARGUS KIDS)が試乗可能。さらに特別ガイドツアーも開催される。自転車の持ち込みもできるが、タイヤ幅3.8インチ以上のファットバイクのみとなっている。 開催日程:2019年1月26日(土)、27日(日) 試乗時間:10時~15時 場所:国営アルプスあづみの公園(大町・松川地区)内 MTBパーク    長野県大町市常盤7791-4 TEL 0261-21-1212 料金:コース内を走る方は、必ず入場前に公園入園料をお支払いください    大人450円、小中学生、幼児無料    ※試乗は無料です    ※試乗は身長130㎝以上で、安全に自転車に乗れる方    ※ブレーキレバー操作ができないお子様の試乗は安全のためお断りいたします    ※自転車の持ち込みは、コース保全のため、     タイヤ幅3.8インチ以上のファットバイクに限定いたします    ※ガイドツアーは有料になります    ※ガイドツアーの事前お申し込みは、国営アルプスあづみの公園までお電話でお問い合わせください 特別協力:小谷ファットバイクセンター http://ride2rock.jp/blog/107995/ ファットバイクミーティング 蒜山・津黒高原 試乗会&ガイドツアー:2019年2月9日(土)、10日(日) 岡山県真庭市にある蒜山・津黒高原で行われる「ファットバイクミーティング 蒜山・津黒高原 試乗会&ガイドツアー」に出展を行う。当日は、蒜山サイクリング部による雪上ガイドツアーに、ファットバイクの試乗も可能。試乗エリアは、KHSジャパンも出展予定で乗り比べ可能。それだけでなく、鳥取砂丘で活動するFATBIKEのガイドツアー「TRAIL ON」も、同日に試乗会場に近い津黒高原スキー場でイベントを開催予定のようだ。 名称:ファットバイクミーティング 蒜山・津黒高原 試乗会&ガイドツアー 主催:蒜山サイクリング部 協力:KHSジャパン、FARM、モトクロスインターナショナル 日程:2019年2月9日(土)10時~16時        2月10日(日)10時~15時 会場:津黒高原荘周辺(岡山県真庭市) http://ride2rock.jp/blog/108131/ https://www.cyclorider.com/archives/17539

2019年のE-Bike業界はどうなるか?

2018年の自転車業界で一番注目されたジャンルと言えばE-Bike(電動アシストスポーツ自転車)だろう。様々なE-Bikeが日本市場にやってきており、ブームを感じつつある。死滅しつつある原動機付自転車(50CC)よりも元気なE-Bikeだが、今後はどうなるのか考えてみた。 PanasonicとYamahaは、ドライブユニットを他社に供給するか 2019年1月1日現在、日本市場には様々なE-Bikeがあるが、その中でもPanasonicとYamahaは日本のE-bike界TOP2と言えるだろう。この2社の特徴は自社設計の車体に、自社製のドライブユニットを搭載している所。両社のドライブユニットは試乗した限りでは、パワーやトルク感が他社よりも一歩先を行っているが、2019年1月1日現在、この2社は他社にドライブユニットを供給していない(GIANT Escape RX-E+のドライブユニットはYamahaとGIANTの共同開発)。エンドユーザーからすれば、PanasonicやYamahaユニットを搭載した他ブランドのE-Bikeに興味があるだろうし、自転車会社も大手ブランドのドライブユニットに興味を持つ所もあるだろう。ただ、自転車製造を行っている会社が他の自転車会社にドライブユニットを提供すると、ライバルを増やしてしまう可能性があるため、ユニットのみの提供があるかは不明だ。 他社に電動ユニットを供給する会社はどこまで力を入れるか? 自社設計に拘るYamahaやPanasonicに対し、BoschとShimano。多くの会社にドライブユニットを供給するBoschとShimano。一番の利点は、多種多様なジャンルのE-BIKEを選ぶことができる事だ。 https://www.youtube.com/watch?v=H88il0b-Hfk https://www.youtube.com/watch?v=UjclfLmbqN0 https://www.youtube.com/watch?v=QnnxlYyLMB4 特に、Bosch製ドライブユニットを搭載したE-BIKEは、E-MTBやクロスバイクタイプ、ビーチクルーザータイプなど、多種多様なE-Bikeにドライブユニットを供給している。海外ではTern GSDや、butchers & bicycles mk1-eなどのカーゴバイク、HAIBIKE XDURO DHなどのダウンヒルMTBと、幅広い車種に採用されている。このような多種多様なE-Bikeが日本で売られるには市場規模が大きくないといけないだろう。 中国「BAFANG」は日本市場を変化させるか 中国の電動アシスト自転車用部品を製造している「BAFANG」は日本市場に参入するようだ。この会社は中小規模の会社にも日本市場に合わせたドライブユニットを提供してくれる噂がある。ただ、PSEや型式認定の問題もあるため、容易に参入できるわけではないようだ。気になるのがアシストのマッピング。ShimanoやBoschは、違うブランドのE-Bikeに乗っても同じアシスト感で乗れるが、BAFANGは許可を得てマッピングを変更しているブランド(Benelli)がある。筆者はBenelliのE-MTB「TAGETE27.5」の初期型と2018年モデルに試乗したことがあるが、アシストOFF時の制御が変更してあり、2018年モデルのほうがなだらかにアシストOFFする設定になっているようだ。マッピングの優劣でE-Bikeの乗り味は変わってしまうため、初期設定でどこまで追い込んでいるのか気になる所だろう。    

