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電動アシストスポーツサイクル(E-Bike)ユニットは何が違う?ママチャリ用ユニットと比較・まとめ

電動アシストスポーツサイクル(E-Bike)の特徴は、スポーツサイクル用のアシストユニットが搭載されていること。スポーツサイクル用アシストユニットの特徴は、アシストが切れても軽快にペダルを漕ぐことができるのだ。しかし、そのように言っても本当の所はどうなのか気になる人は多いだろう。今回は、2015年11月にCycloassitで公開した記事に加筆を加えて紹介したい。 スポーツサイクル用アシストユニットと、一般車用アシストユニットの違い ヤマハ・YPJ-Rに採用されているスポーツサイクル用電動アシストユニット「ヤマハ・PWシリーズ」は、クランク合力方式というタイプでアシストパワーよりも走りの滑らかさを重視している。その一方、従来の一般車用のヤマハ・PASシリーズに採用されている「ヤマハ・PAシリーズ」は、チェーン合力方式というタイプで、アシストパワーが強いのが特徴だ。 気になるのがアシストの違いがどれだけ走りの違いにつながるのかだろう。今回、サイクルモード2015でクランク合力方式(ヤマハ・YPJ-R)とチェーン合力方式(ヤマハ Pas Brace XL)に試乗することができ、両車の違いを比較してみた。 Yamaha Pas Brace XL 発進 発進時のアシストはクランク合力方式は、パワーよりも滑らかにアシストする方式となっている。一方でチェーン合力方式は力強いアシストで、電動アシスト自転車に乗ったことが無い人はこちらの方が電動アシスト自転車らしさはあるだろう。 荷物を積む、子供を載せる場合や市街地では、発進加速の面でヤマハPASが採用しているチェーン合力方式が良いだろう。 アシスト作動状態での巡行 クランク合力方式のYPJ-Rは、必要に応じてアシストを作動させるが、できるだけ足の力で走るセッティングなのに対して、チェーン合力方式のPAS Brace XLは、できるだけ常にアシストを作動させながら走行している感覚がある。 普通に考えたら、クランク合力方式のYPJ-Rは不利に感じるが、ヤマハのクランク合力方式のアシストセッティングが、アシストの強弱を非常にわかりにくくしているためアシストが弱まる高速域でも走りやすい。 逆にチェーン合力方式では、アシストの強弱にメリハリがあるため、アシストがよく効く低速域では走りやすい一方でアシストが弱まる高速域では、アシストが弱まる場合では一気にアシストが弱まるため足が重くなり走りにくいため、できるだけアシストを効かせた状態で走るようなペダリングを行いたくなる。 Yamaha YPJ-R アシストが切れた状態での巡行 クランク合力方式のYPJ-Rは、アシストの強弱をわかりにくくしているためアシストが切れても走りやすい一方、アシストの強弱にメリハリがあるチェーン合力方式のPas Brace XLは、アシストが切れると一気に走りが重くなる。このおかげでアシストが切れた場面ではYPJ-Rと比べるとキツク感じてしまう。 走り重視のYPJ-R 街乗りスペシャルのPas Brace XL 電動アシストユニットの特性だけで見ても、電動アシスト自転車でサイクリング的な走りを重視したい人は間違いなくYPJ-Rが良いだろう。ただ市街地ではPas Brace XLの発進時のパワフルさは魅力的だ。アシストユニットだけでなく車体特性から見てもPas Brace XLはMTB風の設計やライトの標準装備、荷台や泥除け・カゴが標準装備できるため街乗りスペシャルとして使うのならPas Brace XLが便利だろう。 スポーツサイクル用アシストユニットはメーカーによって特徴が違う スポーツサイクル用アシストユニットの基本である、アシストが切れても軽快にペダルを漕げることは、ヤマハ以外の他社のアシストユニットでも同じだ。しかし、アシストのパワーや音の強弱・音質、高ケイデンスでのはメーカーによって違う。電動アシスト自転車に乗る時はこのような点に注意して乗れば違いがわかるだろう。

BESVから電動アシストロード「JR1」と電動アシストクロス「JF1」が登場

スタイリッシュなデザインを売りにした電動アシスト自転車ブランド「BESV」が、電動アシストロードバイクの「JR1」と電動アシストクロスバイクの「JF1」が登場した。 JR1はBESV初の電動アシストロードバイク。前後油圧ディスクブレーキや後輪インホイールモーターを採用している。各試乗会でJR1が試乗車として乗ることができた。今回、市販車では新たにフルカラー液晶ディスプレイを搭載した。また、スイッチはドロップハンドルを握った状態でも操作ができるデュアルアシストコントロールスイッチを採用した。ヤマハ・YPJ-RやYPJ-ERは、一旦フラット部のハンドルを握り操作する必要があるのを考えると、このスイッチはよく考えている。BESV JR1は様々な試乗会で試乗したことがあるが、市販車を試乗してから再評価するつもりだ。 BESV JR1:メーカー希望小売価格:298,080円(税込) サイズバリエーション:XS480 / M530 フレーム:アルミニウム 重量:15.7kg (XS) / 16kg (M) ギア:Shimano 105 11s ブレーキ:Shimano 105 hydraulic タイヤ:700x25C(仏式) 全長:1665mm (XS) / 1680mm (M) バッテリー:36V/7.0Ah リチウムイオンバッテリー 充電時間:約3.5時間 最大走行可能距離:138km / 64km カラー:Gross White / Matte Black JF1は、クロスバイクタイプの電動アシスト自転車。JR1に似たデザインだが、よりアップライトに乗車できる設計となっている。JF1は機械式ディスクブレーキやフロントシングルギアなどを採用し、JR1よりも低価格化を実現した。JR1と同じくフルカラー液晶ディスプレイを搭載した。 BESV JF1:メーカー希望小売価格:248,400円(税込) サイズバリエーション:XS410 / M455 フレーム:アルミニウム 重量:16.1kg (XS) / 16.2kg (M) ギア:Shimano Deore 10s ブレーキ:PROMAX mechanical disc brake タイヤ:700x35C(仏式) 全長:1745mm (XS) / 1755mm...

