マンスリーアーカイブ 4月, 2018

低価格サイクルウェアブランド Saitoimportのすべて 

一昔前はサイクリングウェアと言えば、高価なブランド物のサイクリングウェアしか無かったが、今ではAmazonを中心に低価格のサイクルウェアが沢山売られている。様々なブランドから安価なサイクリング用ウェアが売られているが、その中でも個人的に信頼しているのがSaitoimportだ。なぜ、SaitoImportを信頼しているのかと言うと、商品解説がきちんと書いてあるのと、実績があるからだ。 SaitoimportのサイクルウェアはAmazonか楽天市場で購入することができる。Saitoimportの公式Webサイトによると、Amazonでの販売がメインになっているとのこと。アマゾンプライム会員の場合、お急ぎ便が無料なのでAmazon経由で購入するのがベストだろう。 (楽天でサイトウインポートの商品を見る) 春夏用サイクリングウェア SaitoImportの春夏用サイクリングウェアは比較的低価格で購入することができる。長袖サイクルジャージの場合は税込み2,980円(2018年4月27日現在)と、気軽に購入することが可能だ。サイクルウェアのカラーリングは単色のシンプルなのが特徴で、サイクルジャージの場合は黒・ネイビー・ライトグレーと比較的地味な色から、赤・ブルー(水色に近い)・オレンジ等明るい色まで様々な色がラインナップされている。サイクリングタイツは黒のみとなっている。 サイクルジャージ(長袖・半袖・袖なし)   春夏用の薄手の生地を採用した、3,000円以下で購入することができる低価格のサイクルジャージ。有名ブランドみたいに高機能なのは無いが、フルオープンファスナーや背中に3つのポケットが装着されており、裾にはシリコンの滑り止めが付いているなど、基本的な機能は装備されている。日本サイズのセミリラックスフィットとのことで、レース用サイクルジャージのようにピッタリとしたジャージが欲しい場合は、ワンサイズ小さめの物を選ぶのが良いとのことだ。 バッド付きメッシュインナーパンツ ストレッチ素材を採用したズボンの下に履くタイプのサイクリング用インナーパンツ。GEL入りパッドを採用しており衝撃吸収性能が高いのが特徴で、パッドの厚みに関しては厚めの意見が多いようだ。 3Dパッドサイクリングタイツ春夏用   足首までカバーするロングタイプのレーサーパンツ。春夏用の薄手生地を採用しているため普通のレーサーパンツに近いタイプだ。レーサーパンツに装着されているパッドはゲル入りやや厚めの3Dパッドが付いている。他のSaitoimportのサイクルウェアと同じように、ややゆとりがある設計となっており、きつめのレース仕様が欲しい場合は小さめのサイズが良いとのこと。 パッド付きサイクリンググローブ パッド入りの半指タイプのサイクリンググローブ。手のひらの部分には低反発タイプのパッドが付いている。GELパッドタイプと比較するとパッドは薄いとのことで、GELパッドタイプのサイクリング用グローブを愛用している人は、注意が必要だろう。カラーは赤・青・グレーの3色がラインナップされている。 秋冬用サイクリングウェア 春夏用のサイクリングウェアは、比較的条件が緩いため低価格品でも満足できる場合が多い。しかし、秋冬用のサイクリングウェアに関しては、防寒性能の差があるため有名サイクルウェアブランドの物と比較すると劣る。かつて、SaitoImportのウインドブレークジャケットと、パールイズミのウインドブレークジャケットを比較したことがある。防寒性能に関してはパールイズミのウインドブレークジャケットのほうが上だと実感した。しかし、パールイズミ等の有名ブランドの冬用サイクリングウェアは高価なため、試しにSaitoImportの冬用サイクリングウェアを購入して、何かしらの防寒対策をプラスすれば一般的な冬の寒さは乗り切れる事は多い。 https://www.cyclorider.com/archives/16942 冬用ウインドブレークサイクルジャケット 風が当たる前面に防風素材を採用したウインドブレーク素材を採用し、背中側は湿気を逃がすために通気性がある素材を採用して体の熱を外に逃がす構造となっているサイクリングジャケット。