サイクルロードレース「ミラノ〜サンレモ」でドロッパーシートポスト装着のロードバイクが優勝 UCIは容認

2022年3月19日、イタリアで開催されたサイクルロードレース「ミラノ〜サンレモ」では、バーレーン・ヴィクトリアスのマテイ・モホリッチ選手が優勝した。

 

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今回のレースが大きく注目されているのは、優勝したマテイ・モホリッチ選手が乗っているロードバイクにドロッパーシートポストが装着されていたことだろう。

ドロッパーシートポストは、工具を使用せずサドル高を変化させることができるパーツ。主にオフロードを走行するマウンテンバイクに装着することが多い。これは、オフロードの下り坂などでサドルからお尻を浮かして、腰を後ろに引き、重心を変化させてバランスをとる事が多く、このような場面だとサドルが邪魔になるため。

ロードバイクではドロッパーシートポストを装着する事例はほとんどないが、今回の「ミラノ~サンレモ」では、マテイ・モホリッチ選手が下りでドロッパーシートポストを使用して優勝したため注目された。

UCI(国際競技自転車連合)は3月20日、ドロッパーシートポストに関するUCIの声明を発表。リリースでは、「UCI装備委員会は、2014年にサイクルロードレース競技におけるドロッパーシートポストの使用を承認している。使用に関しては、UCI規則第1.3.013条の最小5cmセットバックルール、すなわちドロッパーシートポストを最高または最低に設定した場合、サドルのセットバックは第1.3.013条に完全に準拠していなければならないとのこと」と発表。執筆時点では、ドロッパーシートポストをサイクルロードレースで使用するのは問題ないようだ。

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