金曜日, 10月 23, 2020
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2021年モデル版 SCOTTのE-Bikeを解説 BOSCHユニットを搭載したE-MTBを展開

スイスに本拠地を置くスポーツ用品企業として知られているSCOTT(スコット)。ウインタースポーツやランニング、モーターサイクル用品だけでなく、自転車も製造しています。 https://youtu.be/SN7yL9sfpKs 自転車の中にはE-Bikeも含まれており、海外市場ではマウンテンバイクやクロスバイクタイプのE-Bike、ロードバイクタイプのE-Bikeもラインナップし、幅広い展開を行っています。そして、日本市場のSCOTT製E-Bikeは、マウンテンバイクを展開。ここでは、SCOTT製のE-Bikeについて解説します。 SCOTT製E-Bikeの特徴 ハードテールE-MTBとフルサスペンションE-MTBの2種類のE-MTBを用意 日本市場でのSCOTT製E-BikeはE-MTB(電動アシストマウンテンバイク)のみの展開となっています。E-MTBはフロントにサスペンションを搭載したハードテールE-MTBと、フロントとリアの両方にサスペンションを装着した、フルサスペンションE-MTBの2種類を用意しています。 E-MTBの世界では、山を本格的に走行する場合、フルサスペンションE-MTBがベストです。人力MTBでは欠点だった、サスペンションの損失をモーターパワーで帳消しにし、下り坂だけでなく上り坂でも安定して走ることが可能です。 SCOTT製のE-MTBに関しては、お手頃価格で街乗りやサイクリング、林道ライドが楽しめるハードテールE-MTBのSCALE eRIDEと、本格的なオフロード走行が可能なGENIUS eRIDEの2種類を用意しています。 ドライブユニットは全車BOSCH製を搭載 E-Bikeで重要な部分の1つと言えるライダーをアシストするドライブユニットは、全車にドイツBosch社のドライブユニットを搭載しています。 Boschはドイツを本拠とする総合自動車部品、電動工具メーカー。ヨーロッパ市場ではトップクラスのE-Bikeサプライヤーの1つとして知られており、2017年に日本市場に参入しました。 SCOTT製E-Bikeには、2種類のBosch製ドライブユニットを搭載。ハードテールE-MTBの「SCALE JAPAN SPEC」には、Active Line Plusを搭載。静かでスムーズなフィーリングを売りにした、街乗り、サイクリング用ユニットです。定格出力は250W、最大トルクは50Nmを発揮します。   フルサスE-MTBのGENIUS eRIDEは「Performance Line CX」を搭載。こちらは、ヨーロッパで高い支持を得ているハイエンドE-Bike用のドライブユニットで、Active Line Plusよりもパワフルでシャープなレスポンスに加え、ライダーの踏み込み力に応じ可変的にアシストを行う、E-MTB用途に特化したアシストモード「eMTBモード」が搭載されています。定格出力は250W、最大トルクは85Nmを発揮します。 SCOTTのE-Bike最新モデル 2車種を紹介 SCALE eRIDE JAPAN SPEC SCALE eRIDEは、SCOTTの29インチタイプのハードテールE-MTB。日本国内ではE-Bikeの中では一番安いエントリーモデルで、本格的なオフロードライドよりは、林道ライドなど気軽なサイクリングを楽しむのに向いています。 車体は脱着可能な内蔵式バッテリーを採用したアルミフレームを採用することで、すっきりとしたデザインを実現。フロントサスペンションはSR Suntour XCM 120ミリトラベルで、ハンドルに装着されたレバーで、サスペンションの動きを固定することができる」リモートロックアウト機構を搭載しました。 バッテリーはBosch PowerTube500で500Whクラスのバッテリーを採用。ハードなオフロードライドでも電池切れになりにくい容量を搭載しています。 ドライブユニットは静かでスムーズなフィーリングを売りにしたサイクリング用ユニットのBosch Active Line Plusで定格出力250W、最大トルク50Nm。価格は32万8000円(税抜、以下同)です。 フレーム:Alloy...

2021年モデル版 TREK(トレック)のE-Bikeを解説 E-MTBに新モデルやアップデートを実施

ロードバイクやクロスバイク、マウンテンバイクまで、様々な自転車を製造しているアメリカのスポーツ自転車ブランド「TREK」。電動アシストスポーツ自転車「E-Bike」にも力を入れており、日本市場ではE-クロスバイクとE-MTBをラインナップしています。 2021年モデルでは新モデルの登場や新たにフルサスE-MTBを投入しました。今回はTREKのE-Bikeの特徴や2021年モデルの改良点を解説します。 TREKのE-Bikeの特徴 全モデルにBosch製ユニットを搭載 TREKのE-Bikeに搭載されているユニットは全車、ドイツを本拠とする総合自動車部品、電動工具メーカー「Bosch(ボッシュ)」製ユニットを搭載しています。Bosch製のE-Bikeユニットは、街乗り、舗装路サイクリング向けのActive Line Plusと、E-MTBやスポーツ向けのPerformance Line CXの2種類が用意されており、TREKのE-Bikeには2種類とも搭載されています。   Verve+ 2シリーズ(2020年モデル)は、Active Line Plusを採用。アシストの音は静かでスムーズなフィーリングが特徴の街乗り、舗装路サイクリング用のドライブユニット。定格出力は250W、最大トルクは50Nmを発揮し、必要十分なパワーとトルクを発揮します。 クロスバイクタイプのAlliantシリーズと、E-MTB(電動アシストマウンテンバイク)全車には、スポーティなサイクリングやオフロードライドを楽しむ「Performance Line CX」を採用。定格出力は250W、最大トルクはモデルにより75Nm、もしくは85Nmを発揮。舗装路でパワフルな走りを楽しみたい人や、オフロードを走る人にピッタリのユニットです。 https://youtu.be/ZuhKoNxQVgs また、Performace Line CXを搭載したE-MTBのPowerfly 5、Railシリーズには、E-MTB用途に特化したアシストモード「eMTBモード」が搭載されています。eMTBモードではライダーの踏み込み力に応じた最適なアシスト力が瞬時に提供し、狭い箇所でのターンや滑りやすい斜面を駆け上る場面で、予期せぬアシストの挙動を排除したのを売りにしています。 一部モデルに、着脱式一体型バッテリーを採用 https://youtu.be/I7l7ffGRny4 AlliantシリーズとE-MTBには、TREK独自の着脱式バッテリーシステム「Removable Integrated Battery(RIB、着脱式一体型バッテリー)」を搭載してます。これは、バッテリーが車体に一体になり見た目がすっきりしているだけでなく、バッテリーが簡単に着脱できるシステム。バッテリー本体には折りたたみ式ハンドルが装備されており、バッテリーを持ち運んで気軽に別の場所で充電を行うことができます。 2021年モデルTREKのE-Bikeは、E-MTBに注目 E-MTBに大容量バッテリー「Bosch PowerTube625」を採用 一番の注目は、2021年モデルのTREK製E-MTB全車に625Whの大容量バッテリー「Bosch PowerTube 625」を搭載した事でしょう。2020年モデルで搭載されていた500Whの「Bosch PowerTube 500」と比較して、バッテリー容量が約1.25倍アップ。ハードなオフロードライドでも電池切れが起きにくくなります。 アルミフレームのRail 5が登場 2021年モデルでは、フルサスE-MTB「Rail」シリーズに、新たにアルミフレームモデルのRail 5が登場しました。Rail 5は、カーボンフレーム仕様のRail 9.7と同じく29インチのフルサスE-MTB。Rail...

