デイリーアーカイブ Sep 16, 2025

ロードバイクとクロスバイクは何が違う? 簡単に解説

クロスバイクを購入するとき、最初からロードバイクを買ったほうが安いという話をよく聞く。しかしロードバイクとクロスバイクは全く違う自転車で、想定されている使い方も違うので、単純な比較はできない。そこで、今回はロードバイクとクロスバイクを比較して、何が違うのか簡単に解説する。 前傾姿勢で高速走行に特化したのがロードバイク 一般的なロードバイクは独特な形を採用したドロップハンドルを装着している。ドロップハンドルの利点は、上半身の力がかかりやすいためスピードが出しやすい事だ。特に低い位置を握ると深い前傾姿勢となり、上半身と腕の筋肉を最大限に使う事ができるので、より速い速度で走行できる。一方でブレーキレバーは、てこの支点と力点が近いため、ブレーキをかけるときは強く握らないといけない。タイヤも細くて軽量なタイヤを装備することで、高速走行が楽しめる。その一方で空気圧の細かいな管理が必要だ。 しかし、一番大きな違いはフレーム≒車体設計だ。ロードバイクは俊敏な走りを実現した一方で、汎用性を潰している。乗車姿勢は前傾気味の姿勢を取るモデルがほとんど。前傾姿勢にすることで空気抵抗が低くなり上半身の力を使うため、速く走れるのだ。その一方、視野が狭くなり後ろを向くのが難しく、前傾姿勢に慣れないと体が痛くなるだろう。 前輪と後輪の中心軸の距離「ホイールベース」が短いのも特徴だ。ホイールベースが短いと俊敏に曲がることができる一方、直進安定感が低い欠点もある。直進安定性が低い自転車は、発進時や低速走行で不安定になりやすい。荷台や泥除けをつけるのなら、ロードバイクは不利だ。競技用ロードバイクは荷台や泥除けを取り付ける台座や隙間が殆どない。また、積載重量も僅か数kgしか積載できないのもあるため、キャンプツーリングは非常に難しいと思ったほうが良い。 https://www.cyclorider.com/archives/18768 高速走行ではなく、軽快さと汎用性に特化したクロスバイク クロスバイクとロードバイクの違いでわかりやすいのがフラットハンドルだろう。フラットハンドルは、ハンドリングやブレーキなどが非常に扱いやすく、スポーツ自転車初心者でも簡単に運転できる。ただし、フラットハンドルは手首が疲れやすいため、長時間の運転は難しい。フラットハンドルで長時間走行するのならトレッキングハンドルや https://www.cyclorider.com/archives/19603 https://www.cyclorider.com/archives/14510 また、タイヤ幅もロードバイクより太いタイヤを装備している。舗装路ではロードバイクよりも俊敏に走行できないが、多少荒れた道でも走行できる。しかし、一番大きな違いはロードバイクと同じくフレーム≒車体設計だ。クロスバイクは、ロードバイクの俊敏な走りには敵わないが、スポーツ自転車の軽快さと汎用性を重視している。 乗車姿勢はロードバイクよりはアップライトな姿勢を採用している。ハンドルとサドルの高さを同じにすることで、比較的楽な姿勢で運転できる。ロードバイクよりも空気抵抗が上がるため、超高速走行は難しい。しかし、視野が広くなり、前傾姿勢に慣れない初心者でも安心して走行できるだろう。 前輪と後輪の中心軸の距離「ホイールベース」はロードバイクよりも長い。ホイールベースが長いと、直進安定感が高いという大きな利点がある。直進安定性が高い自転車は、発進時や低速走行でも安定しやすく、リラックスして運転できる。自動車でいうのならハンドルに適度な「遊び」があるようなものだ。 クロスバイクは荷台や泥除けが装着できるため、汎用性もある。クロスバイクは荷台や泥除けを装着する台座があり、隙間もあるため装着しやすい。また、積載重量も15kg以上のモデルが多く、重い荷物も積めるためキャンプツーリングも行えるだろう。 競技やスポーツ走行、極限化のロングライドを行うのならロードバイク、サイクリングや街乗りならクロスバイク 競技や日頃から飛ばすような高速走行限定なら競技用ロードバイクが良い。逆に公道走行やサイクリングレベルならクロスバイクのような車体設計のほうが良いだろう。また、ロードバイクのスタイルでも街乗りを楽しみたいのなら、砂利道も走れるロードバイク「グラベルロード」にするのも1つだ。 しかし、このような比較を行っても、実際に乗らないとわからないだろう。百聞は一見にしかずと言われるように、購入する前に試乗やレンタサイクルで試してみるのをオススメする。 https://www.cyclorider.com/archives/23019 https://www.cyclorider.com/archives/26434