裏地は裏起毛素材を採用している。ブランド物のサイクリングジャケットと比較すると、ウインドブレーク素材がややゴワゴワしており、背中全面に通気性が高い素材を採用しているが、有名ブランドのウインドブレークジャケットと比較すると低価格で購入できるので、試しにウインドブレークジャケットを体験するのはベストだろう。寒いと思ったら、ウインドブレーカーを羽織る等の対策をすればいいだろう。 裏起毛サイクリングジャケット 裏起毛生地を使用した秋冬用のサイクルジャケット。SaitoImportの説明文によると適応気温は10度前後から15度とのことで、ウインドブレークジャケットを使用するにはやや暖かい気候で使う場合はベストと思われる。SaitoImportの冬用サイクルウェアは黒やグレー等の地味な色しかないが、裏起毛サイクリングジャケットは、明るい白1色のみとなっている。 ウィンドブレーク3Dパッドタイツ ウインドブレークジャケットと同じように、風の当たる前面には防風素材を採用し冷気の侵入を防ぎ、後方は通気性のあるフリース素材を採用することで、熱気を外に逃がす構造となっている。ストレッチ素材を採用しておりで動きやすく、裏地は保温性を高めるためにフリースを採用している。パットはゲル素材入りの3Dパッドを採用。カラーリングは4色あるが、ラインの色が変わるだけで基本的には黒色と考えるのが良いだろう。

日本のモビリティを変える3輪電動アシスト自転車 T-TRIKE(豊田トライク)を評価する【E-bikeインプレッション】

近年の電動アシスト自転車業界では、多くの会社がスポーツモデルを中心に力を入れているが、一部の企業では実用性を重視した電動アシスト自転車に力を入れている所が存在する。前2輪電動アシスト自転車を製造する豊田トライクも其内の1つ。安定性と積載性の高さを売りにした豊田トライクは、発売前から様々な事業所から引く手あまたとのこと。 この豊田トライクは、静岡県の下田でシェアサイクル用の自転車として一般ユーザーでも乗車することができる。今回、下田にある豊田トライクに乗車したインプレッションをまとめてみた。 取り回しは重量を考えるとあまり良くない場合もある理由 豊田トライクの全長・全幅は一般的な電動アシスト自転車と変わらず、車体重量は30kgと多少重い程度。 ハンドルを握った状態での押し歩きは、前2輪機構のおかげで安定性が高いため、押した状態は比較的安定してに移動できるが、ハンドルやサドルを握った状態で車体を持ち上げることは難しい。そのため、車体を持ち上げたい場合でも、ハンドルを動かして移動しないといけないため、非常に狭い路地で車体を持ち上げてUターンしようとするような場面では大変だと思う。 アシストの感覚は必要十分レベル 豊田トライクにはヤマハ製PASタイプの一般車用アシストユニットを採用している。一般車用のアシストユニットは、早めにシフトアップして、ややのんびり漕ぐとアシストが強くかかる特徴を持っているが、豊田トライクの場合、通常のPASユニットと比較すると必要十分だが、アシストパワーにゆとりがないと思った。理由は不明だが、考えられるのは以下の3つだ。 車体重量が重い クランクセンサーの設定がセミリカンベントに合っていない(http://www.jbpi.or.jp/report_pdf/as1.pdf参照) サドル位置が合っていない(今回乗ったモデルはサドルの上下調整ができなかった) 豊田トライクは積載重量100kg以上を売りにしているが、この状態で100kg以上の荷物を積載したら相当しんどいと思う。ギアはネクサス・インター5内装5段変速を搭載しており、ギアを積極的に切り替えて走る必要がある。 完成度が非常に高いシンクロシステム 豊田トライクの特徴として有名なのが「シンクロシステム」というサスペンションだろう。左右2輪をチェーンで連結し、前2輪を連動させることで片輪が上昇すると一方の片輪が下降するシステムだ。豊田トライクのWebサイトの説明によると「今までにない安定性で、自転車事故の最も多い、段差の斜め上がりや濡れた路面でのカーブにおける転倒を防ぐ」と書いてある。 