2021年モデル版 Corratec(コラテック)のE-Bikeを解説 日本オリジナルのE-Bikeも用意

Corratec(コラテック)は1990年に南ドイツのローブリングで誕生した自転車ブランド。日本では、R.T.CARBON、DOROMITI等の一部モデルを、大阪府堺市「株式会社ワコー」で組み立てが行われている。 2021年モデルのE-Bikeは、クロスバイクタイプ、マウンテンバイクタイプ、ミニベロタイプの3モデルを展開。2020年モデルと大きな違いは無く、日本市場向けのE-POWER X VERT CXやE-POWER SHAPE PT500をメインとなる。 Corratec製E-Bikeの特徴 モーター等のパーツはBosch製を採用 E-Bikeで重要な部分の1つと言えるのが駆動系のドライブユニット。CorratecのE-Bikeには、全車ドイツ「Bosch」のドライブユニットを搭載している。 Boschはドイツを本拠とする総合自動車部品、電動工具メーカー。2011年にヨーロッパで初代モデルが登場し、ヨーロッパ市場ではトップクラスのE-Bikeサプライヤーの1つとして知られている。2017年に日本市場に参入。2019年にE-MTB等で採用されているハイエンド用ドライブユニット「Performance Line CX」を、世界同時に発表した。 Corratec製E-Bikeには、2種類のBosch製ドライブユニットを搭載。ミニベロタイプの「E-POWER LS」と、クロスバイクタイプの「E-POWER SHAPE PT500」には、Active Line Plusを採用。静かでスムーズなフィーリングを売りにした、街乗り、サイクリング用ユニットだ。定格出力は250W、最大トルクは50Nmを発揮する。   E-MTB(電動アシストマウンテンバイク)のE-POWER X VERT CXは「Performance Line CX」を搭載。Performance Line CXは、ヨーロッパで高い支持を得ているハイエンドE-Bike用のドライブユニット。2019年にフルモデルチェンジを行い世界同時発売し、日本市場初のPeroformance Line CXとなる。 コンセプトは「Uphill flow(坂を駆け上がる楽しみ)」で、Performace Line...

ロングライドが余裕を持って楽しめるE-Bike「Corratec E-POWER SHAPE PT500」レビュー

電動アシストスポーツ自転車「E-Bike」の中でも、比較的お手頃な価格で購入できるのがクロスバイクタイプのE-Bikeだ。クロスバイクタイプのE-Bikeはヤマハ、パナソニック、ミヤタ等、20万円台で購入できるモデルが多く激戦区だ。 今回紹介するE-Bikeは、Corratec E-POWER SHAPE PT500。ドイツブランド「Corratec」のクロスバイクタイプのE-Bikeで価格は29万8000円(税抜)。 Corratecは、1990年に南ドイツのローブリングで誕生した自転車ブランド。ロードバイクやクロスバイクだけでなくE-Bikeも展開しており、日本では日本市場向けのオリジナルモデルを用意している。   E-POWER  SHAPE PT500も日本市場オリジナルモデルだ。ドイツ市場にあるCorratec製のクロスバイクタイプのE-Bikeは、太いタイヤにリアキャリアや泥除けを装着したトレッキングバイクタイプのE-Bikeがメインで、SHAPE PT500はトレッキングバイクタイプのE-Bikeとは違い、タイヤが細く少し前傾姿勢で運転するスポーティなクロスバイクタイプのE-Bikeだ。 E-POWER SHAPE PT500の車体をチェック 最初にE-POWER SHAPE PT500の車体をチェックしよう。デザインは直線的でスポーティなデザインを採用したダウンチューブを採用したフレームで、ブラックカラーとCorratecロゴを組み合わせた、スポーティで高級感を重視している。リアキャリアや泥除け装着用のダボ穴も用意されている。ボトルケージ台座はダウンチューブのみで1箇所のみ。 車体を見て、目につくのが車体後方部が長い事。所謂チェーンステーが一般的なクロスバイクタイプのE-Bikeより長いからだ。これは直進安定性を高めるために採用したとのこと。 それ以外に、大型サイドバッグを装着した状態で、ペダルを漕いでもかかとが当たりにくいという利点もある。E-Bikeをツアラーとして使うなら、リアチェーンステーは長い方が良いだろう。 タイヤは「CONTINENTALCONTACT SPEED 700×32C」。クロスバイクタイプのE-Bikeではタイヤ幅は細い部類に入る舗装路用タイヤだ。車体の間隔が広いため、32ミリよりも太いタイヤが装着できるようだ。ホイールの固定方法は前後とも12ミリスルーアクスルを採用。 ディスプレイはBosch Intuviaを搭載。2013年に登場したクラシックなディスプレイで、ハンドル中心部に装着する脱着可能なタイプ。ディスプレイのサイズは比較的大きく、ハンドルにスマートフォンやライトなどのアクセサリーの取り付けが難しいが、時計や平均速度、走行時間、ドライブユニットの出力レベルが表示することができ、走行中に外部デバイスをマイクロUSBポートから充電も可能だ。 ドライブユニットはBosch Active Line Plus。定格出力は250W、最大トルクは50Nmで、静音でスムーズなのが特徴で、舗装路でのサイクリングを重視したドライブユニットだ。 バッテリーは、取り外し可能なインチューブ(内蔵型)バッテリー「Bosch PowerTube 500」で容量は500Wh。625Whクラスの大型バッテリー「Bosch PowerTube 625」の搭載はできない。 気になった所では、バッテリーはダウンチューブ下側から外す事ができるが車体の間隔が狭いため、着脱は非常に難しい。筆者の場合は何とか外すことはできたが、装着はできなかった。車体に充電口が用意されているため、そちらを使うのをお薦めする。返却後に考えた限りでは前輪の空気を抜けば、バッテリーの脱着は簡単にできたのかもしれない。 さらに調べている内に疑問に思ったのが、ドイツ市場向けのCorratec製の一部E-Bikeは、バッテリーの取り外しが実質的に脱着不可のモデルがある事。バッテリー自体は外せる構造を採用しているが、間隔が狭く、泥除けを装着しているため、バッテリーは実質的に店舗でしか取り外せないE-Bikeが多い。 この件に関してCorratecの代理店であるグローブライドに訪ねた所、設計時に別のバッテリー着脱方法を検討したが、Corratec側のパーツに希望のタイプが無く、やむなく採用したとの事。そのため、Corratec側に別の方法での作成を要望している。 また、ドイツ市場用のCorratecの一部E-Bikeのバッテリーが実質的に外せないのは、ヨーロッパ市場の特徴もあるようだ。ヨーロッパでは、E-Bikeはガレージに置くのが主流で、充電を行う時は、バッテリーを外さず車体にある充電口から充電を行うため、バッテリーが外れなくても関係無いという考えがあるようだ。 平地では加速が良くて、航続距離が伸びやすい 一般的にE-Bikeはミニベロタイプや折りたたみ自転車タイプ、マウンテンバイクタイプ(E-MTB)でも、モーターの力によって時速24キロまでアシストを行ってくれる。そのため、人力自転車では舗装路の走行性能が高くなかったミニベロや折りたたみ自転車、マウンテンバイクでも、簡単に時速20キロ前半まで速度が出るため、人力自転車よりも自由な楽しみ方ができるようになった。そのため、人力モデルでも舗装路を楽しめるクロスバイクタイプのE-Bikeに疑問を持つ人は少なくない。 しかし、クロスバイクタイプのE-Bikeには、ロングライドが楽しめるという他のE-Bikeには無い特徴を持っている。 E-Bikeと言うと、同じドライブユニットと搭載すると乗車感覚や航続距離は変わらないと思う人もいるかもしれないが、実際は車種によって違う。車体が折りたたむ事により車体性能が下がる折りたたみ自転車タイプや、太いタイヤで路面抵抗が高いマウンテンバイクタイプは、クロスバイクタイプのE-Bikeと比較して、モーターの力を多く使う事で楽に走れる。逆の見方をすると、モーターの力を余分に使っているため、実際の航続距離は伸びにくいと捉える事もできるだろう。 クロスバイクタイプのE-BikeであるE-POWER SHAPE PT500は、クロスバイクらしい軽快な走行感を持っている。 SHAPE PT500に搭載されているドライブユニット「Bosch...