沖縄でロードバイクやクロスバイクがレンタルできるレンタサイクル一覧

美しい自然と独特の文化、温暖な気候で観光地として知られている沖縄。サイクリングを楽しむ人も少なくないため、レンタサイクルも豊富なことで有名だ。今回は沖縄県でロードバイクやクロスバイク、E-Bikeなどのスポーツサイクルがレンタル可能な店をまとめてみた。レンタサイクルは日時や時間、注意事項は季節などにより違うため、実際にレンタルを行う場合は公式サイトで確認してほしい。 沖縄輪業 初心者でも乗りやすいクロスバイクからロードバイク、E-Bikeまで幅広い自転車がレンタルできる。 http://okirin.ti-da.net/e2950894.html 場所:前島2号館(沖縄県那覇市前島2-10-3)か、南風原店(沖縄県島尻郡南風原町字兼城517-3) 車種:グラベルロード、アルミフレームロードバイク、カーボンフレームロードバイク、クロスバイク、E-Bike エコライダー那覇 http://www.eco-rider.jp/ 場所:沖縄県那覇市安里64-1 ヤスミヤアパート101 車種:カーボンロードバイク(GIANT TCR ADVANCEDなど)。アルミフレームロードバイク(Cannondaleなど)ジュニアロード。その他に、クロスバイク、ファットバイク、マウンテンバイク、電動アシストスポーツバイクもあり 料金:アルミフレームロードバイク・ジュニアロードバイク:1日2,500円。カーボンロードバイク:1日5,000円。 エコライダー安里倉庫 ロードバイクやクロスバイク、ファットバイク等を用意しているレンタサイクル。予約制のため注意が必要。 http://www.eco-rider.jp/2018/12/28/%E9%82%A3%E8%A6%87%E3%81%A7%E3%81%AE%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%AB%E5%86%8D%E9%96%8B%E3%81%AE%E3%81%8A%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%9B/ 場所:沖縄県那覇市安里13番地 高広アパート104号室 車種:エコライダー那覇と同じ エコステイ東村 サイクリング等の休憩所・宿泊拠点として利用できるグランピングハウス(宿泊施設)。レンタサイクルも行っている。 http://www.eco-rider.jp/ 場所:沖縄県国頭郡東村字有銘1033-2 車種: GIANT FASTROAD COMAX 2 、GIANT TCR ADVANCED等のカーボンロードバイク、Cannondale等のアルミフレームロードバイク、ジュニアロード、ファットバイク、マウンテンバイク、電動アシストスポーツバイク 琉Qレンタサイクル 街乗り用の買い物自転車(ミニベロ)が低価格でレンタルできるだけでなく、有名ブランドのクロスバイクやグラベルロードがレンタルできる。 http://cycle.sunnyday.jp/rental/ 場所:沖縄県那覇市寄宮1-33-7-1F 車種:グラベルロード、クロスバイク、ミニベロ、電動アシストスポーツバイクもあり サンセットバイク クロスバイクやロードバイクが1時間500円で気軽にレンタルできる。 http://sunset-bikes.com/rental/ 場所:沖縄県中頭郡北谷町美浜2-5-17 車種:クロスバイク、ロードバイク ノレジオサイクル 配送型レンタサイクル。レンタサイクルのGIOSミストラルはペダル、BB、タイヤ、チューブ、ブレーキなどを交換したカスタムモデル。 https://www.noleggio-cicli.blue/ 場所:名護市と今帰仁村内は無料配送回収。※その他地域は有料、相談が必要。 車種:GIOS MISTRAL。その他にキッズバイク、ミニベロもあり。 うるま市観光協会 場所:沖縄県うるま市与那城屋平4番地先 車種:クロスバイク AsoViewで詳細を見る ebike okinawa 様々な電動アシスト自転車が借りられる専門ショップ。E-Bikeは2019年8月15日時点ではTern・Vektronを用意している。 https://www.ebike-okinawa.com/rental.php 場所: 沖縄県うるま市石川白浜1-4-25 車種:電動アシスト自転車(ママチャリ・クロスバイク・3輪自転車)E-Bike(Tern Vektron) 関連記事 https://www.cyclorider.com/archives/23019 https://www.cyclorider.com/archives/26434 https://www.cyclorider.com/archives/31406  