電動アシストロードバイク「ヤマハ・YPJ-R」を解説【E-Bike】

2015年、自転車業界で話題になっている自転車と言えば恐らくYPJ-Rだ。ヤマハのWebサイトでは前からサイクルモード2015で試乗できると書いてあり。筆者はサイクルモード2015でYPJ-Rに試乗した。今回は2015年にシクロアシストで公開していた記事を転載する。 取り回しの良さは恐らく電動アシスト自転車の中でトップか コンセプトがロードバイクのためフレームや部品が軽く、電動アシストユニットやバッテリー容量も軽さを売りにしている。車体重量は15.4kgと電動アシスト自転車の世界では軽量となっている。電動アシストユニットやバッテリーを車体中心部に置いてあるため押し歩きを行うのも苦ではない。 アシストは自然で自転車感がある YPJ-Rのアシストは、アシストのオンとオフが非常にわかりにくい滑らかなで自然なアシストとなっている。ただ、滑らかなアシストでも前輪駆動方式のBSデュアルドライブの様な発進の悪さは無い。アシスト力自体は従来のヤマハ・PASに採用されているチェーン合力方式が勝っているらしく、自分の体感でもアシスト力自体は強烈に強いとは思わない。しかし、アシストのオンとオフが非常にわかりにくいのに、確実に力を出す滑らかなアシストのおかげで、従来の電動アシスト自転車にあるアシストオフ時やアシスト力が下がるときに感じる、いきなりやって来る漕ぎの重さが無いため、非常に漕ぎやすい。 アシストは平地でも常にアシストしているわけではない? YPJ-Rには多機能メーターが標準装備されていて、アシスト力を見ることができるモードがある。今回、アシスト力を適時見ながら走っていたが、常にアシストをかけて走っているわけでは無いようだ。試しに軽いギアで発進し、メーターを見たらアシストしていなかった。電動アシスト自転車といえば常にアシストがかかっているような感じがするが、ヤマハ・YPJ-Rは必要な時に応じてアシストをかけている気がする。本当はじっくり乗りながらメーターを見ながら走って観察したいほどだ。 ここで気になるのが航続距離。YPJ-Rの航続距離(標準パターン)は、バッテリー新品、常温15~25℃、車載重量(乗員および荷物を合計した重量)65kg、平滑乾燥路面、無風、無灯火状態で、平坦路(1km)、勾配4度の上り坂(1km)を含む全長4kmの標準走行路を設定し、平坦路「変速機・前2、後11」15km/h、上り坂「変速機・前1、後9」10km/h、下り坂「変速機・前2、後11」20km/hで走行し、1kmごとに一旦停止を行ったときのテストデータとなっているが、この条件で走行している例はあまりないと思う。実際の航続距離はどのようになるかは自分はわからない。 非電動時の走りは電動アシスト自転車として見ると良いレベル 電動アシスト自転車は非電動時の走行は重いのが殆どだが、YPJ-Rは非電動時の走りは電動アシスト自転車として見ると良いレベルで、車体が重いクロスバイクといったところか。 非競技的なコンセプトなのに競技的な考えが残っている車体設計 従来の電動アシストスポーツ車と比べると性能は非常に高く、性能面は非常に良い。しかしコンセプトと車体設計が合っていない。YPJ-Rのコンセプトはカジュアルに使う人のために向けた電動アシストロードバイクなのに対し、荷台が付かない、太いタイヤは履けない、前傾姿勢になりやすいなど競技的な考えが残っている車体設計となっている。非競技的コンセプトの電動アシストロードバイクで行くのなら、De Rosa Milanino E-Roadのようにグラベルロードタイプのほうが、想定ユーザーに合っていると思う。グラベルロードなら荷台は装着可能でもOKで、タイヤは幅を細くしてスピード重視で良いし、タイヤを太くして安定性重視に変えて初心者でも安心して走行できることも可能。非競技的な使い方なら前傾姿勢じゃないほうが良く、ディスクブレーキは安定した制動力もあるし、メカニカルなカッコよさもある。電動アシストの良さを追及するのならロードバイクよりも、グラベルロードやマウンテンバイク、トレッキングバイクやクロスバイクこそ電動アシストをつけるべきだと思う。 ヤマハ・YPJ-Rは、従来型の電動アシスト自転車を知っているほど、日本の電動アシスト自転車の新たな時代を実感する電動アシスト自転車だが、非競技的なコンセプトなのに競技的な考えが残っている車体設計が足かせとなっている。もう一度書くが、電動アシストの良さを追及するのならロードバイクよりも、グラベルロードやマウンテンバイク、トレッキングバイクやクロスバイクこそ電動アシストをつけるべきだ。 注:2018年に、大容量バッテリーを搭載したトレッキングバイク(YPJ-TC)、クロスバイク(YPJ-EC)、グラベルロード(YPJ-ER)、電動アシストマウンテンバイク(YPJ-XC)が登場した。YPJ-Rは大きな変更はなく2018年現在も販売中。 https://www.cyclorider.com/archives/33696 YPJ-Rの動画まとめ https://www.youtube.com/watch?v=MSnJza4YaR0&t=39s https://www.youtube.com/watch?v=xqQVHF9rMfE https://www.youtube.com/watch?v=Y7JV47BEBbs https://www.youtube.com/watch?v=LnzWbgDRikI ヤマハ・YPJ-Rがレンタルできるレンタサイクル一覧 ル・サイク土浦店   ル・サイク土浦店 | サイクルスポット/ル・サイク-東京を中心に展開する自転車販売店【東京:神奈川:千葉:埼玉:静岡に102店舗】 場所:茨城県土浦市有明町1-30PLAYatre1階 料金:1日¥3,500 うみかぜサイクル 京急三浦海岸駅から歩いてすぐの所にあるレンタサイクルショップ。 。 ActivilityJapanで詳細を見る AsoViewで詳細を見る じゃらんで詳細を見る https://www.miura-umikaze.jp/ 場所:三浦市南下浦町上宮田3316-4 料金:1日 ¥3,000 はままつペダル https://www.hamamatsupedal.com/ 場所:浜松市中区旭町37 料金:1日¥3,500 Karuizawa RideTown:E-Bike 軽井沢エリア、中軽井沢エリアなら宅配レンタル対応(有料)。 じゃらんで詳細を見る AsoViewで詳細を見る http://karuizawa.ridetown.jp/ 場所:長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢東246 料金:8時間¥5,000 サイクルショップ川﨑商会 じゃらんで詳細を見る http://jitensya.kawacle.jp/rentacycle 場所:岡山県備前市日生町日生889-7サイクルショップ川﨑商会 料金:1日¥2,000  

E-BIKEはパーツ交換すると駄目? カスタム問題を考えてみる

  https://www.youtube.com/watch?v=2MMY2rWJJk8 日本で売られている電動アシスト自転車の殆どは、型式認定というのを取得している。これは、国土交通省に申請を行うことで、電動アシスト自転車として適合していると認定する制度だ。これは電動アシスト自転車に限らず、普通自転車(一般的な人力自転車)、自動車、オートバイにもある制度だ。 この型式認定があるため、電動アシスト自転車は部品を交換するだけで違法になると噂されている。ebikejournalでは、従来どおりのカスタマイズは可能。アシストユニットを改造した場合は道路交通法違反になるとの結論を出している。 eBikeって型式認定があるからパーツの交換をすると違法?:ebikejournal これは自動車やオートバイに例えにすればわかるだろう。写真のオートバイ(ホンダ ドリームCB500FOUR)は、風防やリアキャリアを装備しており、この程度のカスタマイズなら重要機関を改造していないので特に問題にならない。しかし、操縦安定性やポジションを決めるハンドルや、環境性能や騒音が変わる社外マフラー、制動力は上がるが改造が必要なフロントダブルディスクブレーキ、排気量を上げるボアアップやエンジン換装など、重要機関を改造した場合は手続きを行う可能性があるだろう。電動アシスト自転車の場合、アシスト比とスピードが法律で定められているので、この部分を改造しなければ問題にならないと考えるのが良いだろう。 電動アシスト自転車は、型式認定を取得しなくても法律を守っていれば公道走行は可能とのこと。これは、電動アシスト自転車だけでなく、自動車やオートバイでも同じだ。実際、型式認定を取っていない並行輸入の自動車やオートバイは街中で走行している。 型式認定問題は電動アシスト自転車だけでなく自動車やオートバイが排除される危険がある ebikejournalの記事では、自転車会社があえて型式認定を取得しているのは、事故多発により法律改正で公道走行を締め出されるのを恐れているためと書いてある。仮に型式認定を取っていれば、問題が発生しても公道走行が可能という保証を得るためとのこと。 ただ、今後、小規模の店が独自に輸入して型式認定を取らず販売する可能性がある。筆者が危惧するのは、型式認定問題が電動アシスト自転車だけでなく自動車やオートバイの逆輸入車などに飛び火する危険があることだ。スピードが出ない電動アシスト自転車で型式認定問題が発生したら、電動アシスト自転車よりも遥かにスピードが出て、事故の被害が大きい自動車やオートバイも問題になるだろう。 自動車では、海外で売られている日本車を並行輸入して公道走行する場合や、ケータハム・スーパセブンなどマニアックな自動車は、型式認定を取得していない場合がある。また、日本では自動車の製作を業とする者以外の者が作る少数生産の自動車は「組立車」という型式となる。これは、光岡自動車の初期型ゼロワンの型式として有名で年間99台しか製造販売を認めていない。因みに、光岡自動車・ゼロワンは正式に型式認定を取り、350台ほど製造されたようだ。 行政との闘い―自動車メーカーになることはまったく不可能ではなかった:j-net21 sakeboyさん(@sakeboy)がシェアした投稿 - 2018年 6月月13日午前9時12分PDT オートバイでも逆輸入車と呼ばれているのは型式認定を得ていない。オートバイの逆輸入車とは日本で製造された輸出用オートバイを日本に輸入して販売すること。きっかけは第1次バイクブームで未成年による大型オートバイでの死亡事故が多発し、日本国内のオートバイメーカーが自主規制として750CC以上の大型オートバイの販売を自粛を行い(1988年にホンダGL1500ゴールドウイングが型式認定取得により撤廃)、一部の好事家達が輸出用の日本製オートバイを輸入したのが逆輸入車の始まりと言われている。70年代はカワサキ・900SuperFour(Z1)やホンダ・CBX1000、80年代はスズキ・GSX1100刀、カワサキ・GPZ900Rが有名だろう。ちなみに現在も日本独自の規制があるため逆輸入車が販売されている。 80年代バイクブームより遥かに過激な1970年代の第1次バイクブームまとめ 事故多発で規制強化は起こるかと聞かれたら、筆者は絶対起こると言う。実際、第1次バイクブームでは、1969年にCB750FOURが大ヒットして事故が多発し、僅か6年後の1975年に法律改正で400CC以上のオートバイに乗るには限定解除試験が必要となった。死亡事故が多発すれば法律は簡単に変わるのだ。 型式認定を取っていない電動アシスト自転車の保険はどうなる? 型式認定を取っていない自動車の場合、保険料が高額になる事例や保険加入が拒否される例が多いらしい。これは車種の特定が難しい理由があるとのこと。筆者が気になるのは、型式認定を受けていない電動アシスト自転車の場合、保険加入はどうなるかだ。電動アシスト自転車が普及して保険加入が厳しくなった場合、型式認定を受けていない電動アシスト自転車は、保険加入ができるだろうか?このような事を考えると、型式認定を取得していない電動アシスト自転車に乗るのはリスキーだろう。

