マンスリーアーカイブ 4月, 2018

ハリークインからブロンプトン風の折りたたみ自転車「Roller」が登場

ルノーライトシリーズで有名な自転車会社のGicは、イギリス系自転車ブランド「ハリークイン」の自転車の販売している。ハリークインブランドでは、主に小径車や14インチの超軽量折りたたみ自転車がラインナップされているが、Amazonでは新しいハリークインの折り畳み自転車が公開されている。 写真のハリークインの折り畳み自転車を見ればわかる通り、明らかにブロンプトンを真似した折りたたみ自転車となっている。変速機はスターメアーチャーの内装3段変速を採用しているが、ブロンプトンもスターメーアーチャー製の内装3段変速仕様もラインナップされているため、全体的な車体デザインだけでなく部品構成もブロンプトンを意識していると思う。 ハリークインの折り畳み自転車には、ブロンプトンと違う設計を採用している部分もある。ハンドルステムは上下伸縮機構を採用し、ハンドルにもクイックレバーを装着することでハンドル角度の調節も容易になっている。一方、ブロンプトンはハンドルステムの上下伸縮機構は無くハンドル角度の調節は工具を使用しないといけない。ただ、ブロンプトンは折り畳み機構をシンプルにして、折り畳み部分の調整を少なくした利点を持っているので一長一短だろう。 フレーム素材はアルミ素材を採用している。本家ブロンプトンは鉄系統のクロモリ素材を採用しており、単純に考えるとアルミ素材を採用したハリークインのほうが軽いと思うかもしれない。しかし、車体重量はハリークインが12.5kgなのに対し、ブロンプトンはリアキャリア付き・3段変速仕様のM3Rが12.0kgとブロンプトンのほうが若干軽い。ブロンプトンはアルミ素材を採用している部分が少なく、寿命が長く折りたたみ時にすり減りにくいスチール素材をフレーム・ハンドルステム・シートポスト等にメインとして採用しているのを考えると、ブロンプトンのほうが優秀と言えるだろう。 ハリークインの折りたたみ自転車は、Amazonでは5万円台となっている。2018年4月23日時点では、公式サイトで詳しい情報は公開されていない。 電動アシスト自転車バージョン「PORTABLE E-BIKE」も登場 2018年10月にハリークインから、電動アシスト自転車バージョン「PORTABLE E-BIKE」が登場した。 https://www.cyclorider.com/archives/25158 https://www.cyclorider.com/archives/17120

自転車乗りやアウトドアユーザーも注目のホンダ・N-VANが先行公開

https://www.cyclorider.com/archives/21287 4月20日、ホンダは新型軽商用車「N-VAN」の情報を先行公開した。N-VANはホンダの軽自動車「N」シリーズの中で、唯一の商用モデルとなる。 ティザーサイトでは、形と内装しかわからないが、他の商用ワンボックスカーとは大きく違うのがわかる。車体デザインは、N-BOXと同じようにフロントにボンネットを装着したスーパーハイトワゴンを元にしている。また、画像では通常のN-BOXよりも屋根が高いハイルーフ仕様となっており、N-BOXと比較して荷物の積みやすさに期待ができる自動車になっていると思われる。 出典:N-VAN|Honda 内装の写真を見ると、N-BOXとの違いがさらに大きくなる。N-VANは助手席側の柱を無くした「助手席ピラーレス」機構を採用し、車体側面からの荷物の積載を容易にしている。助手席と後席はダイブダウン機構を採用し、畳むと荷室がフルフラットになる。安全運転支援システムのホンダ・センシングは標準装備するとのことだ。 N-VANは、アウトドアユーザーやサイクリストにも注目される可能性がある理由 はたらく人のために作られた軽商用車のN-VANだが、個人的にはアウトドア系の人やサイクリングを楽しむ人にも注目される可能性がある。ハイルーフや助手席・後席フルフラット機構は、商用ユーザーに扱いやすくするための装備だが、自転車を積んだりキャンプ道具を積むような場面でも役に立つだろう。特に助手席・後席フルフラット機構は、通常のスーパーハイトワゴンでは実現できないフラットさで、車中泊を行う人に向いているだろう。 N-VANは、前にエンジンを搭載した商用バンのためアクティバン等の従来の軽キャブオーバーバンと比較して、車内が狭いという欠点がある。一方で軽キャブオーバーバンよりも前席足元が広い、エンジンが車内に無いため騒音が少ない、軽キャブオーバーバンよりも操縦安定性が高い等の利点もあり、荷室の大きさに極端にこだわらない場合は、N-VANの良さが光ると思う。 N-VANで注目したい所は後席もあるということ。N-VANのライバルであるダイハツ・ハイゼットキャディは、後席が無い2シーター仕様となっており、割り切った設計となっている。 https://www.cyclorider.com/archives/15497 ハイゼットキャディのように割り切った設計だと、何かしらの事情で人が乗る場合がある時は使うことができない問題がある。N-VANのように補助席でもいいから人を乗れるようにしたほうが良いのだ。 軽スーパーハイトワゴンの利点を活かした軽商用車「N-VAN」は2018年夏に発売するとのことだ。 https://www.cyclorider.com/archives/21287

PATTOBIKE 16インチ仕様(S349)は18インチ仕様に設計変更を行うとのこと

20インチの中でも車輪径が大きく細いタイヤを装備したPATTO BIKE 451シリーズは、スーツケースに入る折り畳み自転車の中でもスポーティな特性を売りにしている。 そんなPATTO BIKEが次に登場させるのは16インチホイールを装備した349シリーズ。 PATTO BIKE 451シリーズと基本のデザインは同じながら、折り畳みサイズは480×685×285(三辺合計1450)㎜以下になり、B社の折り畳み自転車よりも3辺合計の折り畳みサイズが小さくなるのを売りにしている。 https://www.cyclorider.com/archives/15584 そんなPATTOBIKE 349シリーズだが、ほぼ完成の域に入った所で車輪径を16インチから18インチに変更するようだ。日本市場では18インチがポピュラーなので18インチに変更するとのこと。Facebookでは16インチ仕様のPATTOBIKE 349に18インチを入れた写真を公開しており、16インチ仕様のPATTOBIKE 349でも18インチホイールの装着が可能なのがわかるが、フレーム設計を一からやり直して18インチ仕様に変更するとのこと。どのような折り畳み自転車になるのか注目したい。 Yahoo!ショッピングでPATTO BIKEを見る