実際に豊田トライクで、荒れた舗装路が多い下田の町中を走った感想を書くと、フロントは雲の上に乗っているかのような乗り心地で、路面のドタバタを感じさせなかった。歩道の段差を通過してもサスペンションが柔らかいため、衝撃が殆ど無いのに通過すること。従来のサスペンションではできなかった、道路上の小さな突起すらサスペンションがいなしてしまう。サスペンションはやわらかいが上下に揺すられる感覚はなく、直進安定性も通常の自転車よりも高い。横揺れによる頭の揺れが無いため、下手な自動車よりも乗り心地は良いのではないかと思う。また、前カゴにペットボトル飲料を入れてポタリングをしたが、ペットボトル飲料がカゴの中で暴れることはなかった。イメージとしてはスカイフックサスペンションに近いと思う。 左右独立サスペンション「シンクロシステム」の凄い所は、歩道に安全に上がることができることだ。通常の自転車で歩道の段差に上がる時、できるだけ歩道と垂直に上がるように入らないといけない。しかし豊田トライクはそのような事を考えなくても段差に上がることが出来る。写真の状態でも豊田トライクは安全に段差に上がることができるが、通常の自転車では確実に転倒するだろう。このような事が可能なのも、段差をなめるようにいなしてくれるシンクロシステムのおかげだ。 シンクロシステムは砂利道を走行する時も安定性を発揮する。一般的に車輪径が小さい小径車で砂利道を走ると、車輪が砂利にとられそうになる。豊田トライクのシンクロシステムはこのような砂利道すらサスペンションがいなしてくれる。乱暴にUターンをしてもサスペンションのおかげで安定して走ることができる。 豊田トライクの欠点 豊田トライクで気になる点はそれなりにある。シンクロシステムに慣れてしまうとラフな運転をしてしまうため、安定性を重視してリアタイヤはもう少し太いほうが良いと思う。豊田トライクショップ山陽では、通信販売で購入できるらしいが、Tektro製油圧ブレーキやシンクロシステムなど、通常の自転車よりも独特の構造を採用しているため、実店舗での購入がベターだ。 New Bike 🖤 Pezzewol🎀さん(@pezzewol)がシェアした投稿 - 2018年 2月月18日午後12時33分PST 豊田トライクは、イスに座るような乗車姿勢のため、お尻に加重がかかりやすい。豊田トライクは一般車タイプのコンフォートサドルが装備されているが、Electra Townie等の分厚いサドルを採用したほうが、楽に乗れるだろう。 完成度は非常に高い豊田トライク 豊田トライクは2018年4月26日現在、正式に販売されていないが、乗った限りでは完成度は非常に高く、いつ発売されてもおかしくない作りだろう。気になるのはアシストユニットのパワー感だけだと思うが、まだ販売されていないため実際に乗って確かめてほしい。 「CycleTrip」でT-TRIKE SYNCHRO OMEGA Longを借りて乗ってみる https://www.cyclorider.com/archives/24167

ロードバイク・クロスバイク・折りたたみ自転車等の2019年モデルまとめ【随時更新】

一般的に自転車の世界では、秋・冬に展示会や新車発表が行なわれるのが通例となっている。一方で、一部の自転車会社では春に新車発表を行う所もあり、春から既に2019年モデルを発表する所も存在する。このページでは、2019年モデルのロードバイク・クロスバイク・折りたたみ自転車・小径車・電動アシストスポーツサイクルなどを中心にまとめてみた。 2021年モデルに関しては「2021年モデルの自転車まとめ」で見ることができます Bridgestone ブリヂストンは、パンクしないタイヤを装着した自転車を2019年に実用化するとのこと。個人ユーザー向けに発売されるのかは未定だ。 ブリヂストンサイクルのパンクしない自転車が革命的な理由を解説 | | シクロライダー DAHON https://www.cyclorider.com/archives/22248 2018年6月に、14インチ3段変速折りたたみ自転車「DAHON K3」が先行発売するとのこと。