雨が降っても自転車が無くても安心!初心者にお薦めのサイクリングコースまとめ

サイクリングの魅力は、自分の力で遠くに行くことができ、狭い道でも迷惑にならずに走れ、他の公共交通機関とリンクすることで、移動効率が上がり幅広い楽しみ方ができることだ。レースをしない一般ユーザーでも、街中でのポタリングからサイクリングコース、林道のグラベルライド、三国峠を越えて行く1日300kmロングライドまで様々な楽しみ方がある。 しかし、これから自転車を初める場合、どんな走り方が合うのかわからない。また、高額な自転車や自転車用品を買うのは躊躇するだろう。 今回は、雨が降っても自転車が無くても安心して楽しめる初心者にお薦めのサイクリングコースをまとめてみた。基準はスポーツサイクルや電動アシスト自転車のレンタサイクルが豊富で、雨が降りサイクリングを中止しても観光できる場所をピックアップした。 長野・飯山エリア 北陸新幹線飯山駅には信越自然郷アクティビティセンターがある。ここではロードバイク、マウンテンバイクのレンタサイクルが豊富でサイクリングツアーも行われている。自転車だけでなくSUPやカヤック、ハイキングツアーなど様々なアクティビティツアーもあり、レインウェアやトレッキングシューズやバッグパック、テント、スノーシューなどもレンタル可能。 飯山エリアは豪雪地帯のため、冬になると自転車は走れないと思うかもしれないが、冬季限定でファットバイクで街中を走るツアーや、スキー場をファットバイクで下るツアーがあり、春夏秋冬楽しめる。雨が降った場合は、高橋まゆみ人形館や飯山市美術館など巡るのが良いだろう。 信州いいやま観光局 伊豆大島エリア 東京23区から気軽に観光できる島として有名なのが伊豆大島。東京・浜松町にある竹芝桟橋から最短1時間45分で行くことが可能だ。レンタサイクルはママチャリと低価格のマウンテンバイクの2種類が主流だが、大島1週するのならマウンテンバイクを選ぶのがベスト。自転車を持っていくのなら三原山ヒルクライムも良いだろう。 雨が降った場合、川端康成の「伊豆の踊子」で有名な波浮港や、火山の歴史がわかる伊豆大島火山博物館、入園料金無料の都立大島公園 動物園がベスト。公共交通機関は路線バスしかないが、路線バスは本数が少なくシーズンにより運休する路線があるため注意。レンタカーや観光タクシーを選ぶのが良いだろう。 伊豆大島ナビ 三島エリア 静岡県にある伊豆ゲートウェイ函南は、飲食施設だけでなく観光案内やジオガイドツアーが行われている。サイクリングに関してはスポーツサイクルや電動アシストスポーツサイクルのレンタサイクルがある。伊豆半島エリアはサイクリングコースだけでなく、グルメ、史跡など雨が降っても楽しめる観光場所が豊富だ。 伊豆ゲートウェイ函南 浜名湖エリア 静岡県にある浜名湖は1週65kmと手頃に走れるサイクリングコース。レンタサイクルは浜名湖から少し離れている浜松駅近くにある「はままつペダル」が良い。ロードバイク、クロスバイク、折り畳み自転車がレンタルできるからだ。浜名湖・浜松周辺には浜名湖ガーデンパーク、うなぎパイファクトリーやスズキ資料館などの観光地が豊富で、雨が降っても困らない。 浜名湖1週 ハマイチWeb 浜松だいすきネット 琵琶湖エリア 日本最大の面積と貯水量を持つ琵琶湖は有名なサイクリングコースの1つだ。1週160kmと長く、観光スポットも彦根城、琵琶湖博物館や旧跡を中心に沢山あり、1日で1週するのは惜しいコースだ。レンタサイクルはJR米原駅にびわ湖1週レンタサイクルがあり、その他の場所でもレンタサイクルサービスが行われている。サイクリングコースに関しては湖西エリアは交通量が多く裏道が少ない。一方、湖東エリアはサイクリングコースが整備されており走りやすい。また、宿泊施設なども豊富で、短い時間で観光を楽しみたいのなら湖東エリアのみを楽しむのが良いだろう。 輪の国びわ湖 びわ湖1週 京都エリア 昔ながらの街並みが残っている京都。レンタサイクルは膨大にあり選ぶのが大変になるほどだ。観光地や公共交通機関は非常に豊富で雨が降っても問題にはならない。一部の観光地は非常に人が多く、駐輪禁止場所や難しい場所も多いので、公共交通機関を多用する旅も良いだろう。 京都よくばり自転車観光ナビ 淡路島エリア 大阪・兵庫エリアから近い淡路島。1週150kmと長く獲得標高1200mとアップダウンが多いため、初心者が楽しむのなら1泊2日で楽しむのが良い。本格的なスポーツサイクルが借りることができるショップが多数ある。「古事記」「日本書紀」の舞台となった神話ゆかりの名所や景勝地などが豊富にあり、雨が降っても大丈夫。1週160kmと距離があるため公共交通機関よりレンタカーを使うのがベストだろう。 あわじロードバイクサポーターズ 淡路島観光ナビ しまなみ海道エリア 世界7大サイクリングロードの1つとして知られているしまなみ海道。本州(尾道)から、向島、因島、生口島、大三島、伯方島、大島、四国(今治)と橋でつないだサイクリングコースは、サイクリングに興味がない人でも人生で1度は行くべき道だ。各島には、それぞれ特徴があり因島ははっさく大福、大三島は大三島神社や伯方の塩工場などがある。レンタサイクルは各島にあり、尾道(本州)と今治(四国)にはGIANTストアでレンタサイクルが提供している。 歴史やグルメ、景勝地といった観光地が地域ごとにあり、それぞれ特色を持っているので、雨が降っても観光には困らない。ただし、自動車を使用して島巡りを行うと、有料道路を使わないといけないため注意が必要だ。 SHIMAP しまなみ海道観光マップ https://www.cyclorider.com/archives/20504    

量販店向け自転車と専門店向け自転車の大きな違いとは?

安売りスーパーに行くと、ペヨングソースやきそばというカップ焼きそばを見るだろう。ペヤングソースやきそばよりも安いのでコピー商品に見えるが、ペヤング・ペヨング両方とも製造元はまるか食品だ。ペヤングソースやきそばを製造するまるか食品が、低価格のペヨングを製造する狙いは、ペヤングソース焼きそばの安売りを防止して、ブランドイメージを落とさず、最終的にはペヤングの購入につなげていく戦略とのことだ。 売り切れ続出…ペヤングの「偽物風」ペヨング販売、密かな狙いは?「共食い」の危険も(Business Journal) 自転車の場合はどうなのか? 自転車には量販店向け自転車と専門店向け自転車の2種類がある。基本的に量販店向け自転車は価格を抑えるために、細部の部品の品質を落としている。有名なのがブリヂストン・アルベルトライトという量販店向け自転車。通常のアルベルトよりも部品の品質を落としており、多くの自転車店から批判されている。 https://www.cyclorider.com/archives/11934 量販店や安売り店のスポーツサイクルは、ルック車とも言われている。ルック車とはスポーツサイクル風のデザインを採用した1~2万円台の激安自転車だ。この手のルック車の問題は重い・進まない・直すのが大変なこと。舗装路しか走れないクロスバイクなのに重量13~15kg(オフロード走行できる6万円クラスのマウンテンバイクは13~14Kg)と重く、加速は5万円の折り畳み自転車にも負ける。直すにしても、価格を抑えるためにグリス(潤滑油)が少なかったり、変な部品を採用しているため、整備に時間がかかる。 https://www.cyclorider.com/archives/18451 https://www.cyclorider.com/archives/11270 専門店向け自転車を量販店に卸さない理由 電動アシスト自転車では、量販店にも卸しているブランドでも自転車専門店向けの特別仕様がある。パナソニックサイクルテックは、自転車専門店向け電動アシスト自転車「ビビPX」がある。これは、カタログに載っていない知る人ぞ知るお買い得モデルだ。 セオサイクルのブログ(2017年) スポーツサイクルの場合、本格的なモデルを製造するブランドの殆どは、自転車専門店にしか卸さない。これは技術面とブランド面の両方が考えられる。とある自転車ブランドは、量販店向けと専門店向けにラインナップを分けており、専門店向けのモデルはコストパフォーマンスが高いため、量販店向けでも専門店向けモデルを卸してほしいとの要望がある。しかし、専門店向けモデルを卸す場合はレース用自転車や部品を整備できる能力が必要で、さらに誓約書が必要だと語っていた。 ブランド面に関しては、安売り防止によるブランドイメージ向上が考えられる。近年、スポーツサイクルの世界では販売店を絞り、安売り防止を行ってブランドイメージを重視する動きがある。これは、自転車専門店向けの自転車の欠点とも言える部分で、身近な店舗で購入できなくなりつつある。      