ヒルクライムでE-Bikeのバッテリーはどれだけ持つか? Corratec E-POWER SHAPE PT500で柳沢峠ヒルクライムテスト

E-Bikeサイクリングが、ペダルバイク(人力自転車)と大きく違うのは、坂道が苦にならないこと。E-Bikeでヒルクライムサイクリングは定番となっており、E-Bikeの実力を調べるために、様々なメディアでヒルクライムテストを行っている。そこで、シクロライダーでもE-Bikeヒルクライムテストを実施することとなった。 今回E-Bikeのヒルクライムテストを行ったのは柳沢峠(やなぎさわとうげ)。山梨県甲州市にある柳沢峠は、国道411号(青梅街道)が通り、青梅街道の最高地点として知られている。標高1472メートルで、ハードなサイクリングコースとして有名だ。 柳沢峠を選んだ理由は、かつては、ロードバイクで何回も上った事がある峠だということ。人力ロードバイクで走行した事がある峠をE-Bikeで走ってみたらどうなるのか試す狙いもある。 今回のテストで使用するE-BikeはクロスバイクタイプのE-Bike「Corratec E-POWER SHAPE PT500」。すっきりした見た目を採用するために、内蔵されているバッテリーは500Whの大容量バッテリー「Bosch PowerTube 500」を搭載することで、最大航続距離は160キロを実現し、長距離サイクリングにも対応している。価格は29万8000円(税抜)。 コースは、青梅駅からスタートし柳沢峠まで行くルート。自転車NAVITIMEで調べた所、総距離約58キロ、獲得標高1618メートルと、それなりにハードなコースだ。 青梅~柳沢峠ヒルクライムテスト   午前4時50分に青梅駅からスタート。Corratec E-POWER SHAPE PT500に装着されているディスプレイ「Bosch Intuvia」には、走行条件に応じて航続距離表示が変化する。電源を切ってもいままでの走行条件を覚えている仕様で、ディスプレイ内に表示されている航続距離はカタログ値よりも多い。これは、今まで走っていた道が平地でバッテリーの消耗が抑えられていたのもあるだろう。 柳沢峠まで走るこのコースの特徴は、平地が殆どなく上り坂がメインなのが特徴。その中でも青梅駅から奥多摩駅までは緩やかな上りだ。Corratec E-POWER SHAPE PT500に搭載されているBosch Active Line PLUSは、アシスト力が弱い順にECO/TOUR/SPORT/POWERの4つのモードが用意されており、今回はTOURモードをメインに上ることとした。 5時20分にハイキングで降りる人が多い事で有名な御嶽駅に到着。緩やかな上りを殆ど上っていたが、法律上アシスト力が弱くなる時速20キロ以上で常時走行していたため、メーター上の航続距離は減るどころか、むしろ増えている。緩やかな道では、バッテリーの消耗は抑えられているのがよく分かる。 筆者はこのテストを行うために、午前3時30分に起きて実施している。ロードバイクやクロスバイクといった人力自転車だと、寝不足等でちょっと体調が悪いだけで、通常時よりも速度が落ちてしまうが、E-Bikeのモーターアシストにより、寝不足程度では苦にならずに、サイクリングができる。 また、長距離ヒルクライムを行っているのに、人力自転車と比較して非常に気が楽。今回のテストでは平地は時速20キロ前半で走行しているが、モーターアシストのおかげで身体的、精神的にも余裕がああり、体感的に速く感じる。そのため、所々で景色を見つつ止まりながら走行していた。 6時5分に奥多摩駅に到着。ここまで平均時速20キロほどで走行しているが、体力面に問題はない。航続距離に関しては緩やかな上り坂のおかげで減少している。 奥多摩駅から奥多摩湖までの道は、坂が急になるだけでなく、所々にトンネルが登場する。この場所上り坂とトンネルのおかげで自転車ではあまり走りたくない場所だ。しかし、E-Bikeだと、このように走るのが嫌な場所は、アシストを強くして素早く走れる。 Corratec E-POWER SHAPE PT500に搭載されているドライブユニット「Bosch Active Line PLUS」のスペックは、定格出力250W、最大トルク50Nm。街乗りや舗装路でのサイクリング向けのユニットだ。E-MTB用のシマノ・STEPS E8080(定格出力250W、最大トルク70Nm)やBosch...