車体重量は7.8kgと軽量でシングルギアのDoveシリーズよりも直進安定性が高い設計だ。 GIANT/Liv 2018年5月25日にGIANT/Livは2019年モデルのEscape R3(LivはEscape R3W)を発表。GIANT Escape R3はオーシャングリーン、マンゴー、ブルー、ブラックトーン、ホワイトの5色をラインナップ。Liv Escape R3 Wは、パールミント、パールホワイト、マットマゼンタ、サファイアブラックの4色がラインナップされている。GIANT Escape R3、Liv Escape R3共にオプションとして、前輪のクイックリリースを安全性が高いスキュアー式に変更できるオプションができた。 GIANT 2019 モデル「ESCAPE R3」を先行販売 - INFORMATION Liv 2019 モデル「ESCAPE R3 W」を先行販売 - Liv / NEWS GT https://www.cyclorider.com/archives/22958 アメリカの自転車ブランド「GT」から、GRADEシリーズが先行発売。フレームに変更はなく、カラーリングと部品構成の変更のみ。 Khodaa-Bloom 日本の自転車会社「ホダカ」の中で、自転車専門店向けスポーツサイクルブランドとして知られているのが「Khodaa-Bloom」。2018年4月にいち早く2019年モデルのクロスバイクを発表した。先行発表されたのは、Rail700シリーズの中でミッドレンジの「Rail700」と、エントリーモデルの「Rail700A」の2台が、2019年モデルが先行発売。 Rail700は日本国内で販売中の10万円以下/前3段変速機付きクロスバイクでは最軽量の9.4kgを達成したのを売りにしている。ブレーキレバーはシマノ製に変更。従来型よりも制動時のタッチが向上したと思われる。カラーリングはレッド、ブルー、シルバー、ブラック、ホワイトの5色を採用。 自転車専門店向けのクロスバイクで税抜き価格45,000円と低価格を売りにしたRail700A。2017年モデルとの違いは、リフレクトデカールを装備したフロントフォークに、シマノ製Vブレーキを採用したこと。カラーリングはブルー・ライトグリーン・ガンメタル・ホワイトの4色となっている。 コーダーブルーム(ニュースリリース) NESTO 2018年5月現在セールス氏いわく、売れ行き好調のため時代のニーズに合った車種を登場させていくとのこと。 MAGIC https://www.cyclorider.com/archives/22258 ルノー・マグネシウムシリーズで知られていたマグネシウム製折りたたみ自転車が、「MAGIC」ブランドで復活するようだ。ルノー・マグネシウムシリーズで売られていた14インチ、16インチモデルが復活し、あらたに20インチモデルの登場するとのこと。 Panasonic パナソニックは、実質的に2019年モデルとして電動アシストスポーツサイクル「XU1・XM1・XM2」を発表。スポーツドライブユニットを搭載したモデルをXシリーズと統一するようだ。XU1はクロスバイクでXシリーズのエントリーモデル。XM2は内装2段変速ドライブユニットを搭載したハイエンドモデルだ。 https://www.cyclorider.com/archives/21896 Renault https://www.cyclorider.com/archives/22236 ヨコハマサイクルスタイル2018では、リアサスペンション付きウルトラライト7「ウルトラライト7・NEXT」が展示されていた。登場時期は2019年モデルか? STIJIN CYCLES Ready for the weekend. #audax #randonneur #brevet #taiwan #bikepacking #ostrich #フロントバッグ #オーストリッチ #アズマ産業 #ブルベ #台湾 ・・・ #451wheel #racebike #roadrace #cx...