電動アシストスポーツバイク(E-Bike)で峠を上れ! ミヤタ・クルーズで行く十国峠

電動アシストスポーツ自転車(E-Bike)は航続距離が長いの車種が多い。アシストが弱いモードだと航続距離100km以上の物は当たり前だ。ヤマハ・YPJ-ECなど、一部車種では最長航続距離222km(プラスエコモード)と非常に長い車種もある。 電動アシストスポーツ自転車の航続距離で注意すべき所は、航続距離の計算は業界統一テストの基準で計測されていること。ヤマハYPJのカタログでは、このような文が載っている。 一充電あたりの走行距離は、2010年3月改正の自転車協会電動アシスト自転車安全基準に規定された「標準パターン」を バッテリー満充電からアシスト停止まで走行したときの走行距離の当社測定値。 「標準パターン」の測定条件:バッテリー新品、常温15~25°C、車載重量(乗員および荷物を合計した重量)65kg、 平滑乾燥路面、無風、無点灯状態で、平坦路(1km)、勾配4度の上り坂(1km)、平坦路(1km)、 勾配4度の下り坂(1km)を含む全長4kmの標準走行路を設定し、平坦路「変速機※A」15km/h、上り坂「変速機※B」10km/h、 下り坂「変速機※C」20km/hで走行し、1kmごとに一旦停止。 ヤマハ YPJカタログより 自動車ではカタログ燃費よりも実燃費のほうが悪い例が多い。しかし、電動アシスト自転車の場合は、カタログ値よりも実際の数値のほうが距離が伸びる場合が多い。例を挙げると筆者は、ヤマハの電動アシストクロスバイク「YPJ-C」(最大航続距離約40km)で浜名湖1週100kmを行ったことがある。ここまで航続距離が伸びたのはサイクリングコースの殆どが平地で、アシストの作動が少ないため実現出来たのだ。 https://www.cyclorider.com/archives/20982 一方、坂道だけを上る場合、航続距離はカタログ値よりも少なくなる。ヤマハ・PASのカタログには標準パターンによる航続距離と4度登坂連続パターンの違いを紹介したページがある。標準パターンでは70キロ以上アシスト可能な電動アシスト自転車でも、4度登坂連続パターンでは20キロ程度しかアシストしない、 そこで気になるのが、電動アシストスポーツサイクルは峠を上れるかということ。今回、道の駅伊豆ゲートウェイ函南で電動アシストスポーツ自転車「ミヤタクルーズ」をレンタルし、峠に行ってきた。ミヤタ・クルーズはシマノ製ロードバイク用ホイールや油圧ディスクブレーキを搭載した電動アシストクロスバイク。リング錠も装備し走行性能だけでなく実用性も意識している。 今回行く峠は十国峠。峠の名は伊豆・相模・駿河・遠江・甲斐・信濃・武蔵・安房・上総・下総の 10国を展望できるから名付けられたようだ。道の駅伊豆ゲートウェイ函南から十国峠までの距離は約16kmで獲得標高約650mとのこと。 こちらは道の駅伊豆ゲートウェイ函南のスタート時の写真。ディスプレイに表示されている航続距離はカタログ値と同じだ。早速十国峠に行こうとするが、見知らぬ街のため迷うことに。 30分後、ふとディスプレイを見ると、なんと航続距離が増えていた。最初はバグが発生したかと思ったが、どうやらバグではなく、走行条件に合わせてディスプレイに表示される航続距離が変化するようだ。この場合は、平地しか走行していないため通常よりもアシストがかからないので、航続距離が増えたらしい。 十国峠に近づくにつれて坂が多くなってきた。このような場所は一般的なクロスバイクだと12km/h程度で上るが、ミヤタ・クルーズは時速15~17km/hで上っていく。脚力もそれほど使わないで上っていく。クルマが多くて早く抜けたい坂道を走るのなら電動アシストスポーツサイクルは有効だろう。 欠点は坂ではアシストが常時作動するため航続距離が減ってしまうこと。スタートから僅か1時間もたっていないのに航続距離はエコモードで70km台にまで下がってしまった。 坂道をどんどん上れば上るほど、航続距離は下がっていく。しかし、アシスト側が上り坂が続いているのを判断したのか、航続距離の落ち方が遅くなった。 伊豆はアップダウンは多いが自然豊かで走るのは楽しい。特にE-bikeだと楽に走れるので道を間違えても安心して走れる。ただ、今回乗ったE-Bike「ミヤタ・クルーズ」は、アシストがかかるとターボのような高音が聞ける。平地を走るのならアシストは発進時しかかからないので良い。しかし、上り坂ではずっとアシストがかかるため、2時間も聞くと非常に耳障りに感じるのだ。 スマートフォンの地図アプリで、残り距離を確認すると、目的地まであと少しだとわかった。そこでアシストモードをハイモードに変更して一気に上ることにした。ミヤタ・クルーズに搭載されているアシストユニット「シマノ・STEPS E8080」はトルクよりも回転重視でアシストするが、アシストが一番強いハイモードでは、パワフルにアシストがかかる。 ハイモードにしたおかげで、十国峠に到着した。 メーターを見ると航続距離の数字はハイモード:26km、ノーマルモード:36km、エコモード:39km。上り坂では航続距離はカタログ値よりも短いが、まだまだ上れそうだ。 この後、観光地を周りながら道の駅伊豆ゲートウェイ函南に戻った。十国峠を上った後は下るだけでアシストは発生しないので航続距離はどんどん増えていき、ゴールの道の駅・伊豆ゲートウェイでは最長航続距離68kmとなった。筆者としては、ミヤタ・クルーズの航続距離の限界を見ることができなかったので、乗鞍スカイラインや湯田中~渋峠など長い峠道を電動アシストスポーツサイクルで上って航続距離の限界を見たいものだ。 MIYATA E-Bike

【自転車漫画】千と千尋の神隠しのモデルへGO!四万温泉のせちゃり旅(#チャリと来た)

旅行するのなら、観光地や地域の特産品等、何かしらの目的を決めて行くと面白い。目的は人によって様々で、筆者の場合はサイクリングコースや峠などの道をメインに決めてサイクリングを楽しんでいる。さえこ🚴輪行女子(@rinkosaeco)さんは、Twitterで自転車旅行漫画を公開しており、様々な地域を自転車旅行している。今回は千と千尋の神隠しの舞台となったと言われている、群馬県四万温泉を目的地にした日帰り自転車旅行「四万温泉のせちゃり旅」を紹介。 今回の目的地は、群馬県にある四万温泉。千と千尋の神隠しのモデルになったと言われている積善館に行く日帰り自転車旅行だ。東京からJR高崎線に乗り、終点の高崎では、からは吾妻線に乗り換えだ。このときの吾妻線はオレンジと緑色の2色に塗り分けられた懐かしの湘南色の列車。ドアは手で開ける非常に珍しい方法を採用していたようだ。 中之条駅ではSuicaに対応していなく(現在はSuica対応とのこと)田舎の洗礼に合ったようだ。そして、四万温泉まで折り畳み自転車(Brompton)で行こうとするが、四万温泉までは殆ど上り坂で道も狭く、店は無くて非常に大変とのこと。 しかし、実際に走ってみると、多少のアップダウンはあるが殆ど平坦なので、楽に走ることができたようだ。 四万温泉まで行く途中には、ダムや四万の甌穴群があったが、千と千尋の神隠しと関係する物と言えばメロディーロードだ。これは、道路に凹凸がついており、自動車がその上を走ると、タイヤの摩擦音が音楽のように聞こえる道路のこと。このメロディーロードは千と千尋の神隠しのテーマ曲となった「いつも何度でも」が聞こえるようだ。場所についてはhttp://www.kirara.ne.jp/melody-line/で見ることができる。 道が良く特にトラブルも無かったため、予想よりも早く四万温泉に到着。そこで、お目当ての温泉に行く前に「柏屋カフェ」でお茶をすることに。昭和レトロの民家を改装したカフェの名物は温泉マークカプチーノで少しビターな味のようだ。公式サイトを見ると、二つの味が楽しめる柏屋カレーや日替わりパスタ、サンドイッチプレート、手作りスイーツもあるようだ。 柏屋カフェでお茶をした後は、お目当てである積善館へ。積善館の中や四万温泉街、奥四万湖などの詳しい内容はチャリと来た。の四万温泉・聖地巡礼のせちゃり旅からどうぞ。 四万温泉を気軽に回るためのヒント 今回の折り畳み自転車+公共交通機関を使う「のせちゃり旅」を行う場合、輪行できる高速バスが無いため鉄道を使うのがベストだ。特急列車に関しては上野⇔長野原草津口を走る「草津」があり、中之条駅まで約2時間で走るとのこと。 自転車を持っていない、持ち運ぶのが面倒な場合、四万温泉でレンタサイクルを借りるのも1つだ。四万温泉にある「レンタ四万の駅」では電動アシスト自転車がレンタルできる。料金は1時間500円。1泊なら3000円。 住所: 群馬県吾妻郡中之条町四万4237-48 営業時間:9:00~18:00 不定休 URL:https://www.facebook.com/shimaonsenlove/ 四万温泉・聖地巡礼のせちゃり旅で登場した場所まとめ 中之条ダム 住所:群馬県吾妻郡中之条町 URL:http://www.pref.gunma.jp/06/q1300021.html 国道353号線「メロディーライン」 URL:https://www.kirara.ne.jp/melody-line/ 四万の甌穴郡 住所:群馬県吾妻郡中之条町四万3520 URL:http://www.ouketsu.net/ 四万温泉 柏屋カフェ Kashiwaya Cafe 住所: 群馬県吾妻郡中之条町四万4237-45 営業時間:10:00-17:00(16:30ラストオーダー)定休日 なし(※ 臨時休業となる場合があり) URL:https://www.onsen-cafe.com/ 積善館 住所: 群馬県吾妻郡中之条町四万温泉 営業時間(日帰り入浴):11:00~16:00(17:00まで入浴可能) URL:http://www.sekizenkan.co.jp/ 奥四万湖 住所:群馬県吾妻郡中之条町四万 URL:https://www.nakanojo-kanko.jp/shizen/okushimako.shtml 作者のWebサイト/Twitter/過去漫画の紹介はこちら #チャリときた:作者のWebサイト さえこさん(@rinkosaeco):作者のTwitter https://www.cyclorider.com/archives/22387

