年間アーカイブ 2020

自転車パーツブランド「GORIX」から、高防水トライアングルバッグ「B13」登場

ごっつは12月17日、自転車パーツブランド「GORIX」から「高防水トライアングルバッグ(B13)」が発売された。 「高防水トライアングルバッグ(B13)」は、ロードバイク、クロスバイク、MTB等に装着するフレームバッグ。スマートフォンやチューブ、ペットボトル、鍵、補給食などを収納できるのが特徴で、防水機能を備えている。サイズは約6×39×23cmで、容量約8L、材質は600Dナイロン+TPU防水生地で、ベルトも付属する。価格は3599円(税込、送料込)。 関連リンク ごっつプライス

ミニバイクスタイルのファットタイヤの電動アシスト自転車「BRONX Buggy 20」登場

レインボープロダクツジャパンは12月15日、ファットバイクブランド 「BRONX(ブロンクス)」から、電動アシスト自転車「BRONX Buggy20(ブロンクス バギー20)」を発表。2021年1月8日から発売を開始する。 BRONXは2012年に発足したオリジナルのファットバイク・ブランド。低価格の街乗り向けクルーザーとして、インパクトあるルックスで有名となった。 BRONX Buggy20は、BRONXブランド初の電動アシスト自転車。クレードル構造のアルミフレームは、かつてアメリカでブームとなったレジャーバイクタイプのミニバイクを連想させる。ホイールは20インチで、タイヤ幅は4インチのファットタイヤで迫力あるデザインを実現した。 レジャーバイクを意識したデザインのため、サドルもフラットシートタイプを採用。さらにハンドルもハイライズ ハンドルバーを採用し、前傾にならないクルーザースタイルの乗車姿勢を実現した。 駆動系は、中国バーファン製の36V、定格350Wのモーターを採用。モーター搭載形式はリアインホイールモーターで、8段変速ギアを採用した。また、バッテリーは、パナソニック製セル内蔵のグリーンウェイ製バッテリーを搭載。容量は約300W (36V/8.7A)。 ミニバイク風のデザインを強調させるために、オプションで特大LEDフロントライトを用意している。価格は15万8000円(税抜)。スペックは以下の通り。 ● 車体サイズ:1,800(L)×740(W)mm ● 材質:アルミ(フレーム)、スチール(フォーク) ● 車体重量:29kg ● タイヤサイズ:20"×4.0" ● ユニット:バーファン 後輪駆動 ● モーター出力: 定格350W (DC36V) ● バッテリー容量:約300W (36V/8.7A) ● カラー:マットブラック、アーミーグリーン、マルーン ● 付属品:充電器、ロングシート ● 本体価格:¥158,000(税別) 特大LEDフロントライト:¥6,800(税別)*別売りオプション ● 発売日:2021年1月8日 関連リンク BRONX

話題のグラベルタイヤ「パナレーサー グラベルキングSS」をE-Bikeでテスト!(Specialized Turbo VADO SL編)

