激安ファットバイクは買うべきか?本物のファットバイクとの違いは?

高価なスポーツサイクルのスタイルだけ真似をした「ルック車」には様々な物がある。かつてはルック車と言えばマウンテンバイクルック車のことを指していたが、スポーツサイクルブームにより、様々なルック車が登場している。その中でも比較的新しいのがファットバイクルック車だ。

雪道やオフロード走行を行うファットバイクは、ファットバイク専用設計の部品を使用するため、一般的なスポーツサイクルよりも高価だ。しかし、そんな中ファットバイクのカッコを真似したファットバイクルック車が2010年代に登場した。有名なのはMongoose Beast。Mongooseは、BMX、MTB系に強い自転車ブランドとして有名だ。日本では自転車専門店向けのスポーツ自転車として知られているが、アメリカでは、Walmart等の量販店向けの安物自転車ブランドとしても知られている。Mongoose Beastは、2013年にはWalmartで199ドルで売られていた。

2013 Mongoose Beast Bicycle from ratrodbikes on Vimeo.

ギアは一段のみ。ブレーキは前輪はなく、後輪のコースターブレーキだ。また、フレームは恐らく鉄、ハンドルも鉄、自分が写真で見た限りだと車体の拡張性はないだろう。日本国内では販売されていない。

2018年現在の激安ファットバイクは?本物のファットバイクの違いは?

激安ファットバイクを買うときに注意したいのは、激安ファットバイクは本物のファットバイクの性能を持っていない事だ。

高価な本物のファットバイクはオフロードや雪道のダウンヒルができる性能を持っている。しかし、ファットバイクルック車は頑丈にできておらず、ブレーキの効きも良くないのでオフロード走行やスキー場のダウンヒルはできない。

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かつて一世を風靡したトラッカーバイク風として、街中限定で走ろうとしても欠点になるのがタイヤ。タイヤは消耗品でいつかは交換しないといけないが、ファットバイクのタイヤは需要が少ないので高価だ。ファットバイクルック車を街乗りで使う場合は、この辺に注意したほうが良いだろう。

激安ファットバイクで定番な物と言えばBronxだろう。Bronxには24段変速で本格仕様のTRX、26インチで街乗り用のシングルスピードモデルのBronx4.0、Bronx4.0を7段変速仕様にしたBronx4.0DD。24インチで外装7段変速にしたBronx24DD、20インチミニベロ版のBronx20。20インチで外装7段変速がついたBronx20DDがある。

低価格で買えるファットクルーザーバイク Bronx4.0を解説

筆者はかつてBronx4.0に試乗したことがある。試乗した限りでは高価なタイヤやコースターブレーキの特性を考え、カッコいいクルーザーだと思えば悪くないと思った。しかし、本格的なオフロード走行や雪道走行は想定していないので注意だ。もし、低価格でも本格的なファットバイクが欲しい人はKHSのATBシリーズを選ぼう。

 

スポーツサイクルブランドとして有名なKHSレース用ロードバイクやマウンテンバイク、街乗り用クロスバイクやスポーティな折りたたみ自転車を製造している。ファットバイクはATBシリーズという名前で販売しておりカーボンフレーム仕様のATB-5000から、10万円を切るATB-300をラインナップしている。少しでも本格的な事をしたいのならKHSを選んだほうが良いだろう。

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