簡単に持ち運べる電動アシスト折り畳み自転車 ウルトラライトE-Bikeに16インチモデルが登場

ルノー・ライトシリーズで有名なGicは、電動アシスト自転車にも力を入れている。特徴は、バッテリーを小型化した電動アシスト折り畳み自転車ということ。電動アシスト折り畳み自転車は大容量バッテリーを装着したタイプが一般的。このタイプは、アシストの航続距離が長い一方、バッテリーが重いため車体重量が重くなる欠点がある。 一例を挙げると、パナソニックの電動アシスト折り畳み自転車「オフタイム」が、車体重量20.5kgで航続距離54km(ロングモード)。折りたたみ自転車でも20kgと重いものを気軽に持ち運ぶのは難しい。 Gicの電動アシスト折り畳み自転車ブランド「ULTRA LIGHT E-BIKE TRANS MOBILLY」は、軽量アシストユニットと小型バッテリーを装備して軽量化を実現した。14インチモデルは車体重量11.9kgと軽い。ただしバッテリーが小さいため航続距離は10-12kmと短い。 ヨコハマ・サイクルスタイル2018では、ULTRA LIGHT E-BIKE TRANS MOBILLYの16インチモデルが展示されていた。車体重量は12.9kgと電動アシスト自転車では軽い。バッテリー容量は14インチモデルと同じなので、航続距離は10-12kmと変わらない。しかし、16インチモデルは14インチモデルよりも車輪が大きく、外装6段変速を採用し、バッテリーが切れても楽に走れそうだ。価格は¥120,000。2018年8月下旬発売予定。 ULTRA LIGHT E-BIKE TRANS MOBILLY 16inch

伊豆半島で伊豆E-BIKE充電ネットワークの実証実験が開始 詳しい内容について紹介

静岡県の東端部にある伊豆半島は、温泉や歴史、自然など様々な観光場所があることで有名な場所だ。一方で、このエリアは坂道が多いためサイクルツーリズム(自転車を使用した観光)を行うのが難しい場所でもある。そこで伊豆半島の観光事業者が注目したのが、電動アシストスポーツサイクル(E-bike)だ。 電動アシストスポーツサイクルは、一般的な電動アシスト自転車よりもスポーティに楽しく走ることができる。起伏が激しい伊豆半島でも電動アシストスポーツサイクルならサイクルツーリズムが可能。伊豆半島にある道の駅では、ミヤタ製電動アシストスポーツサイクル(クルーズ・リッジランナー)のレンタルが可能。2018年5月25日から、伊豆半島の一部地域で伊豆E-BIKE充電ネットワーク実証実験が開始した。 伊豆E-BIKE充電ネットワークは、伊豆半島の観光施設を利用中にバッテリーの充電ができる。電動アシストスポーツサイクルのバッテリーを充電することでバッテリー残量を気にせずサイクルツーリズムを楽しめる。 充電ステーションは、シマノSTEPS E8080用の充電器を2基設置。BOSCH・YAMAHA・BAFANG等のシマノ製以外のアシストユニットを搭載した電動アシストスポーツサイクルを使用している場合でも、自分の充電器を持ち込むことで充電が可能だ。西伊豆を中心とした10拠点で運用を開始し、最終的には。実証実験の期間は2018年5月25日〜2018年5月25日まで。 今回の充電サービスは、無料で受けるために施設のサービスを利用することが前提だが、面白い試みと言える。電動アシスト自転車の充電ステーションは、電気自動車の充電ステーションと比較すると大掛かりな工事が必要ではなく、簡単に拡充することができるため、他の自治体でも参考になるだろう。 伊豆E-BIKE充電ネットワーク実証実験 – 伊豆E-BIKE

シェアサイクルと電子ペーパー看板のコラボの可能性は?(ドコモ・バイクシェア)

日本のシェアサイクルの中でも、全国各地に展開しているのがドコモバイクシェア。電動アシスト自転車とFelicaカードを採用し、ハイテク方面に力を入れている。BICYCLE CITY EXPO 2018のブースでは面白いコンセプトモデルが出展していた。 電動アシスト自転車の後輪付近を見てほしい。普通ならシールで貼ってある広告が、電子ペーパーを採用した看板を採用しているのだ。 電子ペーパーはAmazon kindle Paper whiteなどの電子書籍端末に使われていることで知られている。表示中に電力の消費を抑える設計のため、スマートフォンやパソコン等で使われる液晶画面よりも電池の消費量が少ない。画面は紙に近い質感を実現し直射日光の下でも見やすい。 電子ペーパー看板を開発した理由について訪ねた所、広告を自由に変えることができる利点があると語っていた。この看板を採用すると、場所によって広告を変更することも可能らしい。Webサイトの広告は読者の興味を惹くために、顧客の興味や関心を追跡したリターゲティング広告があるが、電子ペーパー看板はリターゲティング広告を現実世界に持ってきたようなものだ。この機能は広告だけでなく、災害等が発生した場合、看板の表示が変わることで情報発信も可能。ドコモ・バイクシェアによると、電子ペーパー看板を搭載したシェアサイクルは現在開発中とのことだ。 トップページ | 株式会社ドコモ・バイクシェア

中国の電動アシストユニット会社「Bafang(バーファン)」を解説

電動アシスト自転車に搭載されるアシストユニットは様々な会社が参入している。日本では大手のパナソニック・ヤマハが多く、これらの会社はアシストユニットだけでなく自社製の電動アシスト自転車も販売している。アシストユニット単体の提供では、日本のシマノとドイツのボッシュが大手で、様々なブランドに供給している。そのような状況で、中国のBAFANG(バーファン)が日本市場に参入するようだ。 日本では馴染みがないBAFANG。特徴は様々なアシストユニットを製造していることだ。カタログを見ると、マウンテンバイク・クロスバイク・トレッキングバイク・キックボード用など様々なアシストユニットを製造している。日本ではBenelliが採用していることで知られており、このブランドにはM400というスポーツタイプのユニットが搭載されている。 BICYCLE CITY EXPOでは、ブースが出展されていて様々なアシストユニットが展示されていた。その中でも注目のユニットはM500とM800だろう。 M500は、E-MTB用のミッドドライブタイプのアシストユニット。M400よりもコンパクトで最大トルクも大きいようだ。電動アシストユニットを搭載しても、普通の自転車に近づけたデザインを採用している。大手のヤマハ(PW-X)やシマノ(STEPS E8080)、ボッシュ(Performance Line CX)はすでにコンパクトなデザインのアシストユニットを市場に投入しており、Bafangが流れに追従したとも言えるだろう。 M800はグラベルロードやロードバイク向けのミッドドライブタイプの電動アシストユニットだ。カタログではパワー・トルクはM500やM400よりも低いが、コンパクトで軽量なユニット(重量2.3kg)を売りにしている。(M800は2018年6月4日現在公式Webサイトに掲載されていない。)また両方の自転車はバッテリーを車体に埋め込むことでスマートなデザインとなった。高性能化が進んでいる電動アシスト自転車業界で、Bafangはどのように進んでいくのか注目したい。 http://www.bafang-e.com/jp.html 2018年11月17日現在、BAFANG製ドライブユニットを搭載したE-Bike Benelli https://youtu.be/r6_s2xflEIU 日本市場ではE-MTBで有名なBenelli。2019年モデルからは電動アシスト折りたたみ自転車にも参入する。E-MTB(電動アシストマウンテンバイク)、電動アシスト折りたたみ自転車両方ともBafang製ドライブユニットを搭載。サイクルモード2018でメーカーに聞いた所ではBafangから許可を貰って独自のマッピングをしているとのことだ。 Bafangユニット搭載モデル:全車種   Evol アサヒサイクルが2019年春に登場するE-Bikeブランドが「Rize」。ヤマハやパナソニックなど大手E-Bikeブランドよりも低価格で購入できるのを売りにしている。現在ではブランド名をEvolに変えて販売中 https://www.cyclorider.com/archives/29970 イオンバイク カゴ付きのコミューター電動アシスト自転車「アレグレス e」に搭載している。

