dscn9063

Dahonの折りたたみ自転車の中で超軽量モデルとして知られているモデルでMu SLXがある。(写真左の折りたたみ自転車)

一番の特徴は走行性能を重視した20インチの折りたたみ自転車でありながら、重量は僅か8.6キロと軽いこと。一般的な20インチ折りたたみ自転車は重量10kgを超える自転車が殆どだ。Mu SLXのように、ここまで軽いと片手で持つことができる。折りたたまれたMu SLXを持った時、笑ってしまうほど軽くぜひ体験してほしいと思ったほどだ。折り畳み機構がある折り畳み自転車は軽量化が難しいため、このような軽量モデルは貴重だろう。

車体は軽いが乗り心地は悪いDahon Mu SLX

Mu SLXに乗った時、一番驚いたのはアスファルトの僅かな表面のザラザラがわかるほど劣悪な乗り心地だ。動きの軽さよりも乗り心地の悪さが記憶の中に大きく残っていて、乗り心地の酷さはPacific Carry-me(空気入りタイヤ仕様)よりもマシな乗り心地で、14インチのDoveのほうが乗り心地は良いと感じたほど。

dscn8862

Pacific Carry meのすべて 8インチ縦折れ式折り畳み自転車を解説

Mu SLXの乗り心地が悪い理由は想像するだけでも多くある。しなりにくい折り畳みフレーム、必然的に剛性が上がる小径ホイール、軽量化のため少ないスポークを採用したため衝撃の分散がしにくくなったDAHONProホイール、Panaracer Minits Liteという細い高圧タイヤ、薄いサドルなど、乗り心地が良い理由を探すのが難しいほどだ。

Dahon Mu SLXを買って乗り心地の悪さに失望した場合、クッションがある厚めのサドル、空気の量が多い太めのタイヤ、スポーク数が多いホイールに交換するのを試したほうが良い。また、Mu SLXの乗り心地に不満が無くても、小径車は振動が大きく一般的なロードバイクよりも少ないスポーク数が少ないホイールを採用している。もし筆者がMu SLXを買ったなら普段乗りでMu SLXは使いたくない。Mu SLXを頻繁に使うのなら、普段用にスポーク数が多いホイールを買って使うだろう。スポーク数が少ないDahon Proホイールは、休日の輪行サイクリングなど、ここ一番で使う場面と使い分ける。

Dahon Mu SLXのライバルを紹介

Mu SLXのライバルを出すなら、筆者なら2つの折りたたみ自転車を思い浮かぶ。1つはDahon InternationalのVitesse D8だ。

Vitesse D8は10万円を切る価格で車体重量9.9kgの折りたたみ自転車。Mu SLXのような強烈な軽さはない。しかし、お手頃な価格で10万円を切り、Dahonブランドの安心感もある。2018/2019年モデルはフロントディレイラー台座を装備し、ハンドル交換しても折りたたみしやすい外折れ式ハンドルポストを装備しているので、簡単にチューンナップができる。

2つ目はルノー・Platinum Mach8。¥73,000(税抜き)で本体重量8.9kgと、価格を考えると超軽量な折りたたみ自転車だ。ホイール/タイヤサイズも20×1-1/8と、20インチの中では大径で細いタイヤを装備しており、舗装路の高速走行を重視している。

Dahon Vitesse D8とRenault Platinum Mach8のように低価格で買える超軽量折りたたみ自転車が登場しているが、Mu SLXはこの2台よりも一番軽い。また、価格も高価なだけあり細かい仕上げのレベルが高く所有感を満たしてくれるだろう。