極限まで小さくなる新時代のツーリング用輪行自転車「テンションシルク」

ロードバイクやクロスバイク等のスポーツ自転車は、車輪を外して専用の袋に入れれば、公共交通機関に載せることができる「輪行」が可能だ。しかし、そのように輪行を行ってもサイズが大きいため、場面によっては輪行が難しい事も少なくない。 そのような問題を解消したのが「テンションシルク」だ。テンションシルクは1964年東京オリンピック等で活躍した「シルク号」の、直系ブランドビルダーである「絹自転車製作所」が製作した自転車。 一番の注目がフレームの一部分(ダウンチューブ)に特殊繊維を使用したロープを採用した「テンション構造」を採用している事。従来の自転車とは違う変わったデザインに見えるが、ダウンチューブは乗車時には引っ張りの力しかかかっていないため、このような構造でも大丈夫とのこと。また、「テンション構造」に関しては、目新しい技術ではなく1800年代の自転車にも使われており、絹自転車製作所の代表が、かつて試作車を作っていたと語っていた。 現代の自転車では、テンション構造をサスペンションとして使っている「Slingshot」ブランドの自転車、Dahonの一部車種(K3)に使われている「Deltec」が、テンション構造の考えを採用している自転車とも言える。このテンション構造は、使用するワイヤーが使っていくうちにヘタってしまう問題があるが、テンションシルクに関しては特殊繊維を使用したロープを使うことで、その問題を解決した。 https://www.youtube.com/watch?v=vtRUj1a_csg https://www.youtube.com/watch?v=wQiMP04WiVU テンションシルクが「テンション構造」を採用した理由 テンションシルクがテンション構造を採用した理由は、輪行性能の追求した結果だ。一般的な電車輪行ならシートピラーを外すだけで簡単に輪行モードに変身する。 車輪を外さないで、ここまでコンパクトに折り畳めるのは驚くしかないが、テンションシルクは前後ホイールやフロントフォークを外すことで、折り畳みサイズを3辺合計159cmと驚異的な輪行性能を実現した。 テンションシルクの価格は? 新時代の輪行ツーリング自転車と言える「テンションシルク」。価格は、超軽量モデルの「テンションシルク JBT」が、500,000円。キャンピング仕様の「テンションシルク UCC(ウルトラコンパクトキャンピング)」が200,000円。20インチの「テンションシルク 20」が150,000円(いずれもフレームのみ、税抜)。どれもハンドメイドのオーダー品のため高価だ。しかし、現在、アルミフレームの量産車仕様も製作中で2020年夏に販売を予定している。現時点では詳しい仕様は公開されていないが、希望価格は120,000円を予定していると語っていた。輪行ツーリングの時代を変える注目の自転車だろう。 リンク:silkcycle.com