SCOTTからハードテールE-MTB「SCALE eRIDE」が登場【E-Bike】

スコットジャパンから、ハードテールE-MTB「SCOTT SCALE eRIDE」が登場した。SCALE eRIDEはBosch製ユニットを搭載したハードテールE-MTB。ドライブユニットは、発表時は高トルクでeMTBモードも装備されているBosch Performance Line CX(定格出力250W、最大トルク75Nm)を搭載するというアナウンスだったが、発売モデルは静音性重視でサイクリング用のBosch Active Line Plus(定格出力250W、最大トルク50Nm)に変更された。価格も発表時の38万円(税抜、以下同)から、32万8000円へとプライスダウンした。 車体はダブルバッテリー化やキックスタンドが装着できるアルミフレームに、SR Suntour XCM フロントサスペンションフォーク(リモートロックアウト機構付き)を搭載。ホイールサイズは29インチで、タイヤはKenda Booster 29x2.6インチと、E-MTBらしく太めのMTB用タイヤを装着。フロントギアは32TとE-MTBらしくコンパクトなギアを採用。リアスプロケットはShimano CS-HG200-9 11-36Tの9段変速となっている。バッテリーはBosch PowerTube500で500Whクラスのバッテリーを採用した。 SCOTT SCALE eRIDE JAPAN SPECのスペック フレーム:Alloy frame...

2020年最新版 Cannondale(キャノンデール)のEバイクを解説【E-Bike辞典】

1971年にアメリカで誕生したCannondale(キャノンデール)は、大径アルミチューブを採用したアルミフレームロードバイクや、フルサスペンションマウンテンバイク「SUPER V」シリーズで一躍有名になったスポーツ自転車ブランド。今でも「CAAD13」などのレーシングロードバイクや、グラベルロードバイク「TopStone」シリーズで有名だ。 そんなCannondaleはE-Bikeにも参入している。日本では、2020年からアップライトなジオメトリーとフラットハンドルを採用したクロスバイクタイプのE-Bike「Quick Neo」と、ドロップハンドルのE-ロードバイク「Synapse Neo」が登場。そして、2020年5月には、E-グラベルロードバイク「Topstone Neo」が登場した。 ドライブユニットは「Quick Neo」「Synapse Neo」はBosch Active Line Plusを搭載している。Active Line Plusは、街乗りや気軽なサイクリングを楽しむためのE-Bike用ユニットでスムーズで静かなアシストを採用したドライブユニットだ。定格出力は250W、最大トルクは50Nmを発揮する。バッテリーはQuick NeoとSynapse NeoともPowerTube500 500Wh (36V 13.4Ah)を搭載。大容量バッテリーによりロングライドも気軽に楽しめるだろう。 「Topstone Neo」に搭載されている「Bosch Performance Line CX」は、E-MTB等で使われているハイパフォーマンス用ユニット。パワフルで反応が良くスポーティな走りが楽しめる事で知られている。定格出力は250W、最大トルクは75Nmを発揮する。バッテリーはPowerTube500 500Wh (36V 13.4Ah)を搭載しロングライドにも対応可能。 Bosch...

キャノンデールからBoschユニットを搭載したE-ロードバイク「Synapse Neo」が登場

キャノンデール・ジャパンは5月1日、Bosch製ドライブユニットを搭載したE-ロードバイク「Synapse Neo(シナプス ネオ)」の予約を開始した。 キャノンデールのE-ロードバイク「Synapse Neo」は、グランフォンド向けの車体設計とSAVEマイクロサスペンションを組み合わせたアルミフレームに、内蔵型バッテリーを採用。バッテリーは大容量のパワーチューブ500(500Wh)を搭載することで、エコモードの場合、最長166kmと長時間のライドも可能だ。 搭載されているドライブユニットは静かにアシストを行うBosch ActiveLine Plus(定格出力250W、最大トルク50Nm)。日本では、Bosch製ドライブユニットを採用したモデルで初めて、フロントダブルギアを採用した。 タイヤはWTB Expanse Comp, 700x32C。フレームは最大35Cタイヤも装着可能なクリアランスを確保している。アシストを変更するコントローラーはBosch Purionで、ハンドル中央部に装備した。価格は390,000円(税抜)。 Cannondale Synapse Neo 2のスペック   フレーム:SmartForm C1 Alloy, removable downtube battery, SAVE, Ai, internal cable routing,...

2020年モデル最新「Corratec」ブランドのEバイクをピックアップ【E-Bikeブランド辞典】

1990年、南ドイツのローブリングで誕生した自転車ブランドの「Corratec」。日本では、一部のロードバイク「R.T.CARBON」「DOROMITI」「A-ROAD」は、日本の自転車産業を支えてきた大阪府堺市の専門工房「株式会社ワコー」で精度の高い組み立てが行われている事で知られている。 https://www.youtube.com/watch?v=qIUD_L7_XAw 日本市場のCorattec製E-Bikeは、全モデルBosch製ユニット「Active Line Plus」か「Performance Line CX」ユニットを搭載しているE-Bikeをラインナップ。 スムーズで静かなアシストを行う「Active Line Plus」搭載E-BikeはE-クロスバイクの「E-POWER SHAPE PT500」「E-POWER SHAPE」、E-ミニベロの「E-POWER LS」、E-MTBの「E-POWER X VERT 650B」の4モデルを用意。パワフルなアシストを行う「Performance Line CX」搭載E-Bikeは「Corratec E-POWER X VERT CX」1モデル。Corratec E-POWER X VERT CXには、ライダーの踏み込み力に応じた最適なアシスト力が瞬時に提供される「eMTBモード」を搭載している。 https://www.cyclorider.com/archives/41352 CorratecのクロスバイクタイプのE-Bike一覧 E-POWER...

スムーズなアシストに多彩な種類が特徴 Bosch Active Line Plus搭載E-Bikeを紹介

ドイツを本拠にする「Bosch」は、電動アシストスポーツサイクル「E-Bike」用ドライブユニットの製造を行っており、ヨーロッパ市場で支持されている事で有名だ。日本市場では、街乗り、サイクリング向けの「Active Line Plus」と、スポーティなサイクリングやオフロードライドを楽しむ「Performance Line CX」の2種類を用意している。 今回紹介するActive Line Plusは、街乗りや気軽なサイクリングを楽しむためのE-Bike用ユニット。Performance Line CXが、大トルクとオフロード走行向けの「eMTBモード」を搭載(E-MTB車のみ)することで、スポーティな楽しみ方を楽しむE-Bike用ドライブユニットなのに対して、Active Line Plusは、スムーズで静かなアシストを採用したドライブユニットと、コンセプトが異なる。 国際的なプロダクトデザイン賞であるレッドドット・デザイン賞を受賞した形状のドライブユニットは、最大トルクは50Nmと街乗りやサイクリングでは必要十分のトルクを持っている。また、ドライブユニットには、踏力を検出するトルクセンサー、ペダルの回転数を検知するケイデンスセンサー、自転車のスピードを検出するスピードセンサーを統合した「インテリジェント・トリプルセンサー」 が1秒間に1,000回以上のデータ測定を行い、最適なアシストと外部条件に合った駆動力を提供する。 また、Bosch Active Line Plusの特徴は様々なE-Bikeに採用されている事だろう。日本市場では、TREK Verve2+のようなクロスバイクタイプから、カーゴバイクタイプのTern HSD、折りたたみ自転車タイプのTern Vektron等様々なE-Bikeに装着されており、選ぶ楽しみがある。 Bosch Active Line Plus搭載車一覧 Bianchi Lecco E 日本ではBianchiブランド唯一のE-Bike。街乗りスポーツミニベロ「Lecco」のE-Bikeバージョンだ。ホイールはビアンキ独特のチェレステカラーを採用している。価格は278,000円(税抜)。 フレーム:Alloy ...

