カーボンフレームのグラベルクロスバイク Specialized Sirrus Xとは?

マウンテンバイクとロードバイクを組み合わせた自転車が発祥と言われるクロスバイク。非競技用スポーツサイクルのクロスバイクは、フロントサスペンションが付いた「デュアルスポーツ」タイプや、細いタイヤを装着した「スピードクロス」タイプまで、様々なモデルがある。

近年、新たに登場しているクロスバイクが「アドベンチャー」タイプや「グラベルロード」タイプのクロスバイク。軽量なフレームに従来のクロスバイクよりも太い軽量タイヤを装備したモデルだ。舗装路は段差を奇にすること無く快適に走行でき、ロードバイクでは走れない砂利道も走行できるクロスバイクだ。

出典:Specialized

アドベンチャータイプのクロスバイクや、グラベルタイプのクロスバイクの多くは、アウトドアを意識したグリーン系統のカラーリングや、細身なクロモリフレームを採用している。しかし、Specialized Sirrus Xはこの手のクロスバイクとしては珍しくモダンなデザインのカーボンフレームを採用した。フレームには、Specilized RoubaixやDivergeシリーズに採用されたサスペンション「Future Shock サスペンションシステム」を装着。ヘッドパーツにサスペンションを装着することで、舗装路の振動を抑えるのと軽量化が可能になった。車体はDiverge E5をそのままコピーした設計ではなく、前傾姿勢を緩くしたクロスバイク用の設計だろう。

ブレーキはシマノ・MT201油圧ディスクブレーキ。コンポーネントはSRAM・NX11速。前42T、後11-42Tの11速を採用。グラベルタイプのクロスバイクでも広まりつつあるスタイルだ。ホイールは前後とも12ミリスルーアクスル仕様の700Cタイプ。タイヤはTracer Pro, 2Bliss Ready, 60TPI, folding bead w/ GRIPTON®, 700x38mm。砂利道でもグリップできるように凹凸がついたグラベルタイプのタイヤだ。

気になるのは650B”ロードプラス”規格が使えるのかということ。700Cよりも一回り小さい650Bの車輪を使い、マウンテンバイク並に太いスリックタイヤを装備したロードプラスタイヤは、グラベルロードの世界で注目されている。グラベルタイプのクロスバイクでもロードプラス規格を採用したモデルや、ロードプラス規格に対応したのを売りにしたモデルがある。Sirrus Xに関しては特に書いておらず、このあたりは気になる所だ。

関連記事

編集

Eバイクや電動アシスト自転車、自動車、アクティビティなどを紹介しているWebメディア。「Eバイク事始め 次世代電動アシスト自動車がよくわかる本」が好評発売中。

当サイトはアフィリエイト広告を採用しており、掲載各社のサービスに申し込むとアフィリエイトプログラムによる収益を得る場合があります。

spot_img
spot_imgspot_imgspot_img