豊田トライクの商用版「豊田TRIKE CARGO」と高齢者向けプロトタイプとはどういう自転車か

交互に上下稼働する並列に装着された車輪をチェーンで連結し、一方の車輪が上がるともう片方の車輪が強制的に下がるシンクロシステムを搭載した自転車で有名な豊田トライク。まだ発売されていないが各方面から注目されており、伊豆下田ではシェアサイクルとして運用されている。 https://www.cyclorider.com/archives/20245 https://www.cyclorider.com/archives/21024 2018年5月29日/30日に東京で行われたBICYCLE CITY EXPOでは、豊田TRIKEの乗用バージョンとカーゴバージョンが出展されていた。写真は商用版のカーゴモデルで、車体前方に荷物を積むことができるスペースがある。大容量のボックスを装着して、沢山の荷物を積むことが可能なだけでなく、座席を装着して人を乗せることも可能だ。 これ以外にも、高齢者向けの試作車も出品されていた。2輪の自転車に、後部にシンクロシステムを装備した補助輪を装備した高齢者向け自転車のようだ。シンクロシステムを開発したケイズ技研のサイトでは、シンクロシステムを採用した補助輪を装備し、乗車される方のバランスに応じて調節が可能な電動アシスト自転車とのこと。 シンクロシステム補助輪が従来の3輪自転車と違うのは、走行特性を従来の自転車に意識しているのだろう。豊田トライクカーゴモデルは豊田トライクショップ山陽によると2018年発売予定。高齢者向けプロトタイプは不明だ。 https://www.cyclorider.com/archives/24167

電動アシストスポーツ自転車は観光資源になると思う理由

電動アシスト自転車の世界では、電動アシストスポーツサイクルがブームになっており、様々な会社から電動アシストスポーツサイクルが登場している。このような電動アシストスポーツサイクルは、製造や販売で注目されているだけでなく、観光でも注目の的となっている。 道の駅 伊豆ゲートウェイ函南では、メリダブランドのロードバイクのレンタルだけでなく、ミヤタブランドの電動アシストスポーツ自転車をレンタルすることができる。レンタルできる車種は電動アシストクロスバイクのミヤタ・クルーズと、電動アシストマウンテンバイクのミヤタ・リッジランナーの2種類をレンタルすることができる。 参考:伊豆ゲートウェイ函南 伊豆半島では、電動アシストスポーツ自転車を観光資源にした取り組みを行っているようだ。2018年5月26日の伊豆経済新聞では、伊豆半島内に電動アシストスポーツ自転車の充電ネットワークを作る予定を打ち立てており、電動アシストスポーツ自転車を観光資源にしようとしているようだ。 ここで気になるのが、電動アシストスポーツ自転車は観光資源になるのかどうか。2018年5月25日に伊豆ゲートウェイ函南でミヤタ・クルーズをレンタルし、十国峠に行った限りでは「電動アシストスポーツ自転車は観光資源になる」と思うのが自分の考えで、その理由は以下の通りだ。 電動アシストスポーツ自転車は観光資源になると思う理由 電動アシストスポーツ自転車が観光資源になると思う理由は3つある。 1つ目の脚力があまり無い人でも楽しく走ることができる。電動アシストスポーツ自転車は、モーターとバッテリーを装備し人力を補助するスポーツ自転車だ。電動アシストスポーツ自転車は、一般的なスポーツ自転車よりも車体は重いが楽に漕ぐことができ、通常の電動アシスト自転車よりもスポーティな走りが可能なので、長距離を走っても辛くなりにくい利点がある。特に脚力があまりない普通の人でも坂道が上れるので、行動範囲が大きく増えるだろう。 レンタサイクルの観光で欠点になるのが、途中で疲れてしまい休憩が増えたり、道を間違えてしまいタイムロスが発生してしまう問題がある。特にレンタサイクルで観光を行う場合、土地勘が無く道を間違えるタイムロスがある場合が殆どだろう。最初にトラブルが発生してタイムロスが発生するのなら、いくつかの観光地点を外して回ればいいが、疲れた後にタイムロスが発生するとリカバリーが難しくなったり、時間配分が読みにくくなることがある。 これが電動アシストスポーツ自転車だと、途中で疲れてしまってもモーターアシストがあるおかげで、ある程度のスピードを出すことができるため、時間配分が読みやすい。レンタサイクルの殆どは時間貸しを行っているのが一般的なので、時間配分が読めるのは非常に重要で、安心して観光することができる。 人によっては、通常の電動アシスト自転車でも良いと思うかもしれないが、通常の電動アシスト自転車は発進時のトルクが強い一方、時速20km/hを超えてアシストが切れると足が一気に重くなりスピードが出にくくなるという問題があるが、電動アシストスポーツ自転車はスピードを出してアシストが切れても、足が重くならないため快適に走ることができ、楽しく観光することができる。 2つ目は運動になる。運動になるのは意外と思うかもしれない。しかし、実際にミヤタ・クルーズで十国峠を上った限りでは、電動アシストスポーツ自転車はある程度運動になると思う。モーターがあっても、人力を補助するアシストのためある程度は運動になるのだ。特に伊豆半島のように上り坂が多い場所では、アシストがあっても運動になるだろう。 3つ目は気軽に移動できる。電動アシストスポーツ自転車は、駐輪場所が小さくても良く、エンジン付きの原動機付自転車のように大きな音は出さず、排気ガスも出ない。そのため小さな路地を走っても迷惑になりにくいため、自動車やオートバイよりも気軽に移動できる。 自分は電動アシストスポーツ自転車は持っていなく、試乗やレンタルをして電動アシストスポーツ自転車を体験しているが、観光目的のレンタサイクルなら電動アシストスポーツ自転車を選びたい。伊豆半島ではE-Bikeプロジェクトを行っており電動アシストスポーツ自転車を観光資源にする動きがあるが、個人的には成功して各地に広まってほしい。 シクロライダーの電動アシストスポーツ自転車の記事を見る