ミニベロタイプのE-Bikeまとめ BESV、Tern等のE-Bikeを紹介

数あるE-Bikeの中でも、E-MTBやE-クロスバイクよりも、自由なのが特徴のミニベロタイプのE-Bike(E-ミニベロ)だ。従来の人力タイプのミニベロは、車輪が小さいため段差が怖い、スピードが落ちやすい等の問題があるため、マイナーなジャンルだった。 しかし、モーターを装着したE-ミニベロの登場により、ミニベロ特有の問題が解決しつつある。段差が怖い問題は、タイヤをマウンテンバイク並みに太くしサスペンションを装着することで解決。スピードが落ちやすい問題もモーターのパワーのお陰で問題にならなくなった。この2つの問題を解決した事により、車輪が小さいため自由な設計が可能という利点を活かしたE-ミニベロが登場している。 https://www.youtube.com/watch?v=UevnEf2Qqwg E-Bikeとミニベロの組み合わせで成功したのがBESV PS1/PSA1だ。ファッショナブルなデザインのPS1/PSA1は、前後サスペンションを装着した事でミニベロの欠点だった乗り心地も向上。サスペンションのパワーロスもモーターの力で解消でき、E-Bikeだからこそできる価値観を実現した。 https://www.youtube.com/watch?v=bmwDbjar8ac&list=PLmKOA_pQZWtBvpFYZxIanyyjXlHX7Aaxa BESV PS1/PSA1以外で注目なのがTern HSD。車体後部を長くすることで、沢山の荷物を運べるカーゴバイクタイプのE-Bike「E-カーゴバイク」だ。しかし、他のE-カーゴバイクと違うのは、車輪を小さくすることで、車体サイズを一般的な自転車と同じサイズにして取り回しを良くしただけでなく、折りたたみ式ハンドルポストを採用。クルマに載せたり、部屋の中に入れることができるため、マルチに楽しめるE-カーゴバイクとなった。ここでは、日本で販売されているE-ミニベロを紹介する。 Bianchi Lecco E チェレステカラーで有名なイタリアブランドのBianchi。日本ではBianchiブランド唯一のE-Bikeで、街乗りスポーツミニベロ「Lecco」のE-Bikeバージョンとなる。ドライブユニットはBosch Active Line Plusで定格出力250W、最大トルク50Nm。バッテリーはBosch PowerPack300 300Wh 36V 8.2Ahで最大航続距離100km。 フレーム:Alloy フロントフォーク:Alloy 1.1/8" 重量:- ブレーキ:Shimano Tourney TX 160mm ギア(前):Lasco 44T 170mm ...

2020年度最新版 TREKのEバイクまとめ【E-Bikeブランド辞典】

1976年に創業したアメリカの自転車ブランド「TREK」。90年代前半、カーボン製法「OCLV」を採用したカーボンフレームのロードバイクやMTBを作ることで有名になり、現在もエアロフレームのロードバイク「Madone」やハードテールの効率と、フルサスペンションの走破性の高さの兼ね備えた「Supercaliber」などで知られている。 TREKは一般的な人力スポーツサイクルだけでなくE-Bikeも用意されている。日本市場では、クロスバイクのVerve2+やDual Sports+だけでなく、E-MTBも用意している。アルミフレームのハードテールE-MTB「Powerfly5」や、カーボンフレームのフルサスペンションE-MTB「Rail9.7」と、本格的なE-MTBを用意している。 https://www.youtube.com/watch?v=I7l7ffGRny4 脚力をアシストするドライブユニットは、日本市場ではBOSCH製ドライブユニット「ActiveLine Plus」「Performance Line CX」を搭載。また、一部のE-Bikeには、Removable Integrated Battery(RIB、着脱式一体型バッテリー)システムを搭載している。これは、車体からバッテリーが飛び出ていないので見た目がすっきりしているだけでなく、簡単に着脱できバッテリーに折りたたみ式ハンドルが装備されているので取り扱いが容易だ。 TREKの電動アシストクロスバイク(E-クロスバイク)一覧 Verve+(2019年モデル) 通勤からサイクリングまで楽しめる電動アシストクロスバイク。フレーム埋め込み型フロントライトに、リアフェンダーにはテールライトを装備。フェンダーやキックスタンドなどのアクセサリーを搭載しているので、幅広い楽しみ方が可能だ。ドライブユニットはBosch Active Line Plus。値段は231,000円(税抜)。 フレーム:Alpha Gold Aluminum, custom designed for Bosch Active Line system, rack mounts, internal cable...

Bosch製ユニットを搭載したキャノンデールのE-Bike「Quick Neo」

キャノンデール・ジャパンは、2月7日、Bosch製ドライブユニットを搭載したクロスバイク型E-Bike「Quick NEO(クイック ネオ)」を発売した。 Quick Neoは日本市場初のキャノンデール製E-Bike。キャノンデール曰く、ロードバイクのようにスピーディーでありながら、アップライトなジオメトリーとフラットハンドルの組み合わせにより、スポーツバイクに慣れていない方へも快適なバイクライドを提供するとのこと。脱着可能なバッテリー内蔵式を採用し、バッテリー容量は500Whで長距離サイクリングにも対応している。 フレームはOutFrontジオメトリーを採用。少し寝かせたヘッドアングルと55mmのフォークオフセットの組み合わせで、高速時の安定性と俊敏なハンドルを両立。小さいサイズのバイクでも、つま先が前輪に接触するリスクを軽減。また、キックスタンド、取り外し可能なフェンダーブリッジ、ラックマウント、ライト用ケーブルを標準装備。必要なときに簡単に取り付けられ、不要なときには取り外してスッキリとした見た目にもなる。 ドライブユニットはBosch Active Line Plus(定格出力250W、最大トルク50Nm)。価格は290,000円(税抜)。 フレーム:SmartForm C1 Alloy, SAVE, Ai, flat mount brake, 142x12 thru-axle フロントフォーク:BallisTec Carbon, 1-1/8" to 1.5" tapered steerer,...