E-Bikeカスタムを行う場合、まず最初に行う物と言えばタイヤだろう。E-Bikeに限らず人力自転車のカスタムでも定番のタイヤだが、E-Bikeの場合、人力自転車よりもパワフルに走ることができるため、従来の人力自転車とは違う考えで選ぶ必要があるだろう。 今回のE-Bikeテストで使用するタイヤはPanaracer GravelKing SS。グラベルキングは、舗装路から未舗装路まで自由に快適に走りたいサイクリストのために開発されたスポーツ自転車用タイヤのシリーズ。スリックタイプの「グラベルキング」と、セミブロックタイプの「グラベルキングSK」の中間を埋める、セミスリックタイプのグラベルキングだ。 タイヤパターンは、センター部に転がりを重視した全く新しいパターンに加え、サイドにはGravelking SKのセミノブを改良して配置することでオンロードでの走りの軽さと、グラベルでの走破性を両立している。 テクノロジーはグラベルキングと同じく、耐久性と耐摩耗性に優れた「ZSGナチュラルコンパウンド」、軽量で衝撃吸収性に優れた「AX-αケーシング」、サイドカットやリム打ちに効果を発揮する「アンチフラットケーシング」を採用し、長距離走行でも疲れない高性能なグラベル・アドベンチャータイヤを売りにしている。 今回、700×32Cと700×43Cの2種類のタイヤを比較する。インプレッションで仕様するE-Bikeは、Specialized Turbo VADO SL 4.0。Turbo VADO SLはアシストのパワー調整が可能で、今回のインプレでは標準設定を使用。ピークパワー/アシストは、TURBOモードが100/100、SPORTモードが60/60、ECOモードが35/35。ファームウェアはバッテリーが2.4.11、モーターが44.6.33、ディスプレイが2C.B.0となる。 標準装備タイヤ「Specialized Pathfinder Sport 700x38C」をインプレ 今回、Panaracer GravelKing SSをインプレする前に、Turbo VADO SL 4.0に装着されているSpecialized Pathfinder Sport 700x38cをインプレしよう。 Specialized Pathfinder Sportは、センタースリック仕様のグラベル向けタイヤ。ケーシングは60TPI 、ビードはワイヤービードでフラットプロテクションはBlackBeltを採用している。 タイヤ幅は38ミリ相当と太めだが、グラベルでの走行はアシストパワーによりパワフルでそれなりにスピードを出すため、タイヤが太い感覚は無い。元気に走行した時の体感は35ミリ幅のグラベル向けタイヤを装着していると感じる。しかし、カーブを少しオーバースピードで通過しても、左右のノブがグリップしてくれるため、安心感は高い。 舗装路に関しては、グラベル重視のタイヤの形状のため抵抗が少し多い。ECOモードのアシスト設定は標準でも問題なく、アシストOFFでも走行できるが、SpecializedのロードバイクタイプのE-Bike「Turbo Creo SL」の感覚を知っていると少し重いと感じるだろう。 総評としては、舗装路はアシストを多用するが、グラベルでも安心して走行できるので、標準タイヤとしては悪くない選択だろう。 Panaracer GravelKing SS 700×32Cをインプレッション まず最初にTurbo VADO SL 4.0に装着したのがGravelKing SS 700×32C。GravelKing SSの一番細いタイヤは700×28Cがあるが、リム幅の関係で32Cを選択した。 E-Bikeはモーターパワーにより細いタイヤと相まって、発進ではタイヤがスリップするのでは?と思う人もいるかもしれないが、最大出力が一般的なE-Bikeよりも低いTurbo VADO SL 4.0(最大出力240W)の場合、アシストモード最大でもタイヤがスリップしなかった。 気をつけたいのは、E-Bikeはスピードが出るため、細いタイヤでも想定されているスピードより出てしまう事。後輪がグリップする感覚に騙されて、前輪のグリップが想定している速度よりも速く走れ、モーターアシストがあってもグラベルに関しては滑る場面は殆どなくグリップしている。その一方で、前輪のグリップ力は32ミリ幅で想定している速度を超えて走ることもあり、後輪のグリップ力に騙されて、前輪がスリップする速度でカーブに入ることもしばしばあった。 乗り心地に関しては、タイヤが細くタイヤの中に入っている空気の量も少ないので硬め。ただ、E-Bikeは人力自転車よりも高いスピード領域で走行するためか、フレームがしなる感覚が少ないと思うほど剛性が高い。 人力自転車のようなルックスと言われているVADO SL 4.0も、一般的なアルミフレームの人力クロスバイクと見比べると、トップチューブやダウンチューブは二回りほど太い。特に、アルミ製のフロントフォークは、オンロードタイプのシャープな造形とは裏腹にリジッドMTBと思わせるほどの太さだ。 人力クロスバイクと比較すると過剰剛性と思わせるほどの硬い乗り心地のため、700×32Cと細いタイヤでグラベルを走ると振動の多さであまり楽しくない。 一方、舗装路では、砂利道重視のグラベル用タイヤ特有の抵抗感が少なく、ほぼスリックタイヤの感覚で走行できる。そのため、アシストオフになる時速24キロ以上の速度でも楽々と巡航可能で、標準装備のタイヤ「Specialized Pathfinder Sport 700x38c」では感じなかった、SpecializedのロードバイクタイプのE-Bike「Turbo Creo SL」を少し思い出す。 乗り心地も、タイヤにあるノブのおかげか舗装路用のスリックタイヤよりも柔らかめの乗り心地となっている。車体剛性が高いE-Bikeの場合、舗装路だけ走る場合でもあえてグラベルキングSSを装着するのもありだろう。 Panaracer GravelKing SS 700×43Cをインプレッション 次に装着したのがGravelKing SS 700×43c。VADO...