Panasonicの電動アシストスポーツサイクルまとめ ハリヤからXシリーズまで紹介

日本の電動アシストスポーツサイクルが登場する前から、街乗り用電動アシストスポーツ自転車「ハリヤ」が登場した電動アシストスポーツサイクルブームにより、従来型のシティサイクル用アシストユニットを採用したハリヤやジェッターだけでなく、スポーツライドも行うことができるスポーツドライブユニットを搭載したXシリーズが登場した。ここでは従来の一般車用アシストユニットを搭載したハリヤ・ジェッターを街乗り用スポーツサイクルとし、スポーツドライブユニットを搭載したXシリーズ(XU1・XM1・XM2)をXシリーズとして分けてみた。 街乗り用スポーツサイクル(一般車用アシストユニット) ハリヤ・ジェッターに搭載されている一般車用アシストユニットは、パナソニックの一般的なママチャリなどに搭載されているアシストユニットと同じだ。 このような電動アシスト自転車のユニットの特徴は、のんびり漕いだ状態でパワフルにアシストがかかる一方、スポーツサイクルのように高回転で漕ぐような場合はアシストが作動しない欠点がある。そのためハリヤ・ジェッターのように、一般車用アシストユニットを搭載した街乗り用電動アシストスポーツ車は、スポーツサイクルに乗った気分でペダルを漕いでも、アシストがダイレクトに作動しないため面白くないという欠点がある。一方、のんびり漕ぐ人のが苦にならない人はハリヤ・ジェッターのような街乗り用電動アシストスポーツ車が合っているだろう。 ハリヤ:129,000 電動アシスト自転車=一般車(ママチャリ等)が殆どの時に登場した電動アシストスポーツサイクル。ハリヤ登場前はホンダ・ラクーンCXやパナソニック・ライアバードEB等の電動アシストスポーツサイクルがあったが、どれもハリヤみたいに長続きしなかった。 ハリヤは日本での電動アシストスポーツサイクルの先駆けと言えるモデル。2018年現在みたいに本格的な電動アシストスポーツサイクルが無かった時代はディスクブレーキ化やレース用MTBフォークを搭載するなど、マウンテンバイク並に改造したユーザーもいた。しかしハリヤのフレームは本格的な悪路走行を想定していない。スポーツドライブユニットを搭載した本格電動アシストMTB「XM1」が登場したため、マウンテンバイク仕様のカスタムは衰退するだろう。 フロントサスペンションは街乗りマウンテンバイク用サスペンション。一般的なマウンテンバイクだと5万円クラスの物で、60cmレベルのジャンプを散発的に行うのには向かないが、砂利道走行や歩道の段差なら安心して走ることができるだろう。サスペンションが動くのを抑えるロックアウト機構も装備している。フロントサスペンションには最大積載量2kgのフロントキャリヤが標準装備されており、オプションでバスケットを装着することも可能だ。 街乗り用スポーツサイクルのため、前車輪の脱着が簡単にできるクイックレリーズ機構を装備。タイヤは26×1.90インチのセミスリックタイヤ。26インチ規格は少なくなりつつあるが、安価なタイヤが入手しやすい利点がある。標準装備されているタイヤは路面抵抗が少なくタイヤ幅が太いため、乗り心地が良いのが特徴。変速機は外装7段変速を採用している。 ジェッター:¥150,000 パナソニックの街乗り用電動アシストスポーツ車の中では上級モデルといえるジェッター。ハリヤが26インチホイールを搭載したマウンテンバイク風なのに対して、ジェッターは舗装路向けのスポーティなクロスバイクとなっている。 ハリヤよりも高価なためか、フレームサイズは2種類ありバッテリーは大容量の16.0Ahを採用。ブレーキは制動力とコントロール性を両立したディスクブレーキを採用している。ホイールはハリヤよりも大きく、シティサイクル並の太さの700×38Cタイヤを採用。ハリヤよりもタイヤは細くオンロード走行に向いたタイヤが沢山ある。変速は外装8段を採用している。 Xシリーズ(スポーツドライブユニット搭載車) ハリヤやジェッターといった一般車用アシストユニットは、スポーツサイクルのように高回転でペダルを回すとアシストがついていかない問題があった。パナソニックのXシリーズは、ハリヤやジェッターとは違う本格的なスポーツサイクル用のアシストユニット「スポーツドライブユニット」を搭載している。スポーツドライブユニットはクランク軸に駆動力を伝える機構だ。Panasonic XM1に試乗した限りでは、発進時は力強くトルクがありながら高ケイデンスでもアシストがかかるアシストユニットとなっている。 2018年現在、スポーツドライブユニットが搭載されているのはクロスバイクのXU1、マウンテンバイクのXM1・XM2と3モデル。その中でもXM2はアシストユニットに2段変速を搭載したモデルで20段変速を実現した電動アシストマウンテンバイクとなっている。 XU1:¥225,000 出典:http://cycle.panasonic.jp/products/exu/ パナソニック・Xシリーズの中でもエントリーモデルのXU1は、Xシリーズ唯一の電動アシストクロスバイクだ。電動アシストクロスバイクにはフラットバーロードバイクで軽量なヤマハ・YPJ-Cや、フィットネスクロスの設計を元にしたミヤタ・クルーズがあるが、パナソニック・XU1はマウンテンバイクのXM1の基本設計に、フロントフォークをリジッドフォークにしたクロスバイクだ。 XU1はアルミリアキャリヤとアルミフルフェンダー・スタンドが標準装備されている。このような街乗り向け装備が最初から標準装備されているため後から購入する必要は無いだろう。ブレーキはシマノ製油圧ディスクブレーキ(BR-M315)を採用している。メインコンポーネントはシマノALIVIO。ギアは前41T×後ろ12-36Tの9段変速とのこと。 タイヤは700×50Cタイヤを採用。クロスバイクのタイヤとしては非常に幅が広く29インチマウンテンバイク並の太さのタイヤを採用している。 XM1:330,000 パナソニック・Xシリーズで一番始めに登場したのが27.5インチの電動アシストマウンテンバイク「XM1」だ。本格的な電動アシストマウンテンバイクとして登場したXM1はサスペンションフォークから、ブレーキ、コンポーネントまでオフロード走行を本格的に行えるようになっている。 フロントサスペンションフォークはSR SUNTOUR RAIDON-XC RLR DS 100ミリトラベル。前輪の固定方式は強固に固定できる15ミリスルーアクスルサスペンションを採用し、動きをロックし、ハンドルにはサスペンションをロックのON・OFFが可能なリモートレバーが付いている本格的なクロスカントリー/トレイル用サスペンションフォークだ。 ブレーキはシマノ・SLX BR-M7000油圧ディスクブレーキ。コンポーネントもシマノ・SLXで前41T×後11-36Tの10段変速となっている。 ホイール関連は27.5×2.2インチHEタイヤを採用。現代のマウンテンバイクで主流の27.5インチを採用している。タイヤも電動アシストマウンテンバイク用のMAXXIS IKON ebikeを採用している。 XM2:¥380,000 出典:http://cycle.panasonic.jp/products/ewm/ 電動アシストマウンテンバイク「XM1」の上級モデルともいえるのが内装2段変速を搭載したXM2。電動アシストユニット内に内蔵された2段変速によって、ストレスフリーの操作性と1~1.41のワイドギアレシオを売りにしたモデルとのこと。 XM2はXM1に内装2段ユニットを搭載しただけの電動アシストマウンテンバイクではないようだ。サスペンションはSR SUNTOUR AION RLR DS 15QLC32 27.5" 130mmトラベル リモートレバー付。XM1よりもダウンヒルを重視したオールマウンテン・エンデューロタイプのサスペンションを搭載している。 シクロライダーの電動アシストスポーツ自転車の記事を見る (参考サイト)商品ラインアップ 電動アシスト自転車 スポーツ|電動アシスト自転車/自転車|Panasonic

【自転車漫画】幻のバスラーメンを求めて岩手へ【ぶらり輪行女子】

一般的に旅行と言えば、有名な観光地や絶景スポットに訪れるのが一般的だが、旅慣れた人の場合は一般的な観光地ではなく、その地域にしかない独特な場所や物等に訪れる人もいる。例えば自分の場合は、2018年4月には一般には乗ることができない豊田トライクに乗るためだけに伊豆下田に行ったが、これもその地域にしかない独特な物に興味を持って旅行に行ったともいえると思う。 日本のモビリティを変える3輪電動アシスト自転車 豊田トライクを評価する【E-bikeインプレッション】 | シクロライダー 自転車漫画のWebサイト「#チャリと来た。」の運営を行っており、Twitterで漫画を公開しているさえこ(@rinkosaeco)さんの場合は、旅行の目的の1つとして今では殆ど見ることができないバスラーメンを求めて旅行し、バスラーメンの旅行の内容を漫画にまとめてTwitterで公開している。今回は、漫画「幻のバスラーメンを求めて」を簡単に紹介したい。 最初にバスラーメンとはどういう物かと言うと、一般的には使われなくなったバスをラーメン店の店舗として利用する事。バスラーメンは全国にあるらしいが、地域に偏りがあり関東・西日本や四国の一部の地域で見ることができたとのこと。 (参考サイト)80s岩手県のバス“その頃” 廃車体は生きている そんなバスラーメンも2000年代になると、バスの老朽化により閉店や撤去が行われており姿を消しつつあるらしい。 漫画「幻のバスラーメンを求めて」では、作者が子供の頃に見かけたバスラーメンをふと思い出し、バスラーメンについて調べていくにつれて、とある場所で今でもバスラーメンを行っているのを発見し、バスラーメンを見に行くだけで旅行を行うことに。 バスラーメンがある場所は岩手県釜石市。バスラーメンの中でも廃車を利用した店舗型ではなく、移動販売車として使われている珍しいバスラーメン。旅行出発前日に事前に問い合わせたら予定した日は休業だったなど、ごたごたがありながらも一路釜石へ向かうことに。因みに、作者は釜石市はかつて行ったことがあるらしくぶらり輪行女子 ~折畳み自転車+電車で色んな所へおでかけ♪~内にある三陸鉄道とBRTと自転車でゆく!! さんりく縦断輪行の旅では、2013年の釜石市を見ることができる。 約4年ぶり(2017年)にやってきた岩手県釜石市。釜石にあるバスラーメンとはどういう物なのか?店内はどんな風になっているのか?詳しい内容はTwitterモーメントの幻のバスラーメンを求めてか「#チャリときた」の「幻のバスラーメンを求めて」からどうぞ。 幻のバスラーメンを求めて Twitterモーメント 幻のバスラーメンを求めて(今回一部引用した画像) #チャリときた(作者のWebサイト) さえこ🚴輪行女子(@rinkosaeco)さん | Twitter(作者のTwitter) さえこ🚴輪行女子(@rinkosaeco)さんのTwitterモーメント https://www.cyclorider.com/archives/22387