2020年最新 「Tern」ブランドのEバイクをピックアップ【E-Bikeブランド辞典】

https://www.youtube.com/watch?v=bmwDbjar8ac 折りたたみ自転車やストリートバイクで有名な自転車ブランド「Tern」は、電動アシストスポーツ自転車「E-Bike」も製造していることでも知られている。TernのE-Bikeは他の一般的なクロスバイクタイプ(E-クロスバイク)やマウンテンバイク(E-MTB)とは違い、小径ホイールを採用した折りたたみ自転車タイプ(E-フォールディングバイク)の「Vektron」と、カーゴバイクタイプ(E-カーゴバイク)「HSD」シリーズ等をラインナップしている。どちらのE-Bikeも、荷台や子供乗せの装着ができる車体に、スポーツE-Bike用ユニットを組み合わせる事で、汎用性と趣味性を両立したE-Bikeを実現した。日本では、折りたたみ自転車タイプのE-Bike(E-フォールディングバイク)「Vektron S10」と、カーゴバイクタイプのE-Bike(E-カーゴバイク)「HSD P9」の2種類が用意されている。 Vektron S10 電動アシストスポーツ折りたたみ自転車(E-フォールディングバイク)のVektronは、スポーツE-Bike用ドライブユニットを搭載したモデル。日本では、Bosch Active Line Plusを搭載した「Vektron S10」のみのラインナップだ。このE-Bikeの特徴は、E-Bike用ユニット「Bosch Active Line Plus」を搭載することで、E-クロスバイク(クロスバイクタイプのE-Bike)らしいスポーティなフィールを実現した。また、太めのタイヤや、車体中心近くに装着されたバッテリーを採用することで、折りたたみ自転車特有の癖を抑える味付けに成功。小径自転車に不慣れな人でも運転できるだけでなく、一般的なサイクリングレベルなら他のE-Bikeと同等のサイクリングが楽しめるE-Bikeだ。 オプションで、フロントラックやリアキャリア、泥除けが用意されているため、街乗りからサイクリングまで楽しめる仕様にできる。また、リアキャリアを装着すれば子供乗せのシートを装着できる。車体重量が20kg近くあるため、折りたたんだ状態で持ち運んで移動するのは大変だが、カーサイクリングが簡単にできるのは大きな利点だ。 フレーム:Vektron G2 アルミフレーム フロントフォーク:6061アルミ 重量:19.8kg ブレーキ:Magura MT4油圧式 ディスクブレーキ ギア(前):52T ギア(後):SHIMANO 11-32T 10段変速 フロントホイール:Kinetix Comp,...

【試乗】折りたたみとBosch製E-Bikeユニットを合わせた Tern Vektronの利点とは?【E-Bike】

欧州を中心に注目されているE-Bike。日本でも様々な企業からE-Bikeが登場しており、E-Bikeブームの気配が見えている。折りたたみ自転車でもE-Bikeの流れがあり、その中でも有名なE-Bikeと言えばTern Vektronだ。Tern Vektronは、折りたたみ自転車やストリートタイプのスポーツサイクルで有名な「Tern」のE-フォールディングバイク(電動アシスト折りたたみ自転車)。一般的なE-フォールディングバイクは、折りたたみ性能を重視し、パワーよりも軽さを重視した電動アシストユニットを搭載した物が多い。しかし、Tern VektronはE-Bike用ユニット「Bosch Active Line Plus」を搭載することで、E-クロスバイク(クロスバイクタイプのE-Bike)らしいスポーティなフィールを採用したE-フォールディングバイクだ。 今回紹介するVektronは、時間の関係でBosch Japanが所有しているモデルをお借りした。カラーはかつて存在したVerge S11iを連想させる量産車には無いBoschオリジナルのシルバーを採用。カラーリングが違うだけで、ドライブユニットの変更は無い。 高い汎用性と低重心化を実現した車体 Tern Vektronを他のE-Bike比べた時、一番の利点なのが折りたたみ機構だろう。車体重量が19kgを超えるため折りたたみは簡単ではないが、ハンドルポストが折りたためるため、家の空いたスペースに置くことができる貴重なE-Bikeだ。 折りたたみ自転車には、フレームサイズが1種類しかないためハンドルやサドル高さの調整域を取ることで、高い汎用性を実現しているモデルが多い。それはTern Vektronも例外ではない。ハンドルはワンタッチで高さを上下に調節できるため、幅広い身長に対応している。 積載量に関しては前後にラックの取り付けが可能だ。リアラックはVektronの専用品があり、バッグ類やチャイルドシートが装着できる。小径ホイールのおかげで重心が低いため、重い荷物を載せても比較的安定して走行できるだろう。 バッテリーはE-Bikeでは珍しく車体中心近くに搭載。車体前方に荷重がかからず、従来の自転車に近い自然な感覚で運転できる。タイヤはSchwalbe Big Apple 20×2.15インチと、太いタイヤを採用。これにより、小径折り畳み自転車特有の硬い乗り心地や、一般的な自転車よりも神経質なハンドリングが解消されているだけでなく、小径自転車と感じさせない重圧感がある乗り心地を実現。歩道の段差や多少荒れた道でも安心して走る事が可能だ。 本格E-Bike用ドライブユニット「Bosch Active Line Plus」を搭載 Tern Vektronに搭載されているE-Bikeユニット「Bosch Active Line Plus」は、定格出力250W、最大トルク50Nmのサイクリング用E-Bikeユニット。一部クラッチ機構の削除により、40-50Nmクラスでは、アシストがかかった時のダイレクトで直結感があるフィールを実現している。 このドライブユニットの利点はアシスト音が静かなこと。今回、街乗りからサイクリング、急坂での走行等一通り行った。E-Bikeによってはアシスト時の音が大きいのがあるが、Active Line Plusはどんなシチュエーションでもモーターのノイズが静かなのが印象的だった。欠点はアシストが切れた時のゴリっとした感触。これはスポーツライドで急に脚を止める時に感じる事が多い。しかし、今回乗車した場面では、そのようなシチュエーションが無いため特に問題なかった。 バッテリーは36V 8.2Ah。近年のE-Bikeでは36V/10.0Ah以上の大容量バッテリーを搭載しているモデルが多いため、Vektronのバッテリー容量は少ない。しかし充電時間は0~100パーセントの場合、僅か2.5時間(0~50%の場合は1時間)と短い時間で充電できる。充電器もE-Bike用ではコンパクトなため、休憩中に充電を行う事も可能だ。 Tern...

