ロードバイクで有名な自転車ブランド「FELT」は、グラベルロードブームにやや遅れていた。FELTにはマルチロードバイク「VR」シリーズというモデルがある。FELT曰く、VRシリーズはマルチロードバイクというジャンルで、従来のレーシング・ロードバイクよりもアップライトな乗車姿勢で乗れ、実用性が高いロードバイクという扱いだ。

出典:「BROAM(ブローム)」オフロードでの軽快さを求めたロードバイクの販売を開始

今回、紹介するFELTのグラベルロード「BROAM」は、長距離、未舗装路も走れるロードバイク≒グラベルロードバイク。長距離・未舗装路の走行を重視するため、アップライトな乗車姿勢と長めのホイールベースを採用した。最大で45Cと太いタイヤを装着できる設計。BROAMは標準で700x40Cのスリックタイヤを装備。舗装路は乗り心地が良く、グラベルは快適に走れるのを売りにしている。グラベルを重視する場合、650Bホイールに交換可能な設計にもなっている。最大27.5 x 2.1 の650Bタイヤの装着可能だ。ホイールの装着は定番の12ミリスルーアクスル規格を採用している。

VRシリーズとBROAMシリーズはどこが違うか?

FELTにはマルチロードバイクというジャンルで販売中の「VRシリーズ」がある。BROAMシリーズはVRシリーズよりもグラベル走行を重視している設計のようだ。

VRシリーズとBROAMシリーズのどちらかを買うか悩んでいる人もいるだろう。筆者はBROAMシリーズに似た構成のグラベルロード「Specialized Diverge E5」を所有している。現在は38ミリの太いタイヤ(パナレーサー・グラベルキング38C)を装着しており、BROAMに近い仕様となっている。

もし、VRかBROAMか選べと言われたら、筆者は、舗装路をスポーティに走り公道上でよく見る砂利道も安心して”通過”できるのならVR、舗装路は乗り心地重視、グラベルは安心して”走る”ならBROAMを選ぶ。砂利道も安定して走れる車体と太いタイヤは、ロードバイクは直進時の安定性はあまり高くない一方でコーナーを曲がる時はヒラヒラと軽快に曲がることができる。その一方で、タイヤが太いグラベルロードは、グラベル走行時の安定性を高くするため、舗装路では直進時の安定性が高く、カーブを曲がる時の軽快感は少ない。因みに直進安定性がロードバイクよりも高いのは、細いタイヤを装備した状態でも変わらない。筆者が所有しているDiverge E5は30ミリタイヤが装備されていたが、ハンドリングはロードのそれとは全く違う。

また、BROAMは40ミリ幅の太いタイヤを装備している。気分が代わりロードバイクみたいな細いタイヤを装着しようと思っても、リムが太すぎてタイヤが合わない。一方、VRシリーズは、ロードバイク並に細いタイヤを装着できるホイールを採用している。VRとBROAMはそれぞれ一長一短があるので、特性を考えて購入しよう。

「BROAM(ブローム)」オフロードでの軽快さを求めたロードバイクの販売を開始