安い電動アシスト自転車が欲しいのならこれがベストか パナソニック・SW

電気とモーターの力により自転車よりも楽に走れ、免許いらずで乗れる電動アシスト自転車。既に販売台数は原付きを超えており、E-Bike(電動アシストスポーツサイクル)ブームで、新たな層も取り込もうとしている。 そんな状況で、問題なのが電動アシスト自転車の高価格化だろう。一般的な有名ブランドの電動アシスト自転車(ブリヂストンサイクル・パナソニック・ヤマハ)の価格は10万円の物が多い。E-Bikeに至っては、20万円クラスでエントリーモデル、30万円がメインマシンなのが現状だ。 高価なので、価格を抑えるために中古車を選ぶ人もいるが、辞めたほうが良いだろう。中古車は電池がヘタっている可能性があり、短時間でアシストが切れる問題がある。新品バッテリーは2~3万円と高価なため、下手したら新車を買ったほうが安い事もあるだろう。 無名ブランドの電動アシスト自転車も辞めたほうが良い。一般的な自転車店で修理対応が受けられるかどうか不安がある。実際、ネットでは胡散臭い低価格の電動アシスト自転車は直せる保証がないため修理拒否する場合や、事業撤退により修理が難しくなる可能性がある。 https://www.cyclorider.com/archives/24754 出典:Panasonic 低価格でもきちんとした電動アシスト自転車が欲しいのなら、パナソニックの電動アシスト自転車「SW」しかないだろう。SWは75,000円(税抜き)と低価格で買える有名ブランドの電動アシスト自転車。一般的に大手ブランドの電動アシスト自転車は、一番安いモデルでも定価8万円台の物がほとんどだった。しかし、この自転車は驚きの7万円台を達成した。 7万円台を達成したのには理由がある。アシストの切り替えはON/OFFのみで、よりなめらかなアシスト力を行うためのスピードセンサーや変速機も無い。アシストスイッチはフレームにあり、航続距離表示がなく電池容量のみわかる構成だ。荷台や前カゴは無くオプション設定はわかるが、サークル錠までオプションなのはやりすぎだろう。最も、これは価格を抑えるための苦肉の策かもしれない。 余分な機能は削減した一方で必要な機能は付いている。フロントライトはあり、荷台を装着すればチャイルドシートは装着可能。万が一盗難された場合3年間盗難補償も付いている。また、後輪は太くなっており重い荷物を積んでもタイヤが腰砕けになりにくい。一充電あたりの航続距離は36kmと短距離・街乗り向けだろう。 インターネット通販で売られている激安電動アシスト自転車は50,000~70,000円台で売られている。とある激安電動アシスト自転車のレビューを見ると、バッテリーが過熱して床が焦げる、ブレーキが効かない、すぐに壊れると言った話がある。また、アシスト比が道路交通法の基準を超えた公道走行不可の物が売られていた事もあった。仮に公道走行不可の電動アシスト自転車を買い、運転したら、道路交通法違反や道路運送車両法違反になり、重い罰則が課せられる。このようなリスクを考えると、激安電動アシスト自転車を買うのなら、素直にSWを買ったほうが良いだろう。 (参考)アシスト比率が道路交通法の基準を超える電動アシスト自転車に注意-公道を走行すると法令違反となるおそれも-