内蔵型バッテリーを搭載したE-クロスバイク「Corratec E-POWER SHAPE PT500」

コラテックからクロスバイクタイプのE-Bike「E-クロスバイク」に、新たに E-POWER SHAPE PT500が登場した。価格は¥298,000(税別)   コラテックのE-クロスバイクには、荷台や泥除けが装着されているE-POWER SHAPE(¥248,000)があるが、そちらとの大きな違いはブレーキとバッテリーだ。ブレーキはシマノ・MT200油圧ディスクブレーキを採用。車体重量が重いE-bikeでも安心した制動力を実現した。バッテリーは内蔵型バッテリーを搭載した。見た目がスッキリするだけでなく、バッテリーの搭載位置を下がり、重心を下げられるだろう。 ドライブユニットはBosch Active Line Plus。静音性を重視した街乗り向けのドライブユニットとして知られている。発売日は2020年1月を予定している。 メーカー希望税抜価格 ¥298,000 カラー BLACK/SILVER サイズ 44、48cm フレーム E-POWER SHADOW TUBE アルミ、BOSCH ACTIVE LINE PLUS フォーク E-POWER...

TernのE-カーゴバイク「HSD P9」を解説【E-Bike】

折りたたみ自転車で有名なTernからE-カーゴバイク「HSD」が登場した。 従来の自転車よりも沢山の荷物が積めるカーゴバイクは日本ではマイナーな存在だ。その理由は様々だが、一番の理由は車体サイズが大きすぎて扱いにくい事だろう。日本では小径車輪を採用し、一般的な自転車と同サイズに収まるミニベロカーゴバイクのほうが扱いやすいだろう。 今回紹介するTern HSDはミニベロタイプの電動アシストカーゴバイク(E-カーゴバイク)。 アルミ製のフレームを採用したHSDはEN Cargo Bike規格に従いフレーム・フロントフォークを170kgまでテストし、重い荷物や子ども乗せを装着することが可能となった。また、HSDは駐輪や車載時の取り扱いのしやすさも重視している。ハンドルポストは折りたたみ式のためステーションワゴンなど屋根が低いクルマにも載せやすい。また、キャリアに工夫を行うことで、縦置きも可能な設計を採用し、カーゴバイクでありながら従来の自転車と同じような扱いやすさを得ている。車体重量は25.7㎏のため重い。 フロントフォークはサンツアー製。重い荷物を搭載するためにTern用にカスタムした、カーゴバイク用サスペンションフォークとのことだ。 ドライブユニットはBosch Active Line Plus。日本ではTREKやCorratec、Electraなど様々な自転車ブランドに搭載されているユニットだ。アシスト作動時の音が小さく、コミューターバイク向けなので、HSDには合っているだろう。 ブレーキはシマノ製油圧ディスクブレーキ。従来の自転車よりもだれでも高速走行できるE-Bikeは油圧ディスクブレーキを搭載する事例が多い。特にHSDのようなE-カーゴバイクは、車体重量も重いだけでなく沢山の荷物も積むため、強力な油圧ブレーキの搭載は必須だ。 HSD P9は、日本国内で発売されているE-カーゴバイクの中では、貴重なE-Bike(電動アシストスポーツ自転車)用ドライブユニットを搭載しているので、スポーティな走りも期待できるだろう。 価格は¥289,000(税抜)。E-Bikeの世界では、20万円台後半のモデルは少なくないが、原付2種クラスのスクーターが購入できるほどの高価格だ。 HSDはライフスタイルの幅を広げることができるピックアップトラックのようなE-Bikeだ。平日は子供の送迎に買い物、休日はサイクリングを楽しめるE-Bikeとして売り込めば、新しい客層を獲得できるかもしれない。 Tern HSDのスペック フレーム:Tern HSD, 6061-AL, patented design, Tern sliding dropouts, EFBE Tri-Test approved: 170 kg フロントフォーク:Suntour custom...

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2021年モデル最新版 10万円以下のロードバイクまとめ ディスクロード等もピックアップ

(2020年10月13日更新)ロードバイクと言えば何十万円もするモデルや、100万円クラスの非常に高価なモデルが少なくない。そんなロードバイクの世界でも、10万円以下のロードバイクもエントリークラスの価格帯が用意されている。自転車ブランドのロードバイクなら、安価なロードバイクでも楽しく走れるだろう。 今回は10万円以下のロードバイクをピックアップ。また、参考として10万円にプラスアルファで購入できるロードバイクも紹介する。10万円に少し加えると、最新のトレンドを採用したモデルを選ぶ事ができるので、可能であれば予算は増やしたほうが良いだろう。価格は追記が無い限り税抜き表示。 2021年モデルの10万円以下のロードバイクの傾向 2021年モデルでは、10万円プラスアルファや10万円以下で購入できるロードバイクでも、ディスクブレーキ仕様が増えてきた。高価格帯のロードバイクでは定番となっているディスクブレーキロードバイク。2021年モデルでは低価格のエントリーモデルと呼ばれている物でも増えている。 また、時代の流れに合わせて、フレームとタイヤの隙間にゆとりがある車体設計が増えている。これにより、ロードバイクでも28ミリや32ミリ以上の太いタイヤを装着できるモデルが増えている。 ディスクブレーキを採用したロードバイク ハイエンドロードバイクで主流になりつつあるディスクブレーキ付きロードバイク。10万円以下のモデルでもディスクロードが登場している。従来のキャリパーブレーキよりも軽いタッチで効くため、エントリーモデルでも普及するのは時間の問題だ。規格に関しても、殆どのモデルがハイエンドモデルと同じ規格(前後12ミリスルーアクスル、フラットマウントディスクブレーキ)を採用しているのがほとんどだ。   GT ROAD SPORT アメリカの自転車ブランド「GT」と言えば、マウンテンバイクやBMXで有名だがロードバイクもある。GT ROAD SPORTは、GTのアイコンであるシートステイはシートチューブと接触することなくトップチューブに接続されたフローティングデザインのトリプルトライアングルを採用。10万円を切る価格では貴重なディスクロードバイクの1台。 フレームはアルミフレームで、フロントフォークはフルカーボンフォークを採用。コンポーネントはShimano Clarisで、クランクはFSA Tempo、50/34T、スプロケットはSunrace, 11-32 8速。ブレーキはPromax Render R機械式ディスクブレーキ。タイヤはVittoria Zaffiro、700x28c。価格は9万9800円。 出典:GT Bicycles KhodaaBloom FARNA DISC Claris KhodaaBloom FARNA DISC Clarisは8万円台で購入できる貴重なディスクロードバイク。小柄で手足が短めな日本人に合わせたフレーム設計のエンデュランスロードバイク「FARNA」をベースにしたディスクロードバイク。8万円台と低価格ながら、コスト削減しやすいクランクやスプロケットはシマノ製を採用したり、コンチネンタル製のタイヤを装着するなど、低価格ながら細かい所にこだわっている。 フレームはAll-New“EAST-L”Triple butted.SmoothWeldアルミフレームで、フロントフォークはフルカーボンフォークを採用。コンポーネントはShimano Clarisで、クランクはSHIMANO FC-R2000、50/34T、スプロケットはShimano, 11-32 8速。ブレーキはTEKTRO...

