自転車工房ベルクレッタ ランドナータイプのEバイクを発表 TOEI製フレームを採用

神奈川県にある自転車工房ベルクレッタが2024年1月20日、21日に東京で行われたハンドメイドバイシクル展2024でランドナータイプのEバイクを発表した。

「ハンドメイドバイシクル展」は、日本で最大級のオーダーメイド自転車の展示会で、主にロードバイクなどの出展がメインだが、Eバイクの出展を行っている企業も存在する。

ベルクレッタのEランドナーは、東叡社製フレームをベースにCYC MOTORの後付モーターを搭載したEバイク。TOEI製の車体は、通常の人力仕様のランドナーの車体と同じ設計と思われる。東叡社はハンドメイドのランドナーやロードバイク用フレームを製造していることで知られているが、ベルクレッタのEランドナーもオーダーメイドとなる。また、同社が謳っている簡単に輪行できる機能もEランドナーに搭載されている。

モーターはCYC MOTOR PHOTON。後付タイプのEバイク用モーターでは貴重な日本国内のアシスト比率に適応したモーターとして知られている。

ベルクレッタのPDF資料から

チューニングはベルクレッタオリジナルを謳っている。公開されている資料を見た限りでは、アシストの最大比率をあえて追い込んでいないのが特徴でモーターのパワーを重視しているのではなく、漕ぎ感や航続距離を重視したアシストチューニングを行ったのではないかという見方ができる。ベルクレッタ Eランドナーに搭載されているモーターの最大トルクは32Nm。バッテリー容量は252Whで最大航続距離はECOモードで100キロ、獲得標高はECOモードで1000メートルとのこと。

ベルクレッタのPDF資料から

また、日本車両検査協会にてアシスト比率試験を実施して道路交通法の基準に適合していると確認。型式認定は取得していないが、型式認定を取得するとフレームサイズや部品の選択まで殆どの部品が指定され、部品を少しでも変更すると型式認定の再取得や書類提出を行う必要があるためだ。

ベルクレッタ Eランドナーの価格は80万円を予定。2024年サイクルモード東京でも公開される予定だ。

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