オールドMTBスタイルの街乗りスポーツ自転車「ThirdBikes SURFSIDE」

自転車会社のホダカは2月12日、スポーツバイクブランド「THIRDBIKES (サードバイクス)」から、オールドマウンテンバイクスタイルの「SURFSIDE (サーフサイド)」を発売したと発表した。

THIRDBIKESは「ファン」「イージー」「セーフティー」を考えたスポーツ自転車ブランド。SURFSIDEは、海沿いの道をゆったりと流して走る様子をイメージした街乗りスポーツ自転車。往年の26インチマウンテンバイクをモチーフに現代のトレンドに合うようアレンジ。乗った時の前傾姿勢を控えめにしてゆったりとした姿勢を取れる設計と、お尻が痛くなりにくいバネつきサドル、荒れた道や段差が気になりにくい幅広タイヤを採用した。

また、ライト、ベル、リフレクター、スタンドが標準装備なので、購入してすぐに乗り出すことが可能だ。フレーム、フロントフォークはスチール、変速は外装6段変速、価格は29,900円(税抜)。

本格的なアップライトスポーツバイクとの違いは?

Rivendell ClemSmith Jr(出典:https://bluelug.com/contents/rivendell)

26インチの太めのタイヤを装着したアップライトスポーツバイクと言えば「Rivendell ClemSmith Jr」が有名だ。Rivendellはカリフォルニア州サンフランシスコ郊外に工房を構える自転車会社。非競技者向けの自転車を製造しており、他ブランドではあまり見られないアップライトスポーツバイクを製造している事でも知られている。

29,900円の「ThirdBikes SURFSIDE」と、218,000円「Rivendell ClemSmith Jr」では、設計から部品、質感まで何もかも違う。設計に関しては「Thirdbikes SURFSIDE」は、本格的なアップライトスポーツバイクと比べると、トップチューブ長が短い。トップチューブ長が短いとフラットハンドル等のバックスイープ(手前に曲がった角度)が無いハンドルを装着するのは合っている。その一方、本格的なアップライトスポーツバイクに使われている、手前に曲がったハンドルを装着すると、ハンドルとサドル間が短くなりすぎてしまう。SURFSIDEとClem Smith Jrは似て非なるものだろう。

SURFSIDEは30,000円以下の街乗りクルーザーと見れば妥当なレベル。サスペンション等が装備されていないお陰で、スチール製フレームを採用しても車体重量は13.9kgを実現。サスペンションを装着したMTBルック車だと、17kgとママチャリ並に重いのもあるので、本格的なスポーツ自転車が欲しいなど多くを求めなければ悪くない選択肢の1つだろう。

THIRDBIKES:https://thirdbikes.com/

Rivendell:https://bluelug.com/contents/rivendell/

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