マクラーレン子会社「ラヴォア」がヴァンムーフ買収 破綻からの奇跡の転機か? 経営はマクラーレン・アプライドへ

オランダのハイテク自転車メーカー「ヴァンムーフ」が、英国のスクーターブランドであるラヴォア(マクラーレン・アプライドの子会社)によって買収されることが確定しました。ロイター等の様々なメディアが報じています。

Eバイクの先駆者であるヴァンムーフが破産に至ったことが確認されました。同社は2021年9月に約160億円を調達し、一時は世界で最も資金を集めたEバイク企業とされていました。

しかし、同社が2020年4月に発表した新型Eバイク「S3」と「X3」の品質に関する問題が、破産の直接的な原因となっています。これにより、保証期間中に多数の修理や交換が必要となり、特別プラン「Peace of Mind保証」による損失も積み重なっていったのです。

イギリスに拠点を置くテクノロジー企業、マクラーレン・アプライド社は、グレイブル・キャピタルの子会社として、F1(フォーミュラ1)のエレクトロニックコントロールユニット(ECU)、センサーなど、モータースポーツに必要不可欠な電子制御部品の製造を手がけています。

2021年8月にグレイブル・キャピタルに売却されるまで、マクラーレン・グループの一員であり、2004年にはマクラーレン・コンポジットと合併。合併後の企業は、マクラーレン・F1やメルセデス・ベンツ・SLRマクラーレンなど、高性能素材の開発と生産に重点を置いて活動していました。

オランダのrtlnieuws.nlによると、マクラーレン・アプライド社のCEO、ニック・フライ氏は、この買収は同社の多角化戦略の一環で、ヴァンムーフが提供する高品質な自転車とブランド力が魅力であったとのことです。

Nieuwe eigenaar VanMoof: merknaam blijft, veel personeel niet | RTL Nieuws

ヴァンムーフはその優れたデザインと解決策の提供能力が評価され、買収が決定。フライ氏によると、ヴァンムーフの持つ課題にも既に対処するための方策がいくつか練られているそうです。

ラヴォアによる買収後も、ヴァンムーフブランドは存続。フライ氏は、ブランド力が未だに強く、時間をかけて問題を解決する方針であるとコメントしています。また、財務面においても、数千万ドル規模の投資が行われる予定とのこと。

サービス面では、VanMoofの独自のアプリやログインシステムなどが継続され、サービス体系の拡大も検討されています。一方で、ヴァンムーフの創業者である兄弟は引退し、マクラーレン・アプライドの経営陣が新たに指揮を執る予定です。

 

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