電気を使わないアシストユニット「FREEPOWER」の可能性を探る

自転車はエンジンを使わないで人力で走ることができる利点があるが、一方で脚力が弱い人には速度が出なかったり上り坂が上れない問題もある。そこで自転車の世界では、脚力が弱い人にも楽に乗れるようにするため様々なアイデアが登場した。そのような脚力が弱い人でも乗れるようにするための一番のアイデアはアシスト機構を搭載したことだろう。 自転車にアシスト機構を搭載した事例は主に3つある。1つ目がエンジンでアシストを行う方法だ。既存の自転車にエンジンを装着してアシストを行う方式で、現在の原動機付自転車の始祖ともいえる物だ。日本ではスーパーカブの登場により、原動機付自転車は日本で一番簡単に乗れるオートバイという扱いになったが、ヨーロッパではペダル付き原動機付自転車(いわゆるモペッド)は、ヘルメット無しや無免許で運転できるモデルがあるなど規制が緩かった。2013年には50CCの原動機付自転車で時速45km/hまで出る原動機付自転車(50cc)は免許が必要になり、かつて存在していたペダル付き原動機付自転車(モペッド)は新車販売する会社は少なくなっている。 ソレックスを快適に走らせるためには…。 プラグやマフラーの清掃等々のメンテナンスも必須だが、それよりも、ソレックスと一体化して呼吸を合わせることが重要である。言わば「ソレックス道」。 その道のりは厳しく、心身の鍛練と日々の精進が求められるのだ…😅🇫🇷 #solex #velosolex #solex5000 #cyclomoteur #moped ami_huitさん(@ami_huit)がシェアした投稿 - 2018年 5月月5日午後3時44分PDT 2つ目が自転車にモーターと電池を搭載した電動アシスト自転車。日本では歩道走行の関係から人力100パーセントに対してのアシスト比率が最大200パーセントと弱いが、海外では人力100パーセントに対してのアシスト比率が300パーセントクラスの物があり、高速域でも高アシストがかかる。ヨーロッパでは車体価格30万円以上の電動アシスト自転車が沢山あり、大手企業が覇権を争っているモビリティの1つとなっている。 Did you know May 14-18 is #BikeToWorkWeek? We're getting the CrossRip+ tuned up for a week full of sweat-free commutes. Comment what bike you'll be riding below! #TrekBikes...

ヤマハ発のハードテールE-MTB YPJ-XCの実力とは?【E-Bike】

海外でブームになっている電動アシストマウンテンバイクは、日本でもCorratecやMiyata、Panasonicが電動アシストマウンテンバイクを発表しておりブームになりつつある。そんな中、ついに世界初の量産電動アシスト自転車を発売したリーディングカンパニーのYamahaから電動アシストマウンテンバイク「YPJ-XC」が発表された。2018年5月現在、各地で試乗会を行っており、プレミアムバイクインプレッション2018で試乗できたため、YPJ-XCについて紹介しよう。 YPJ-XCの特徴 YPJ-XCの特徴は、日本初のヤマハユニット搭載の本格的マウンテンバイクということ。フレームサイズは3種類とこのような電動アシスト自転車では多く、一番小さいサイズでは身長156cm~、一番大きいサイズでは身長178cm~対応しており、多くの人に対応した車体サイズを採用している。フロントサスペンションフォークはRockShox Recon Goldとアメリカの有名ブランドのサスペンションフォークを採用している。ホイールサイズは27.5インチで、ギアはShimano SLX 1×11とフロントシングルギアを採用することで、現代のマウンテンバイクでは主流となっている規格を装備している。 アシストユニットはヤマハ・PW-Xユニットを採用。スポーツ用電動アシストユニット「PW」シリーズの中で最上級モデルの「PW-X」ユニットは、従来のYPJ-C/YPJ-Rに採用されているPWユニットよりも高トルク・高ケイデンスに対応しながら、ユニットサイズは小型化を行っている。PW-Xシリーズのみの特徴としてパワーモードよりも更にハイパワーアシストを可能にしたEXPW(エクストラパワー)モードを搭載している。 YPJ-XCを試乗した感想   プレミアムバイクインプレッション2018で、YPJ-XCに試乗したが、プレミアムバイクインプレッション2018の試乗コースは、神宮外苑サイクリングコース1週と短く、舗装路のオーバルコースのため詳しく書くことはできないため、アシストユニットの感覚をまとめてみたい。 ヤマハ・PW-Xのアシスト感を一言で言うと、PWユニットの良さを活かしたハイパワー仕様のスポーツタイプのアシストユニットということだろう。YPJ-RやYPJ-Cに搭載されているPWユニットは、アシストは弱めで滑らかなアシストの味付けを採用しているが、YPJ-XCに採用されているPW-Xユニットは、PWの滑らかなアシストの味付けを採用しつつパワフルなアシストのパワーを採用している。滑らかにアシストがかかり操りやすい特性となっており、低速で走りたい場合もアシストが強めにかかり飛び出るような場面は少ないと思う。高ケイデンス重視のシマノ・STEPS E8080や、ケイデンスとトルクを両立しダッシュ力があるパナソニック・スポーツドライブユニットと比較すると面白みはないが、扱いやすさを求めるのならYPJ-XCではないかと思う。ヤマハの人に話を伺った所、富士見パノラマダウンヒルコースA・Bコースを逆走で完走するほどのパワーがあるとのことだ。 YPJ-XCとミヤタ・リッジランナーを比較する 2018年に御殿場のマウンテンバイクコースで、ヤマハ・YPJ-XCとミヤタ・リッジランナーを比較した。 https://www.cyclorider.com/archives/24764 YPJ-XCの一番の利点がドライブユニット。YPJ-XCに搭載されているヤマハ・PW-Xドライブユニットは、人間の脚力を綺麗に追従しつつ、力強いアシストを実現している所だ。一方、リッジランナーの場合、YPJ-XCよりも太いタイヤと簡単にサドル高を上下調整できるドロッパーシートポストを採用したため、下り坂では安心して下れるだろう。 新たに登場するYPJ-XCの強力なライバル ハイバワードライブユニットを搭載し、E-MTB界で先頭を走っていたYPJ-XC。しかし、2019年モデルでは強力なライバルが立ちはだかるようだ。1つ目はフルサスペンションE-MTBの登場で、より走破性が高いモデルが登場した事。2つ目がダウンチューブ内蔵型バッテリーを装着したE-MTBが登場した事だ。後者に関しては重いバッテリーをできるだけ重心に近づけることに成功したため、従来のE-MTBよりも自然なハンドリングが実現した。2020年モデルのYPJ-XCがどうなるか注目だ。 ヤマハ YPJ-XCのスペック フレーム:アルミフレーム フロントフォーク:ROCKSHOX RECON GOLD 120mmトラベル 重量:21.3kg(Mサイズ) ブレーキ:SHIMANO Tiagra 油圧式ディスクブレーキ ギア(前):36T ギア(後):11-42T 11段変速 フロントホイール:27.5インチ スルーアクスル リアホイール:27.5インチ スルーアクスル タイヤ:MAXXIS 27.5×2.25 ドライブユニット:ヤマハ PW-X(最高出力240W、最大トルク-Nm【海外ページでは80Nm】) アシスト方式:ミッドドライブ バッテリー:36V 13.3Ah 充電時間:約3.5時間 アシストモード:4段階(プラスエコモード/エコモード/スタンダードモード/ハイモード/エクストラパワーモード) 航続距離:(210km/145km/104km/87km/82km) ヤマハ・YPJ-XCがレンタルできるレンタサイクル一覧 日本でYPJ-XCがレンタルできるレンタサイクルをまとめてみた。レンタサイクルはレンタル可能な車種が変わる場合があるため、レンタルを行う際、事前に確認を行ってほしい。 ル・サイク土浦店 https://lecyc.jp/ 場所:茨城県土浦市有明町1-30PLAYatre1階 料金:1日¥3,500 Smile Bike Park(MTBコース内限定) 東京都内にある貴重なMTBコース。コース利用限定でYPJ-XCに乗ることができる。 http://smilebike.tokyo/ 場所:東京都稲城市坂浜734 料金:要確認 PICA WILD BASE Fujisan(コース専用) MTBコース専用でYPJ-XCがレンタル可能。E-MTBでオフロード走行を楽しめる。 https://www.pica-resort.jp/activityfuji/ 場所:静岡県裾野市須山字藤原2428(フジヤマスノーリゾートYeti内) 料金:1日¥3,500 森町体験の里...