超軽量でスポーティなE-Bike Specialized(スペシャライズド)「Turbo SLシリーズ」を解説

レーシングロードバイクやマウンテンバイクで有名な自転車ブランド「Specialied」。海外では2010年代から、E-Bikeを製造していたが、長らくの間、日本市場では販売されていなかった。そんな中、2020年に登場し一躍有名となったのが「Turbo SLシリーズ」だ。 日本市場に導入されているSpecialized製E-Bikeの一番の特徴が軽さだ。Turbo SLシリーズの特徴は、従来の人力自転車(ペダルバイク)のフィーリングを重視したE-Bikeだということ。モーターの重量を従来型のE-Bike(3キロ台が多い)よりも軽量な1.95キロにし、バッテリーのサイズを一般的なE-Bikeよりもコンパクトなバッテリーにするなど、様々な部分で軽量化を重視した設計にすることで、一般的なE-Bikeよりも軽いのが特徴だ。 重量はE-ロードバイクの「Turbo Creo SL」の場合、S-Works Creo SLなら12.2キロと、クラス最軽量を実現。E-クロスバイク「Turbo Vado SL」は重量15キロ台と、一般的なE-Bikeと比較して40パーセント軽量なのを売りにしている。 Turbo SLシリーズの特徴 従来のE-Bikeと比較して軽さを重視したドライブユニット Specialized Turbo SLシリーズ(Turbo Creo SL、Turbo Vado SL、Turbo Levo SL)には、「Specialized SL1.1」という自社製ドライブユニットを搭載している。 Specialized SL1.1モーターのスペックは重量1.95キロ、最大出力240W、最大トルク35Nm。因みに、一般的なE-Bike用モーター(Bosch Performance Line CX)の場合、重量2.9キロ、定格出力250W、最大トルク85Nm(2021年モデルの場合。2020年モデルは75Nm)。従来型E-Bikeと比較して、パワーとトルクを少なくした代わりに、ドライブユニットをコンパクトに仕上げた。 Sprcializedによれば、アシストはさまざまなケイデンス範囲で一貫したパワフルなアシストを発揮させ、自然なペダリング感覚を得られるようにチューニングを施したとのこと。走行モードはECO、SPORT、TURBOの3種類。アシスト力は、ECOモードでモーター出力の30%、SPORTモードで60%、TURBOモードで100%となる。また、モーターから一切のアシストを受けたくない非アシストモードも搭載されている。 人力自転車感を重視したフィールで、力強い追い風のようなアシスト感とアシストOFFでも走行感が変わらないアシストは、E-Bikeというより夢のペダルバイク(人力自転車)に近い感覚だ。 従来型E-Bikeとフィーリングの違いは? 低トルク、軽量E-BikeのTurbo SLシリーズと、高トルクの従来型E-Bikeは何が違うのか。 シマノやBosch、ヤマハなどの従来型E-Bikeは、モーターの力強いトルクを生かして、平地や上り坂ではグイグイと走る事ができる。そのため、強い力を活かせばフルサスE-MTBでも、上り坂を時速18キロで走行し、人力ロードバイクを抜いていく芸当もできる。 その一方で、重いバッテリーを車体に装着しているため、コーナリングは人力自転車(ペダルバイク)とはジャンルが違う乗り味だ。また、アシストが切れる時速24キロ以上のスピードでは、人力自転車と比較して加速が緩やかだ。 軽量・低トルクユニットのE-Bike「Specialized...

パナソニックからフルサスE-MTB「XM-D2 V」が発売

パナソニック サイクルテックは7月20日、フルサスペンションE-MTB「XM-D2 V」を発表。2020年8月3日に発売する。パナソニック Xシリーズはパナソニックの電動アシストスポーツ自転車シリーズの中でも、高価格帯のハイエンドE-Bikeシリーズ。Xシリーズの中でも「XM-D2 V」はパナソニックの電動アシスト自転車スポーツタイプのフラッグシップとなる。 XM-D2 Vは、2019年3月1日に発売した限定モデル「XM-D2」をアップデートしたモデル。本格的な前後サスペンションに加え、要望の多かったドロッパーシートポストを採用し、オフロード走行時のパフォーマンスを向上させた。 ドライブユニットはパナソニック独自の内装2段変速「マルチスピードドライブユニット」を装備。フロントサスペンションはロック機構付きで、リアサスペンションはペダリングロスを極力軽減させるスレッシュホールド機構を搭載した。 車体はアルミダブルサスペンションタイプ 160mmトラベルROCKSHOX Monarch RT debonair ロックアウト付サスペンション搭載フレームと、SR SUNTOUR AURON35-Boost RLRC-PCS DS 27.5” 160mmトラベル リモートレバー付フロントフォークの組み合わせ。ドライブユニットは、マルチスピードドライブユニット 内装2段変速(定格出力250W)に、36V 12Ah 432Whバッテリーを組み合わせ、最大航続距離は107キロを実現。コンポーネントはShimano SLX 11段変速で、クランクは29T、スプロケットは11-42T。ブレーキはShimano DEORE XT...

クロスバイクタイプの電動アシスト自転車「パナソニック ジェッター」がモデルチェンジ E-Bike風デザインに進化

パナソニック サイクルテックは7月20日、電動アシスト自転車スポーツタイプ「ジェッター」をモデルチェンジしたと発表した。2020年8月3日に発売する。 クロスバイクのデザインを採用した電動アシスト自転車として知られている「ジェッター」は、今回のフルモデルチェンジでフォルムを一新。 ケーブル内装方式に、E-Bikeのようにダウンチューブに沿わせた新設計のバッテリーを搭載することで、スポーティなデザインに変わった。 ハンドルに装着されているサイド液晶ディスプレイを採用した手元スイッチは、走行速度や走行距離表示、スポーティーな走りをアシストするケイデンス表示など8項目表示に対応。 オプションで前後キャリアや前カゴも用意されているので、通勤などの需要にも対応している。 車体はアルミフレームに、フロントフォークの組み合わせ。ドライブユニットは、センターユニット(定格出力250W)で、25.2V 12Ah(302wh)バッテリの組み合わせで、最大航続距離85キロを実現した。外装8段変速で、タイヤは700×38C。BAA適合で、3年間盗難補償付帯。価格は15万円(税抜)。 関連リンク Panasonic https://www.cyclorider.com/archives/36913